■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■at EROPARO
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■ - 暇つぶし2ch500: ◆EqHQZWqzB.
11/12/30 15:44:45.36 a+FTHtQb
 精液がこみ上げてくるのがわかる、放出してしまいたいという気持ちが膨らむ。亀頭までせ
り上がる痛いほどの痺れ……さらに暴発を後押しするように、千里は腰をくねらせ、桃色の壁
を強く押し当ててくる。ぬるりと滑るそれは、二人の激しい動きに合わせて、にちゅ、ちゅ
ぷっと摩擦し、これ以上我慢できないといった気持ちよさを茎槍から背中、そして脳へと直撃
させた。
「ううっ、く……千里、出す、ぞ…………!!」
 背中を駆ける切ない感覚の後、裕輔はゼリーのような精液を若茎の先端から迸らせ、噴き上
がる精液は膣壁にこびりつきながら、胎内へと向かって泳ぎ始める。もちろん若々しい射精は
一度では終わらない。目の前が真っ白に爆ぜるたびに、大量の精液が桃色の粘膜を白く汚して
いった。快感は意識が飛んでしまいそうな強いもので、何度も射精をするたびに、裕輔の身体
を心地よい疲労感が包む。
 
――――――――――――
 裕輔が射精を開始した直後、千里も悦楽の波に飲まれ、そのままいってしまった。子宮口付
近に存在する性感を強く刺激され、何も感じる暇も無く、気をやってしまう。しかし、うっす
らとおぼろげになる意識の中で、兄と結ばれたこと、その兄と一つになって快楽を貪り合えた
ことがもたらす奇妙な満足感を味わっていた。


「はあ、はあ…………っ!」
 最後の一滴まで子宮に向かってマグマを注ぎ込んだ裕輔がその場にゆっくりと倒れこんだ。
裕輔同様に疲労を感じていた千里もその隣に横たわる。短時間で2度も射精したからか、裕輔
のペニスはしぼんで柔らかくなっていた。
 いったばかりなので、呼吸をするだけでも熱く敏感になった肌は気持ちよくなってしまう。
裕輔は落ち着いた様子だったが、対照的に、千里はうねり来る気持ちよさに、身体をもじつか
せる。
「…………ど、どうだった?」
「え、うん……こんなにすごいの、初めてかも……」
 ふにゃふにゃになった陰茎を指でくすぐると、ほんの少しだったがぴくぴくと反応する。た
めしにゆっくりと扱いてみると、徐々に硬さを取り戻し始めた。
「あ…………」
「ねえ、もう一回……する?」
 触れている指から裕輔の気持ちが伝わってきた。もう一回できる、と肉茎は喜び勇んで立ち
上がり、鈴口を千里に突きつけた。
「ああ……立たなくなるまで、させてくれ……」
 それなら、巨根だけではなく、最後の一滴まで搾り出して足腰も立たないようにしてあげた
い……そう思って、千里は裕輔の上にまたがると、位置を調整したうえで腰を落として大量発
射された精液でねとついた花鞘に肉棒をねじ込ませた。
「…………今度は、わたしが上に乗るからね」


501: ◆EqHQZWqzB.
11/12/30 15:45:14.94 a+FTHtQb
以上です。

502:名無しさん@ピンキー
11/12/31 02:14:25.40 AQKdL428
>>501
GJといわざるを得ない

503:リオン
11/12/31 09:29:17.54 J5LdBIFw
まあ乙
でもこれ巨乳小学生でやる意味あんの?
ビッチがアンアン言ってるだけで心理的な葛藤や背徳感が足りない

一応読んだけど出直したほうがいいレヴェル

504:リオン・フィジッツォ ◆JsEnSBSS1Gqa
11/12/31 09:53:37.32 J5LdBIFw
フルネームも出しておかないとな

あと、『ホウシャノウ』作者さんはこれからも面白い作品を投下してください
クオリティも高いですし期待しています

505:名無しさん@ピンキー
11/12/31 10:46:22.02 s8+X94GH
エロに特化して実にすばらしい出来映えだった、GJ
古き良き官能小説を思わせる豊富な語彙の扱いと、練られた濡れ場の流れがいいね
年の最後によいものが読めたことに深く感謝する


506:名無しさん@ピンキー
11/12/31 13:00:41.51 tbch1LKH
GJ、千里、恐ろしい娘

507:名無しさん@ピンキー
11/12/31 20:42:07.12 m+gCRHE0
素晴らしいけどたしかにビッチがよがってるだけ感はあるな
もう少し妹の背景や設定がほしいところ

508:名無しさん@ピンキー
11/12/31 23:35:06.32 wfF8U0Dd
URLリンク(www.ric.hi-ho.ne.jp)
この漫画、このスレにちょうど良いのでは

509:名無しさん@ピンキー
12/01/01 02:48:50.18 XfsIFNfz
あけましておめでとうございます。
スレの平和と発展を心より願って、昨年投下作すべてにGJ!!

510:名無しさん@ピンキー
12/01/01 05:16:45.63 156hDFVG
>>501
描写の力の入れっぷりが凄かったGJ
ただ個人的に思ったのは三人称とはいえ視点が千里側でも
官能小説レベルの描写なのはやりすぎかも

511:名無しさん@ピンキー
12/01/01 09:57:21.72 8DpfDM7h
>>510
会話文と心情描写の文以外、主観の入らない地の文については童貞だろうが処女だろうが描写はしっかりとすべき

512:名無しさん@ピンキー
12/01/01 14:25:48.46 dJoqsIzN
>>508
余裕で購入しました

513:名無しさん@ピンキー
12/01/07 13:46:17.47 mBMDtvAE
>>501
遅ればせながらGJ
こういうエロいのが読みたかった

エロは正義

514:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:32:31.04 q1vS/2Kp
皆様お久し振りになりますが、名無しさんXです。
本当に本当に新作が出なくて申し訳ありません。色々と様が入り書く時間がとれません
それに作品につなげるリビドーが不足している事もあり、色々とパワーダウンしていると思います。

さてそんな調子ですが、前後篇になってしまって申し訳ないです。
属性としては和姦。暴走ボート様から勇気嬢と橡浦少年をお借りしまして
SDS様からは嶋野理沙嬢を今回名前だけお借りしました。

それでは次より投下致します。

515:勇気ちゃん 大阪へ行く ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:34:50.74 q1vS/2Kp
勇気ちゃん 大阪へ行く

夏休みまっただ中!あたしは一人…違うな。大事な人と一緒に旅をしていた
旅って言っても一泊二日の簡単なものだけど、わくわくするっ!あの人ともう一回…そして❤

「ゆきぃ……まだかよぉぉぉ…はぁ…つかれたぁぁ」
あたしのそばにいてくれる人…橡浦隼人ことチュウ!!夏休みは広陵の練習も基本的にオフな為あたし達は大阪に行く事になった。

と言うより前々からあたしが大阪に行く事は決まっていて、勿論事前に土生さんや中井監督達にも伝えてあるおかげでこうやってチュウと旅に行けるのだが
流石にこの山道だと広陵NO.1の俊足であり、練習でも日ごろ鍛えているチュウでさえきつく感じるのだろう

「だいじょぶだいじょぶ❤もうちょっとで道場につくから」

そう。あたしはついこの間まで空手をやっていて、手前味噌ながらあたしとまともに戦える人がいなくなり、土生さんに一目ぼれした事もあって野球を始めたのだが。
最後まであたしが勝てなかった人…その人ともう一度試合をする約束を以前に取り付けており、ケジメとして彼女と再びまみえる為。こうしておじさんと彼女が待っている道場へと向かっていたのだ。

「見えてきたよぉチュウ!もうちょっとガンバッ!!」
あたしも少しだけ疲れていたのだが、それ以上に彼女と相まみえる事の期待からかアドレナリンが沢山出ているようで、駆け足のまま宙を引きづる勢いでダッシュするのだった。

「ユキぃ…あっ胸当たってる……」
チュウが少しぼそぼそ言っているが、そんなチュウにあたしは顔を見て
「当ててるのっ❤」と囁いてより密着させる

あたしは出来る限り服とか着ない主義で、とーぜん下着とかも邪魔っけで付けてない。
だからあたしが汗をかいた事で薄らおっぱいが透けているし、実際感触も追加されてドキドキしているはずだ…現に歩くスピードが落ちている事からも一目瞭然。

であたし達は道場前へとたどり着いた。一年前に来た時と変わらない。
田舎の方とはいえかなりしっかりした作りだ

516:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:36:41.96 q1vS/2Kp
あたしはためらいなく道場の中に入って
「こんにちは!!ただいま瑞原勇気きました!!今日は島野理沙さんとお手合わせに来ましたっ!!」
大声のまま空手界で郡大会連続一位と言う輝かしい記録を持つ、二年年上の島野理沙さん
通称“猿飛理沙”と戦うために構えを取る
が…おじさんが飛んできてあたしに思いもよらぬ事を言いだす。
「おおこんにちは勇気ちゃん。おじはん・おばはんは元気かい?
…わざわざこないな所まで来てくれるとはおじはんも嬉しいよ……やけど間が悪くてなぁ
ワシのバカ娘は家出しちまった上。空手辞めてもうたんだわ」

…なんでも詳しい話を聞くとつい先日理沙さんとおじさんは大喧嘩をして家を飛び出してしまったようだ。
とりあえず理沙さんの幼馴染の所に行ったという話らしいが…なんとあたし達の住んでいる付近の様だった。

「勇気ちゃん勘弁な。理沙には帰ったら理沙には、勇気ちゃんが来た事と
お前から勇気ちゃんに謝ってこいっていっとくから」
さて困った。理沙さんがいないんじゃこの血の滾りは……そんな私とおじさんの会話に気になったのか道場から一人の女の人が現れる

理沙さんでは無い。だけどあたしは見覚えがあった、あたしの近くにいるチュウも同じだった。その人は

「お~奇遇やなぁ御二人さん。瑞原勇気と橡浦隼人でいいんかいな?」
あたし達に対して、気さくに話しかけてくれる。

近くにいたおじさんも少し弱り顔のまま
「虎ちゃんも簡便な。久々に理沙の拳舞をみてもらおうとおもっとったんじゃが…」
その女の子…そう。夏休みに会った事のある女の子は大河虎さん

あたしたち広陵が以前巨神戦前日に。練習試合として戦ったソフトボールリトル“リリアム”を去年下した新星ソフトボールリトル“タイガーソウル”キャプテンの大河虎さんその人だった。

517:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:39:49.58 q1vS/2Kp
「ええ大河さん。貴女はなんで?理沙さんと友達…なんですか??」
多分理沙さんと何かしら交友があるからこうしてきているのだろうけどあたしの方から尋ねてみる、そうすると

「お~理沙とは以前野試合やって負けた事があってな❤だけど馬が合ってたびたび理沙の拳舞とか組み手に付き合う事があるんじゃ」
なんと大河さんが言うには、ソフトボールを始める前得意のムエタイで道場破りを繰り返していたらしいのだが、理沙さんに敗れ、その後交友がはじまったと言う話だった

「ふーん。何だかすげぇ話だな~ユキにもアンタにも勝つ理沙さんって一体…」
チュウはさすがに格闘とかあまり興味がないのか、ただ驚くばかりだが、なんだろう…
体が熱いな…理沙さんに敗れた者同士か……少なくても今日は理沙さんとは会えないな……

あたしが何を考えているか大河さんも察したのか、先ほどの温和な空気が薄れ、飢えた虎の様な殺気が周囲に漂い始めてきた
結構熱いはずの空気さえ凍える様な殺意…だけど……

「…やりましょうか大河さん」
あたしは試したい。これほどの殺意を持つ相手にあたしの空手がどこまで通じるか
大河さんもあたしの気持ちを組んでくれたのか
「せやな。始めるか勇気!」
勢いよくキャミソールやパンツを脱ぎ、薄手のスポーツブラとアスリートらしい無駄のない紐パンティだけの姿になる

あたしも負けてられず、スカートに薄手のTシャツを脱いで白パン姿となる

ここであたしは改めて大河さんの肢体を見てみる
凄い…なんて無駄のない筋肉……特に足は以前ムエタイをやっていただけあり、鋭く克切れ味がよさそうだ。しかも全身ムエタイなりソフトボールなりで付いた傷も確認できる。
だけど決して体育会系だけかと言われたらそれだけでもなく、均整のとれた肢体に上向きに育った大きなおっぱい、しまった胴回り、そしてきゅっとしたお尻

そんな観察を大河さんもしていたのか
「ほぉ~いい体しとるのぉ」無駄なく一言つぶやく

あたしの体。空手は辞めたけど暇なときは野球の練習がてら空手の型なりは休んだ事がない。
その甲斐あってか夏に入って傷は増えたけど、その分無駄のない体に仕上がったと思う
勿論チュウが喜ぶようにおっぱいのサイズが大きくなってきたのは…あたしとチュウだけの秘密❤

ただ大河さんから少し忠告とばかりに
「ただ勇気。お前ブラ位した方がええで!胸直にしてたら形崩れてしまうがな」
とのお言葉をいただくがあたしは構えながら

「まだまだ若いから平気です!それよりも組み手やりましょう!!」そういいながら大河さんと相対し
そしてあたしたちは下着姿のまま野試合を始めて……

「ふう~」
10分ほどだろうかお互い全力で拳や蹴りを撃ち合い、久し振りに動けない位に消耗した
隣にはあたしと同じ様に寝ころんだ大河さんの姿がある
「やるやないか勇気。ここまでワシと戦えたのは理沙以来じゃ」
大河さんはふとあたしと目が合い、そういってくれた

あたしとしても理沙さんと同等位の相手と久々に戦え、とても楽しかった。
格好は下着の紐とかお互い千切れ飛び、あたしの場合はパンティが半分破けてあそこがもろだし状態
大河さんは、ブラジャーが半壊してしまい片乳が見えている状態だった。

あたしたちは特に半裸。場合によっては人前でも全裸で気にならない人種なのかお互いただ微笑むだけだったが…
チュウとおじさんが赤面し…あたし達から視線を外しているのがちょっと恥ずかしかった❤

518:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:41:32.00 q1vS/2Kp
それから落ち着いた所で服を着ている所で大河さんから
「そういや今日は理沙のとこで泊るつもりやったんか?」
との質問を受け、あたしはそのまま頷く

元々そのつもりでおじさんも来てくれたのだったのだ、だけど大河さんは話を続け
「せっかくやから明日理沙に会いに行こうかお二人はん?ワシが今日ホテルとか用意してやるし…それから勇気の事気にいったから少しワシに付き合って欲しいんだわ。勿論橡浦お前はんも一緒になぁ」
なんと明日理沙さんがいる所まで送ってくれる話となり、同時に暫く同行してくれと問われた

それにしても…付き合ってくれって…
観光旅行?それともなんか当てでもあるのかな??

そう考えていたら更に大河さんから
「勇気。お前はピッチャーもやっとるって言ってたっけな?」
あたしが控えピッチャーとしても登録されていると言う事を覚えていてくれた様で、そんな事を言ってきた
あたしとしてもまだ理奈さんの後塵にいるとはいえ、何時か理奈さんと同じ様な土俵に立ちたいとも考え
チュウどころか土生さんらからも嫌がられたが、大泉さんからもある程度教えを請うた事もあった。

なのであたしは「何時かあたしも光陵のエースになる事が夢です」とはっきり答えた
大河さんもその言葉を聞いて「だったら勇気…お前見込みはあるわ…きりがいい事にワシらのチームの監督が投球の天才だからのぉ…勇気さえよければ……」

大河さんが話していたが、チュウは「ちょっとすまん」とばかりに大河さんからあたしを離して
「大河の言っている…監督って……あの人だろ勇気……大丈夫か?変に中井監督に突っかかってきた……断った方が……」
怪訝そうな顔をするもあたしの答えは決まっていた。だからチュウに優しく「ごめんねっ」てどかして大河さんにはっきりと

「春日監督がいいって言うんだったらあたしは投球のノウハウを知りたいです!」答えた
残念な事に今のあたしは理奈さん程の速球も、大泉さん並みの変化球程のレベルにはたっして無い
だから恥を忍んででもあたしは自分より凄い人がいるんだったら教えを乞う

そんなあたしの心情を飲んでかチュウはもう何も言わなかった。

あたし達の雰囲気を察した大河さんは「ほな。いこうか」と言葉をかけて、近くに止めてあったヘリであっという間にタイガーソウル練習所へと向かう
その途中大河さんは色々と電話とか掛けて事情を説明していた…そして到着したのだが、大河さんはチュウに…

「わりぃな~橡浦。わしはいいとは思うんじゃが春日はんは規則とか結構厳しくてのぉ
男は入れないから…ヘリで待っててくれんかのぉ」
男子・男性禁制との決まりごとがある為チュウが入れない事をわびるのだった。

チュウも変なハウスルールはリリアムみたいだなと呆れながらも快く応じ、あたしは大河さんとともに練習所へと入る
…なるほど。大河さんらもスポンサーについているのか、リリアムに負けないほどの設備
そして練習を受けている子達も新星だけあって勢いも半端じゃなく、打ちこみ具合とかも相当なものだった。

519:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:44:41.80 q1vS/2Kp
そんな様子にあたしは感心しながらも、まずは大河さんの旦那さんと言うと語弊があるかな~
理奈さん並みの直球を武器とするタイガーソウルーのエース九条さんがあたし達の目の前へと来る。

あれ??あたしはつい首をかしげてしまう、九条さんってもっとおっぱい大きかったような…
以前の水着姿を見る限り理奈さんや石引さん以上の爆乳だと言うのは忘れられなかったのだが…今はぺったんこだ

でも相変わらずの小学生離れした長身で山下さんを少し思わせた

そんなあたしに九条さんは優しく微笑みながら
「可愛いお客様どすなぁ~ようこそわてらの練習所へ」言葉をかけてくれる
その後は九条さんと大河さんの二人で施設などの説明をしてくれて、ついに再びあたしは春日監督と会う事となる

「こんにちは春日監督っ!!」
…相変わらず女の子のあたしから見ても綺麗な人と言わざる負えないが、小倉監督の様に迂闊に内面に入れない厳しさを感じる。
まるで北国の太陽の様な輝きと冷たさを併せ持つような…

だけどあたしのあいさつに春日監督は微かに微笑み
「ようこそタイガーソウルへ。大河から連絡を受けて招く事になったけど……瑞原選手どうかしら貴女から見て私のチームは?」
あたしから見てのチームの印象を聞いてきたので、あたしは率直に

「凄いですね。以前見たリリアム並みの設備に皆さん士気もとても高くて…いいチームだと思います!」思ったままを話した。

それを聞いた春日監督は軽く目をつぶった後あたしを見つめ
「…瑞原選手。貴女私達の所で技術を磨くつもりはないかしら?」
との突然の引き抜きとも取れる言葉をかけてきた。

勿論あたしは二つ返事で「それはできません」と答えた。
あたしが強くなりたいのは光陵の為。そしてチュウの為だもの、流石にチームを辞めてしまったら元も子もない。

春日監督は黙ってあたしの言葉を聞いた後。
「そう。気が変わったらいつでも連絡をかけてくれば対応させて貰うわ
それと…折角大河からの推薦だし、私でよければ投球少し教えてあげるけど」少しだけ柔らかな表情でコーチを付けてくれると言いだしてきたので、あたしは…

「ハイ!宜しくお願いします春日監督!!」今度こそ二つ返事で春日監督に教えを乞う事にした

それからの時間は、大河さんや九条さん、そして何時ぞや会った鈴木さんに他のチームメイトと練習をし、充実した時間を過ごした。

特に流石に大河さんも言っていた通り、春日監督は春日監督曰く“初歩的な技術”と言う事だが、変化球から直球についての的確なコツなどを教えてもらい
短い時間ながらあたしのLVアップに大きく役立ったと実感できるほどだった。

520:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:46:41.57 q1vS/2Kp
その後。あたし達は大河さんらとシャワーを浴びる事となったが
「んっ…またきつく…なってしまいましたなぁ……」
なんか苦しそうに萌葱さんが、服を脱いでいると…なんと胸元がサラシでぎゅうぎゅうに潰されていた。

あたしはなんとなく萌葱さんを見かねて「大丈夫ですか?」と声をかけるも、苦笑いで萌葱さんはこの曝しの説明を始める。

何でも萌葱さんが言うには余りに胸が大きくてブラジャーが入らない事もあるが、呉服屋家業をしている事もあり、下着がわりに使えるサラシを付けていると言う話だ
そしてサラシをほどくと…ぶるんっ!!と音が聞こえそうなほどの爆乳が現れた

理奈さんよりも一回りほど大きな胸。理奈さんの胸は100cm以上だって理奈さん言ってたけど萌葱さんは……
余りの胸の大きさに圧倒されてしまっていたが、そんなあたしの横で鈴木さんは啜り涙を浮かべながら「ううう…」と項垂れるばかりだ……

無理もない鈴木さんの胸はあたしから…
いやタイガーソウル全てから見てもまっ平らでお尻や可愛い顔にあそこを見なければ男の子だって言っても通用してしまうからだ。
何でもできる鈴木さんもこればっかりはもうどうしようもないらしい

そんな鈴木さんにそっと女の子が肩を置いて「鈴木さんも成長したら姐はんのようになりますから」と慰めたが…その女の子はあたしよりも体躯自体は少し小さめながら
胸はあたしより少し大きめな形をしていて…なんとなく顔も萌葱さんに似ていたので、たぶん萌葱さんの妹なのだろうなと思ったが、鈴木さんは余計涙ぐみながらその子に対し

「ううううう…ありがと……でも説得力零だよ楓ちゃん……」案の定がっかりしたのは言うまでも無い。

そんなめそめそしている鈴木さんを尻目に、大河さんはこっそりあたしに
「あ~あ。本当に萌葱の姉妹の胸はワシから見ても凄いわい。四女の楓にしても」
と詳しい説明をしてくれる、四女の楓ちゃんはまだ補欠だが萌葱さんが抜けた時にピッチャーとして活躍できるよう春日監督から萌葱さんから直々に鍛練を受ける事もあると言う話だ。
そして萌葱さんには二人姉がいて、その二人は萌葱さん以上の爆乳だと言う話だった。
とまあシャワーを入りながらそんな話を終え、汗を洗い流し

そうしてあたしはタイガーソウルの練習で大収穫をえて、意気揚々とチュウが待つヘリの中に入って色々と話をした。

…シャワーの件や九条姉妹の事でやたらと食いついてきたのは困ったものの、概ねチュウはあたしの言う事、体験したことなどを真剣に聞いてくれた
ただ…引き抜きまがいの事に関しては、以前巨神から大幅な引き抜きを食らった事もあってか少し憤慨していたが…

521:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:48:50.98 q1vS/2Kp
そんな話をしている中。もう夕焼けが浮く時間になっていたので、大河さんが見繕ってくれたホテル。
しかもありがたい事にダブルの部屋を取ってくれて、あたしとチュウは大河さんに感謝した後。あたし達三人は意気揚々とその部屋へと向かった。

「うぁ~広い部屋だな~」
「本当だね~」
あたし達は本当に今まで泊った事のない豪華な部屋に圧倒されていた。

そんなあたし達の様子に大河さんは安心しながらも済まなそうに
「まあワシの都合もあるさかいにな、これくらいのことはさせてもらうわ……それからワシ
ちょっとオヤジたちに呼ばれてもう帰らなきゃあかんのや。明日の朝方には迎えに来るからよろしゅうに」
家に戻らないといけない様だ、色々と忙しいのだろう

そんな大河さんにあたし達は
「本当にありがとう大河さん!!」
「すまねえな。土生のあんちゃんや中井監督にラリナ姉さんとかに世話になった事絶対に伝えておくから」
斯く斯くお礼を言い、大河さんも後ろ手を振ってあたし達に答え、去って行った。

…これからどうしよう。お腹は…そこそこ……けど食事にはまだ早いかな…お風呂は……ってあたし一応シャワー入ったばっかだけどチュウは…
色々と思案していたが、チュウは部屋の鍵を急いで閉めた後あたしを後ろから抱きついて
「いい?ユキ??」と熱い吐息を洩らして聞いてきた。

そっか……昼からあたしと大河さんの半裸を見ちゃったり、タイガーソウルの面々の裸体とか想像しちゃって我慢できなくなっちゃったんだね
あたしのお尻に硬くて熱いものが当たっている自体。今まで抑えてくれてたんだ……だからあたしは一言後ろ向きのまま

「いいよ。チュウの好きにして」答えたと同時にチュウはあたしの胸に手を置いてむにゅっと触り始める

「わりぃな…お前と大河の裸……見ちゃいけないって思ったけど……見えちゃって…
それに……萌葱達のおっぱいもたゆんたゆんって思いだしちゃって……抑え…られそうにねえや…大…丈夫だよね……」
大丈夫?そっか…生理の事心配しているんだねチュウ……言葉で語るのも野暮だったし恥ずかしいから、ソットあたしはチュウの指を私のHな場所に滑り込ませて

「うん…大丈夫だから」って教えてあげる。
まだ生理はないから赤ちゃんを孕んじゃうことはない。けど一回だけチュウはチュウのご両親が重度の昏睡状態のショックから、あたしもチュウも心が痛いだけのSEXをしてしまった事があり
望まない妊娠はしないようにと、そういう事をする時は絶対にチュウ。あたしにそういうことを聞くんだ。

それと…あたしもどんどんHな娘になっているって自覚があって……チュウの吐息が首に当たるだけでも…感じちゃって…あそこがもう濡れてきちゃって……乳首も少しずつ硬くなってくるの……

522:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:52:59.40 q1vS/2Kp
そんなあたしの変化と了承の意思有りと分かったチュウは、あたしをベットに押し倒して服を脱がせにかかる。
服って言っても夏の盛りか薄手の服の上に半分破れたパンツだけなのだけどね

でも…パンツの股下があたしのあそこの形をしっかりと蜜が濡らしちゃってて……

そんなあたしの様子にチュウは顔真っ赤にして
「なんか…俺……凄い状態で滅茶苦茶ドキドキしてる……じゃあいきなりだけど…俺も……」
どぎまぎしながらもチュウも服を脱いで、あたしと同じ様に下着姿になったけど
ブリーフが隠せないほど盛り上がっちゃってるのが丸分かりで、あたしの子宮がどくんっ!て感じちゃった……
あんな大きな硬くてあついチュウのおちんちんがあたしのお腹ん中にまた入るんだっておもうと…あぁぁ……

でも服は二人一緒で脱ぎたかったので、あたしは様を成さないパンツを取り、シャツ一枚をチュウの手に付け、あたしの方はチュウのブリーフに手を取って

「それじゃ一緒に服ぬごっかチュウ」そういいながら、二人仲良く服を脱がせて文字通りに一糸まとわぬ姿になっちゃった。

あたしとチュウの体格はそんなに変わらない為、チュウのおちんちんがとっくに準備万端なあたしのおまんこに触れて
おチンチンとおまんこが優しいキスをしている様に触れ合っていたが、チュウの方が先手とばかりにあたしにキス…
しかも舌を絡めてくれるキスをしながら一気にあたしのおまんこを貫いたの❤

「んにゃぁぁぁ❤」あたしは口が塞がっていた状態で喘ぎを洩らしながら、息するのを忘れる様にチュウの舌をあたしの舌と絡めながら、チュウのおちんちんをあたしのおまんこで優しく抱き抱えちゃうの❤❤

「んぁぁ!!ゆきぃぃ❤今日の締め付けぇぇ❤何時もより凄くて…おれぇ…俺…出るぅ!!でちまうよぉぉぉ!!」
あたしも肉たたきの要領じゃないけど、大河さんとのバトル、タイガーソウルとの合同練習でアドレナリンが何時もより出ているのか…普段よりも性欲が増して、あそこの締め付けが増して肉の熱さが普段の比じゃないの❤

「はぁふううぅぅぅんん!!!あたしも…あたしももうイキそう…イッちゃいそう!!!出して!チュウの熱いおちんちんザーメン!!!!」

しかも据え膳を待ってたチュウの体型とは真逆な、長くて太いおちんちんがあたしのおまんこに深く刺さる度におっぱいを揺らしながら、こなれたおまんこ肉がぎゅうぎゅう悦び…あたしも…あたしもおぉぉぉ!!!

「「イクウゥゥゥ!!!!!」」
二人一緒に繋がりながら、チュウはお腹ん中いっぱいにしてくれそうな勢いで沢山射精してくれた❤❤

523:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 20:56:07.56 q1vS/2Kp
その後あたし達は体育会系の強みと若さからの回復力ですぐ二回戦・三回戦へと入り
あたしはチュウにフェラしながら、チュウはあたしのチュウのザーメンまみれのおまんこを舐めてもらった…しかもチュウはあたしのクリトリスも丹念にほぐしてくれて
激しくイキまくり、チュウもまた壊れた蛇口って言うと変だけどのうこうなざーめんをあたしの口ん中沢山出してシュークリームならぬチュウクリームがあたしのみらいを喜ばせてくれた

三回戦目はあたしのアナルまでチュウは開発しようと、丹念に舌でなめて(勿論あらかじめ消毒液で消毒したよ!!汚くなんかないから!!)くれて、
あたしも同じ様にチュウのアナルも開発(勿論チュウのお尻の穴も汚くなんかないんだからねっ!!!)お互いローションで痛くない様にしてから互いの指を入れて、新しい快楽を覚えていって……

その後はずっと体位を変えながらチュウのおちんちんの弾が切れるまでひたすらSEXしまくって楽しかった!

でもさすがに終わった時はあたしもチュウもクタクタで、二人仲良くベットの中で抱き合いながらピロートークで締めだったな。

あたし達が話した事は、光陵がNO1になる為の目標や抱負
土生さんと理奈さんが今どれくらい進展(雰囲気であたし達も親しいのは分かってるからね)
他学校生活の事とかずっと話していたな…そんな話の終わりにチュウはあたしを硬く抱きしめ

「ユキ!本当に…本当に俺…お前を選んでよかった!お前の恋人に…なれたこと本当に!!」
涙ながらにあたしの事が本当に好きで好きでたまらないという感じで、あたしを抱きしめてくれた。
あたしもチュウに「あたしも…そんなチュウだから……好きになったんだよ」返礼と言う意味でそういい返し、硬く抱きしめたのだが……

あたしのお腹とチュウのお腹は同時に悲鳴を上げ、とっくに夜遅くになっていた事を知る
あたしはチュウの顔を見ながら「食事できるかな??」と首をかしげ
チュウもまた弱り顔で「わかんね…しかたね~からコンビニでラーメンでも買って部屋で一緒に食おうか」といい、いそいそとあたし達は着替えて、空腹のお腹の機嫌を直すためのラーメンを買いに行くのだった。

眩しかった日のこと…そんな夏の日のこと… 続く

524:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 21:06:15.14 q1vS/2Kp
投下終了です。
後はご連絡のほどお許しを

>>265
◆REMNL/JIG6様。ご返事大変遅れて申し訳ありません。
色々と取り入れて頂けるというお言葉だけで私は生きていけます

ホウシャノウ作者様へ
重い話ですね…ですが歪ながら純粋ともいえる三角関係の進展とか興味は尽きません
これからもご自分のペースで投稿して頂ければ嬉しいです。

◆EqHQZWqzB. 様へ
いいですね。背徳に背徳を重ねる妹
拙作で全然書き上がらない『アゲハの夢』もここまでいけるか分かりませんが、アゲハと理央の絡みを掛ければなと思います

後は本当に次しゃれ抜きでいつ書き上がるか分かりませんが、最近リビドーを激しく刺激された作品があり
その作者様に許しを頂けたら、遣りたい事がありますので期待しないでお待ち下さい。
では長々と申し訳ありませんが失礼致します。

525:名無しさんX ◆LG2vskbOjGMm
12/01/08 21:25:17.95 q1vS/2Kp
【ミニ設定資料集を忘れていました。これで本当に落ちです】

設定人物集

九条 楓 9歳 身長136cm B82 W47 H81
次期タイガーソウルピッチャー候補。姉に似て直球派ながらまだまだ発展途上の為補欠組として鍛練中。
因みに一ケタ台の年齢ながら、胸も発展途上で張りつやのある乳房はぐんぐんと成長途上であるのは言うまでも無い。


526:名無しさん@ピンキー
12/01/08 23:41:14.23 FEd2AnzW
9歳の語彙にピロートークはないだろと思いつつ再臨GJ!!

527:名無しさん@ピンキー
12/01/09 21:38:03.73 xSov3s8e
投下乙!!
最近投下多くて嬉しい限り

528:名無しさん@ピンキー
12/01/14 15:18:32.62 ntF1+/e0
GJ!

529:名無しさん@ピンキー
12/01/15 16:28:24.24 EAd60YLL
お疲れ様です!
アゲハの夢の続きも期待しております!!!

530:名無しさん@ピンキー
12/02/05 23:11:05.86 BB9XdMME
保守っとく

531:名無しさん@ピンキー
12/02/11 21:40:30.29 OWykHtY6
復活!

532:名無しさん@ピンキー
12/02/17 13:13:30.70 FPbiQzv9
保管庫更新、いつもご苦労様です。

533:ブレーンバスター
12/02/18 01:07:44.26 Ft61K7zo
「はーい。休憩終わり。入っていいぞー」
笛を鳴らして号令をかけると、プールサイドに寝そべっていた、
子供達が一斉に立ち上がりはじめた。
ぎらぎらと照り付ける太陽の光を反射する青い水の中に、
真っ黒に日焼けした子供達が一斉に飛び込んだ。
プールのあちこちで涼しげな水しぶきのはじける音
が響き、
子供達は歓声を上げながら水と戯れはじめた。

高校二年の夏休み、俺は母校である小学校の
プール監視員のアルバイトをしていた。
現在小学校5年生の妹がの通う母校でPTA会長を務めている母親から、
すすめられたのだ。
特に夏休みの予定もなかったし、小遣いの欲しかった俺は、
二つ返事で引き受けた。
真夏にほぼ毎日屋外の仕事というのは、
身体に堪えるものがあったが、入りたいときにプールに入れたので
なんとか乗り切ることができた。
今日も30度を超える特別に暑い日であり、
じっとしていても、胸板の上を汗が滑り落ちていった。

「あっちいな……なあ、俺プールに入ってきていい?」
金属の骨組みに赤いビニールが張られた
日よけのために張られた屋根の下で、俺はベンチに座りながら、
漫画本を読んでいる吉岡に尋ねた。
「ああ。いいよ」
吉岡は漫画本から目を話さず、面倒臭そうに
手をぶらぶらさせて俺に合図を送った。
ビーチサンダル越しにも焼けているのがわかるプールサイドの路石を、
踏み付けながら俺は更衣室へと向かった。

吉岡は小学校からの友人で、俺と同じこの小学校の卒業生だ。

クラスは違うが今も同じ高校に通っている。
母親から監視員は二人必要だと言われた俺は吉岡を誘った。
友人の中で一番暇そうだったからだ。
奴はもまた当然の如く予定がなかったらしく、
俺と二人で監視員のアルバイトをすることが決まったのだ。
監視員といっても、それほど大した業務内容ではなかった。
1時間ごとに子供達をプールから出して休憩させる……
本当にそれだけといっても、過言ではなかった。
色々と細かい雑事はあるのだが、
消毒のための浄化槽やプールの水質管理などは、
学校の先生がやってくれたし、
俺達がやることと言えば、昼休憩の時間と
夕方、プールを閉鎖する時間になったとき、
子供達をプールから追い出すことくらいだった。
そのため、俺と吉岡は常時暇を持て余すこととなり、
お互いに漫画本を持ち寄って、暇を潰すのが日課となっていた。

534:ブレーンバスター
12/02/18 01:08:54.64 Ft61K7zo
この小学校には二つのプールが縦に平行するように敷設されていた。
小プールと大プールだ。
大プールは水深1メートルほどで縦25メートル。
横幅は10メートルほどで、8コースに区切ることができる大きさだ。
それに対して小プールは10メートル四方の小さなもので、
水深は30~40センチメートルくらいと浅く、
主に低学年の子供達が使うものだった。
大プールと小プールの間には2メートルほどの間があり、
その間の端のフェンス沿いに、俺達監視員の待機するベンチがあった。
二つのプールのちょうど間にあるため、
座りながら両方のプールを見渡すことができた。

更衣室で水着に着替え終わった俺は、小プールに入ることにした
……本当は大プールに入りたいのだが、大プールに入ると色々面倒臭いのだ。
小プールは高校生の俺には自由に泳ぎ回ることは
できない深さだったが、
水深が浅いため、今日のような暑い日は
陽光に温められて心地好いぬくさであり、腰を下ろせば
ちょっとしたジャグジー気分を味わわせてくれた。

低学年の子供達は、プールの中で鬼ごっこや、
どちらが長く水の中に潜っていられるかの競争をしたり、
また単に水をかけあったりと、真夏のひとときを、
各々に楽しんでいた。
子供達の熱気に当てられたように、
あちこちで弾け飛ぶ水しぶきが陽光に照らされて、
きらきらと輝いていた。

子供達のはしゃぎ回る声を聞きながら、
俺はプールの内壁にもたれて腰を沈めていた。
すると、俺と反対側の内壁に背中をつけて
水中に身体を沈めていた
少女が、胸の前でビート板を両手で抱きしめるようにしながら、
立ち上がってこちらに近づいてきた。
最初その少女は、身体を完全に沈めて首から上だけをだしていたので、
わからなかったが、
近づいてくる少女は、回りの子供達よりも遥かに背が高く、
体格も良かった。
メッシュの帽子を被っていたからわからなかったが、
彼女は妹の同級生の杉山ミノリだった。
ミノリはニコニコしながら手を振って俺の元に駆け寄ってくると、俺の前で立ち止まり、
ビート板を胸の前からよけて、小脇に抱えた。
瞬間、圧迫から解放されたミノリの胸が、大きく波打つように揺れた。

535:ブレーンバスター
12/02/18 01:10:59.94 Ft61K7zo
……下から見上げると突き出た胸が、ミノリの口元を隠すように飛び出しており
いかにミノリの胸が大きいのかよくわかる。
紺色の布地は、ぴったりとミノリに胸に張り付き、柔らかな曲線を描いていた。
柔らかいメロンパンを無理矢理スクール水着の中に押し込んでいるーーー
そんな印象だった。
紺色の水着に包まれた、なだらかなラインの中央には、
小さな突起がちょこんと浮き出ていた。
無理矢理小さな水着の中に押し込められた乳房は、
胴体から脇にはみ出すように膨らんでおり、
水着の中に収まりきらない乳房が肩紐のところで、
ぷっくりとした丸い膨みを作っていた。
「アイスおごってよ」

ミノリは俺の横に来るとビート版をプールサイドに置いて、後頭部だけを
プールの内壁につけるようにして身体を斜めに寝かせた。
首から下をすべて水の中に沈めて、顔だけをこちらにむけて喋り始めた。
ミノリは妹の友達だった。しばしば家に遊びに来るのだが、最初はおとなしい子だと思った。
しかし、段々接するにつれて、徐々に子供らしい、わがままさを見せはじめた。
だが、こいつにアイスをおごれば他の子供にもアイスをおごらねばならなくなる。
「ねえ!アイス!」
「アイスが食いたきゃなあ」
白い歯を見せながら、
ミノリは無邪気に微笑えんだ。
ゆらゆらと波打つ水面の下、褐色の肌と水着の間には、
日焼けしていない白い素肌のラインが引かれていた。
肩紐部分や胸元に見える白い肌。
特に腋の下でぷっくりとはみ出した乳房では、白い素肌が大きく露出しており
ーー無理矢理水着に押し込んだ乳房が、動き回るうちにはみ出してしまうためだろう
ーー
柔らかな白い餅のように見えた。
太ももから股にかけても同様で、
股に水着が食い込んでいるためか、より太く、青白い素肌のラインが露出していた。
太ももをぐるりと回る白線は水着のシワと共に、
股間の中央へと吸い込まれていた。
そのラインは、水着に隠された白い裸体を嫌でも想像させた。
水着の形に切り抜かれた白い柔肌に覆われた胴体から、
すらりと日焼けした手足を伸ばすミノリを俺は想像した。



536:ブレーンバスター
12/02/18 01:12:00.55 Ft61K7zo
「アイスが食いたきゃ?」
呆然としていた俺は、ミノリの声で我に帰った。
「アイスがくいたきゃあ、なにぃ?」
沈黙する俺から答えをせがむように、
ミノリが追問した。
「……アイスが、くいたきゃな……大プールで泳いでみせろ」
俺が馬鹿にするように言うと、ミノリは
「ええええっ!」
っと呻くような声をだしながら、
眉間にシワを寄せて不満げな顔を作って見せた。

5年生の彼女が小プールにいる理由……それはどうやら彼女がカナヅチらしいからだ。
いつも妹と一緒にプールにやってくるミノリだが、
彼女は大プールでは泳ぎたがらなかった。
最初は妹達と大プールに入るのだが、すぐにこそこそと一人だけあがって、
小プールに移動してしまうのだーービート板を抱えながら。
プールに入るときはいつも大事そうにビート板を、
胸に抱えてプールに入っていた。
「やだよーっ」
ミノリは、眉間にシワを寄せて露骨に嫌そうな顔をした。
「じゃあ、あきらめろ」
「いいじゃん、いいじゃん、アイスくらい」
ミノリはしつこく食い下がった。
アイスごときに必死な顔を作るミノリの顔が面白くなった俺は、
からかうように続けた。
「ミノリくん……小5にもなって泳げないなんて
恥ずかしくないのかい?」
「泳げるよ!」
「嘘つけ、万年ビート板女」
ムキになったミノリの顔を楽しみながら笑っていると、
唐突に誰かが俺の腕を掴んで引っ張り上げた。
顔を上げると、そこには坊主頭のヒロシが立っていた。
「兄ちゃん。こっち来てよ」
ヒロシは力一杯俺の腕を引っ張り始めた。
……俺が大プールに行きたくない理由はこれだった。
別にヒロシが嫌いなわけではない。
ヒロシ自身は無邪気な活発な少年で、
いつも「兄ちゃん!」と元気に話しかけてくる少年だった。
ーー俺が大プールに行きたくないのは、他に理由があった。

「はやく、はやくう」
ヒロシは急かすように両手で力一杯俺の腕を引っ張った。
正直行きたくなかったが、しつこくせがむヒロシに根負けした俺は、
渋々立ち上がった。
「わあったよ。わかったから」
ヒロシに腕を引っ張られながら俺は小プールを出て、
大プールへと向かおうとすると、
ミノリが俺は名残惜しそうに呼び止めた。
「アイスはぁ?」
「はぁ……いっちょ前に泳げるようになってから言え。またな」
「アイス!」
ミノリの叫ぶ声を尻目に、ヒロシに引っ張られた俺は、渋々ながら大プールに向かった。

537:ブレーンバスター
12/02/18 01:13:03.40 Ft61K7zo
俺はヒロシと共に大プールへと飛び込んだ。
水深1メートルほどなので、
腹のとこまでしか水位がなかったが、
小プールと違い水温が低く、背中を焼くような太陽の下で、
ひんやりした水の感触がとても心地好い。
ヒロシに連れられて、水を掻き分けながらプールの中央まで行くと、
それまで個々に遊んでいた子供達が、俺目掛けて一斉に集まってきた。
俺はあっという間に子供達に取り囲まれた。
……俺が大プールに入りたくない理由、それがこれだった。

いつもそうだが、俺が一度大プールに入ると男女問わず、
子供達が餌を見つけたピラニアのように、
寄り付いてくることが、俺を大プールから遠ざける要因だった。
ひとたび、俺が泳ぎ始めると子供達は我先にと泳ぐ俺の背中に、
無理矢理に乗って来ようとするのだ。
始めて大プールに入ったときなど、
子供達の行動が予想出来なかった俺は、
泳ぎ始めると同時に、子供達に引っつかまれ、その重みで、
プールの底に引きずり込まれ、危うく溺死するところだった。
そして俺が大プールに入ると、子供達はいつも二つのことを、
要求してきた。
一つは大ジャンプだ。

「兄ちゃん、しゃがんで」
ヒロシに催促された俺は、息を止めて、膝を折り畳んで水中に屈み込んだ。
ヒロシの小さな両足が、肩に乗っかったことを確認した俺は、
縮こまった膝のバネを勢いよく伸ばして、肩に乗っているヒロシを
水中から急上昇させ、空中に弾き飛ばした。
一瞬、宙を舞ったヒロシは
感嘆の叫びを上げて、水に穴を穿つような大きな音を立てて、
水中に落下した。
ヒロシはすぐに水から、笑顔のまま立ち上がり
「おもしれえ」
と楽しそうに叫んだ。
ヒロシの番が終わると、「次、俺」「次は私にやって」
と、周りの子供達が俺にせがんでくる。俺は順番に子供達を、
放り投げていった。

子供達は、キャーキャー言って、俺の肩に乗り、一瞬の空中浮遊を楽しむが、連続してやらされ、
腰がすぐに悲鳴をあげはじめた。
ただでさえ水の抵抗がある中、子供を担いだままスクワットするようなものなので、
身体にかかる負担は半端ではない。
プロレスラーだってすぐに根をあげるだろう。
周りにいた子供達を一通り放り投げた後は、もうくたくただ。
しかし、子供達は俺を休ませようとしない。
「兄ちゃん、次あれやって」
もう一つ子供達が要求するのもの……それはブレーンバスターだった。

プール端の四角いスタート台の間に、子供達が並んだ。

「んじゃ、俺からね」
先頭に立った男の子は、
お辞儀をするように腰を曲げて、俺に頭を突き出すような姿勢をとった。

538:ブレーンバスター
12/02/18 01:14:28.76 Ft61K7zo
俺は子供の頭を自分の右の脇下に抱え込むように挟みこみ、
自分の頭を、子供の右の肩の下に潜り込ませた。
子供の胸の下辺りでがっちりと両腕を組んで、
そのまま掬いあげるように持ち上げた。
持ち上げられた子供は空中で、弧を描きながら俺と共に、
背中から勢いよく水中に落下する
ーーーこれがブレーンバスターだ。
大ジャンプに比べると身体の負担が小さくて楽なのだが、
一回やるごとにいちいちプールからはい上がらない
といけないのが面倒だった。
回を重ねるごとに身体が重くなっていき、
プール内の壁に設置された鉄のはしごを昇るのもしんどくなってくるのだ。
四人ほどの子供にブレーンバスターをかけ終わり、俺がスタート台に戻ったとき、
順番待ちしている子供の中に、あのミノリの姿があった。
胸にはやはりビート板を抱え込むように持っており、
俺と目が合うと、ミノリは目を逸らして頬を膨らませた。
大プールに入りたがらないミノリが、
俺に大ジャンプやブレーンバスターをせがんだことは一度もなかった。
さっき俺に馬鹿にされて、意地になっているのだろうか……。
そんなことを考えながら俺は次々に子供達を投げ飛ばしていき、
ついにミノリの順番がやってきた。
「……おまえ、大丈夫なの?」
正直、俺は不安だった。
当たり前の話だが、学校の先生からはくれぐれも子供達を危険な目に合わせないように、
と言われていた。
大ジャンプもブレーンバスターも子供達からせがまれて、
やっているが本来は禁止事項である。
幸い今まで事故は起きていないが、
もしものことが、あったら俺に責任など取り切れるはずなどなかった。
泳げないミノリにブレーンバスターなどかけて、事故でも起きたらと、俺は躊躇した。
しかし、そんな俺の心配をよそにミノリはかぶりを振った。
水泳帽の間からほつれでた濡れた長い髪がぴょんぴょんと跳ねた。
「いーーから!」
余計なこと言ってないでとっととやれ、
と言わんばかりの言い方
ーーー言い訳する俺に無理矢理何かをやらせるときのおふくろみたいな言い方だ。
そう言ってミノリはビート板をプールの中に投げ入れた。
保険がわりの命綱といったところだろう。
ミノリはぴょこんと腰を曲げた。
瞬間、ミノリの胸全体が波を打ったように揺れた。ブレーンバスターの体制を作ろうとして、身体を屈めた俺の目に、
ミノリの胸元が飛び込んできた。
濡れて重みを持った水着が、ミノリの胸元から、少し垂れて隙間を作った。
日焼けした肌に反比例するような、真っ白な乳房が谷間を作っており、
首元から滑り落ちた水滴が、柔らかな曲線を這うようにして谷間の中に吸い込まれていった。
身体が冷えているためか、良く見ると、乳房には鳥肌が立っており、
時折水滴が隆起した肌に引っ掛かったように止まっては、
再び滑り落ちていく様は、妙に生々しく見えた。

539:ブレーンバスター
12/02/18 01:16:05.99 Ft61K7zo
ーー危険を承知で、ミノリにブレーンバスターをかけようとした理由
……それは俺が、思春期の欲求に敗北したからに他ならなかった。

「……本当に大丈夫なんだな?」
「早くっ!」
「…………」
せき立てるような言い方に押されるように、俺はブレーンバスターの体勢を作りはじめた。
俺は脇の下にミノリの頭を抱え込み、自分の頭をミノリの肩の下に潜り込ませた。
その瞬間、頭頂部がひんやりした液体の詰まった
水風船を押し付けられたような感触に包まれた。
水風船は、すぐに熱を帯びて、ミノリの体温を俺に伝達し始めた。
温かな水風船は俺が頭を動かすたびに、
衝撃を逃がすように右に左にと膨らみを移動させた。
まるで生暖かい軟体動物が俺の頭頂部を撫で回すように這い回っているみたいだった。
「早く!」
「……ああっ」
しばしミノリの柔らかさに酔いしれていた俺は、ミノリの言葉で我に帰った。
次はミノリの胸の下で両腕を組まなければならない。
本当は、ミノリの胸の上で腕を組みたかったが、
さすがにそんな勇気はなかった。
俺はミノリの胸の下に腕を差し入れて、がっちりと両腕を組んだ。
前腕部に、ミノリの乳房の下側が触れた。
感触を楽しみたい気持ちはあったが、あまりちんたらしていると、
ミノリに変に思われそうなので、
俺は一気に、ミノリを投げ飛ばすことにした。
「行くぞ!」
「あいよー!」
ミノリの返事を受けて、俺は息を止めると、
大木を地面から引っこ抜くように、両腕に力を込めて、一気にミノリを掬いあげた。
風景が急スピードで回転し、視界を真っ青な空が流れていく。
勢いのついた背中が水にたたき付けられると同時に、
俺はミノリを放り投げた。 放り投げる瞬間、柔らかいミノリの乳房が、
俺の頭を撫でていった。
巨大な鉄板で水面を叩くような音と共に、俺は冷たい水中に沈んだ。
俺の身体は真っ青な光の中で、煙のように立ち昇っていく無数の気泡に包まれた。
俺はすぐさま立ち上がると、
大きく息を吐き出しながら顔を拭って、辺りを見渡した。

ーーミノリが浮いてこなかった。
ミノリが投げ捨てたビート板だけが、波打つ水面でぐらぐらと揺れていた。
俺は目をこらして、光を乱反射する水面の上から
プールの底を見渡した。
太陽の光を真上から受けて、真っ白に輝く水面の一角に
ゆらゆらと揺れ動く黒い影が沈んでいた。
ーーミノリだ。プールの底に倒れているのだ。
俺は急いで駆け寄ろうとした。

540:ブレーンバスター
12/02/18 01:17:37.72 Ft61K7zo
しかし、黒い影は俺から離れるように急スピードで遠ざかっていった。
まるで魚雷のように、プールの底を、一直線に進んでいった。
ーー潜水だ。
ミノリは腕を畳み、バタ足だけで潜水したまま、泳ぎ去っていったのだ。
その姿は海底を泳ぐ鮫を連想させるほど、力強く早かった。
「兄ちゃん、次、俺ね。早く」
あっけに取られていた俺は、ヒロシの声で我に帰った。
俺はプールの上にいたヒロシに尋ねた。
「……あ、あいつ。泳げたのか?」
「ミノリはうちの学校で一番早いよ。
いいから早く上がってきてよ」
待ちきれないと言わんばかりに喚くヒロシをよそに、
俺は呆然と、プールの底を突き進んでいくミノリの姿を目で追い続けた。
普段のミノリからは想像も出来ない姿だった。
魚影のようなミノリの黒い影はプールの中央付近まで行くと、
大きなカーブを描きながら左へと曲がりはじめた。

ミノリがプールサイドに近づきはじめたそのとき、
見計らったように3人の男子がミノリが頭を出すであろう、
場所に駆けていきミノリを待ち構えるように、
その場に屈み込んだ。
長い潜水から浮上したミノリは手で顔を拭うと、
待ち構えていた男子達をしばらく見つめて、
すぐにこちらと逆側のスタート台の方へとプールサイド沿いに歩き始めた。
男子達もミノリの後を追うようについていった。
スタート台に着いたミノリは、プールサイドに上がるための鉄のはしごを登り始めた。
すると、男子達はミノリを取り囲みながら、
覗き込むように首を伸ばし始めた。
ミノリははしごを登り終えると立ち止まらずに、すっと男子達の間を通り抜けて、
俺に示すように小さく右腕を上げながら小プールへと入っていった。
ミノリを覗き込んでいた男子達は嬉しそうな歓声を
上げながらこちらに向かって歩きはじめた。

「兄ちゃん、早く!」
痺れを切らしたようにヒロシが上から、俺の肩を揺すった。
「……ああ。わりい、わりい」
俺は鉄のはしごを登りながら、さっきのミノリの姿について考えた。
俺と同様にミノリが大プールで泳がない理由。
泳げるが泳がない理由。
……さっきブレーンバスターをかけたとき、あの男子達と同じ目で、
ミノリを見た自分を俺は恥じた。
「兄ちゃん。早く、早く」

反省した俺は贖罪の念を込めながら、
ありったけの力でヒロシをぶん投げた。
後でアイスをおごってやらねば……と考えながら、俺は冷たい水面に頭をたたき付けた。

<了>

541:名無しさん@ピンキー
12/02/18 01:18:50.73 Ft61K7zo
以上投下終了です。
本番無しですいません。

542:名無しさん@ピンキー
12/02/18 01:20:55.64 Ft61K7zo
最後の最後にageてしまってすいません。

SS書く度にこのミスやっている気がします。

543:名無しさん@ピンキー
12/02/18 01:24:27.38 S1cVAjGL
GJ!!
みずみずしい情景描写がすばらしい!
エロと青春の甘酸っぱさのバランス感覚が心憎いなー
高校生男子を語り手に設定してもこんなのが書けるんだな。勉強になった!

544:名無しさん@ピンキー
12/02/18 04:00:36.86 9ycrtXvs
夏っぽさが伝わってきて凄い。あとこっちまで恥ずかしいような気分になるとはー

545:名無しさん@ピンキー
12/02/18 13:01:39.64 j+IHRdfK
GJ!!
夏が待ち遠しくなった


546:名無しさん@ピンキー
12/02/20 16:44:41.07 WliLSW2m
どうブレーンバスターなのかと思ったらそういうことか、GJ

547:名無しさん@ピンキー
12/03/02 02:51:43.93 meUrMLfm
主人公の女子は発育気味なボディを内心自慢にしてるが、周りの男子が賢者だったり幼かったりで全く話題にされてない状況に鬱屈としてるシチュとかどうだろうか

548:名無しさん@ピンキー
12/03/12 22:10:27.92 HDKiAHMW
保守


549:名無しさん@ピンキー
12/03/30 20:40:19.19 MJjrBytq
保守

550:名無しさん@ピンキー
12/04/10 01:59:07.87 EK/E8BZg
「はぁっ、はぁっ、んんっ…白凰様ぁっ、気持ちいいですかぁっ」
イスに腰掛ける私に跪き、パイズリ奉仕するのは
空手20段、戦車でも壊せないような扉を一撃で粉砕する力と小学生とは思えない巨乳を持つ黄昏ミミちゃんである。
URLリンク(fc00.deviantart.net)(参考画像)

男の相手としては極上の身体を持ち、更に従順。完璧な肉便器と言って良いだろう。
といっても彼女が従順な肉便器を演じる相手は、「白凰様」ただ一人。彼への強い憧れと、慕う心が彼女をそうさせるのだ。
ならば、私が「白凰様」になれば彼女を独占できるのではないか。そう考えて苦節三ヶ月、遂に私は変身魔法をマスターし、彼女を手に入れたのだ!(本物にはご退場願った)
白凰様の命令なら、彼女はなんだって聞く。例えば…
「ミミ君、君に身体を預けるとしよう」
「は、はいっ」
ミミちゃんは少しがに股の姿勢で、立ったまま私のペニスを膣内で受け止める。
そのまま私を両手で抱え、持ち上げる。いわゆる駅弁ファックの体制だが、男と女が逆である。
今の私はミミちゃんと同じぐらいの体格の子供だが、こういった芸当ができるのは彼女の怪力あってのことだ。
「はぁっ、あんっ、あんっ、ああんっ、白凰さまぁっ…んむっ」
彼女は身体を揺さぶり、快楽を貪る。私も手を首に回し、キス攻めをする。
小学生である上に、鍛えられている身体のため膣内の締め付けは尋常ではない、私はいつもすぐに出してしまう。
「んんっ、むーっ!」
簡単にイッてしまうのは彼女も同じだ。白凰様を目の前にした彼女はいつでも発情状態、射精されたことで絶頂を迎えたようだ。
「よし、そのままブリッジの体制で僕を支えたまえ」
「は、はいっ」
いくら早漏であっても私は回復魔法もついでにマスターしていたため、いくらでも射精できる。
彼女もまた無尽蔵のスタミナを抱えているため、毎日毎日何時間もセックスを続ける。
私を支えたまま両手を床につき、しかもその体制を続ける体力は半端ではない。
今度は私が自由に動ける。大きな胸を舌や手で存分に味わう。
「あっ、あんっ、またイクっ、イッちゃいますっ!!」
腰を振り、ペニスを何度も彼女の膣に叩きつける。それを受け止められるのはやはり彼女の鍛えられし身体があってのことだ。

存分に彼女の膣内に射精しても、私の性欲は収まらない。否、回復魔法を使用し、彼女をまだまだ嬲り続けたいという気持ちが収まらないのだ。
「ふぅっ、どれぐらい君の膣内に射精したのか見せてくれないかな?」
そう言うと、彼女は仰向けのまま股を開き、腰を浮かしてまんぐり返しのような体制を取る。
そして、毛が一本も生えていない、きれいな性器をぱくりと拡げ、精液が堰を切ったように溢れでてきた。
それを私は特上席から見物する。彼女の胸で射精をし、新たに精液を彼女の身体に撒き散らしながら。
彼女の大きな胸にペニスを挟ませながら、私の腰はどこに置いているかというと彼女の顔の上だ。
アナルを舐めさせられ、馬乗りパイズリされ、ほんの少し前まで誰にも見せたことのない膣内を開かさせられる。
こんな屈辱的な仕打ちも、彼女は喜んで受けるのだ。 彼女の「白凰様」に対する想いはよほどのものと見える。

どんなプレイにも耐えられる、頑丈な巨乳小学生はいかが?

551:名無しさん@ピンキー
12/04/11 11:45:40.14 Y8oTnfLO
デュエマス懐かしいな

552:名無しさん@ピンキー
12/04/14 16:28:53.66 y+crACeK
保守

553:名無しさん@ピンキー
12/04/17 20:39:34.86 R2wQ9XSm
巨乳小学生の妹ってどう?
ちょっとこってりしすぎな気がしないでもないけど

554:名無しさん@ピンキー
12/04/18 22:09:41.72 UtzAzPdO
>>553

「……なんだかお姉ちゃんのおっぱい、ママのおっぱいみたい……」
「え、千紗はママのおっぱい知らないでしょ? 私も……覚えてないのに」

「うん……でもママが生きてたら、きっとこんなおっきくて、柔らかいおっぱいだったと思う」
「そう……かな……」

「ね、眠るまで触ってていい? 気持ちよくて、すごく落ち着くんだ……」
「……三年生にもなってへんな子ね。ほら、ちょっと吸ってみる? なんにも出ないけどね……」


555:名無しさん@ピンキー
12/04/18 22:10:41.02 UtzAzPdO
と、妄想

556:名無しさん@ピンキー
12/04/22 13:21:52.97 sEjiTIjy
自分の妹が巨乳小学生じゃなくて巨乳小学生の更に妹かよ

557:名無しさん@ピンキー
12/04/22 13:52:54.72 SxQxmDAJ
あ……『こってり』ってそういう意味かw

558:名無しさん@ピンキー
12/04/23 16:25:19.48 2/htHarP
いや普通に妹が巨乳小学生って意味ww
S6の妹でS4巨乳ぐらいならいけるかも

559:名無しさん@ピンキー
12/04/23 21:23:05.69 EFLGpAPP
文章って難しいw

560:名無しさん@ピンキー
12/04/29 15:47:04.88 ALzfgoC0
保守

561:名無しさん@ピンキー
12/05/10 21:32:22.90 cfa/SJk0
保守

562:名無しさん@ピンキー
12/05/12 16:33:34.01 QWtlvZEN
hosyu

563:名無しさん@ピンキー
12/05/24 23:02:09.36 leDuSBhW
保守あげ

564:名無しさん@ピンキー
12/06/05 23:52:20.91 aBgP+qWJ
保守

565:名無しさん@ピンキー
12/06/11 12:43:59.61 NAxFWknV
町行く1人の巨乳中学生がいた
彼女はジュニアアイドルとして活動もしており、149センチと小柄ながら中学3年生にしてバスト88のFカップ

あのお姉ちゃんおっぱいおっきー

小学生たちがざわめいている

中学生は非常に気分がよかった
自分の胸には自信があったし、胸を注目されるのは快感でもあった

でも〇〇ちゃんのがおっきーんじゃない?

中学生は立ち止まり小学生に話かけた

566:名無しさん@ピンキー
12/06/11 12:47:23.20 NAxFWknV
私より大きい?そんなバカな
学校はおろかジュニアアイドル界でもそうそういるもんじゃない

あっ〇〇ちゃん!こっちきてー

中学生は我が目を疑った

自分より小柄で子供らしい服を着た少女。

だが自分よりはるかに大きいバスト

母よりも大きい

567:名無しさん@ピンキー
12/06/14 08:13:39.14 q6U548Ei
期待

568:名無しさん@ピンキー
12/07/03 22:58:56.91 xatRmRyz
保守

569:名無しさん@ピンキー
12/07/05 06:59:47.16 Lxau4P8r
爆乳母
貧乳自分
巨乳妹

570:名無しさん@ピンキー
12/07/14 00:14:11.41 +EeoF+TR
復旧

571:名無しさん@ピンキー
12/07/24 16:25:54.54 C9Nt/rXr
二年前ぐらいまでの流れを見てた人って、まだ残ってるかな?

572:名無しさん@ピンキー
12/07/24 20:47:45.79 K0G4qEBB
いるよ。千晶シリーズまた読みたいよなあ

573:名無しさん@ピンキー
12/08/01 05:51:07.52 ToAsPIue
保守

574:名無しさん@ピンキー
12/08/01 18:26:07.73 0LAIqwIE
あのころは西小世界の中に4つくらい物語が連立してたっけな

575:名無しさん@ピンキー
12/08/04 00:27:27.46 k76eykkv
千晶たちのスク水着編を是非とも読みたい

576:名無しさん@ピンキー
12/08/08 13:43:37.50 3jDaAWgh
俺も俺も

577:名無しさん@ピンキー
12/08/17 01:17:54.73 PmAFo5Xz
まあ気長に待つ

578:名無しさん@ピンキー
12/08/27 21:33:09.50 WdnnLRM3
のんびり待とうか。

579:名無しさん@ピンキー
12/08/27 21:34:55.89 3j09n/rH
age

580:暴走ボート@rt270
12/09/01 22:13:56.42 PuiU+PDP
あってるかな、パスワード。

あの時は混乱してたけど、今頃になってまたアイデアが出たので、気分転換もかねて。
あんまりエロには期待せんでください。

それにしても、野村と土生が広島入りするとはね・・・

581:暴走ボート@rt270
12/09/01 22:14:46.09 PuiU+PDP
@は全角か、間違えた。
バレたし、今後は別の暗号にしよう。

582:暴走ボート @rt270
12/09/01 22:15:32.85 PuiU+PDP
これってどうすればいいんだ?

とりあえず、教えてもらえるまでは投稿はよそう;
完全に忘れてしまった。

583:名無しさん@ピンキー
12/09/01 22:18:49.08 GJFwJzAS
トリップなら#じゃないの?
まあ書いちゃったなら意味ないんですが

584:暴走ボート ◆zwt8X33sIY
12/09/01 22:27:23.18 PuiU+PDP
これでいいのかな?
これで本物だという証明になればいいんだけど・・・

確認が取れ次第投稿します

585:暴走ボート ◆zwt8X33sIY
12/09/01 22:28:20.60 PuiU+PDP
かわっとるやん・・・

もういいや、本物と信じられないなら、勝手に引き継いだということにしちゃおうか・・・
もうずいぶん前の話しだし、仕方ない。

586:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/01 22:28:55.53 PuiU+PDP
容赦なく日照りの続く、子ども達の夢の時間、夏休み。
清潔感の保たれた病室のなかで、南米系の大男がベッドに1人佇んでいる。

「具合はどぉ?」
「オゥ、ボインちゃん。アナタが来てくれれば、直りも早くなりマース。」
「ラミっち、早く元気になってね?」

どこからか買って来た花を生けている。
大男の膝には、これまた大きなギブスが左膝にはめられていた。

左膝前十字靭帯断裂。それが彼の負った怪我である。
しかし、それよりも心配なのは、大きな胸を抱えた少女の方が負った心の傷かもしれない。

「ソレよりも、ボインちゃんの方が元気出して欲しいデース。」
「あ、うん・・・大丈夫。秋の大会で頑張るから。じゃね!」

慌てて病院を出て行く巨乳美少女。
駆け出す姿を見ながら、大男は自分の無力さを痛感した。

「・・・親父サン、ゴメンナサイ。
 ワタシでは、ドースル事もできまセン・・・」



病院の待合室では、少女より少し小柄な少年が待っていた。

「どうだった、理奈?」
「うん、元気そうだったよ?」
「・・・むしろ、お前の元気のなさに心配をかけたんじゃねーのか?」

図星だった。
病室に入る前と入った後では、表情の違いが見て取れる。

「・・・まぁ、いいや。球場行くぞ。久しぶりのデートだ。」
「あ、うん。」

先ほどの大男の名前は、アレックス・ラミレーズ。
地元球団の最強外国人選手で、打撃タイトル争いの常連である。
14年間Bクラスが続いていた球団だったが、ラミレーズの活躍や新人の躍進で今年こそは上位争いを、と期待されていた。

しかし、6月ごろにそのラミレーズが膝に重傷を負い今季絶望。
4番打者は肘の悪化で春先に戦線離脱し、外国人エース、ルウィズは家族の事情で途中退団してしまった。

「ショータ、オオバヤッシッ!」
「ショータ、オオバヤッシッ!」

そんな泣きっ面に蜂の状況の中で、二軍でくすぶっていた若手が次々に大活躍。
久しぶりに3位の座に食らい付き、プレーオフ出場に闘志を燃やし続けている。
そんな中、今の巨乳美少女の贔屓選手は、今年一軍に定着した、プリンスと呼ばれる期待の星。

「ストラック、アウッ!」

歓声がため息に変わる。
チームの本塁打王は、リーグの三振王と失策王、堂々の二冠王に君臨している。

587:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:31:15.12 PuiU+PDP
「・・・負けちゃったね。」
「あぁ、最近うたねーな、大林。」
「いいもん、次は打ってくれるから。ショータ、オオバヤッシッ!」

夏休みを終えたとき、チームはどれだけ勝っているか。
そんな星勘定を頭の中でめぐらせながら、バスに乗り込み、帰路に着く。

2人を待つ家は、閑静な住宅街のど真ん中にあった。

「ただいまー。・・・。」
「まぁ、誰もいないわな。」

2人を出迎えてくれる親は、いない。
少女の親は、地元球団の海外スカウト。期限ギリギリまで外国人選手の調査で明け暮れている。

「出前とるか。」
「うん。・・・ねぇ、ご飯食べたら、行きたいところがあるんだけど。」
「?」

そんな寂しい思いをしている少女と同棲生活を送っているのが、同じ野球チームに所属する少年だった。


「行きたい場所って、ここなのか。」
「うん。」

10年以上前に作られた、野球チームの全員で作った伝統のある秘密基地。
卑猥な雑誌なども置かれているか、少女のお目当ては、一冊のノートだった。

「・・・これか。」
「翔から、・・・そして、みんなから夢を奪い去った・・・」

ノートの1ページは、一部が黒く塗りつぶされている。
自分たちを裏切って、他のチームへ移籍してしまった主力4人の名前が、かつてそこに書かれてあった。

彼らの所属する野球チームを倒す事。それが目標だった。
しかし、それは適わなかった。・・・戦う事もできぬまま。

「あいつら、今頃どうしてるんだろう。」
「・・・なんだか、寂しいね。」

エース、野村理奈と、キャプテン、土生翔平。
2人が見つめる目線の先に、見据えている未来はなかった。

588:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:32:27.94 PuiU+PDP



2人の所属するリトルリーグチーム、「光陵リトル」。
少し前まで弱小チームだったが、優秀な女子選手の加入などもあり、春の大会ではベスト4の大躍進を遂げた。

理奈がグラウンドに現すと、早速駆け寄ってきたのはチーム1のスピードスターとパワーヒッター。

「姉さんー!」「アネゴ!」
「あ、橡浦君、山下君。元気そうだね。」
「大会が終わって、初の練習ですから、気合入りますよ!
 ・・・大丈夫ですか?」

目線をそらす剛速球エース。
この少女が加入して不動のエースが確立され、チームに一本の芯が通った。
そんな大黒柱だからこそ、次の大会に向け気合を入れなおさなければならないのに、気持ちは奮い立っていない。

「ユキ、お前からも何かいってやれよ。」
「あんまりプレッシャーかけたげないでよ、チュウ?」

そして、攻守の核として、第二エースとしてチームに加わった万能少女、端原勇気。
自他共に認める橡浦のパートナーとして、打線と外野守備を強力に支えている。

・・・さらにもう一人、忘れてはならない少女がいた。

「・・・来てたのか。」
「悪い?」
「てっきり、巨神が無くなって、お前もチームを去ると思っていたが。」
「どうせ次の大会でおしまい。少しくらい引退を伸ばしたって、別に何も変わらないし。」

チームには打撃の弱い選手も多い。
そんなチームの切り札が、かつて巨神の主力だった緒方かな子。
膝に重傷を負い、選手生命は今年まで。満足に走る事もできない体で、彼女が最後に選んだ道は、代打稼業での一撃必殺。

だが、彼女がその”仕事”ぶりを見せたのは、今のところ1度しかない。

「あの子も応援してくれてるし。」
「元モデルのあいつか。」
「・・・まぁ、そういうことにしといて。」

チームの練習には一切加わらない、一匹狼。のはずだった。
だが、彼女の心に何か変化があったのか、珍しくグラウンドに来ていた。

589:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:33:16.26 PuiU+PDP
「あ、監督が来た。」

そんな個性派集団を遠くから見守っているのが、まだ二十代の中井監督。

「おぅ、全員そろってるな。
 ほんじゃぁ、まぁはじめよーか。まずはベスト4おめでとう。」
「はい!・・・あれ?」

元気のいい返事をするのは、橡浦と山下のみ。
他の10人は黙っている。というより、何も言うことができない。

「・・・まぁ、仕方ないだろうな。
 最大の目標だった、巨神リトルが、出場停止処分食らったんじゃぁなぁ。」
「まさか、あのタイミングでね・・・」

巨神リトル。かつての光陵の主力を引き抜いた宿敵。
その宿敵との決戦を前日に控えたあの夜、・・・事件は、起きた。




時間は少しさかのぼり、巨神との決戦前夜。
突然中井監督に集合をかけられ、グラウンドに姿を現した選手たち。

「どうしたんだよ、監督?今日は練習休みなんじゃ?
 しかももう7時だぜ。」
「・・・。お前たちは、不戦勝だ。」
「はぁ!?」

突如言い渡された不戦勝宣言。
本来なら喜ぶところだが、宿敵との一戦を心待ちにしていた選手たちにとっては、当然納得がいくはずも無い。

「いや、待ってくださいよ、監督!どういうことですか!」
「詳しい事は後日知らせがあるらしい。とにかく、今から目線は準決勝に向けるんだ。いいな。」

それだけを言い渡され、監督は去っていった。
取り残された選手たちは、何をどうしていいのか、全く見当がつかなかった。


後日、詳しい発表があった。
それは、巨神リトルの裏金疑惑だった。

高橋(由)、阿部は、もともと違うリトルに入る予定だった。
結局巨神に入ったが、2人の親が裏金を受け取っており、その問題が表面化してしまった。
そして、1年間の対外試合出場停止。対戦予定だった光陵リトルは、自動的に不戦勝となる。

だが、最大の目標を見失ったチームのモチベーションは、当然上がるはずもない。
準決勝で戦った駐日リトルにあえなく敗れ、チームはベスト4に留まった。

そして、1つの心残りだけが、彼らの心を揺さぶり続ける事になる。
あの4人は、どうなってしまうのだろう、と。


590:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:34:30.72 PuiU+PDP




時計の針を元に戻す。

「・・・まぁ、お前たちがそうなってしまうのも無理はない。
 けど、だったら新しいライバルを見つけてしまえばいいだけの話だ。」
「えっ?」
「ちょうど夏休み。あそこにいくぜ。」

あそこ。
土生がすぐさま反応した。

「広域公園の事ですか?」
「ご名答。半数以上の奴が行ったこと無いはずだから、ピンとはこないだろうがな。」
「土生さん、なんですかその広域公園って?」

広域公園。かつてアジア各国を集めて大会が行われていた会場の事。
現在は地元プロサッカーチームの拠点であるが、それ以外のグラウンドは広く開放されている。

そしてこの夏休みの間、大部分をリトルリーグ協会が貸し切り、強化合宿を行うのである。
もちろん、練習試合をたくさん組む事もできるだろう。

「県外のリトルも大勢くるんだ。
 ・・・全国大会で、巨神を撃破するようなリトルも、来ると思うぜ。」

全員の目の色が変わる。
巨神に勝ったチーム。そんなチームと戦う事ができるかもしれない。

「さ、詳しい事はまた後日。
 とりあえず、その強豪軍団を倒す為、また今日から頑張ろうぜ?」
「おっしゃあ、やるぜみんな!」

チームが、再び動き出した。
まだ見ぬ強敵と合間見える事を、心の糧として。


591:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:35:02.73 PuiU+PDP




湯気が立ち込める浴槽の中で、1人記憶をめぐらせている土生。

(・・・広域公園か・・・
 去年の春大会準優勝の後、全ての歯車が動き出した、あの日か・・・)

あの4人が目を付けられた、あの日。
そして、緒方に悲劇が起きてしまった、あの日。

あの日の舞台が、広域公園第3グラウンドだった。

(・・・いや、もうあの日に立ち返る必要なんてないな。今の俺には・・・)
「入るよー。」

自分に笑顔を与えてくれる、最高のパートナーがいるのだから。

「ふぅ、汗だくになった後のお風呂は、やっぱり最高だー!」
「そう・・・だな。」
「どうしたの?」
「いや・・・広域公園では、いろいろあったなって。」

理奈には話しておく必要があるだろう。
各リトルが集まるという事は、そこで移籍話が持ち上がることもあるのだ。
強いリトルに憧れを抱き、そのリトルの誘いで移籍をしてしまう選手もいたりする。

「そっか、そうだったんだ。
 ・・・あ、あたしは、どこもいかないよ?」
「分かってる。」

一緒に裸になって風呂を楽しむ仲。
理奈の100cmを超える爆乳をさらすことに、・・・喜びさえ感じる仲なのだから。

「あたしは、翔と一緒じゃなきゃ、ヤダ。
 あたしのおっぱいも、翔だけのもの、なんだから。」
「・・・ああ。」

理奈へと身体を寄せると、ちゃぷんと波が立つ。
おもむろに右の乳房を持ち上げ、乳首を口に含ませる。

「んっ・・・
 翔からあたしのおっぱいが消えたら、どうなっちゃうんだろ。ね、甘えんぼさん?」
「・・・。」

いつもは頼もしいキャプテンも、このときばかりは母乳に夢中の赤子に立ち返る。

592:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:39:34.58 PuiU+PDP
そして、そんな堕落した生活を送っているカップルがもう一組存在する。
いや、堕落っぷりは土生と理奈の上を行くだろう。

「はぁっ、はぁっ・・・」
「もう、今日は3回も出しちゃってるよ?」

強固な外野陣を形成する橡浦と端原勇気・・・通称、ユキ。
身寄りのなくなってしまった橡浦は、現在端原家に居候の身だ。

そして、どんな時でも自分を大切にしてくれる橡浦に、ユキはいつしか心と身体を許すようになっていた。

「・・・そろそろ、コンドームを着けること、考えてもらわないとね?
 中に出すのは、今だけ。」
「あぁ、分かってる。・・・けど今は・・・」

橡浦の両親は火事で重傷を負い、今も意識不明のまま病院のベッドで眠っている。
そんな孤独な少年の唯一の支えが、目の前にいる恋人だった。

「・・・これからも、ずっと2人、一緒だからな。
 中学校だって、高校だって、大学だって・・・」
「うん、わかってる。」

いつまでも一緒に、広い外野を駆け回ろう、橡浦にはそんな強い決意があった。

593:『いつでもストレート!』
12/09/01 22:40:30.32 PuiU+PDP





そんな橡浦の眠る病院では、緒方かな子が弁当を持って仮眠室に入っていった。

「おお、かな子。すまんな。」
「ううん、父さんこそ、無理しないでね。・・・で、」
「橡浦さんは・・・まだまだ起きそうにないよ。何かの兆しも見られない。」

やはり、未だに目を覚まさない橡浦の両親。
それだけを聞くと、とぼとぼと父親の元から去っていく。


病院から歩いて少し先に、砂浜が見える。
たまにリトルの練習に顔を出す事もあるが、彼女が自らを鍛える場所は、ここだと決まっている。

今日も、反発力の少ない砂浜を、ただ歩く。
脚に負担はかかりにくいが、その分足が上がりにくい。

慣れてくると、海水の深さ20cmのところまで脚をつける。
プールトレーニングの原理で、水のあるところではさらに負荷がかかる。
しかも、さらに砂に足が取られやすい。最初の頃は膝に痛みを感じたこともあったが、今では大分慣れてきた。


「・・・さて、この辺でいいか。」

ウォームアップ終わりと自らの心に声をかけると、暗闇に向かって声をかける。

「いるんでしょ、後藤くん。」

彼女の気配を感じる能力は尋常ではない。
観念したように、草葉の陰から一人の男の子が顔を出した。


594:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/01 22:47:42.67 PuiU+PDP





「・・・。」
「こんにちは。これで7回目だね。」

うん、とうなづくと、今日もお決まりのセリフを彼女に届ける。

「・・・頑張って、ね。」

東小のリーダー、シバケンの右腕、後藤祐平。
彼は、かつてテレビの向こうにいた、『カナたん』の大ファンだった。
緒方の知り合いにこの砂浜で練習している事を教えられ、時々砂浜に言っては、一言だけ声をかける。

「・・・ありがと。」

3回目からは返事をもらえるようになった。その返事にありがたみを感じつつ、、踵を返して走り去ろうとしたゴトー。
いつもはその姿を見送るだけだが、緒方のゴトーへの気持ちは、確実に和らいでいた。

そして、7回目の今日は、自らの大ファンを呼び止めた。

「いつも、頑張って、って言い残すだけ?」
「!」

始めて、ありがとう以外の声をかけられた。
・・・けれど、ゴトーは緒方と仲良くなろうとは思っていない。憧れは、憧れのままでいい。

「・・・俺、いや僕にとって、緒方さんは雲の上の存在ですから。」
「やれやれ・・・紗英の彼氏が認める男の子なんだから、もう少ししゃんとしたらどう?」
「お、俺のこと・・・」
「後藤祐平君。初めまして、緒方かな子です。芸名は『緒方かな』だけど、ちゃんと本名で呼んでね。」

ここでも、1組の男女の歯車が、動き出そうとしていた。



595:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/01 22:48:58.36 PuiU+PDP
とりここまでで。

では。

596:名無しさん@ピンキー
12/09/02 00:07:15.88 Sqi7rDeF
巨人ファンの俺はどう言っていいのかわかんねーっすよw

597:名無しさん@ピンキー
12/09/03 18:07:49.29 qXa7e4Og
まさかストレートシリーズが来るとは、GJ&乙です。
後これ細かいかもですが、ゆきちゃんの苗字 瑞原じゃなかったでしたっけ?

598:名無しさん@ピンキー
12/09/04 14:19:13.81 niIIxFJG
ともあれ再始動乙!
エロいの期待してる

599:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/05 22:08:35.77 vPGvPdml
やる気のあるうちにどんどん書きます。

>>596
巨人阪神を槍玉に上げているのは反省すべき点であり、申し訳ない。
なにしろ生粋の広島ファンのもので。

>>597
他の小説は文章が卓越しているから、その分時間もかかるわけだし。
こっちは内容を考えればあとは適当に書き流すだけですだから・・・

>>598
エロには期待せんでください;

600:狙ってストレート!
12/09/05 22:13:24.37 vPGvPdml
砂浜でのキャッチボール。
脚の踏ん張りが利かないので、意外とやりづらい。

「・・・いいんですか、僕なんかとで。」
「私のファンなんでしょ。虹のカナたんの。」
「・・・はい。」
「私はもうプロ野球選手にも、スターにもなれない。
 今しかできない、ファンサービスってもの、楽しませてよ。」

もう守備のできない彼女にとって、キャッチボールはそれほど意味のある練習ではない。
だが、これから先味わえないであろう事を、やってみたくなった。

昔の事を覚えてくれて、未だに自分を憧れの存在としてみてくれるゴトーを、悪く思うはずが無かった。


キャッチボールが終わると、隣り合って砂浜に座る。
当然、ゴトーは恥ずかしさのあまり、顔を上げられない。

「・・・せっかくのチャンスなのに、何も話さないの?」
「えっと・・・その・・・」
「分かってると思うけど、もうバク転は無理だからね。」

テレビの前でしか見られなかった憧れが、今はすぐ20cm隣にいるだけ。
もう死んでもいい、いや、高血圧で死ぬかもしれない。それが今のゴトーである。

「そんなに私のファンなら、光陵リトルに入れば?あいつも喜ぶよ。」
「・・・それは、出来ないです。
 野球を始めたら、もうシバケンと喧嘩が出来なくなる・・・」
「ふぅん、私の事が好きでも、そこは譲れないんだ。」
「ごめんなさい・・・」

この20cmが縮まる気配は、当分なさそうだ。

601:狙ってストレート!
12/09/05 22:14:39.05 vPGvPdml




合宿を明日に控え、監督と土生が話し合っている。
秋の大会に向け、打線、ポジションを固定して練習試合を行う方針だが、どう組むかで議論が交わされていた。

今日は理奈の父親が久しぶりに帰ってくる日なので、親子水入らずの時間を作る目的もあった。
元々土生は監督の家で暮らしていたが、いつしか理奈と同棲生活を送るようになったのはいまさら言うまでもないだろう。

「1番は橡浦でいいとして・・・2番赤松、3番ユキ、4番山下、5番が俺・・・」
「山下よりお前のほうが打てるのに、何で4番が山下なんだ?」
「いや、まぁ、俺は気楽な場面で打たせてもらいますよ。」

問題は山下の割り振りだった。現状ではパワーを見込んで4番だが、安定感にかける。
理奈がノーヒッターを決めた試合でも、山下はノーヒット、3三振に終わっていた。

そうなると、打線におけるユキの負担が大きくなる。
ユキが投げなければいけない試合も出てくるため、その場合はさらに負担が増すだろう。

「・・・もう1つの問題は、やっぱり中軸にどう繋ぐか、だな。」
「ええ。」

橡浦は足は確かに早いが、土生ほどの打撃能力を持つわけではない。
赤松も、つなぎは上手いがバッティングはたいしたことが無い。
つまり、ランナーを溜めて中軸に回すのが難しい。

「いっそのこと、橡浦と山下で1,2番を組ませるか。
 その場合は、山下を1番に据えれば・・・橡浦とユキで2,3番をはらせれば、あの2人ならいいコンビを見せるだろ。」
「山下1番か・・・」

山下の足はそこまで遅くは無い。
盗塁が出来るわけでもないが長打があるので、上手くいけばノーアウト二塁で橡浦に回る。


これ程までに打線構築に悩むのは、かつての土生を含めた5人衆が作った負の遺産だった。
5人がいれば勝てる、と言う考えがチーム内の競争、練習態度を低下させた。
つまり、現在の主力と控えレベルの差があまりにも激しく、成長を期待できない。


602:狙ってストレート!
12/09/05 22:16:11.12 vPGvPdml


「現状の穴が、山下を除く内野と、レフトか・・・」
「新しく選手を集めますか?赤松はともかく、他の連中は正直期待できません。」
「少年野球でシビアな考えを持ち込むのもどうかと思うが・・・」
「俺は勝ちたいんですよ。少なくとも、控え組がたいした努力も無くレギュラーを掴むのはどうしても避けたい。」

白井、青山、黒田、青野、赤星。
現状、この5人のうち3人は無条件でスタメン入りできる。
もちろん、彼らの練習態度が悪いわけではないが、伸びしろに期待が持てづらく、練習についてくだけでやっとなのは確か。
土生が課したノルマを達成するだけで満足している現状に、危機感を感じていた。


「広域公園合宿で、選手の移籍は普通に起こります。
 他のリトルから有望選手を引き抜く事に、俺は反対はしません。巨神の様な強引な手段さえとらなえれば、ね。」
「・・・わかった。」

練習だけで伸ばすだけでは限界がある。血の入れ替え、補強は、決して悪と定義されてはならない。
結果や、スポンサーのバックアップ、そういった大人の事情が渦巻くリトルの世界では、プロ野球さながらの事が当たり前に行われる。

だが、それらは大人の仕事であり、子ども・・・選手主導で行われることはほとんど無いといっていい。


大抵移籍が起こるのは、レギュラー争いに敗れた控え選手。
だが、そんな選手が、あるチームにとってはチームのウィークポイントを抑えられる選手になれるわけである。
また、珍しいケースでは、弱小チームの中にいる有望選手。かつての土生がいい例だろう。
優勝を目指し、チームを移る、そんな向上心を持った選手もいる。
もちろん、有望選手は普通最初から強豪リトルのセレクションを受けて入団するのが普通なので、あまりそんな例はないが。

「サードかファースト、そしてセカンドかショート。そしてレフト。
 何とかこのあたりで、そこそこのレベルの選手を取れるように頑張りましょう。」
「わかった。」
「けど、チームに監督が帯同していないのはまずい、だから、監督は選手探しやスカウトは出来ない。
 このチームにはコーチもいないし、その役目は俺が引き受けます。」
「・・・分かった、頼む。」

監督はもう何も言わない。このチームは土生のチームだからだ。
どんな絶望的な状況でもチームに残り、頑張ってくれた。だから今度は、土生の好きにさせてやりたい。

603:狙ってストレート!
12/09/05 22:18:38.60 vPGvPdml




いよいよ出発の日。去年は父兄が手分けして自家用車で送ってもらった。
貧乏チームなのでそれはやむをえないことだが、今年は違った。

「しかし、よくバスなんて貸し切れましたね。」
「俺も驚いたよ、まさかあいつが力を貸してくれるとはな。」

通常のリトル同様、マイクロバスで出発。
費用は全額、リリアムが負担。

リリアムとは、光陵リトルから少し離れた、全国トップクラスのソフトボールチームの事である。
設備も充実しており、かつて光陵と練習試合を行った事もある。
リリアムの監督が中井監督と旧知の仲、さらにぞっこんで、こんな粋な計らいをしてくれたのだ。

「しかし・・・リリアムから後で何か条件付けられそうな気がして怖いんですが・・・」
「え?」
「理奈をくれ、とか、監督とデートさせろ、とか・・・」
「まぁ、細かい事は後回しでいいだろう。」

監督も気楽なものである。
気楽と言えば、理奈を含めて全員に緊張感がない。

(ユキ、夜にさ・・・)
(え、チュ、チュウ!?)

(ラリナー!俺、トランプ持ってきたんだけど!)
(ホントー!?やろやろ!)

せいぜい、この合宿の意味をきちんと理解しているのは緒方くらいのものだろう。
とはいえ、あまり野球漬けになり過ぎるのも、それもまた健康上よくないかもしれない。

「・・・まぁ、あまりピリピリし過ぎるなよ、土生。」
「は、はい・・・」




現地に着くと、すでにキャンプ入りしているチームもいた。
早速練習や試合で活気に溢れているグラウンドを見つける。

「おいおい、あれは地区4位の強豪、日食(にちはむ)リトル!
 小谷野に、糸井、・・・それに中田や稲葉、小笠原の強力打線だ!」

ここで言う「地区」とは、近隣の県をいくつかひとまとめにしたものを言う。
関東地区、関西地区、などの8つの地区から、秋の全国大会の代表が決まる。

地区4位の実力を持つこのリトルは、全国クラスの強打者を並べる超強力打線が持ち味。
かつて小笠原が巨神に引き抜かれた過去はあるが、それを物ともしない選手層の厚さ、育成に定評がある。

その小笠原は、巨神が出場停止になった事で自主退団し、古巣に復帰。
秋大会への出場への意欲から、巨神を抜けて古巣に戻る動きがここ2週間続いたらしい。
もっとも、元光陵の選手は誰一人戻ってこないが。

604:狙ってストレート!
12/09/05 22:19:45.64 vPGvPdml





「おお、広いじゃん!」
「ベットが1人に1つ!すげぇ!」

部屋は洋式で清潔感にあふれ、クーラーも完備。ちなみに、食事は大食堂にてバイキング形式となっている。
もちろん、女子は別棟に部屋を用意されている。
とりあえず、この広域公園の名物バイキングに早速足を運ぶ。

「んめーっ!」
「本当にこれ、食い放題か?」

栄養バランスを考えず、好きなものを好きなだけ。
とにかく量を食べて精力を付けろ、と言うのがコンセプト。
山下にいたっては、カツ丼2杯にハンバーグ4枚、ポテトサラダ山盛り。小学生の常識を明らかに超えている。

女子は食べ過ぎは恥ずかしいので少食で・・・と思いきや。
元来スポーツ少女で恥じらいをあまり知らないのか、理奈もユキもそんなのを気にするそぶりは全く無い。

「おいしいね、ユキちゃん!」
「はいっ!」

緒方だけは、栄養バランスを考慮した適切な質、量の食事を取っていた。
流石は元モデル、一流選手といったところか。


「飯食ったらどうする?」
「とりあえず、売店見ていこうぜ!」

2時の練習開始までまだ時間がある。
何をしてすごすかワイワイ騒いでいる他の連中を尻目に、土生だけは一足先に食事を終え、部屋に帰っていった。


1、8・橡浦
2、6・赤松
3、2・瑞原(ユキ)
4、5・山下
5、9・青山
6、7・赤星
7、4・青野
8、3・白井
9、1・野村(理奈)

「・・・これでいくか。」

監督に渡す為のメンバー表を渡し、「適当なところで代打、緒方」とメモ書きを付け加える。
土生はスカウティングでいなくなるので、代わりの捕手には野球センス抜群のユキを抜擢した。
事前にユキに試してもらい、理奈の球を取れることは確認済み。

あとは県内4位の肩書きがあるので、それなりのリトルが練習試合に応じてくれるだろう。


「さて・・・いくか。」

双眼鏡を片手に、部屋を飛び出した。

605:狙ってストレート!
12/09/05 22:20:34.34 vPGvPdml





光陵の選手全員がグラウンドに集められる。

「よし、ウォームアップ後、3時から日食リトルとの練習試合を行うからな。」
「え、に、日食!?」

集合をかけられた選手が、早速どよめく。
ここについてから練習を1度もしていないのに、早速試合。

練習より、実戦をひたすら重ねろ、という土生の意向だった。

「いきなり試合だが、これは土生の考えだ。みんな、頑張ってこい。」
「そういえば・・・あれ、土生さんは?」
「土生はしばらくは別行動だ。その理由は今はまだ話さない。
 これも土生のたっての希望だ。」

土生無しで、試合に勝てるのか・・・そんな空気が充満していた。
なにしろ、事情を知っているのは、理奈、ユキ、そして緒方の3人だけ。

「みんな、土生君がいなくても、勝たなきゃ!いい!?」
「あ、ああ・・・」

理奈の言葉がけでは、チームメイトは奮い立たない。
土生と理奈の最大の違いは、そのカリスマ性にあった。


1、4・田中(賢)
2、2・小笠原
3、9・糸井
4、7・中田
5、3・稲葉
6、8・陽
7、5・小谷野
8、6・金子
9、1・武田(勝)

「それでは、ただいまから日食リトル対、光陵リトルの試合を始めます!礼!」
「お願いします!」「お、おねが、いします」

そうそうたるビッグネームが並ぶリトル相手に、最初から気持ちで負けていた。


606:狙ってストレート!
12/09/05 22:22:07.95 vPGvPdml





一方。

「ここが大洋リトルか・・・」

かつてはマシンガン打線と呼ばれた強力打線を武器に、日本一を勝ち取った事もあるチーム。
しかし、近年は選手が育たず、スカウトも上手くいかずに、1回戦敗退のチームになっていた。

「・・・まぁ、ここに有望選手なんかいないか・・・」

かつての主力だった内川、村田という選手にも移籍されてしまう始末。
すっかり覇気も無くなり、リトルが解散するのでは、と言う噂まで立っているらしい。

そんな中、つい1人の選手に目を奪われた。

「あのショート・・・女の子か?」

理奈やユキ、緒方と言った、光陵のホープは全員女の子。
だからなのか、無意識に目が行ってしまう。

(いくぞ石井!)
(は、はいっ!)

どうやらノックの最中である。
だが、真正面のノックを、ポロリとこぼしてしまった。

(何やってんだ!)
(す、すみません!)
(それでも石井の妹か!?根性見せろ!)

石井。その名前でぴんと来た。
今はもう高校生だが、かつて日本一になったときの主力を張っていた選手。人伝に聞いた事がある。

(次エラーしてみろ、後で反省会だ!おらっ!)
(・・・きゃっ!)
(何やってんだ、このチキンが!ベンチに下がってろ!)

明らかに萎縮している。
勝手に兄の栄光を被せられ、半端ではないプレッシャーをかけられている。
実力以上のものを求められているのかもしれない。

「あーあ、あいつ、苦労してんなぁ・・・」
「・・・!?」

突然背後から間延びした声が聞こえてきた。
仰天して振り向くと、学ランを来た坊主頭が突っ立っている。

「おお、悪い悪い、偵察中だったか。」
「あなたは?」
「俺?石井卓朗。あの女の子の兄ちゃんさ。」

驚いた。
まさに、今背後に立っているのが、かつてのマシンガン打線の切り込み隊長、石井卓朗。

607:狙ってストレート!
12/09/05 22:22:56.39 vPGvPdml

「あいつは相当実力あるんだけどなぁ・・・
 さやかに頼んで、入ってもらったけど、あんなにプレッシャーかけられちゃ出来るモンもできやしねぇ。」
「頼んで、入ってって・・・?」
「あいつの実力なら、もっと他の強豪リトルが似合うんだけどよ。
 やっぱり、出身リトルが寂れるのが嫌でさ、さやかにダメ元で頼んだんだよ。」

兄の勝手な思いを、健気な妹は聞き入れてくれた。だが、そこで受ける扱いは散々なものだった。

「俺の妹、と言うだけで期待されたんだけど、大会まではいいプレー見せてたんだけど、1回戦負けの春の大会、ノーヒットでさ。
 怒られて、それ以来めちゃくちゃプレッシャーかけられて、あんなに萎縮して・・・申し訳なくってさ。」
「たった1試合で・・・」
「たまたまその試合見てたんだけど、どの打球もいいあたりで、好プレーに阻まれてアウトになっただけだぜ。
 けど、石井の妹なのに何をやってるんだ、・・・って感じだ。」
「・・・。」






「セカン!」
「うお!・・・あっ!」

日食の強力打線が襲い掛かる。
セカンドへの鋭い打球を青野がトンネル。

「おっしゃ、5-0!」
「いいぞ賢介!」

まだ3回裏。打たれたヒットは2本だが、エラーが実に7つ。
理奈のストレートは日食相手でも通用しているが、例えヒット性のあたりでなくても鋭い打球を飛ばす。

そして、その打球を処理するだけの守備力が、まだついていない。

青野がエラー2つ、白井が3つ。青山と赤星も1つずつ。

「くっ・・・えいっ!」
「おっしゃあっ!」

これだけエラーが重なれば、理奈もピッチングに集中できない。
甘い球を小笠原に狙われた。

「・・・っ!」

悠々と柵越え。
さらに2点を追加され、まさに泥沼に陥っていた。

たった一人の主力が抜けただけで、ここまで崩壊する。
精神的支柱と、勝ちたい、と言う意識が完全に抜け落ちてしまった光景が、まさにこれだった。

608:狙ってストレート!
12/09/05 22:24:15.97 vPGvPdml




「お、練習が終わったか。」

石井の妹は、グラウンドの隅でうつむいていた。
結局あれからノックには加えてもらえず、一人で座らされ続けていた。

「・・・石井さん、どこへ行くんですか?」
「決まってるだろ。さやかの所だ。
 謝ってこないと。もっといいリトルを探してやらなきゃな・・・」

実力があっても、認められない。
かつての理奈とかぶる光景に、土生は黙っていられなかった。

「・・・俺も、行っていいですか?」


到着すると、監督が石井を笑顔で迎えてくれた。

「おお、石井くんか!」
「尾花さん、お久しぶりです。」

ずっとうつむいていた妹が、その一言でぱっとこちらを向く。

「・・・その子は誰だ?」
「偶然道端で会いました。後で指導をしてあげようかと。」
「そうか。それはそうと、妹は君と違って出来が悪い。
 もっときちんとやれ、と、お灸を据えてやってくれないか?」

どうやら、監督は何も気づいていないようだった。
石井はハイとだけうなずくと、妹を連れて誰もいない建物の影に向かっていった。


「お兄ちゃん・・・」

唇をきゅっと噛み、涙目でこちらを見ている。
怒っているだろうな、こんな目にあわせた兄を、恨んでいるだろうな・・・そう思っていた。

だが、違った。


609:狙ってストレート!
12/09/05 22:25:07.11 vPGvPdml

「おにいちゃああんっ!」
「さやか!?」

突然抱きついて泣き出す。

「ごめんなさい、ごめんなさいっ!
 お兄ちゃんが、期待して・・・チームを救うのを期待して、あたしに期待してくれてたのに、あたしっ・・・」
「何を言ってるんだ、兄ちゃんこそ悪かった!
 お前をこんな目に合わせて、兄ちゃんのせいで変なプレッシャーかけられて・・・
 兄ちゃんのわがままを聞いてくれて、チームに入ってくれたのに・・・」

美しき兄弟愛。
土生はいるべきかどうか迷ったが、自分のやるべきことのために、離れるわけには行かない。

「ぐすん・・・ごめんね。」
「何言ってるんだ。
 それより、久しぶりに一緒に野球しないか?」
「ほ、ほんと!?」
「君もどうだい。久しぶりに妹と一緒に、楽しく野球をやりたいんだが。」
「!・・・もちろん。」

土生にとって願ってもない事だった。
石井イチオシの、この妹さんの実力を、見極める機会を得たのだから。


「そーれ、いくぞー。」

適当な空き地を見つけ、石井が軽くノックを打ちこむ。
無駄のない動きで拾い上げ、土生に送球する。

(グラブ捌きに無駄がない。送球も正確だ。
 さっきの練習を見る限りじゃ足はやや遅かったようにも見えるが・・・)
「それっ!・・・あっ。」

打球が少しそれる。飛びつくが取れない。

「ごめんな、さやか。」
「ううん、取ってくるね!」
(俺や赤松なら届いている。やっぱり守備範囲はショートにしてはやや厳しいか・・・)

だが、堅実な守備は、少なくとも光陵内野守備の崩壊を食い止めてくれるはずだ。

610:狙ってストレート!
12/09/05 22:26:02.35 vPGvPdml


続いて、バッティング。
誰でも使えるバッティングゲージに入り、左打席に立つ。

「おお、しばらく見ないうちに、ずいぶん上手くなったな!」
「えへへー、そう?」
「ああ、打球の鋭さが違うぜ。ずいぶん頑張ったんだな。」

そんな兄弟の何気ない会話。
だが、土生はその会話など耳に入っていない。

(ミートが正確だ、俺以上じゃないか!?
 弾道は低いが、打球の鋭さも十分だ・・・)

少なくとも、橡浦以上の打撃は期待できる。
リトルでの扱いも悪く、引き抜きは容易だ。


「さやか。お前はすごいよ。」
「ほんと、お兄ちゃん?」
「ああ、お前は、変なプレッシャーでかたくなってただけだ。
 もっと伸び伸び出来るところを、俺が探してやる。」
「・・・お兄ちゃん。」

絶好のタイミング。
早速、触手を伸ばしにかかる。

「もし、石井さん?」
「ん、なんだい?」
「よかったら、俺のリトルはどうですか?
 監督は優しいし、女の子の選手もいるので、妹さんにも過ごし易いでしょう。」
「・・・そうか。
 いいんじゃないか、さやか?ためしに見学に行ってみないか?」

石井からの感触も上々。
これは期待できる・・・はずだった。


「・・・ゃだ。」
「え?」
「やだ!あたしが、お兄ちゃんのリトルを!大洋を!優勝させるんだもん!」
(な・・・なにぃ!?)

予想外の展開。
この女の子、芯が強すぎる。

だが、土生もここで引き下がるわけには行かない。

「さ、さやかちゃん、俺のチームだって、優勝を狙ってるんだ。
 それに、今の内野は人手不足、君の事が欲しいんだよ!」
「やだ!やだ!大洋を優勝させるんだもん!」
「あ、ちょっと!
 ・・・。」


結局、行ってしまった。
やはり、補強は簡単な事ではなかったようだ。

611:狙ってストレート!
12/09/05 22:26:47.22 vPGvPdml



「よっしゃ、橡浦!」
「・・・あっ」

橡浦の打球は、惜しくもショート正面。

「6回表、2アウト・・・」
「あーあ、やっぱりだめかぁ。」
「土生さん無しじゃ、どーしよーもないなぁ。」

すっかり戦う気力をなくした、控え組。
土生が最も嫌う光景が現実となる。

「ダメだよ、まだ諦めちゃ!」
「でも、9-0だぜ?」
「そうそう、ラリナ、いい加減・・・」

だが、ネクストバッターズサークルに立つ4年生の目は、違った。

「お前ら、黙ってろよ!
 ・・・俺はまだ、諦めないからな!」

赤松が打席に立つ。
初球をスイングしたが、力のないショートゴロ。

「まだだ・・・うおおおおっ!」
(雅人君!?)

執念のヘッドスライディング。
タイミングはアウトだったが、審判が赤松の気迫に感動したのか、セーフをコールした。

「やったぁ!」
「よーし、ユキちゃん、続いて!」

612:狙ってストレート!
12/09/05 22:28:48.69 vPGvPdml




とぼとぼと光陵の練習試合の場所に戻る。
なぜか、石井も付いて来た。

「そうか、そんなに内野陣が手薄なのか。」
「今だから言えますが、あなたについていってたのは妹さんを戦力として欲しいからです。
 申し訳ないです。」
「いやいや、さやかに活躍の場所を与えてくれようとしてくれただけでもありがたいよ。
 ただ、結構頑固者だからね・・・」
「・・・ここです。やっぱり負けてますね・・・」

被安打4、エラー数11。予想通り。
どうやらもうすぐ試合終了のようだ。

「フォアボール!」
「よーしデカブツ、よく選んだ!」
「うるせぇチビ、そういうお前も出塁しろ!」

相変わらずの凸凹コンビ。
だけど、互いへのライバル心があるからこそ、2人は成長していける。

「・・・お、緒方だ。まぁ、ここしかないわな。」
「本当だ。セカンドランナーも、バッターも女の子だ。」

あの後、ユキが二塁打で続き、山下が四球で繋ぐ。
そして、バッターボックスに立つのは、代打の切り札、緒方。

「元巨神の選手です。膝の大怪我で、走る事も守る事もできないので、代打一本。」
「へぇ・・・」
「けど、勝負にかける熱い魂は、誰にも負けませんよ。」

2球見逃して、簡単に追い込まれる。
だが、球に怯えているわけではない。球筋を見極め、一振りにかける。

膝の状態もずいぶんよくなった。かつてのバッティングは、すでに復活していた。
そして、内角の直球を、振りぬいた。

「打ったーっ!」

打球はぐんぐん伸びる。
ぐんぐん伸びて、フェンスを超え、・・・土生の素手に収まる。

「やったー、満塁弾だぁ!」
「あれ、土生さんだ!」

ようやく光陵ベンチに活気が戻る。
緒方は相変わらずクールにグラウンドを一周し、手荒い祝福を避けるかのようにベンチにスッと戻った。

613:狙ってストレート!
12/09/05 22:29:46.68 vPGvPdml


結局その回は4点止まり。
9-4で負けているので本来裏攻撃はないが、練習試合では大抵スコアにかかわらず6回裏まで執り行う。

「・・・見ててください、石井さん。これが、うちのエースです。」

客人としてベンチに座った石井にそう言い残し、マスクを被る。
ユキはライトに戻り、橡浦とのコンビが復活した。

「・・・。・・・!?」

三者三球三振。全部ストレートで。
先ほどの満塁弾と、土生がマスクを被った事で理奈が完全に闘志を取り戻した。

「よっしゃああっ!」
「いいぞ、理奈!」

理奈の一番のストレートは、相手が日食だろうと意に介さない。




「大洋リトル日本一の時のメンバー!?」

結局石井はそれからも行動を共にしている。
石井は高3で、先日野球部を引退しており、暇なのでここに来たらしい。

「すごい、すごい選手なんだ!」
「いや、すごかったのは他のみんなさ。波留さんとか、駒田さんとか、佐々木さんとか、大輔とか・・・」

夕食そっちのけで、石井に質問の雨嵐を浴びせる。

「あのときはね、・・・だったんだ。」
「へぇ、それでそれで?」
「ねーねー、タクローさん!」

いつの間にか下の名前で呼ばれるようになった。
本人もどうやらその方がいいらしく、タクローと呼ばれてから表情がさらに明るくなった。

614:狙ってストレート!
12/09/05 22:30:36.40 vPGvPdml


「ん・・・さやかー!」
「あ、お兄ちゃん!」

全員が食べ終わった頃、タクローの妹が食堂に入ってきた。
兄の事が好きらしく、トコトコ寄ってくる。

「練習終わったのか?こっち来いよ!」
「え、でも、リトルのみんなと一緒にいないと・・・」
「いいんだよ、何か言われたら俺が言っておくから。」

すぐ後に来た大洋の尾花監督を見つけると、タクローは話をつけにいった。
どうやら了解を得たようで、遠くから両腕で丸印を描く。


「土生さんが、この子を?」
「ああ。」
「わ、わたしは、大洋リトルを日本一にするんです!」
「けど、大洋って春大会、ベストなんぼだっけ?」
「・・・い、1回戦負けです・・・けど、秋大会は勝ちますッ!」

タクローの妹、さやかの決意は固いようだ。しかし、土生もそう簡単に引き下がるわけには行かない。
チームから捨てられそうな、優秀な選手をせっかく見つけたのだから。

「じゃぁ、さやかちゃん。俺達と試合してくれないか?」
「えっ・・・試合・・・?」
「日本一になるって言うんなら、当然俺達に勝てるんだろ?挑戦を受けてくれよ。」
「う、うーん・・・」
「それとも、勝てる自信がないのかな?」

土生にしては珍しい挑発的な言動。
流石にこれに黙っているさやかではない。

「わかりました!・・・えっと、お兄ちゃん、試合を組むのお願いしていい?」
「俺は構わんよ。
 兄ちゃん、このリトルも結構気に入ってるし。」

土生が一人入るだけで、チームの空気が変わったこと。
他のチームの元主力が復活している事、直球しか持ち球のないエースが、真っ向勝負を挑む事。
そして、県大会ベスト4。

タクローでなくとも、気にかける要素をこのリトルはいくつか持っている。

615:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/05 22:32:09.64 vPGvPdml
とりここまでで。

タクローはチームに残って欲しいな・・・

616:名無しさん@ピンキー
12/09/06 02:13:19.08 D2gqOTc4

巨乳成分が・・・
野球SS?

617:名無しさん@ピンキー
12/09/06 22:32:40.07 mS0iieco
感想も書けんからせめて三回に一回はエロ入れろw


618:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/07 12:08:14.94 VxejK+wr
まぁ、そこらへんは多めに見てください。
何より、登場人物がまだ不足しているけど、いきなりハイ登場ってわけにはいかないのです・・・

名無しさんXがリメイクしに着てくれれば一番いいんだろうけど・・・

619:名無しさん@ピンキー
12/09/07 19:47:53.45 jJbjgnc4
非エロなら非エロでもいい
だがさすがに巨乳要素すら入ってないのはどうかと思う
野球小学生のスレではないぞ

620:名無しさん@ピンキー
12/09/08 00:27:46.55 +S1j8fuj
多め→大目

621:名無しさん@ピンキー
12/09/08 07:01:33.99 vOvVtYJx
ctrl+fで巨乳というキーワード探すところだったよw

622:名無しさん@ピンキー
12/09/11 19:04:39.95 0KnOwKqK
新スレたれられへんかったので後宜しゅう

623:名無しさん@ピンキー
12/09/11 22:07:49.15 XcP4E1ty
立てたけど、テンプレしくじった。
落としてだれか立て直して



624:名無しさん@ピンキー
12/09/11 22:40:46.12 hFfITtRK
>>623

スレ立て乙でした!
在来のテンプレを>>2に補完しておきましたので、無理に落として立て直したりせず、そのまま使用続行しませんか?

■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その八
スレリンク(eroparo板)

625: ◆duS/DPq8/s
12/09/12 18:59:04.19 bLozNven
新スレに小品を投下してきましたので、こちらにもお知らせしつつ埋め。


626:名無しさん@ピンキー
12/09/19 20:42:29.27 3uNygAMU
保守


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