■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■at EROPARO
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■ - 暇つぶし2ch300:名無しさん@ピンキー
11/02/20 22:50:37.35 tdYBEHKY
保守兼ねて点呼。
いま現在進行形でSS書いてる/絵描いてる人って、どのぐらいいますか?


301:300 ◆REMNL/JIG6
11/02/20 23:04:33.40 B7cejkCc
私のほうは、真夏の夜の夢3がいまテキストで16KBほどまで来ています。次は千晶と明が出ます。
早ければ今月中に投下できるかもしれません。

302:名無しさん@ピンキー
11/02/20 23:33:23.97 olEfYe8Z
ほほう それは楽しみだな

303:名無しさん@ピンキー
11/02/22 22:42:40.51 ww56GaoL
>>301
超期待!!


304:投下準備 ◆REMNL/JIG6
11/02/26 05:00:17.97 BKU5jou2
三ヶ月ぶりに投下します。
本番なし。ほぼ全編を通して千晶と明の授乳プレイ的ななにかです。
分量は39KBほど。次から投下を開始します。

305:真夏の夜の夢3blaster44
11/02/26 05:00:52.98 BKU5jou2
○5
 ぽつ、ぽつ、ぽつと、ひとつずつボタンを外していく衣擦れの音が、朝の空間にちいさく響く。
 ごくり、と唾を飲み下す音が、喉の奥から妙に大きく聞こえてくる。
 暴れるように早鐘を打ちはじめた心臓と、全身から急激に血液を掻き集めては堅く勃ち上がっていく股間の雄の存在が、少年の意識を一気に支配していく。
 握りしめた掌の中にびっしりと汗を滴らせながら、黙りこくって立ちすくんでいるその少年の目の前で。
 自室のベッドに腰掛けたままの少女は、うっすらと汗に濡れて肌に張りつくパジャマを胸から引き剥がしていく。その上半身を、薄布一枚に隠されていた白くすべやかな素肌を露わにしていく。
 そして重たげに熟れた、特大のグレープフルーツ―あるいはメロンのような大きさで盛り上がる胸からの隆起をなぞって、べったりと吸い着いた布地がめくれる。乙女の柔肌からの別れを惜しむようにしながら、やがて完全に剥ぎ取られていく。
 白く豊潤に実ったふたつの巨峰が外気にさらされ、ぷるんと小さく、しかし重たく張りつめながらも柔らかさに満ちて震え―それら左右の頂でそれぞれ独自にぷっくりと膨らむ、桜色の苺がツンと上向きに突き上げながら、自身の威容を誇示していた。
 大の男の掌ですらとても包みきれないだけの威容を誇る双の巨乳が、いま少年の目の前へとまったく無防備に、突き出すように曝されている。
 今まで繰り広げてきた数知れぬ喧嘩で、幼馴染みの少年をはじめとする仲間たちとのじゃれ合いの中で、常に強力な武器として振るわれてきたしなやかな両腕は今、そんな自らの乳房を守るという任務の一切を放棄していた。
 それどころか今は無防備な双の肉塊を突き出し誇示するかのごとく、両腕はその下で組んでいる。
 まるで目の前の相手に、その柔らかな果実を捧げようとするかのように。
 左右を併せればゆうに一キログラムを超える、女性と母性の象徴たる巨乳。
 カーテンを引いた朝の一室で、そんな存在の威容を見せつけながら、濡れた瞳で少女は呟く。
「ねえ、だから。お願い」
「お……おねがい……って―」
「ボクのオッパイ、吸ってよ。明―」

306:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:02:32.94 BKU5jou2
○6
「…………」
 灼けるように強い熱を伴って降り注ぐ陽光はもう、この朝からまともに空も見上げられないほどに眩しい。
 ここ数日にわたって大地を焼いた暑熱もなお足りぬとばかり、またしても真夏日の到来を予感させる鮮烈な朝日の中、ランドセルを背負ったその少年は民家の玄関前に立ち尽くしている。
 谷川家の呼び鈴を押しながら、八坂明は親友からの返事を待っていた。
 ずっと近所に住んでいる物心ついた頃からの幼馴染みとして、いつの頃からか無二の相棒、親友として。数え切れないほどの遊びと冒険、喧嘩の数々をともにこなしてきた二人。
 そんな二人は、朝の登校もいつも一緒だ。だいたいの時間は示し合わせているが、先に出た方が相手の家の前で待つ。それがいつもの二人の登校風景だった。
 だが、この日。
 二人で決めていた約束の時間をいくらか過ぎても、千晶は姿を現す気配がなかった。まだまだ朝のホームルームに遅刻するような時間ではないが、千晶が自分をこれほど待たせるなど、今までそうそうあった話ではなかった。
「まさか、寝坊か?」
 あり得ない話ではない。自らを取り巻く環境の激変に伴い、千晶はここ数日の間、心身ともいつにも増して激しい格闘の中にあった。
 その疲れが一気に噴出して、今朝の身支度が遅れてしまったのだとしてもおかしくはなかった。
 それでも確認したくて呼び鈴を押した明だったが、返事はない。しびれを切らしてもう一度押そうかと思ったとき、インターフォンの奥から少女の声が響いてきた。
「あっ、明? いま行くから、ちょっと待ってて―あ、いいや。そのままうちに入ってきて!」
「はぁ?」
 もう学校の時間だぞ。朝っぱらからなに言ってるんだこいつ、と思いながらも、明は千晶に呼ばれるまま門を開け、玄関の前に上がった。すると間を置かずにぱたぱたと足音が響き、がらりと戸が開く。
「おはよっ、明っ!」
「お、おう……お、おはよ……?」
 いつも通り快活に挨拶する千晶に応じようとして、明は途中で口ごもった。予想外の光景に直面して一瞬思考が停止し、そしてその空白ののち、口を開く。
「……なんでお前、まだ着替えてないんだよ?」
 明の抱いた疑問は、彼女の服装に関するものだった。
 千晶はランドセルすら背負っていなかった。それどころかその服装はまだ、とてもそのまま通学できるようなものではない、寝起きのままのパジャマ姿だったからだった。
 しかし、そんな150センチに満たない千晶の身長に合わせたサイズのパジャマであっても、やはりその胸は凶暴なまでの存在感でもって砲弾型の輪郭を大きく前へ押し出し、布地をきつく張り詰めさせて、ボタンに強烈な緊張を掛けている。
 もしも今、千晶の巨乳に対して何らかの一撃が加えられでもすれば、パジャマのボタンを縫い止めている脆弱な糸などは、その内側に秘められた巨大な質量と弾力によって、いとも簡単にそのことごとくが弾け飛んでしまうだろう。
 そしてあまつさえ左右の隆起の頂には、二つの巨大な乳房それ自体からさらに突き出すようにした親指の先ほどの突起のみならず、ぷっくりとした周りの乳暈の存在までもが、くっきりと盛り上がってしまっているのだった。
(なんだこれ!? おいおい、つまり、今、こいつ……ノーブラ、ってことなのかよ!?)
 さすがにかっと顔面を熱くして、明は明後日に視線を逸らした。
 しかし千晶は別段恥じらうでも悪びれるでもなく、いつもの無邪気で明るい笑顔で返してくる。
「あー、この格好? これはねー……うん、後で説明するよ。別に、寝坊した訳じゃないんだよ? あのね、明。ちょっと、一つだけ頼みがあるんだ。すぐ終わるから、家に上がってくれない?」
「家に上がるって……学校は?」
「うん、もちろん学校も行くよっ。用事が終わったらすぐにね。だから、ホラ明っ。はやく早くっ」
「えええ……っ?」
 サンダル履きのまま玄関口から身を乗り出し、なかなか目も合わせようとしない明の手を取るようにして誘い込みに来る千晶に、明は戸惑いながらも歩み寄った。
「うっ、うお……っ」
 目を見張る明の眼前で、ブラジャーという檻に囚われていない千晶の乳房はつかの間の自由を楽しむかのように、奔放そのものに揺れ弾んだ。
 汗で乳房にぴっちり張り付いたままのパジャマはごく頼りない薄布で、このまま千晶が揺らし続ければボタンが弾けなくとも、布地そのものが巨乳に引き裂かれてしまいそうだった。

307:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:03:28.47 BKU5jou2
 素早く視線を巡らし、この無防備すぎる幼馴染みの姿態が衆人の環視に曝されてはいないかと、自らの体を障害物にしようとしながら警戒する。
 そんな明が間合いに入ると、千晶はその手首をぎゅっと掴んで、自らの家へと力強く引っ張り上げた。
「お、おい……っ!」
「いいから、いいから!」
 千晶は上がり口に足だけでサンダルを脱ぎ整えながら、なおも明を引きずり込もうと力を込める。そうしてパジャマの下に息づいて弾む重たげな乳房の量感も気にしないまま、軽やかな動きで進んでいく。
「お……おじゃましまーす」
 そして明は千晶に引っ張られながら、いつもの台詞を吐き出して、いつもの家に上がり込む。
 それはどうと言うことのない、いつものありふれた光景に過ぎない。そのはずだった。
 しかし、来訪を告げる明の呼び声に答えるものはない。目の前を進む千晶と自分を除いて、谷川家には誰の気配も感じられなかった。
「なあ、千晶。そのー……おじさんは?」
 勝手知ったる幼馴染み宅の廊下を、どこか落ち着かない心地で明は進む。
「ん? お父さん? お父さんはいないよー。今日はもう行っちゃった」
「そ……そっか。今、いないのか……おじさん」
 千晶にとって共に暮らす、唯一の家族の不在。
 ほんの数日前までなら気にも留めなかっただろう事実を知らされて、明の心臓はその鼓動を速める。
 つまり。
 今、この家の中に俺は、ノーブラでパジャマ姿の千晶と、二人っきり―
「おいおい……朝っぱらから、俺は……いったいナニを考えてるんだ……?」
 不意に朝一番から下腹に沸き上がる熱のたぎりを意識して、明は自分自身への不審をも交えた複雑な感情を抱く。
「でも明、どうしてそんなこと聞くの?」
「な……っ! い、いや、そのっ……ああ、もうっ! なんでもねえよ!」
「?」
 そんな明に大粒の瞳を瞬かせ、千晶は不思議そうに小首を傾げる。
「まあいいや。来てよ」
 言いながら、千晶は軽快に―しかし胸だけはひどく重たげに弾ませながら階段を上り、自らの部屋へと親友を招いた。そのままベッドへ腰を下ろすと、二つの乳房がパジャマの下でばいんと揺れる。
「ほら! ランドセルも置いて」
「いや、いいよ……どうせ、すぐ出るんだろ?」
「いいからっ。置いてよ、ランドセルっ」
 言いながらベッドマットを何度も叩く、妙に押しの強い千晶に何度も勧められて、やむなく明はランドセルを床に下ろす。仕方なしに辺りを眺めた。
 部屋の模様に変わったところは特にない。本棚にひしめく図鑑や学習書に漫画や児童書の数々、サッカーボールにグラブといったスポーツ用品、そしてハンガーで吊られた衣服の数々。
 相変わらずだった。少なくともごく最近、以前に訪れたときからの目立った変化は感じられない。
 女の子らしいところのほとんど見られない、胸を除いた外見その通りのボーイッシュな少女である谷川千晶の部屋は、明が以前訪問した数日前から、これといって目立った変化を遂げてはいなかった。
「ま、まあ、そうだよな。そんな簡単に、変わったりするわけ―」
 そう小声で呟きかけて、明は座ろうとした場所にあった何かに気づく。何の気なしに手に取って、思わず吹き出しかけた。
 特大のグレープフルーツがごろりと収まりそうな大きさのフルカップをふたつ繋いだ、白いフロントホックブラジャーが無造作に置かれていたからだった。
「……う……っ……あっ、ああああああ……っ!?」
 思わず取り乱しかけながらも努めて平静を装い、その持ち主の顔を見る。
 しかし幼馴染みの親友に自分のブラジャーを見られ、手にまで取られた千晶は至って平静のまま、何事もなかったように話しはじめた。
「それ、いつものG65ってサイズのやつだね。明にお風呂場でボクの裸を見られちゃった日に、お父さんとたくさん買ってきたやつ。今日もこれから、それを着けていくんだけど―」
「だ、だけど……?」


308:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:05:28.75 BKU5jou2
 言いながら、千晶は表情を曇らせる。
「それ。なんだかちょっと、もう……キツくなってきちゃったような気がするんだ……」
「へ。へえー……キツく、ねえ……って、お前。……それ買ってきたのって……まだ、ほんの三日前の話だったろ!?」
「うん、そう……そうだよ。たったの……三日前なんだ。あのときはまだ、このサイズでもうしばらくは大丈夫かな、ちょっとくらいキツくっても、そのほうがあんまり揺れたりしないだろうし……って感じだったんだけど……。
 今朝はもう、いっぱいに張っちゃって……正直、けっこうキツいんだ」
 そして少し心配そうな顔で、明をじっと見つめる。
「あのね。ボクのオッパイ、また、大きくなっちゃったみたいなんだ……」
「ま、また……おお、きく……っ」
 千晶に気取られぬよう、思わず明は生唾を飲んだ。
 顔をつき合わせて話している幼馴染みのすぐ下にある、その巨大な肉塊と、布地を突き上げる突起に一瞬だけ視線を下ろし、すぐに引き剥がす。
 まずい。明の股間はとうに危険水域を突破してしまっている。
「うん。それで、ボク、困っちゃったから……もうすぐ、このサイズでお願いしてきたスポーツブラジャーだって届くのに。
 ……このままもっと、今よりずっと大きくなられちゃったりしたら、今よりもっと邪魔になるし……この前せっかく頼んだスポーツブラジャーだって、いつまでも付けられないままになっちゃうよ……」
「そ、そうか……確かに……それは、困ったな」
 確かに千晶は三日前のあの日、自らの胸に急激に発育してしまったこの乳房の存在と向き合い、ともに生きていくことを決めた。
 それまでのように無闇に胸を押し潰したりするのではなく、あくまで乳房をそのままに暮らすということであれば、まずはブラジャーで支持し、補正していくということになる。
 だが千晶は西小学校が誇る悪童軍団の中核として、その日々を元気いっぱい悪戯や喧嘩に勤しんでいる少女だ。
 そんな彼女にとって普通のブラジャーでは、激しい運動で生じる乳房の動揺を吸収しきれなかったり、些細な攻撃を受けただけでカップが乳房から脱落してしまったりと、決して満足の行くようなものではなかった。
 それは彼女の相棒としてこの数日間、いくつもの修羅場を共にくぐってきた明もまた、肌で実感していることであった。
「確かにそうだな……。まあ成長期だからこれから大きくなっていくのは仕方ないとしても、そんなに急に大きくなられたんじゃ、スポーツブラジャーの注文だって間に合わないしな……」
「うん……」
 幼馴染みの大親友に対して勃起してしまっているという後ろめたさを悟られないよう、さりげない風を装って座り方を少しずつ誤魔化しながら、明はいよいよ本題の方に切り込んだ。
「そ、それで……お願いって、なんだよ。朝からそんな、急に……改まってさ」
「うん。それはね―」
 思いを決したように頷くと、千晶は自らの両手を、パジャマのボタンに掛けた。

309:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:06:14.97 BKU5jou2
○7
「……ちょ……ちょちょちょちょちょちょっ、おま……っ!? ま、待てよお前っ!? いきなり何しようとしてんだよっ!?」
 蹴飛ばされでもしたかのように、いきなり壁際まで思い切り後ずさって、明は慌てふためいて半裸の千晶に聞いた。
「?」
 自らの手でその巨乳をさらけ出してのけた千晶は、明の反応をさも不思議そうにつぶらな瞳で見つめたまま、何事もなかったかのように再び言った。
「だから。言ったでしょ? ボクは明に今ここで、ボクのオッパイを吸ってほしいの」
「だからっ! なんでそうなるんだよっ!? まったく意味わかんねぇしっ!!」
 自分の幼馴染みは急にオッパイが大きくなり過ぎたあまり、ついに頭がおかしくなってしまったのだろうか?
 そんなことまで考えながら慌てる明に、千晶はあくまで冷静なまま言葉を続ける。
「? ボクには、明に何が分かんないのかのほうが分かんないけど……。だから、ええと……普通さ。オッパイって、赤ちゃんにあげちゃうとしぼんじゃう……って言うよね?」
「……へ……っ?」
「あのね」
 ぱちり、と目を瞬かせる明を前に、千晶は自らの乳房を左右ともに下から鷲掴んだ。
 十一歳の少女の掌にはとても収まりきらないだけの巨大な乳肉が、十指の間へ握り潰されて絞り出されてくる。
 その白乳の尖端から飛び出すように迫り出す大粒の苺は、いかにも巨乳の中核に相応しい独自の威容を誇ってぷっくりと膨らみ、その周りへ上品に広がる乳暈とともに、吸い付いてくる赤子の唇を待ち受けているかのようだった。
「ボクのオッパイだって、今はミルクも出ないけど、ほんとは赤ちゃんにあげるためのものなんだもん。だからちゅーちゅー吸われたら、ボクのだってその分ちゃんと小さくなるはずだよ。
 ……テレビとかでも、前に買い物に行ったスーパーでも、お母さんになった女の人がそういう風に言ってたもん。赤ちゃんにおっぱいあげたら、前より小さくなっちゃった、って―」
「い、いや……いや、それは、おまえ……っ」
 小学六年十一歳の、若さと呼ぶにもなお青くみずみずし過ぎる精気にあふれた乳房を誇示しながら、千晶はじいっと明の瞳を見つめてくる。
「だから、お願い。明がボクのオッパイ吸ってくれたらきっと、もうこれ以上……ボクのオッパイ、大きくなってボクを困らせたりしないから」
 ……どこから突っ込んでいいのか分からない。
『ちがう、ちがうもん、やめて、やめてえぇ……ボクの、ボクのおっぱいお母さんのじゃないもん……ふくらんでても子どものだもん、どんなに揉んでも吸っても、お乳なんか、ミルクなんか一滴も出ないんだもん……だから作倉さん、やめてえぇ……』
 東小学校の変態爆乳少女、佐倉歩美に監禁されて乳房にむしゃぶりつかれてしまった時、そう言って必死に抵抗していたのは、他ならぬ千晶自身だった。
 いくら見栄えだけは群を抜いて、ほとんどの大人の女性たちより見事な巨乳を抱えていても、千晶は経産婦などではなく、妊娠したことすらもない。
 そんな母乳も出せない千晶の乳房では、いくら吸いしゃぶってみたところで、千晶が望むような効果が得られる公算は限りなく低いだろう。明はそう思った。
「い、いや……お前の気持ちと、言いたいことは分かったけどさ……おかしくねえか? その……なんで、そういうこと……俺に、頼むわけ……?」
 すると千晶は、どこか一抹の冷たさを感じさせる視線を明に据えた。
「…………。昨日さ。真理と決闘した特別教室の掃除ロッカーの中で、最後に―明、ボクのオッパイを吸ったよね? 先っぽ咥えて、ちゅう、ちゅう……って」
「う……っ」
 その通りだった。
 昨日の決闘―千晶にとって宿命のライバル、大西真理と一戦交えることになった決闘。
 執拗に千晶の喧嘩を阻止しようと図る担任教師・藤原通子から密かに逃れて、閉ざされた特別教室で激突した二人を、明は中立の立会人として見届けることになっていた。
 その最終局面で介入してきた担任教師接近の報を受け、お互い半裸に剥かれた二人の巨乳美少女と共に、明は教室の掃除ロッカーに逃げ込んだ。
 お互い声すら出せない状況のまま、しかし決闘の闘志は未だ胸にくすぶったままの真理は、ロッカー内の至近距離で明を間に挟んだまま、千晶の無防備な乳房を狙って責めなぶった。
 互いの位置関係とリーチの違いから、一方的に真理に巨乳をもてあそばれた千晶。決闘という行為の枠を踏み越えたその暴挙に、明は真理を凌辱するかのように制裁した。

310:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:07:10.63 BKU5jou2
「あのとき明、真理のオッパイも吸ってたよね。ボク後ろで見てたもん。真理のブラジャー脱がせて揉んで、その後ずうっとちゅぱちゅぱって、真理が半泣きで嫌がっても左右両方をずうーっと、なんだか、すっごくおいしそうにさ……。
 それとも、明。真理のオッパイを吸うのはよくて、ボクのオッパイはイヤなの……?」
「いっ、いやっ、そうじゃなくて! そもそも、そ、そっ……そんなの自分で出来るだろ!? お前のオッパイ、もう自分で吸えるぐらいデカいんだからさあ!」
 予想を超える申し出を前に、苦し紛れに口から出任せのつもりで喚いた明。しかし千晶はそれを、真正面から真顔で受け止めてのけた。
「うん。確かに、ボクも自分で吸えるんだけど……」
「えっ?」
 言いながら、千晶は右の乳房を右手一つで捧げ持つ。そのまま小さく俯くだけで、たわわに実った右の乳房を乳首だけでなくその周辺部まで含んでのけた。
 千晶の乳房は丸く大きく、そして何より素晴らしい張りがある。これほどの質量があってもなお、決して長く延びてなどいないのだ。
 それでも千晶はしごく簡単に、その唇へ自らの乳首を含むことが出来ていた。
「んっ……ちゅぷ……ちゅぱ……っ」
「…………」
「んぷっ……ぷっ、はぁっ」
 呆然と見つめる明の目の前で数秒間も吸いしゃぶったのち、千晶はようやく乳首を離した。
 自らの唾液にまみれて妖しく濡れ光る、新鮮な桜色に輝く乳頭を明の方に向けながら、そこから唾液の糸を引いたままの唇で、どこか不満げに言葉を紡いでくる。
「こんなふうに、ね……一応はボクも、自分で少しは吸えるの。でも自分でだと、ほんとにオッパイの先っぽとその周りを少しぐらいしか口に含めないし。オッパイ全体からちゃんと吸ってるって感じがあんまりしないから、そんなに効果なさそうで……」
「…………」
「……明……聞いてる……?」
「……はっ? あっ、えっ……あっ、ああっ! き、聞いてる聞いてる!」
 怪訝そうに千晶に聞かれて、思わず取り乱しながら明は喚いた。
 目の前で自らの乳房を片手で持ち上げるだけで、簡単に唇に含んで吸えてしまうほどの大きさを見せつけられることで、明はその巨乳ぶりを否応なしに再認識させられていた。
 同時にその下腹に帯びた熱はすでに焼けつくほどで、少しでも気を抜けば、友情も理性も吹き飛ばしてしまいかねないほどに過熱していることも認識している。
「……だから、ボクは明にボクのオッパイを吸ってほしいの。もちろん明だけじゃなくて、自分でも吸ってみるけど……明に吸ってもらった方が自分で吸うより、きっと効果は大きいって思うから。…………。明……イヤなの?」
「えっ? い、いや、ただ俺は、その―」
「…………」
 なおも狼狽して言葉を濁す明に、千晶はむっと眉をひそめてそっぽを向いた。どことなく投げやりに言葉を放つ。
「……明がイヤなのなら、いいよ。……他の誰かに頼むから」
「ほ、ほっ……他の誰かって、だっ、誰だよっ!?」
 突拍子もない千晶の言葉に、明は思わず慌てふためいて詰め寄った。
 まず最初に脳裏に浮かんだのが一昨日出会った東小学校の根暗な感じの爆乳少女、佐倉歩美だ。
 ずっと前から千晶に片思いを寄せていたらしい彼女が自宅に誘い込んだ千晶を拘束し、明の眼前で千晶の巨乳を吸いなぶるなどした艶めかしい光景は、未だに明の脳裏から離れようとはしていなかった。
 まさか、こいつ。あれで癖になってしまったのでは。
「……だ、誰って、別に……他の誰かに、だよっ」
 その明の剣幕が予想を超えたのか、いくぶん鼻白みながらも、千晶はあくまで強気に言い切った。
「……どうなの……明。ボクのオッパイ……そんなに……イヤなの……?」
「い、いや、その、おまえ……っ。イヤとかイヤじゃないとか……そういう問題じゃなくて、なぁ……っ」
 そりゃあもちろん、吸えるもんなら吸い尽くせるまで吸いたいけれど……そういう問題じゃないだろうよ。

311:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:08:13.99 BKU5jou2
 戸惑いながら下がる明に、あくまで千晶からの視線はまっすぐ瞳の奥へと突き刺さってくる。
 そもそもこんな方法で、千晶が望むような効果―乳房の成長を遅らせる、もしくは小さくしてしまう、といった効果が得られるなどとは思えない。
 閉ざされた部屋の中で膨れ上がっていく欲望に押しやられながら、それでも明の理性はそう叫んでいる。
 千晶が何を思ってこんなことを言い出したにしろ、そのまま喜び勇んで千晶の乳房にむしゃぶりつくようなことは出来ない。
 幼馴染みのいちばんの親友を、誰より大事な最高の相棒を、下半身の衝動のままに欲望で汚したりしたくない。例えどんなに気持ちよくても、それだけはダメだ。千晶を裏切りたくない。
(でも……)
 だが同時に、自分は、約束した。誓ったのだ。
 今まで通り、一番そばについててやる、と。どんなときも、必ず、自分だけは千晶の味方になると。
「…………」
 もう一度、真正面から千晶の瞳を覗き込む。
 親友の瞳はいっぱいの切実さを湛えて明を見つめながら、同時に、その片隅に不安の影を覗かせてもいた。
 ―千晶はいま、俺の助けを必要としている。
 ただ身勝手に、自分の、男の欲望の対象とするのではなく。
(もし、それで……俺が千晶のオッパイを吸うことで……それだけで、千晶が安心できるって言うのなら、……俺は―)
「わ……わかった」
「!」
「そ、そこまで言うなら……お前のオッパイ、とりあえず……吸ってやるよ。そのかわり……それで小さくならなくても、あとで文句言ったり、するなよな……」
「…………! う、うんっ! じゃあ、明……おねがいっ!」
 ぱあっと表情を華やがせ、心なしか頬に一筋の紅を射したようにも見えた千晶が両手を広げ、その乳房を押し出すようにして一気に明へ迫ってきた。
「あ、ああ、……うわっぷ!?」
 その千晶の表情に一瞬見とれた明の隙を突くように、千晶は明の頭を両腕で抱きしめ、その豊潤な乳肉の海へ、明の顔面を沈めるように抱き留めていた。
「ぷ、ぷふう……っ!!」
 明にとって、それは初めて味わう感触だった。
 単に千晶の裸身だけなら、これまでの濃密な数日間で何度も目撃してきてはいた。掌に千晶の乳房を包み、溢れる乳肉を執拗なまでに揉みしだいたこともあったし、昨日に至ってはわずかな間とはいえ、乳首を口に含んでしゃぶり上げさえもした。
 鉄壁の学級委員長、国東真琴が体育倉庫で見せたストリップショーと無防備な肢体。
 監禁した明に逆襲され、明の手でIカップのブラジャーを引きちぎられたうえ裸身をベッドに組み敷かれ、ショーツの上に男根の切っ先を突きつけられて、処女まで貫き散らされようとしていた爆乳少女、佐倉歩美。
 そして昨日、掃除ロッカー内で制裁として明にスポーツブラジャーを剥ぎ取られて凌辱され、あまつさえ処女喪失と膣内射精までを受けてしまう寸前だった暴君少女、大西真理。
 千晶以外にもそんな巨乳少女たちと重ねてきた肌の温もり、はちきれそうな乳房の弾力と柔らかさを思い出しながら、しかしいま顔面で味わうそれらのどれとも違う千晶の乳房の感触に、ここまで耐え抜いてきた明の理性もついにふっつりと切れた。
「ハムゥッ!」
「あうッ!!」
 猛り狂う雄の欲望のまま、明は千晶の左乳房に襲いかかった。
 千晶の乳房はブラジャーや手の支えなどなくとも、自由なままでツンと上を向く若い弾力に満ちあふれている。
 だから単に上からしゃぶりつくだけの動作で、明はその巨乳に見合う大きさの乳暈だけでなく、乳房全体の半分近くまでを一気に口へ含むことが出来た。
 豊潤な白い乳肉、桜色の乳首と乳暈。甘い果実を思わせる彩りだが、感じる味わいはあくまで若干の塩辛さを帯びた少女の汗のそれだ。大きさや質感はともかくその味わいは、昨日むさぼり尽くした真理の乳房と大差ない。
 しかし明はそれにも飽き足らず、さらなる乳肉を求めて両手を繰り出し、自らの口腔内へと左乳房の余りを押し込んでいく。
 それでも千晶の乳房全体はとうてい含みきれなかったが、あっさりと奥まで届いた乳首の尖りが喉を刺すのを感じて、これが限界と明は悟った。

312:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:09:09.13 BKU5jou2
「……あ、はぁ……っ。すごい、すごいよ、明っ……ボクのオッパイ、半分ぐらい口に入れちゃった……。これなら、きっと……そう……そこから、ボクの……吸ってぇ……っ」
 言われるまでもない。限界まで口に含んだ千晶の乳肉を締め付けるように、明は唇をきつく窄めた。
 そのまま千晶の乳房から出るはずのない母乳を搾り出そうとするかのように、明は締め付けながら顎を引いていく。巨乳そのものから、その尖端の乳首へ向かって後退する。
 ぷっくりと膨らんだ桜色の乳首と乳暈が、明の口腔に押し潰されて変形していく。後退し続ける明の顎から、ついに乳房全体が逃れられるかといった瞬間、明は再びかぶりついた。
「痛ッ、んゥ……ッ! ふ、ああ……っ、噛んだりしたら、だめ、だよぉ……っ!」
「あぷっ、ふあっ……ご、ごめんっ」
 明の後頭部を抱く千晶の腕に、びくんと電撃されたような痺れが走って、明ははっと我に返った。
 見れば乳暈よりほんの少しだけ外側の乳房、桜色と純白の境界線あたりに、上下に歯形が残っていた。思わず、ずいぶん強い力で噛んでしまっていたらしい。
「うあ……ご、ごめん、千晶」
「か、噛んじゃダメだからね……!? もう。昨日も明は真理の乳首噛んでたし、一昨日は佐倉さんもボクの乳首噛んできたし……どうしてみんな、オッパイ噛んだりしたがるのかなあ?
 いい、明? オッパイは噛むものじゃなくて、吸うものなんだからねっ!?」
「お……仰るとおりでございます……」
 千晶の怒気に押されて、二つの巨乳を文字通りの眼前にしながら明は申し訳なさそうに縮こまる。その態度に溜飲を下げたのか、千晶は表情を和らげると、明を再びそっと抱き寄せた。
「ん。分かればいいよ。……続き、吸って?」
「お……おう」
 今度は右乳房に視線を止める。その乳暈周辺をてらてらと濡れ光らせているのは、いま千晶が自分で口に含んだときの唾液だ。
 これって、間接キスってことになるのか……?
 普段はジュースやお茶を回し飲みしていても一度も考えたことのなかった単語が、なぜか今回だけは頭に出てきてうるさい蝿のように飛び回る。
「明……?」
 親友の躊躇を感じ取ったのか、どこか不安げな声で千晶が覗き込んでくる。
 ―お前はいま、千晶のオッパイを口に含んで吸ったんだぞ。乳首に歯まで立てたんだ。ここまで来ておいて、間接キス程度で何を躊躇するところがあるのか。
 ええい―ままよ。そもそも、こいつもその辺あんまり気にしてなさそうだしな。俺だけ神経質になってどうするんだ。
 無言のままで自分を叱咤して思いきり、はぷっ、と明は千晶の右乳房を口に含んだ。みずみずしさに溢れた千晶の巨乳は、やはりわざわざ下から手で支えておくまでもなく、ただ顎を押しつけるだけで自ら腔内へ弾み込んでくる。
「はう……っ!」
 その頂にまつわりついていたはずの千晶の唾液はその汗に紛れてしまい、味わいの違いを感じとる間もなく、明の腔内に渦巻く唾液の海に消えた。
 噛んじゃダメ、噛んじゃダメ。欲望に押し流されそうになっても、歯だけは絶対に立てないように……そう念じながら、千晶の巨乳を頬張っていく。
 少しでも多くの乳肉を腔内に収めるため、乳首の尖端を喉奥の真ん中へ寄せようとする。しかし弾力の強い千晶の乳房は思うようには導かれず、左頬内側の粘膜をくすぐるように乳首がなぞった。
「んうっ……ほのっ!」
「ひゃんっ!?」
 明は体そのものを左側へ振って、千晶の右乳房との位置関係を整えながら、明は舌を繰り出して舐めあげた。
 ざらりとぬめった舌の感触が下半球から乳房を襲い、弾力に満ち溢れた乳肉の張りに食い込みながら乳暈へ至る。
 乳房から一段高く盛り上がった乳暈の感触へ、明は咄嗟に舌を突き刺す。舌先はなお乳房を登りながら奥へ食い込み、もっとも突起した乳首の中心を、二センチほども乳房の奥へと押し込んだ。
「んあ……っ、ふ、ふあああ……っ!」
 集中的に乳首を狙った凶悪な責めに、千晶がびくびくと腕を震わせながら身をよじる。
 敏感な部分を責めなぶられて、あられもない反応を示す美少女。昨日、あの掃除ロッカーの中で真理を相手に味わったその感触に、明はハーフパンツの中の逸物をいっそう凶暴に猛らせていく。
 乳首の先端に刻まれた割れ目から母乳の井戸をほじくり出そうとするかのように、明は執拗に乳首へ向かって舌を繰り出し、乳頭もろとも乳房へ埋め込み、乳暈から乳首めがけてしゃぶり上げた。

313:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:09:58.60 BKU5jou2
「あ、あんまり……舌で、さきっぽくすぐったり、……しないでぇ……っ。そんなことされると、ボク、くすぐったくってぇ……ヘンな感じに、なってきちゃうよぉ……っ!」
「そんなこと言われてもな……」
 たっぷりと楽しんだ乳首から唇と舌を離し、乳暈の中からぷっくりと起き上がってこようとしている乳首と、そこから自分の舌まで糸を引いている唾液の名残を見つめながら、明は口腔そのものではなく、言葉の力で千晶をなぶった。
「おっぱい吸ってくれ、って言ってきたのは千晶のほうなんだぜ? おっぱい吸うのってどこからだと思ってるんだよ。乳首だろ? 乳首に触らずに、どうやっておっぱい吸えって言うんだよ」
「た……確かに、そうかもしれないけどぉ……でもそんなふうに、意地悪されてると……ボク……ボクぅ……くすぐったくって……からだが、熱くて……へんに……なっちゃう……」
「……ダメだ。お前のおっぱい、俺の好きなように吸わせろよな……」
「ああ……そんなぁ……だめぇ……そんなの、ダメだよぉ……あきら……明ぁ……!」
 欲望の熱に浮かされた明は、千晶を押しきって再び目の前の巨乳に没入する。千晶は最初のうちこそやめてと懇願し、腕力も使っての抵抗をも試みていたが、その力はごく弱いものでしかなく、とうてい明を引き剥がすことなど出来なかった。
「んぷ……ちゅぷっ……ちゅぷ……ぷっ、はぁ……!」
「あう……っ……あ、ああ……あはあ、ぁ……っ」
 息継ぎのために乳首を離し、ちらと胸から見上げてみれば、乳房をその中核からいいように責め抜かれて、千晶はすでにその抵抗能力のほとんどを喪失してしまっているように見えた。
 頬を真っ赤に火照らせたまま、熱だけを宿したうつろな瞳で息も絶え絶えに喘ぐ千晶。
 今まで一度も見たことのなかったその表情は、明の股間に宿る雄の根源から、これ以上ないほど強い衝動を生じさせてしまっていた。
 あまりにも魅力的で、そして、あまりにも無防備な雌の姿。
 昨日もそうだった。掃除ロッカーの中で、リーチの差と位置関係の問題から真理に一方的にその巨乳を餌食にされた千晶は、ひどく簡単にその戦闘能力を喪失し、なされるがままになってしまっていた。
 ……今だったら、このまま……ほとんど無抵抗の千晶を、無理矢理ベッドに押し倒して……パジャマの下も、ショーツもぜんぶ脱がせて、そして、全身を押さえつけて、……千晶の、なかに、いちばん奥まで、俺のを……最後まで……
「……!」
 ―何を考えているんだ、俺は?
 限界まで突っ走っていった妄想の中から明は、ふと自身の右手を千晶の背中から―その下半身のパジャマとショーツを脱がそうとするかのように、千晶の尻へと回してしまっている自分に気づいて立ち止まった。
「……待てよ……おい……」
 俺はいま、千晶に何をするつもりだった?
 昨日の、掃除ロッカーの中の……真理を制裁したときと、同じか?
 あのときと同じような、欲望にまみれた目で、俺はこいつのことを……千晶のことを見ようとしていたのか?
 俺は……千晶をこんな風にしたくて、そういうことをしたくて、千晶の頼みを聞いたわけじゃなかったのに。
 千晶だって、俺にこんな風にされたくて、そういうことをされたくて、俺に頼んだわけじゃないのに。 
 ただ純粋にこいつは、自分の胸のことが心配で。でも、それを相談できるような相手が思い付かなくて、それで一番身近な、いちばん信頼してる俺を頼って……。
「…………」
 なお股間に猛る熱の強さは、いっこうに引く気配がない。だが今の明はもう、単なるその欲情の熱の奴隷ではなかった。
 いままで十一年間をともにしてきた、千晶の笑顔、ともに戦うなかで見せる横顔の凛々しさ、一緒に怒られたとき、喧嘩に負けたときの情けない泣き顔―不意に溢れてきたそんな思い出の洪水が、明から淫らな熱を洗い流していく。
 こんなにデカくてきれいで、何よりエロいオッパイしてるけど、それをまったく無防備に、俺に見せたり触らせたり、吸わせたりまでするけれど……こいつは誰より大事な、俺の、親友なんだ。
 だから、俺は―こんな方法で、こいつを傷つけたりしたくない。

314:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:11:19.10 BKU5jou2
「……ほんっ、とうに……しょうがねえやつだなあ……」
「ふっ……ふえぇ……っ?」
 唇を離す。
 目尻にうっすらと涙を浮かべ、紅潮しきった頬で千晶は明を恐る恐る見下ろしてくる。
「しょうがねぇなあ……。千晶の泣き顔は、今までのでもうじゅうぶん見られたし。俺もずいぶんスッキリしたから、千晶の乳首をイジメてやるのは、まあこの辺りにしといてやるよ」
「……あき……ら……?」
「これ以上、千晶に泣かれたりしてもめんどくせーしさ。ここから先はお望み通りの通常運転にしといてやるから、感謝しろよな」
「……なっ……! なに言ってるの、明っ! ボク絶対、少しも泣いてなんかないからねっ!!」
「はいはい、わかったわかった。千晶は泣いてない泣いてないー」
「何その適当な言い方!? バカにしてるのっ!?」
「ぐえッ!?」
 不意に強烈な力で抱き締められて、明は再び千晶の乳房に沈んだ。左右の乳首がごりごりと頬に擦りつけられる中で、柔らかさと弾力に満ちた乳肉が明の口腔めがけて雪崩れ込んでくる。
 その圧倒的な質量は柔らかく変形しながらもっちりと明の顔面に張り付いて、鼻と口とを完全に塞いでしまう。十分な腕力と組み合わせられれば、巨乳というものは殺人の凶器になりうることを身をもって明は知った。
 明は必死にもがいて抵抗したが千晶の力は先程までの弱さが嘘のように強く、さらに呼吸器を封じられた状態では明の力はどんどん弱まり、脱出の可能性は急激に消失していった。
「ひ、ひふ。ひふ、ひふ、ひふ……!」
「もう……っ! 本当に、もう……っ! 明はほんとに、本当にい……っ!」
 巨乳に溺れながらベッドを叩いてギブアップを宣言する明が窒息しかけていることに、数秒遅れで怒り心頭の千晶は気づく。ようやく胸から解放してやると、ぷはあっ、とすごい勢いで明は酸素を貪った。
「ぶっ、ぶっはぁああぁっ!! えほっ、えほ、えほっ!!」
「……ふふん。なーんだ。明も泣いてるじゃん」
 そっと右手をむせる明の目尻にやって、浮かんだ涙を千晶が拭う。半死半生の明は一拍遅れて反撃した。
「な、な、泣いてるじゃん、じゃねえだろ! お前なあ、今マジ本気で俺のこと殺しに来ただろ! お前のオッパイに顔面埋めさせて、俺を溺死させるつもりだったよなぁ!?」
「かんけーないですー。ふーんだ。今ので明だって泣いたもん。これでおあいこだよね!」
「お、お前……ほんっとうに、お前、なぁ……っ」
 おあいこ。これでいつも通り、貸し借りなしのいつもの二人。
 ぺろっと舌を出しながら得意気に微笑む千晶にこめかみへ青筋を立てながら、しかし息を切らせる明は、今の自分がひどく安心していることに気づいていた。
「……、マ……マジで、死ぬかと、思った……」
「もう。明が変なことしたり、変なこと言ったりするからだよー。じゃあ明、今までのはこれでチャラだよ! ここからは真面目に、ちゃーんと普通にオッパイ吸ってね!」
「真面目に……ちゃーんと普通に……ねぇ……」
 今さら突っ込んでも遅いけど、改めて考えるとどんな状況だよ。
 口許を凍った笑みでひくつかせながら、しかし明は目の前にそびえる天上の果実に視線を止める。
 大きく、いやらしく、そして美しい。
 これを目の前に差し出されても吸わずにいられる人間など、いったいこの世に存在しうるのだろうか?
「そんじゃあ、もっかい……いただきます」
「んっ……、吸って……」
 ちゅぱっ、とすでに明の唾液まみれになった乳房を口に含み、明はもうただ無心で千晶を吸った。
 そこからは別段言葉を交わすでもなく、明は息継ぎのために乳首を解放し、代わって反対側の乳首に吸い付く。何度も乳首と乳暈を舌で責め抜きたい誘惑に駆られたが、明はそのすべてを飲み下し、優しく巨乳を吸い続けていた。
 そんな風に、左右の乳房を何回も往復するうち、千晶の唇から笑みがこぼれた。
「……うふふ……」
「―?」
 穏やかな微笑みとともに、髪を梳くように後頭部をそっと撫でられて、明は千晶の乳を吸いながら目だけで上向く。
「えへへへへ。こういう風にしてると……なんだか明、ボクの赤ちゃんみたいだね」
「ぶっ!!」
 その言葉に、明は思わず乳房を吐き出し、抗議の意を込めてきつく千晶を見上げる。

315:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:11:55.69 BKU5jou2
「おっ、お前なぁ! お前が吸ってくれ吸ってくれって頼むから、俺はお前のオッパイ吸ってやってんのに! いきなり何ヘンなこと言ってくれてんだよ!?」
「あはははははは。ごめん、明。でも、こうやってしてると……なんだかボク、何て言うのかな……すっごく……安らぐんだ……」
「安らぐ……?」
「うん」
 頷きながら千晶は再び明を抱き寄せ、乳房への吸いつきを催促する。
「ん……っ、あのね……。ボクのオッパイはまだ、お母さんのミルク出ないけど……こうやって、明にちゅうちゅう吸ってもらってると……なんだか、すっごく安心するんだ。落ち着いてくるの」
「…………」
「公園とかで赤ちゃんにオッパイあげてるお母さんたちも、みんな優しそうな顔してるけど……きっとこうやってオッパイ吸われてると、だんだん今のボクみたいな気分になってくるのかなあって……。そう思うんだ……」
「……そっか」
 明は無言のまま、千晶の乳房を吸い続けた。
 早くに母を失った千晶。
 母性を知らないまま、明たち男子に混じって育ってきた彼女にとって、予想を遙かに超える急成長を見せた自らの乳房は、未知の母性を感じさせてくれる存在なのかもしれない。
 ―もうしばらくは、千晶の赤ちゃんでいてやってもいいか。
 明はそんなことを思いながら無心の赤子のように、一滴の母乳も産み出すことのない飾り物の乳房を吸い続けた。
「ありがと。明……」
 目を閉じて吸い付いてくる明になんとも言いようのない愛おしさを感じて、千晶は明の頭をそっと抱き寄せながら呟いた。
「見た目だけの形と大きさだけじゃなくて。ボクのおっぱいも、ほんとにミルクが出たらいいのにな……」

316:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:12:57.69 BKU5jou2
○8
「すっごい……気持ちよかった……」
 ベッドの上に半裸の上体を横たえたまま、疲れに脱力した―しかし夢見心地のような表情で千晶は言った。
 明に何度となく激しく吸いしゃぶられた乳房は左右両方とも、明の唾液にまみれたまま、吸いなぶられた乳首からその前半部までを赤く腫らしている。
 身体を起こしているときには、重力と張力との絶妙のせめぎ合いの中で芸術作品さながらの美形を誇示していた千晶の巨乳だったが、こうして横たわっているときにはさすがにそんな威容を保つことは出来ず、胸板の上にまんべんなく潰れて広がってしまっていた。
 それでもなお、胸板の広さに対して圧倒的に大きい千晶の巨乳は、見事な小山をふたつ築き上げていることに変わりはなかった。
(平常心、平常心、平常心……)
 さながら情事のあとのような風情を漂わせながら、あられもない半裸の姿で横たわる千晶の隣で、明は膨れ上がりきった男根の熱を持て余しつつも、なんとか欲望の炎を鎮火させようと試みていた。
 えっと……どうしよう。この状況では、抜いて処理するわけにもいかないし……。こういうときは、どうすれば……天井のシミとか数えていればいいんだっけ?
 とにかく、まずい。何とかして頭と股間を切り替えなきゃ。今から通学だっていうのに、チンコをこんなギンギンの状態にしたままでいいわけないだろ。鎮めなきゃ。なんとかして、鎮めなきゃ……!
「ん、しょ……っ」
 まだ気だるげな甘さを孕んだ息を吐きながら、千晶がゆっくり身を起こす。その胸板をふたつの巨乳が滑り落ちていき、途中で弾んで跳ね返ると均衡点に釣り合うと、そこであの美しく均整の取れた砲弾型を象った。
「……これから、どうするんだ……?」
「んっと……もっかいシャワー、浴びるつもり。今朝は明にオッパイ吸ってもらうつもりだったから、早めに起きて一回浴びてたんだけど……いっぱい吸われて、またべとべとになっちゃったから。学校行く前にもう一回浴びておこうかなって、最初から考えてたんだ」
「……え? シャワーって……今から? それはいいけど……お前……」
「?」
 相変わらず、どこかとろんとした目のままの千晶に、明は壁時計を指し示す。
「いや。途中で気づかなかった俺も悪いんだけどさ……もう、そんな時間じゃねえよ。今から全力ダッシュで、なんとか間に合うかどうかって時間なんだけど……」
「あ……っ」
 薄紅に色づいていた千晶の頬が、今度はさあっと青ざめていく。
 大慌てで飛び出すように立ち上がると、周りに散った今日の着替えを集めはじめる。
「わっ。わっ。わっわっわっわっ!!」
「お、落ち着けバカ! 学校は別に逃げやしねーよ!」
「でっ、でもでもでもでも! とにかく早く着替えないと、本当にボクら遅刻しちゃうっ!!」
「わあバカ、お前パジャマ半脱ぎのままで動くなっ!!」
「あっ―!」
「あぶねっ!?」
 パジャマの下を脱ぎ捨てながら畳んである着替えに向かおうとした千晶が、そのパジャマを脱ぎきれずに足首のところで引っ掛けてつまずく。
 それを咄嗟に助けようとして飛び出した明は、自らの体もまたバランスを失い、崩れ落ちていこうとしている現実に気づいた。
「はえっ?」
 極限状況に面して色を失い、急減速した主観時間の中で、明は自らの足首に絡み付いている千晶のフロントホックブラジャーを目撃した。
 ああ、さっきのアレ、いつの間にか床に落ちてたのか―呑気にそんなことを思う間もなく、今度はお互いに倒れ込んでいく千晶の身体が一気に迫る。回避不能。
 激突。
「あ痛てっ!」
「あうっ!!」
 二人の身体がぶつかり合い、互いが互いを巻き込み合いながら倒れていく。
(なんだそりゃ!? 無駄骨かよ!)
 だが、それでも千晶を守らねばという思いだけは達したのか、二人が倒れるときはどうやら明が下になりそうだった。受け身も取れる。
 これなら行けるかと思いかけたそのとき、千晶が咄嗟に明のハーフパンツをむんずと掴んだ。しかし倒れ込みながらの強い力でハーフパンツはトランクスもろとも、いとも簡単にずり下ろされてしまう。
「はえっ―!?」
 危急に際してもなお熱量を失わずにいた逸物が、拘束具を失ってばいんと飛び出す。
 そして二人は転倒した。

317:真夏の夜の夢3
11/02/26 05:13:25.45 BKU5jou2
「うげっ」
「かは!」
 幸い下になった明も頭は打たずに済み、受け身自体は成功して全身への打撃も最小限で済んだ。
 だが次の瞬間、明は身を起こしながら目を見張る。そのまま硬直した。
「い、た、た、た、た、た……。うう、明、ごめんね、ごめんね……大丈夫!?」
「い……いや……俺の方は大丈夫……大丈夫は、大丈夫……なんだけど、よ……っ……」
 千晶の下敷きになって言いながら、明は灼熱の中でその身を凍りつかせてしまっていた。
 ちょうど明のへその上あたりで、千晶が心配そうな顔で明を覗き込んでいる。
 明のハーフパンツを引きずり下ろした右手は今もそのままだった。
 だから股間から半ば剥き出しにされてしまっている陰茎はいま、左右両方とも明の腰骨に当たって潰れた乳房の間に埋もれていた。
 みっちりと詰まった乳肉が生む、吸い付くような圧力の中で、明の逸物は完全に捕獲されてしまっていた。
 千晶のオッパイに……俺のチンコが食われちまってる……!
「…………!」
「ど、どうしたの明!? どこか悪いところでも打ったのっ!?」
 驚愕に目を見開く明の表情を誤解し、思わず必死に身を乗り出してくる千晶。
 当然ながらその動きは、彼女の巨乳も引きずってくる。
 千晶の胸板と明の腰骨の間で、たっぷりと押し潰されている乳肉。そこから押し付けられた左右の乳首が裸のまま、明の腰骨から腹筋の外側を沿うようにしてなぞり挙げてくる。
 そして何よりも男性自身をもってはじめて味わう、押し潰された千晶の乳房の間に張り詰める、逃げ場のないもっちりとした巨乳の圧力。
 それがさらに千晶の身体ごとの前進でしごき上げられてしまえば、少年に耐えるすべなど、最初からありはしないのだった。
「う、ううっ!」
「明っ!?」
 その瞬間、ついにこらえきれずに明は達した。
 さんざ我慢を強いられてきた大量の精液が出口を求めて、千晶の乳房の合間を、陰茎内を突進していく。
 そうして千晶の乳房の谷間を抜けた先、そこには当然―
 やばい。このままじゃ俺の精液ぜんぶ、千晶の顔面にぶっかけちまう!
 全身を支配しながら、股間へ向かって脊髄を衝撃波が一直線に駆け降りていく。強烈な射精の快感のなか、明は最後まで抗って右手を閃かせ―腰の横からトランクスを掴んで一気に跳ね上げ、その布地を陰茎の鈴口と千晶の顔の間に割り込ませた。
「うっ、」
 ―出る……っ!
 今朝味わい尽くした千晶の乳房にたぎる万感の灼熱とともに、明の精液はほとばしった。
 明の反応がコンマ一秒でも遅れていれば千晶の顔面にぶちまけられ、ボーイッシュなショートカットの美少女を汚し尽くしていたはずの精液はすんでのところで少年のトランクスに阻まれ、その布地へと白濁の奔流を叩きつけた。
「お……っ、おっ、お、おお……っ……」
「明!? ねえ明、大丈夫? 大丈夫っ!?」
 その後数秒間に渡って続いたたっぷりの余韻の中で、明らかに異常な幼馴染みの挙動に恐怖した千晶は、がくがくと明の肩を揺り動かして確認した。
「だっ……大丈夫、だって、言ってんだろうが……! 分かったからお前、手ぇ離せ……いつまで人の上に乗っかってるつもりなんだよ!」
「あ……ご、ごめんっ」
「俺の方は別に、どうでもいいから……とにかくお前は、まず第一に着替えとけ。それが第一、ほかは二の次。以上。いいなっ!?」
「う……う、うんっ」
「あと、俺は、と、ト、……トイレ借りるなっ!!」
 我に帰るや唾液まみれの両乳房をタオルで拭き取り、そのままフロントホックブラジャーを二重に身に付けていく幼馴染みを尻目に、白濁液まみれになったまま今日一日は交換もできそうにないトランクスを少しでも拭き取るため、谷川家のトイレを目指して全速力で突進した。

318:投下終了 ◆ZLjjLUHBmg
11/02/26 05:29:03.91 i9eEb5h9
今回は以上です。
スレがだいぶ寂しくなってしまったのは残念ですが、今後も地道に書いていきます。
描いていただいたイラストとご感想、いつも励みになっております。
特に最近は、以前描いていただいた
URLリンク(livedoor.blogimg.jp)
の千晶と歩美のプロポーションに萌えております。
まだ先のことになりそうですが、私のSSのほうでもこんな場面を描いてみたいです。

なかなか水着回にたどり着けず申し訳ありませんが、次はとりあえず体育授業回の予定です。
出来うる限りえろくやっていきたいと思います。

あと今回、またしてもトリバレをやらかしてしまいました。
たびたびで申し訳ありませんが、また新たなトリップに変えさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願いいたします。


319:名無しさん@ピンキー
11/02/26 05:56:27.05 fmFv/yNv
うおお 相変わらずの濃い描写が凄い!明は相変わらずトラブル射精で白濁トランクスかわいそうw
でもパイズリ好きなのでこのトラブルは歓迎っす。もっととらぶれ。

320:名無しさん@ピンキー
11/02/26 14:07:31.67 Hb+JhzaB
>>318
ぎゃーやめてー!
恥ずかしいからそんな古いの引っ張り出さないでww

新しいの書くからちょっと待ってて・・・

321:名無しさん@ピンキー
11/02/26 21:39:13.01 Mona5vF/
GJでした!!
セルフ乳舐めはナイスシチュエーションですね……


322:名無しさん@ピンキー
11/02/27 21:23:38.79 YI36fJHz
投下乙でした!!
次回も気長に待ってますので頑張って下さいませ。

323:名無しさん@ピンキー
11/03/03 02:18:13.77 bxTOPufM
明、うらやましいのか寸止めがお気の毒なのかわからん

324:名無しさん@ピンキー
11/03/03 22:08:44.94 DMsbVQuh
過去スレも読もうとしたけど、鯖移転の関係か辿りつけないよ……


325:名無しさん@ピンキー
11/03/03 22:09:58.51 fL8REKbv
>>324
>>1にある保管庫じゃダメか?


326:名無しさん@ピンキー
11/03/03 22:25:25.06 DMsbVQuh
>>325ありがとう!!見落としてた


327:名無しさん@ピンキー
11/04/01 13:29:58.74 irAl0t4A
保守

328:名無しさん@ピンキー
11/04/01 14:28:59.69 eEM/oETT
>>320さんの新作はまだか……


329:名無しさん@ピンキー
11/04/01 14:32:42.39 fU0AA8YD
さらに保守

330:名無しさん@ピンキー
11/04/02 01:10:09.90 lOX2D38E
アゲハの夢期待age

331:名無しさん@ピンキー
11/04/02 01:12:19.46 lOX2D38E
さげてたwwww

332:名無しさん@ピンキー
11/04/11 17:28:52.26 wyJMqCHx
一時期見られなくなってて絶望してたんだが、そうか 生きていたのか よかった。そしてあいかわらずのGJさ。
やっぱ踏みとどまる時の心の強さがいいな、後落ちも好きだわ。次も期待して舞っております。

333:名無しさん@ピンキー
11/04/14 23:07:38.63 APXY/4I5
URLリンク(livedoor.2.blogimg.jp)
みんな元気かー落書き晒しにきたぞー
こんなご時世でも小学生は無邪気だぞーがんばろうやー

ところで総合って教科はなんだったのかと・・・

URLリンク(livedoor.2.blogimg.jp)
おまけ。おっぱい分。

334:名無しさん@ピンキー
11/04/15 16:06:47.75 I3KnXvXI
なんか前よりうめぇw

335:名無しさん@ピンキー
11/04/15 21:21:12.39 CzpsArjl
おおGJです!!
どっちも谷川千晶かな?

336:名無しさん@ピンキー
11/04/16 00:31:02.06 /aDeHar7
お、ちょっとうけたw
こんなんでよければたまに来ますー。まあ千秋ってことでひとつ。

337:名無しさん@ピンキー
11/04/26 00:02:53.87 f35tg5gx
保守

338:名無しさん@ピンキー
11/05/05 23:39:07.18 fTqfTPOH
保守

339:名無しさん@ピンキー
11/05/06 09:43:23.56 l/5dl37V
期待

340:名無しさん@ピンキー
11/05/14 21:17:22.88 2/Nw2tWT
保守

341:名無しさん@ピンキー
11/05/16 09:07:57.32 YMqY9qOs
期待的保守

342:名無しさん@ピンキー
11/05/18 11:12:14.61 EZbcZGk3
期待すぎる保守

343:名無しさん@ピンキー
11/05/20 19:34:45.09 6FDF5iPG
保守

344:名無しさん@ピンキー
11/05/21 12:00:14.99 IYtgjJNv
URLリンク(news.searchina.ne.jp)

女児に中国産きゅうりを食べさせてゆけば夢がかなう!

345:名無しさん@ピンキー
11/05/24 18:31:47.56 hqsxt/pY
アメリカ産の牛乳も効果があるぞ

あちらの乳牛には成長ホルモンが使われていて、その牛乳を摂取した人間に作用するそうだ
効果として男女共に2m近い高身長、女性は更に低年齢で巨乳化する
アメリカの消費者団体が成長ホルモンの使用禁止を求めているが
生産メーカー側は因果関係が認められないとして拒否している

良い事ばかりではなく副作用もあり、ピザデブ化しやすく糖尿病のリスクが高まる
何かしら運動させるのは必須だな

346:名無しさん@ピンキー
11/05/25 20:24:46.34 KRxASL7/
やっぱりすくすく天然モノがいい


347:名無しさん@ピンキー
11/05/25 21:41:01.91 c6pgI6P8
女性の巨乳化は遺伝でもなんでもなく成長期のホルモンの摂取量次第ぽいからね
以前、TVでタイの巨乳村の巨乳化する食べ物(うろ覚え、イモだったような)も結局はそのイモが
天然にホルモン成分が含まれていました、ってオチだったしなぁ

348:名無しさん@ピンキー
11/05/25 22:01:03.52 c6pgI6P8
おお、ソースみっけ

>アメリカでは全乳牛の32パーセントにrBST(牛ソマトトロピン)が投与されている。
>rBSTは、牛が乳を分泌するときに出す成長ホルモンから人工的に分離した遺伝子で作られた成長ホルモンで、
>牛に注射すると、乳を出す量が4割も増える。
>アメリカでの牛乳の生産者価格はここ何年も上がっていないので、
>酪農家はrBSTによって一頭あたりから取れる牛乳の量を多くしないと暮らしていけない。
>このrBSTを「ポジラック」という商品名で販売しているのが、
>農業とバイオテクノロジーの多国籍企業モンサントである。
>ところがこのホルモンを投与された牛の乳を成長期の少女が飲み続けると、
>その乳房も成長が促進されるという。

>少女たちは実際にホルスタイン化されていたことになる。

URLリンク(d.hatena.ne.jp)

349:名無しさん@ピンキー
11/05/26 12:57:48.21 mPTLbRFQ
プエラリア・ミリフィカに詰まっていたのは夢でも希望でもなく薬品でしたなんて笑えないよな

350:名無しさん@ピンキー
11/05/26 13:01:52.50 mPTLbRFQ
おっぱい

351:名無しさん@ピンキー
11/05/26 15:11:04.94 pZfA1prw
>>349
>プラエリカミリフィカ

巨乳小学生キャラの名前かと思ってググった俺w

352:名無しさん@ピンキー
11/05/26 16:29:38.72 gHI9Wh8+
>>351
俺がいるw

ってか、このスレ人いたんだな

353:名無しさん@ピンキー
11/05/26 16:41:24.74 mPTLbRFQ
エリカじゃないよwww

354:名無しさん@ピンキー
11/05/27 07:15:11.74 k691iD7+
盛り上がった時期もあって、結構良質なSSが投下されたりしたんだが。
最近は書き手不足なのか…

355:名無しさん@ピンキー
11/05/28 00:25:45.12 FRJpTL8x
保管所でお勧めのヤツとかある?

356:名無しさん@ピンキー
11/05/28 19:08:07.09 tApAUive
プエ知らないやついたのかよw
巨乳フェチなら常識だぜ!
彼女に飲ませるよろし

357:名無しさん@ピンキー
11/06/01 21:23:40.46 ZtkAE1Zg
>>355
新参さんか?

358: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/06/02 03:34:01.56 EGwfLlLk
プエラリ凄いな

359:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/13 18:31:58.71 uNYNTOz6
保守

360:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/14 08:16:53.48 2jWGyTE5
真夏の夜の夢は2月か。
結構たってるなー 早く見たいんだぜ

361:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 14:31:32.69 fG/IvaNX
保守

362:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 22:30:48.83 9efZ6EOb
おっぱい

363:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 23:38:32.57 GXFdwQlC
たまに覗くと、何故か必ずその日にカキコがあるw


364:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/25 12:15:35.31 u166u6KJ
保守
なんか投下したいなとは思うが、まったくネタがない。

365:名無しさん@ピンキー
11/07/06 17:09:50.43 lrIhaQoY
保守

366:名無しさん@ピンキー
11/07/09 00:12:41.89 TjHjLeRc
>>363
銭湯ネタなんかどうだろうか
近所の子が自然に集結できるし男湯は男湯でいろいろ話作れる

367:名無しさん@ピンキー
11/07/09 00:16:09.22 lWD/Wali
夢を見たので再構成しようかと思ったが、巨乳中学生だった

368:名無しさん@ピンキー
11/07/09 10:25:27.62 X1Lsijr3
>>367
夢なんだから2~3歳くらい融通を利かせろ融通をw

369:名無しさん@ピンキー
11/07/10 18:06:01.79 dK1SwZQH
URLリンク(uploader.sakura.ne.jp)

初投下。
愛良 11歳 95のGカップ

370:名無しさん@ピンキー
11/07/10 19:38:12.76 4wRcFntk
>>369
もう消えてるってどういうことだよ

371:名無しさん@ピンキー
11/07/10 21:39:21.61 dK1SwZQH
>>370
ごめん、ミスったんだ。
てか、自作のイラストとかでも児ポ法ひっかからないか不安になっちゃうw

372:名無しさん@ピンキー
11/07/11 00:16:33.98 9yQRtO2V
おっぱいガン見してることに気付かれて馬鹿にされたい
小学生とは思えないテクでいたぶられたい

373:名無しさん@ピンキー
11/07/11 00:31:38.83 +v0Z/KtM
>>371
ならないから描いてくれ、ほらほら

374:名無しさん@ピンキー
11/07/11 01:06:27.63 bNWN6U1m
下手くそだけど、笑わんでくれw

多分すぐ消すw

URLリンク(uploader.sakura.ne.jp)

375:名無しさん@ピンキー
11/07/11 02:24:19.84 Q7wCAlHd
消そうとしたけど、消せんくなってる。
自動的に消えるアップローダーなの?
初めて使ったからシステム分かんね…

376:名無しさん@ピンキー
11/07/11 09:24:32.90 IaGFLG1w
いいね

377:名無しさん@ピンキー
11/07/11 09:27:55.84 HgJwfZqJ
未練買った

378:名無しさん@ピンキー
11/07/11 11:47:33.34 lvK3MlgN
絵はまだ時歩にはなってない

379:名無しさん@ピンキー
11/07/20 22:34:08.60 k1Hu9hXP
千晶はまだか

380:名無しさん@ピンキー
11/07/27 16:39:00.34 PKabn1Oe
保守

381:名無しさん@ピンキー
11/07/27 20:47:29.97 GtiNFRsy
期待保守

382:名無しさん@ピンキー
11/08/06 18:36:31.39 zjenjRIw
期待保守

383:名無しさん@ピンキー
11/08/13 05:10:19.81 nUCv64Nd
期待してくれ

384:名無しさん@ピンキー
11/08/13 12:31:46.87 sEExBfEJ
期待してます

385:名無しさん@ピンキー
11/08/14 17:09:55.85 G8hEhED1
保守。

386:名無しさん@ピンキー
11/08/14 18:14:44.44 B4new/3b
何をどう期待しているのか?

387:名無しさん@ピンキー
11/08/24 16:18:01.17 LWhL8SKE
保守

388:名無しさん@ピンキー
11/08/27 12:32:35.25 h8HfttgQ
hosyu

389:名無しさん@ピンキー
11/09/06 00:37:35.11 ofySsPRs
HOSYU

390:名無しさん@ピンキー
11/09/08 15:47:29.67 r/NMUa9B
ついこの間見かけた、となりのランドセルって漫画は良かったな。
表紙の素晴らしさもさることながら、内容もなかなか……。

391:名無しさん@ピンキー
11/09/08 17:30:20.31 ttmnRsQW
>>390
これか
URLリンク(blog.livedoor.jp)

392:名無しさん@ピンキー
11/09/17 01:33:30.19 Mxrp1qzj
>>392
そうそう、それそれ。
今までは興味が薄かったが、こうして書き込みに来るぐらい引き込まれてしまった。
が、どうやら過疎ってるみたいだな……ちと残念。

393:名無しさん@ピンキー
11/10/02 21:29:18.86 +OKE4B7Q
ほしゅ

394:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:38:30.37 70E5X3Zv
突然で失礼します。

現在学んでいる事のなかで、頭に響くものがあり、それを小説にしました。
このスレッドとの意趣が合わず、もしかしたら不快に感じる方もおられるかもしれません。

もしその場合は消してくださって構いません。


舞台は東日本大震災直後。
この小説の西小、東小の世界観もお借りしています。
住居貸し出しボランティアなど、一部現実に存在するものもありますが、
人物、舞台に関するものは全てフィクションです。

395:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:40:56.67 70E5X3Zv
「君、クラミジアにかかってるよ。」

窓の外はすっかり深黒に染まった病院の一室で、そう宣告された。

「・・・。」
「毎日、知らない男の人の家に、泊まっているんだね?」
「・・・うるさい。」

医者は全てを見抜いているらしい。
それもそのはず。この手の『患者』を嫌と言うほど遭遇してきたからだ。

「今からでも遅くない。一緒にがんばって治療しよう?」
「・・・金なんて、ない。生きるにはこれしかない。」
「治療費も、生活費も、面倒を見るから。ね?」
「・・・うるさいっ!」

『患者』は、逃げ出した。
医者はそれを追おうとはしない。どうせ、又ここに帰ってくる事になるからだ。

「・・・藪先生、いいんですか?」
「いいんだよ、無理に引き止めても、効果はない。こうなる事は分かっていた。
 君だってそうだったじゃないか?」
「まぁ、そうですね。」

そばにいたナースも、どうやら『患者』だったらしい。

「とはいえ、あの子はちょっと厄介だね。」
「え?」
「ここで面倒を見ている子ども達とは、決定的に違う部分があるじゃないか。
 ・・・うらやましいかい?」
「せ、先生っ!」

ハハハハ、と軽く笑うと、ナースは予想通りの反応を見せた。

396:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:45:08.49 70E5X3Zv
県内の小学校・・・通称・『西小』のとある教室。そこに『患者』がいた。
『患者』の隣の席には、誰もいない。

女子数人がグループを作って群れ、男子は近くの小学校との『戦争』を熱く語る頃。
『患者』は、唯一の友達である図書館で借りた本との対話を楽しんでいる。

だが、対話の最中にも、嫌と言うほど自分への軽蔑が聞こえてくる。

(久遠(くどう)さん、また夜の街に繰り出してたんだって。ママが言ってた。)
(イヤよねー、ちょっと胸が大きいからって、ほんっとキモーい。)
(あれじゃない?『ホウシャノウ』って、頭がおかしくなるんじゃないの?
 体もなんか血だらけでさ、あれ、『ホウシャノウ』の病気でしょ?)

その一言に、ピクリと身の毛がよだった。
次の瞬間には、目から一滴の雫が頬を伝う。

(・・・地震なんて、地震なんてっ・・・!)


予鈴のチャイムがなる。
もちろん、予鈴は予鈴に過ぎない。誰も話をやめる気配もなければ、席につく気配もない。
しかし、この日は違うようだ。

397:名無しさん@ピンキー
11/10/09 19:47:45.35 73TXkV71
つ④

398:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:48:12.64 70E5X3Zv
「おーい、悪いが席についてくれー!」
「先生?まだ早いよ?」
「いや、今日は転校生が来たんだ。だから皆に紹介する。」

教室がざわつく。
だが、転校生が来る日にざわつく事は、普通はない。

なぜなら、転校生が来る場合、普通数日前に予告をしておくのが慣例だからだ。

「えー、聞いてないよー?」
「突然の転校だったんだ。みんな、仲良くしてあげてくれ。」

先生が左を向き、うなずく。
それを合図に、ランドセルを背負った少年が現れる。
教壇の隣に立ったタイミングで、先生は黒板に名前を書き始めた。


「岩城信二(いわき しんじ)くんだ。仲良くしてあげてくれ。」
「・・・岩城、信二です。」

大人しめの性格らしい・・・と思ったが、どうやらちょっと違うらしい。
なぜなら、その瞳に光がないからだ。

「先生、岩城君はどこから来たの?」
「ああ、岩城君は、両親の仕事の関係でこっちに引っ越してきたんだ。」
「だから、どこから来たの?」
「ずっと遠くから。さぁ、岩城君。久遠さんの隣があいている。あそこに座って。」

コクリ、とうなずいた。
だが、先生のその勧めを、男子の一人が妨げる。


399:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:50:14.69 70E5X3Zv
「岩城、あそこはやめときな。『ホウシャノウ』がうつるぜ。」
「!」
「そうよ、あの子、『ホウシャノウ』にかかって、おかしくなってるんだから、うつるわよ。」
「おい、お前達!そんな馬鹿な事を言うんじゃない!」

先生の制止を気にも留めず、教室全体が岩城の『警護体制』に入る。

「岩城君?気にしなくても、おかしくなったりはしないから。ね?
 あそこの席に・・・」
「・・・。」

先生の薦めに応じるように。
・・・だが、その瞳に確固たる意思を宿して、その少年は久遠の隣に座った。

「俺、岩城。よろしく。」
「あ、うん・・・」

『警護』をありがたく思うどころか、『ホウシャノウ』を全く恐れようとしない。
その岩城の態度は、次第に教室全体に疑念を持ち込んだ。


(なんなんだよ、あいつ。俺達の忠告もきかねーで・・・)
(それどころか、なんで『ホウシャノウ』と仲良くしているんだ?)

(あいつ、なんかくらい顔してた。そういえば、服もボロボロじゃね?)
(ていうか、あの子どこから来たの?先生も、話してくれなかったし・・・)

(ひょっとして、あいつも『ホウシャノウ』?)

400:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:52:28.22 70E5X3Zv
転校初日なので、教科書は当然用意できていない。
隣の席の子に見せてもらうのが通例だが、岩城が取った行動はと言うと。

「見せてくれる?」
「あ、うん。」

当たり前のように、久遠から見せてもらう。
その姿は、『疑念』から『確信』へと変わらせるには十分だった。


「久遠は何をするの?」
「あたしは・・・本を読んでる。」
「そうか。俺は外で遊んでるから、一緒には無理だな。」

2時間目が終わると、30分間の休憩。
本を読んだり遊んだり、各々が思い思いにやりたいことをやる時間。

「待てよ。」
「なんだよ、俺はお前達と一緒には遊ばねぇ。」
「あたりまえだろ。お前も『ホウシャノウ』なんだからな。」

久遠の本を読む手がピクリと止まる。
岩城の眉間に、しわがよる。

「先生はどこからきたか言わなかった。
『ホウシャノウ』は、いい服を着られない、って話も聞いてるぜ。」
「・・・。」
「久遠なんて、ホウシャノウで頭がおかしくなって」
「うるせぇっ!」

岩城の蹴りは、真正面にいた氷田(ひだ)を、机ごと吹っ飛ばした。

401:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:54:45.16 70E5X3Zv
「ぐあっ!」
「てめ、『ホウシャノウ』のクセに、触んなよ!」
「黙れ、お前らなんかに、・・・俺たちがどんな目にあったかなんて・・・」

岩城の勢いは、止まらなかった。
せき止めていた思いを、全て吐き出すがごとく、蹴りと殴りの濁流を男子全員に浴びせ続けた。

クラス総出でも濁流は止まらず、別のクラスから八坂と野村が駆けつけ、
八坂の取っ組み合いの隙に消しゴムの剛速球を頭部命中させ、なんとか収束を迎えた。



3時間目は当然授業ではなく、この問題が取り上げられた。
先生は、放射能の正しい知識、そして間違った偏見をやめるよう通達した。

・・・もちろん、こんな事で事態が収まるはずもないが。
『ホウシャノウ』は、『暴力』と『夜遊び』を育てる、そんな偏見が定着してしまっていた。


こうして、初日にして早速、埋めようのない溝を作ってしまった。

402:『ホウシャノウ』
11/10/09 19:57:02.63 70E5X3Zv
「・・・ごめんね。」
「ん?」
「私がいなかったら、こんな事にはならなかったのに。」
「・・・悪いのは、地震だよ。・・・いや、ホウシャノウだ。」

忘れもしない、3月11日。
あの日が、全てを奪い去った。

家は損傷はしたものの、たいした損害はない。
これなら立て直せるから心配ないよ、親からそう言われていたのに。
県の職員から通達されたのは、『即時退去』だった。

「俺達2人で、頑張って行こう?
 前の学校では1人だったけど、今回は久遠がいるから。」
「・・・うん。」
「さ、一緒に帰ろう。
 イジメを受けちゃいけないから、俺が家まで送っていくよ。」

そういわれた久遠は・・・涙を流しながら、首を横へ振った。

「・・・れない」
「えっ?」
「あたしに、帰る場所なんて、ない!」

駆け出していってしまった。
教室に一人残された岩城は、なす術もなく取り残された。

403:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:00:24.34 70E5X3Zv
岩城の、ただいま、と言う声に返事をくれたのは、両親ではなかった。
どこにでもいる老夫婦。しかし、この2人は岩城の祖父母・・・いや、親戚ですらない。

「おお、信二君、おかえり。」
「あ、ただいま。おじいさん、おばあさん。・・・何してるんです?」
「いや、ちょっと部屋の整理を・・・ばあさん、そっちを持っておくれ。」
「はいはい。」

頼りない腰つきで、重そうな箪笥(たんす)を運ぶ夫婦。
それを指を咥えてみる事など、この少年には出来はしない。

「あ、俺も手伝います。」
「おお、そうかね。じゃぁそっちをもって・・・」
「どこに運ぶんです?」


放射能に汚染されて、実家には帰れない。
親戚の所に行こうにも、岩城の両親はどちらも一人っ子。
宮城にいた母方の両親は地震で他界し、父方の両親は高齢ゆえに、頼るのを躊躇っていた。

そんな中見つけたのが、普通の人がただで空き部屋を提供すると言う動きだった。
父方の両親を頼るか、名前も知らない人たちが差し伸べてくれる暖かい手にすがりつくか。

悩んだ末に後者を選んで、今がある。

404:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:03:14.13 70E5X3Zv


「よいしょ。ふぅ、終わった終わった。ありがとうね、信二くん。」
「いえいえ。」
「・・・よおし、またあれをやるか?」
「お、いいっすね。やりましょう!」

その2人の合図に、やれやれと言った表情のおばあさん。

「じゃぁ、縁側にお茶とお菓子を持ってきますね。」

信二が母方の父親・・・つまり、祖父から習った囲碁。
結局1度も勝てぬままだったが、手筋の似ているこのおじいさんは、まさに祖父代わりだった。


405:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:05:16.21 70E5X3Zv
一方の、久遠はと言うと。

「お、遼(はるか)ちゃーん!」
「・・・あ。」

ここは街の繁華街。
空が茜色に輝く頃、20代前半の、恰好のいい青年が声をかけてきた。

反応を見る限り、どうやら知り合いらしい。

「どうだい、また、ご馳走しようか?」
「うん・・・あと、泊めて?」
「今夜もうちに?もちろんいいとも!」

ズボンのベルトをギチギチと言わせながら、ポケットの財布を取る。

「今月は給料がよかったからね。お寿司でも食べに行こう♪」
「うん。」


このお兄さんには、連日のようにお世話になっている。

地震と津波で家族全員を失い、預けられた先の親戚の家では虐待の日々。
その時受けた痣や火傷の跡は未だ消えていないが、クラスメイトからは『ホウシャノウ』のせいだと思われている。

家に帰りたくない気持ちが、彼女を繁華街へと寄り道させた。
その時、このお兄さんから声をかけられ、今に至る。

406:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:08:00.63 70E5X3Zv
「お寿司、おいしかった?」
「うん。」

お兄さんの家の玄関を開けると、そこにはフィギュアの山。
中には乳首が露出しているものもある。
パソコンが3台設置されており、どうやら趣味も職業もこれらしい。

そして、『YAHHOOOO!!(ヤッフォー)』(就職先のネット会社)と書かれたワッペン付きのワイシャツを、
脱ぎにくそうにしているお兄さんをよそに。


久遠はベッドに座り込むと、服を脱ぎ始めた。

「は、遼ちゃん・・・はぁ・・・ハァ・・・」

お兄さんが声をかけたのは、顔や手に痣があるにもかかわらずかわいらしさ満点のロリフェイス、
そして、何よりも小学生・・・いや、大人離れをしたその爆乳。

「ね、ね、今日はお風呂でしない?」
「・・・うん。」



407:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:13:08.62 70E5X3Zv
風呂場は割と広いが、おそらくこのお兄さんの体格に合わせたものだろう。
2人で入っても何一つ不自由ない。
そして、2つの椅子が用意されているが、片方は子どもサイズの新品である。
床には、スチロール製のマットレス。ねっころがっても痛くない。

久遠がちょこんと座ると、早速お兄さんは右胸の乳首にしゃぶりつく。

「・・・んっ・・・」
「んまいよ、んまいよ遼ちゃん・・・」

久遠用の椅子は、いつも1分も持たずに用済みとなる。
興奮したお兄さんの下半身が我慢できなくなり、椅子を取っ払って遼を仰向けに寝かせるからだ。

「入れて、いい?」
「いや。」
「ごめんね、それじゃぁ。」

以前、マットレス無しで寝かしてしまい、『痛い』と言われて不機嫌にされてしまったことがあった。
言いなりになっているようではないようで、お兄さんも遼の気持ちは彼なりに汲む。

「しっかりとぬるぬるにしてあげる。」
「うん。」

ローションを手に塗りつけて、久遠の局部に触れる。
ひんやりとした感触は久遠を軽く喘がせる。

408:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:15:18.17 70E5X3Zv
「んっ・・・」
「それじゃ、次ね。」

取り出したのはペニスをかたどったバイブ。
スイッチを入れ、先端を局部に触れさせると、喘ぎがはっきりとしてくる。

「ん・・・あっ・・・」
「入れるよ。」
「あっ・・・あっ!」

無表情だった久遠の表情が快楽で歪む。
最初は無知故に戸惑いの連続だった彼女も、最近は大分馴れてきた。

最初の日に自分を声をかけた地点で、お兄さんが体目的だと言う事は分かっていたが。
今までもその爆乳でいじめられていた過去を考えれば、どうと言う事はなかった。
流石にセックスまでされたときは無知ゆえに戸惑ったものの。

その代価においしい食事、きれいな洋服と、虐待から抜け出した生活を手に入れられるのなら。
このお兄さんのわいせつなお遊びに、付き合うのも悪くない。

いそいそとコンドームをつけるお兄さんを見ながら、今までの事を回想した。

409:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:17:32.36 70E5X3Zv
「じゃぁ、そろそろ入れるね。」
「うん。」

だから、体の準備さえ整えれば、拒否する事はない。
お兄さんのアソコはかなり小さく、小学生の久遠でもなんとか受け入れられる。
その証拠に、小陰唇は多少広がっているものの色鮮やかで、大陰唇を捲らなければ処女に見える。

「・・・うああっ、締まる、締まるよッ!」
「あっ・・・!」

少女を犯す青年の腹の脂肪がタプタプと揺れ、青年に犯される少女の胸の脂肪もタプタプと揺れる。
片や見るだけで吐き気のする光景だが、もう片方は年齢とのギャップもあいまって非常に官能的である。

「イクうううっ!」
「っ・・・。」

挿入からわずか10秒足らずで果てた。
このお兄さんとのセックスで、気持ちよく感じる事はほとんど無い。
まだ乳首をしゃぶってもらったほうが、気持ちよく感じる、というのが久遠の本音。

410:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:19:50.85 70E5X3Zv
「じゃぁ、そろそろ入れるね。」
「うん。」

だから、体の準備さえ整えれば、拒否する事はない。
お兄さんのアソコはかなり小さく、小学生の久遠でもなんとか受け入れられる。
その証拠に、小陰唇は多少広がっているものの色鮮やかで、大陰唇を捲らなければ処女に見える。

「・・・うああっ、締まる、締まるよッ!」
「あっ・・・!」

少女を犯す青年の腹の脂肪がタプタプと揺れ、青年に犯される少女の胸の脂肪もタプタプと揺れる。
片や見るだけで吐き気のする光景だが、もう片方は年齢とのギャップもあいまって非常に官能的である。

「イクうううっ!」
「っ・・・。」

挿入からわずか10秒足らずで果てた。
このお兄さんとのセックスで、気持ちよく感じる事はほとんど無い。
まだ乳首をしゃぶってもらったほうが、気持ちよく感じる、というのが久遠の本音。

411:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:22:50.14 70E5X3Zv
その後もこのお兄さんの趣味に合わせないといけない。
久遠の恵まれた肢体は、現実離れした2次元の女の子の愛用服も見事に着こなす。

「どう?今日の服は、『ポリキュアハニー』の主人公・メロンちゃんだよん♪」
「うん・・・」
「うにゅー、かわいー!メロンちゃんっ!」

そういうや否や抱きつく。この後コスプレプレイが始まるのは言うまでもない。

小さい頃はこんな服を両親にせがんで着せて貰ったものだが、さすがに小6ともなると進んで着る気にはなれない。
それでも、ロクに洗濯もしてもらえず服もぼろぼろだった親戚の家のことを思えばはるかにマシだ。

「この服のポイントは胸のライン!
 おっぱいの大きい遼ちゃんにぴったりだよぉ。」
「・・・うん。」

おっぱいおっぱい言われるのは多少不快だが、
逆に言えば、このおっぱいのおかげで以前よりマシな生活を手にいれることが出来た。
もしこの胸が無ければ、誰からも声がかけられないか、もっと待遇が悪かったかもしれない。

412:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:25:57.93 70E5X3Zv
普通、家に帰らなければ問題になるところだが、親戚の家族は久遠の事はどうでもいいらしく、何も言ってこない。
久遠の行動は、繁華街の大量の人だかりの中で、しかも多数の児童の寄り道先にもなっているため、
久遠ピンポイントでバレることは無い。

「それじゃ、お休み。ボクは仕事をしなきゃならないから、後でベッドに行くからね。」
「うん。」

先ほど久遠が着替えた場所であるベッドは、リビングの一部であり寝る事には使わない。
隣の部屋に敷布団を敷いて、優しい声をかけて久遠を寝かせる。

お兄さんの言う『仕事』とは、RMTとか、そんなものではない。
大手ネット会社の優秀なプログラマー兼デザイナーであり、出世街道まっしぐらの高給取り。
順風満帆な人生を歩んできたが、その風貌故に女運には恵まれず。

そんな彼にとって、まさに久遠は天使だった。
最初の頃はいいものを食べさせれば言う事を聞くダッチワイフとしてしか見ておらず、
若干強引に身体を犯す場面も見られたが、
ふとしたきっかけで彼女の身の上話を聞いてからは、愛情と優しさをもって接するようになった。


そんな彼の趣味や性欲は未だに嫌悪感を持つものの、彼女もだんだんお兄さんに愛着を持つようになっていった。
自分の全てを奪った地震と放射能から、懸命に救い出そうとしている彼の姿に。

413:『ホウシャノウ』登場人物
11/10/09 20:28:41.32 70E5X3Zv
久遠遼(くどう・はるか) 11歳

西小6年2組。教室の隅に追いやられた『ホウシャノウ』。
かつて宮城県の沿岸部に住んでいたが、東日本大震災による津波で、家族と家、何もかもを失った。
登校中で何とか命だけは残った彼女だが、全てを失い西小に転校。預けられた唯一の親戚の家では煙たがれて虐待の日々。
家に帰りたくない一心で繁華街に寄り道した時、『お兄さん』と出会い、それからヤドカリ援交の生活を送る。
初期の頃は他の男のところにも行っていたが、次第に自分への愛着と優しさを見せる『お兄さん』に身を寄せ続けるようになる。

プロフィールをよく読めば分かると思うが、宮城県に住んでいたので原発事故や放射能とは何の関係もない。
だが、地震=放射能という、クラスメイトの間違った偏見のせいで『ホウシャノウ』扱いされ、疎遠されてしまう。
読書が好きで、教室の片隅で図書館で借りた本を読むのが唯一の楽しみ。
因果関係は不明だが、読書好きから興味本位で官能小説を読むようになってから、胸が大きくなっていった。らしい。

本来の性格は非常に明るいものだったが、震災と虐待によって反転。お兄さんの時でも暗い性格は変わらない。
信二と接する時は、本来の性格が少しだけ現れるときがある。

身長152cm、スリーサイズは99-52-75のHカップ。

414:『ホウシャノウ』登場人物
11/10/09 20:31:04.20 70E5X3Zv
岩城信二(いわき・しんじ) 12歳

西小6年2組。教室の隅に追いやられた『ホウシャノウ』。
福島第一原発の近くに住んでおり、地震で妹を失ったものの地震で家の損傷はそれほど酷くなかったが、
退去勧告により家を捨てる事になった。
老衰の激しい父方の祖父の家を頼らざるを得ない状況だったが、ネットで空き部屋貸し出しのボランティア活動を見つけ、
西小の近くにある、とある老夫婦の家に家族で身を寄せる事になった。
老夫婦は非常に優しく、献身的に世話をしてくれ、次第に地震の傷も癒えていったが、
西小の登校初日にそれを蒸し返され、自分より酷い境遇の遼へのイジメに耐えかねて暴れまわり、孤立してしまった。

母方の祖父母は宮城にいたが、津波によって帰らぬ人となった。
囲碁が趣味で初段格となかなかの実力だが、祖父には1度も勝てぬまま他界されてしまった。
だが、引越し先のおじいさんも囲碁を嗜み、祖父の姿を投影しつつ囲碁を楽しんでいる。

身長158cm。恵まれた体躯は父方の祖母にかつて習った空手で、荒削りながらも八坂を梃子摺らせるほどの実力を秘める。

415:『ホウシャノウ』登場人物
11/10/09 20:33:31.43 70E5X3Zv
田西幹夫(お兄さん) 26歳

遼のヤドカリ援交相手。ネット会社の優秀なプログラマー兼デザイナー。
出来心から偶然出会った遼を手篭めにしてしまうが、無抵抗だった事から味を占め彼女との付き合いを続けている。
最初は体目的(今もそれは変わらない)だったが、彼女の身の上のことを知り、
自分が受けていたイジメ、母親の他界の事を重ね合わせ、今では彼なりに実の妹のように愛情を注いでいる。

とはいえ、彼女の官能ボディは相変わらず彼のおもちゃ。
寝室や風呂場でのセックスはもちろん、遼の身体を生かしたコスプレプレイを好む。
もちろん、エッチな事全般は内心遼はよく思っていないものの、
それ以外に関しては自分に非常によくしてくれており、彼の愛情を良い方に捉えている。

以上のことからわかるように、典型的なオタク。(名前の由来は某野球ゲームのオタクキャラ。)
萌え系のフィギュア、アダルトゲームを好み、大人のおもちゃも部屋中に散見される。
その風貌ゆえに二次元でしか女の子に相手にされなかったが、遼の登場でそれが変わって言った。
非常に幸運の持ち主である、とも言えるだろう。

416:『ホウシャノウ』登場人物
11/10/09 20:37:58.68 70E5X3Zv
扇田ヤスシ(おじいさん) 78歳
扇田トメ子(おばあさん) 77歳

広い家で余生を仲良く暮らしている、岩城家を居候させている老夫婦。
口伝いに震災者用空き部屋貸し出しボランティアの存在を知って、岩城家を住まわせる事になった。
信二に非常に慕われており、おじいさんは岩城との囲碁を、おばあさんはそれを観戦するのが趣味。


氷田一馬(ひだ・かずま) 12歳

6年2組のリーダー格。『ホウシャノウ』を作った張本人でもある。
中傷やイジメが大好きなひねくれ者で、主に遼がその被害にあっている。
両親が大企業の大金持ちで、子煩悩。それゆえにこんな性格になってしまったのかもしれない。
転校初日に信二のキックをまともに受け、3m吹っ飛ばされた経緯を持つ。

頭は良く、自分の喧嘩の実力はたいしたことがないのを自覚しており、
3組の八坂とは自分の地位を落とさないようにしつつ上手く渡り合っている。

417:『ホウシャノウ』登場人物
11/10/09 20:40:17.09 70E5X3Zv
藪恵一(やぶ・けいいち) 37歳

とある小さな病院の院長さん。専門は産婦人科だが、他の医療分野にも明るい。
繁華街の近くに病院がある関係で、ヤドカリ援交を行う女の子を何人も更正させてきた。
そのうちの一人になるであろう、遼にも更正させるように努力の真っ最中。

名医であり、数多くの患者を助け、たくさんの人から慕われており、それをバックにした資金でたくさんの無償ボランティアを行っている。
名医であり、数多くの少女を更正し、無償で数多くの少女を素晴らしい大人に育て上げた。
名医であり、名医なのだが、名前が藪(やぶ)。



八坂明(やさか・あきら) 6年3組(『夕立』より)

ご存知みんなの人気者、喧嘩最強の八坂明。
現時点では信二のストッパー役でのみ登場。

野村理奈(のむら・りな) 5年1組(『迷わずストレート!』より)

ご存知みんなの人気者、光陵リトルのエースピッチャー。
現時点では信二の脳天に消しゴムをぶち当てただけ。

418:『ホウシャノウ』
11/10/09 20:43:14.32 70E5X3Zv
とりあえずここまでです;
投稿にずいぶん疲れました・・・;

ご静読いただければ幸いです。

419:名無しさん@ピンキー
11/10/09 20:48:57.79 fcdx+Gqm
投下乙!!
タニシくんが下衆っちゃ下衆なんだが完全に下衆でもない微妙な立ち位置で、どっちに転ぶかまだ分からんな
ということで、続き期待してます!

420:名無しさん@ピンキー
11/10/09 23:07:39.06 sqOWVslj
乙です!

421:名無しさん@ピンキー
11/10/10 03:39:17.12 KQKJXeOr
乙!だが少し笑えないネタだな…

422:名無しさん@ピンキー
11/10/10 13:40:43.40 /fL3zZeM
超乙!!

423:名無しさん@ピンキー
11/10/10 20:11:59.65 KXFmqGMb
投下乙!!

424:名無しさん@ピンキー
11/10/11 00:50:05.74 W+mICyNR
乙だ

425:名無しさん@ピンキー
11/10/14 21:18:40.32 Op0FsRyA
本家シリーズも待たれるところ

426:名無しさん@ピンキー
11/10/16 00:47:42.62 1s7sSINJ
乙。ラリナちゃんのストレートはやはり凶器だなw

427:名無しさん@ピンキー
11/10/16 16:24:53.45 XmT/e2L7
保守!
そういやラリナちゃんが今一番西小でおっぱい大きいんだよね

428:名無しさん@ピンキー
11/10/16 22:22:37.10 wbfBsqRH
水道水に乳房に影響を与える何かが混入されているとしか思えない

429:名無しさん@ピンキー
11/10/16 23:51:28.97 WV1GdwCz
なんか懐かしい流れw

430:名無しさん@ピンキー
11/10/21 00:54:18.20 Inr/mx2y
小学生なのに巨乳とかつまらん

431:名無しさん@ピンキー
11/10/21 12:08:45.19 AgjGaCeh
小学生なのに巨乳とかたまらん

432:名無しさん@ピンキー
11/10/21 14:38:07.97 NXI5Ra5h
小学生のナニ巨乳と固まらん?

433:名無しさん@ピンキー
11/10/21 22:11:40.70 Gy5yWLPA
パイズリが好きなんだけど、お前らは本番派?パイズリ派?

434: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/10/22 23:45:15.35 meXxccln
それ以外派

435:名無しさん@ピンキー
11/10/22 23:55:29.28 rpf3vWxF
確かに千晶の話でも、本番(夢落ちだったが)は反応がよろしくなかったな

436:名無しさん@ピンキー
11/10/23 01:45:58.52 R0bv25UI
決闘少女空間みたくキャラが魅力的でエロいのがいい。ストーリーも面白かった


437:名無しさん@ピンキー
11/10/23 16:47:02.66 CB6spEwZ
家全壊した宮城県民としては素直に楽しめんな

438:名無しさん@ピンキー
11/10/25 22:32:59.14 WoocjWsJ
実際小学生の頃って女子の胸に興味あるもんなのかね?
同級生のスタイルとかああこいつ痩せてんなとか太ってんなとしか意識してなかったわ

439:名無しさん@ピンキー
11/10/25 23:23:19.84 9gE/1ZAW
俺は中学からかなー

440:『ホウシャノウ』作者
11/10/27 20:29:56.27 dQklo10o
>>438
まぁ、大人のための仮想世界・・・と思うしかないでしょうね;


続きもぼちぼち書き下ろしていますが、
なんか思いついたままに書いているので文章そのものは・・・
その分キャラとストーリーで頑張りたいと思います。
エロ部分は期待せんでくださいね。

話は変わりますが、プロ野球のドラフト会議。
自分は日ハムファンですが、理奈ちゃんを見て広島の動向に注目していましたが。
迷わずストレートの元ネタの野村、土生が両方広島入り。
なんか、ある意味すごいですね。

あの小説って、つい最近書かれたんでしょうか?

441:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:39:46.68 dQklo10o
『ホウシャノウ』の続きです。
読んでいただければ幸いです。

一応大きな問題には発展しなかったので、このまま続けていこうと思います。

442:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:39:57.04 dQklo10o
『坂の上の村太郎』。
背表紙にそう書かれた厚めの本を読み始めて、今日で4日。

いつもはこの分量なら3日で読み終わるのだが、まだ半分も言っていない様子。

「・・・ふぅ。」

飽きてしまったのか、ため息をつくと同時に本を置いた。
教室の隅という隔離された定位置に、最近になって新しい変化が起こったからだ。

「ちっ、これも違うアイテムかよ。」

朝の始業まで、先生に見つからないようにポケットゲームにいそしむ少年。
自分と同じ、『ホウシャノウ』と言う存在が気にかかる。

普通に言葉をかけ、普通に笑いかけてくれる。
当たり前のことが、愛おしく、ありがたく感じている。
信二の転校初日に彼の前で泣き出して去ってしまったが、翌日も変わらずに自分と接してくれている。

「あー、ホウシャノウの奴、ゲームしてやがるー!先生に言いつけてやろーっと!」
「勝手にすればいいじゃねーか。
 お前のダチが持っている、カードゲームのデッキがどうなっても俺はしらねーけど。」
「・・・けっ!」

どうやらこのクラスの風紀は元からかなり乱れているらしく、その点を上手く突いている。
実力行使に出れば返り討ちに出来ると言う寸法。
自分をいじめないクラスメートを近くの席に置くように配慮されている事もあり、
最近の遼は表立ったほとんどいじめを受けていない。

443:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:40:53.99 dQklo10o
・・・だが、今日は『ホウシャノウ』にとっての苦痛の日だった。
黒板には、参観日と大きく書かれている。

(ホウシャノウって、親いないだろ?かわいそーになぁ)
(おいおい、もっと小さな声で言えよ。)
(あ、やっべぇ、聞こえちゃったかなぁ?)


耳に届く範囲の声でわざとらしく。
『表立った』いじめが減っただけで、こういった陰湿なものはむしろ数を増やしている。
その度に、涙腺を緩めてしまう。心が引き裂かれる。

ただ。

「・・・泣くな。堪えろ。」
「!」

隣で自分を守ってくれる少年。
遼へのいじめを、快く思っていない、自分のすぐ前の席のクラスメート数人。
彼らがいるから、辛うじて遼の心は折れない。


そして、数学の時間。
当然、遼には保護者が来るはずもない。

・・・信二の両親も、いない。

「あれれ、久遠さんと岩城くんのお母さんはー?」
「氷田君、今はしゃべる時間じゃない。」

氷田の嫌味を抑えるのに、先生も一苦労。
実際、『ホウシャノウ』を作ったのは親御さんの存在もあるからである。

自分の息子たちが放射線を浴びたら、セシウムを取り込んでしまったら・・・
そんな有り得ない理由で、自分の子ども達に『ホウシャノウ』と関わるな、
と言う方針の親も多い。

もちろん、良識のある親御さんも存在する。
その子ども達の席の配置は、ほとんどが『ホウシャノウ』の傍になっている。

444:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:41:05.77 dQklo10o
だが、2人は良識の無い親御さんの視線をしっかりと感じ取っていた。
よく見ると、母親同士でコソコソ話をしている様子も見られる。

・・・片方は、氷田の母親。もしかしたら、『ホウシャノウ』を作った真の人間はこの人かもしれない。
ましてや、ヤドカリ援交の噂が立っている遼なら、さらに弾圧に拍車をかけるだろう。

「先生!」
「何だ、氷田君。」
「俺達、日ごろの成果を母さん達に見せたいんだけど、机の横にお母さんを呼びたいんだ!」
「ひ、氷田君それは」

狙いは明らか。
先生が止めようとするが、間髪いれずに援護が入る。

「先生?私も近くで一馬の勉強ぶりを見たいんです。
 せっかくの参観日。まさか、この提案を蹴られる、と言う事はないでしょう?」
「いや、しかし、今日仕事で忙しくて、両親のいない子ども達も・・・」
「2人を除いて全員来ているんです。
 少数派を大事に扱うのもいいですが、それで足を引っ張られて大多数が迷惑こうむるのも変な話でしょう?」
「しかし・・・そう、算数が苦手な子も中には・・・」
「ええ。
 だから、答えられない子どもに恥を欠かせないために、私たちがフォローに回るんです。
 それとも、答えられなくて助けも求められない子どもをさらし者にして、楽しみたいんですか?」

モンスター・ペアレントとはこの事だ。
無茶苦茶だが、筋が通っているようにも見える。

「しかし、それでは日ごろの努力の成果の発表と言う・・・」
「子どもの自尊心を傷つけてしまう事が、教育上の最大の障害ですよね?」

この言い合い、先生のほうがやや不利。
どう説き伏せようか悩んでいる間に、

「お分かりいただけたようで。
 みなさん、子ども達のところに行きましょう。この提案に同意できない方は、どうぞおっしゃってください。」
「あ、その・・・」
「先生、なんでしょうか?」
「あ、いえ・・・」
「先生も賛同なされたようなので、行きましょう。」

下手をしたら村八分。
『ホウシャノウ』容認派はもちろん、否定派も子ども達のところに行かざるを得なくなった。

「これで全員そろいましたね。・・・あら、教室の隅のほう・・・2人はまだきていないのね。
 遅れてくるのかもしれませんが、かわいそうに。」
(・・・。)
「でも、誰かによって蹴り飛ばされた一馬が、もっとかわいそう。」
(!)

どうやら、転校初日の件を根に持っているらしい。
だが、先生も何も言えない。逆らうと厄介な事になる。

「・・・では、授業を続けます。」

2人を『孤独』によって締め出す授業が、始まろうとしていた。

445:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:41:38.94 dQklo10o
「いやー、おくれてしまった。ここかな、お婆さん?」
「信二君がいますよ、ここですねお爺さん。」

その始まりを再び中断させたのが、先ほどの雰囲気に似合わない朗らか過ぎるこのやりとり。

「あのお。道に迷ってしまいました。
 ワシは、岩城信二の保護者代理で参りました、扇田ヤスシと申します。」

まさかだった。特に氷田親子にとっては。
岩城夫婦は生活再建に手一杯で、仕事詰めで参観日どころではないはずだ。
(実際は今日は仕事が休みだったが、休息に充ててもらいたくて信二自身が参観を断ったのだが。)

先生にとって、これは朗報だった。

「あ・・・お、扇田さんですか、お待ちしておりました!
 この授業では、保護者は児童の傍で参観する、と言う事になっておりますので、岩城君のところへどうぞ!」
「はいはい、わかりました。」

おじいさんが来る手筈だった、言う事をとっさ演じ、自然とおじいさんを机の傍に誘導する。
もちろんおばあさんもそれについて行く。

「あらら、おじいさんを呼んでいたのね、良かったわねー、年老いたおじいさんが来てくれて。
 若いお父さんやお母さんが来てくれなかったのは残念でしょうけど、せめてもの救いねー。」
「・・・いい加減うるさいぜ、氷田のおばさん。」

普段は家族と遼以外には口を利かない信二だが、珍しく口を開いた。

「お、おば・・・
 けど、かわいそうに。久遠さんのお母さんはいつ来るのかな?もしくは、一生来なかったりして♪」
「!」

遼の家族が他界していることは当然耳に入っている。
人の心を土足で踏みにじる氷田の母親の言葉に、瞳の堤防は決壊寸前だった。

が。

446:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:41:51.95 dQklo10o
「おいおい、何言ってるんだよ。
 遼の保護者なら、とっくに来ているぜ。」
「あら、何言ってるのかしら、岩城君。どこにそんな人が・・・」

・・・氷田の母親の視界には、遼の傍に寄り添う一人の女性が見えた。

「これは申し遅れました。
 私は、遼ちゃんの保護者代理、扇田トメ子と申します。」
(・・・!?)
「遼ちゃん、今日はがんばってね?」
「あ・・・はい。」

いくら血のつながりが無いとは言え、氷田の母親にとっては誤算だったろう。
その表情を見ると、とたんに信二がにやけた顔で、

「おばさん、これで全員そろったね。いい授業が出来そうだよ。」
「・・・え、ええ。そうね。あなたのおかげでね・・・」

全ては信二の仕組んだ策略。
こうなる事を見越して、遼が悲しい思いをしないように考えた、信二の起死回生の一手。


「先生。とびっきり難しい問題を出してくれよ。俺たちががんばって解くからさ。」
「あ、ああ、わかった。それじゃぁ、第1問!」


黒板に書かれた数式は、10÷0。

混乱の中で氷田の母親を含め多くが0と答えたが、唯一の正答を叩き出した遼が、その授業の主導権を握った。

447:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:42:16.15 dQklo10o
給食の時間は、グループで一緒になって食べる。
信二とおじいさん、遼とおばあさん。そして『ホウシャノウ』を否定する佐久間、庄田親子。

「すごかったね遼ちゃん。あんな問題を解くなんて。」
「あ、いえ・・・」
「国語の教科書の音読、あれほどいい声で読めるなんてすごかったよー。
 うちの馬鹿にも見習わせないと。」
「か、母ちゃん!」

口々に、佐久間、庄田の母親が遼を褒め称える。
算数の問題で自信をつけた遼の、教科書の音読は天使の歌声を聞いているようだった。


恥ずかしさの中に、確かな嬉しさ、誇らしさが芽生えていた。


「遼ちゃん?」
「あ、はい、おばあさん?」
「これからも、信二くんと、仲良くがんばってね?」
「あ・・・は、はい!」

そして、自分でも気付かないうちにしていた久しぶりの笑顔は、とびっきりの可愛さを湛えていた。



10÷0。
この難問に、教室中が『分からない』の声でざわつく中。

「皆さん分からないんでしょう?答えは簡単、0ですよ。0で割るんですから。」
「はい、氷田君のお母さんは0と答えましたが、0だと思う人?」

多くの人が手を挙げる。
同調などではなく、本当に0と思った人がほとんどのはずだ。

「じゃぁ、ほかに答えがある人!・・・おや、久遠さん?」
「ちょっと待って下さい。久遠さん、私の答えが合っているのがいやなんでしょう?
 そんな抵抗しなくていいから・・・」
「・・・そんなんじゃ、ないです。」
「まぁ、とにかく、久遠さんの答えを聞かせてもらえるかな?」

氷田の母親の妨害を乗り越える。
それが、自分のためにここまでしてくれた信二への、遼なりの恩返しだ。

「・・・答えは、ありません。」



その恩返しが、見事に信二の思いに答える結果につなげられた。
・・・だから、遼は笑った。自分を誇った。

自分は『ホウシャノウ』なんかじゃない。信二の最高の友達なんだ。

448:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:42:39.10 dQklo10o
「今日さ、ウチに来ない?」

西小に来て、初めてお誘いを受けた。
お相手はもちろん、信二に他ならない。

「え?でも・・・
 ・・・ううん、いいよ・・・」

信二の計らいを遠慮するのも無理は無い。
そんなところを見られたら、家族ごと袋叩きに会うのは目に見えている。

「おやおや、家族のいる家に帰るのは、当然の事でしょう、遼ちゃん?」
「・・・おばあさん?」
「はっはっはっ、婆さんや、今日はすき焼きにしようかのぉ!」

だが、そんな不安などこの老夫婦は意に介さない。
もともと、自らの意思で被災者を家に入れる事にしたのだから。
老い先短い命、例え襲われようが何されようが、知った事ではない。


ぐつぐつと煮える肉。茶色く味のしみこんだ肉。
扇田家のすき焼きは大盤振る舞い。鍋の具の7割は肉である。

もちろん、家族全員で鉄鍋を囲む遼の幸福度は10割。
ちなみに、今頃街中で遼を探しているお兄さんの幸福度は0割。

「おいしい・・・です」
「んだよ、遼!もっと食え食え!」

学校ではおとなしい信二も、家に帰れば180度変わる。
それほどの暖かさが、この家にはある。
この家には5人もいる。お兄さんは寂しい一人暮らし。こっちのほうが断然・・・


・・・ふと、一人寂しく自分の事を待っているお兄さんが脳裏に浮かんだ。
けれど、そもそもお兄さんのところにいく義務は無い。今日ぐらいは外泊したって許してくれるだろう。

・・・外泊と言う言葉を心の中で使った自分は、お兄さんに依存し始めているのかもしれない。
今なら、まだ間に合うのかな。この家族に入り込めないかな。

自分でも、いけない生活をしているって分かってる。
今なら、まだ間に合う、この家族に・・・


でも、迷惑なんじゃ・・・

「・・・遼ちゃん?」
「え、はい?」
「どうしたんだい、遼ちゃん?泣いているの?」

信二の両親が心配そうに見つめている。
その理由はただ1つ。いつの間にか起きていた、遼の瞳の洪水。

「あ、いえ、なんでもないです・・・」

自分の心を負って、希望を胸のうちに仕舞い込む。
これでいい。今の自分には、帰れる場所がある。

・・・仮え、帰る「べき」場所じゃなくても。

449:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:42:59.08 dQklo10o
久遠が夜の街で遊んでいる、と言う噂は立っていたが、ヤドカリ援交の事まではまだ知られていない。
待遇が悪いとはいえ、親戚の家に預けられている・・・クラスの見解はこんな感じだ。

「いいのかい?泊まっていってもいいんだよ。」
「いえ、家に帰らないといけないので・・・」
「そうか。」
「いつでも来いよ遼。まぁ、すき焼きはそうそう食べられはしねーと思うがな。」
「うん、ありがと。」

5人の家族に見送られ、家を後にする。

今からでも、お兄さんは家に入れてくれるだろうか。
そんな心配をしながら、ネオンの輝くほうへ歩き始める。


(確か、ここ・・・)

高層マンションに似使わない物置部屋。お兄さんの部屋を一言で説明するとこうなる。
もうあと200m・・・そこには、落とし穴が待っていた。

「よぉ、かわいこちゃん!」
「こんなとこで何してんだぁ?」

ガラの悪い不良。
当然、狙いは遼の爆乳。

身長も150ほどあるため、高校生に見られてもおかしくは無い。

「・・・と、通して・・・」
「ランドセルなんて、コスプレかよ。
 まぁいいや、こっちに来いって!」

逃げようとしても、無駄。
両肩をつかまれ、抱かれてその体は宙に浮く。
そのまま、そばにある公園の草むらの中へ。誰も助けになど来ない。

「おい、周りに誰もいないな?」
「あぁ、けど、いつ誰が来るかわからねぇ、とっとと終わらせろ。」
「りょーかい♪
 じゃ、はじめよっか。」

信二の家に、泊まって置けばよかった。
・・・いや、夕食をご馳走にならずに、お兄さんのところに行けばよかったかな。


でも、結局は同じ末路。

450:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:43:19.67 dQklo10o
「うほおっ、美味そうなおっぱい♪」
「おい、やっぱ俺も参加させろ!」

やっぱりだ。
『ホウシャノウ』が持っている唯一の価値は、

「我慢できねぇ、いっただっきまーす!
 ・・・ん、なんかビラビラしてんな・・・処女じゃねーのか。ま、どーでもいいけどよ。」
「こんだけの身体してる奴が、ヤってないわけねーだろーが?
 んじゃ、俺はおっぱいで挟ませてもらいましょー、へへっ」

男を満足させる事ができる、この身体だけ・・・


「・・・くうううううっ!?」
「うお、きっつ!こりゃ処女だぜ!」

痛い。

体が引き裂かれる。

熱い。

胸がこすれる。

辛い。

・・・何も、見えない。・・・何も、感じられない。


・・・。



何も覚えていない。けど想像はついている。

小学生の花弁に容赦なく叩き込む、巨大な大人の肉棒。
今も膣が引き裂かれる痛み、そして自分のモノではない液体の感触にさいなまれている。

小学生に似合わぬ爆乳に包み込まれた大人の肉棒。
摩擦熱と、体温を湛えた白い液体の存在を胸に感じている。
・・・こんな単語がズラズラ並ぶなんて、エッチな小説の読みすぎかな。

451:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:43:36.61 dQklo10o
未だに大事な部分を隠せずに捲くれている服を、調える気にもならない。
痛みと、・・・例えようもない脱力感にさいなまれている。
野外露出している事による高揚感に加え、自分はもうどうなってもいい・・・そんな諦めの気持ちから。

もし誰かがこの姿を見つけようと、抵抗する気など起きないだろう。
自分はもう使い古された価値のない・・・いや、忌み嫌われる使用済み核燃料。
使いたいのなら使ってくれ。


・・・、どうせならもう堕ちる所まで堕ちてしまおう。
せめて、自分に笑顔をくれた、あの人のことを想いながら・・・

「んあっ!」

先ほどの肉棒が大きすぎたのか、指がするりと入る。
再び視界がぼやける。その視界の中に、あの少年の顔が映る。

「・・・信二、くん・・・」

幻だなんてことは百も承知。
けど、好きな人の事を思いながら一人でしたって、罪じゃないよね?

「信二くんの・・・精液・・・」

さっき誰が襲ってきたかなんて覚えていない。
いや、信二くんが襲ってきたんだ。そうに決まってる。

「信二・・・」

お願い。
もっと、愛して。体だけでも・・・



・・・。

452:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:47:32.45 dQklo10o




ここは、どこだろう?

体を包む、ふわふわの何か。
・・・この感覚、地震の前は毎日感じてたような・・・

「・・・や、藪医者さん!目ぇ覚ましたぜ!」
「だからそれはやめろ!
 とりあえず、学校に報告してくるから。」

・・・この声、知ってる。
ううん、この声は、あたしの一番好きな声だ。

「・・・信二、くん?」
「おう、お目覚めか?よっぽど疲れてたんだな、もうお昼だぜ?」

昨日、何してたんだっけ?
そうだ、男の人に公園で・・・あれ、でもじゃぁなんでお布団で寝てるの?

「ええと・・・」
「ここの藪医者がよ、遼を見つけて、ここに連れてきたんだ。
 で、遼が寝ながら俺の名前を呼び続けたって事で、その・・・」
「?」
「お、俺がそばにいて、遼が元気になるならな、学校だって抜け出してやったぜ。」

・・・そっか。全部夢じゃなかったんだ・・・
でも、おかしいな。何であんな事があったのに、あたしは今嬉しいって感じてるんだろう。



数分後、藪医・・・医者をやっている藪が現れた。

「うん、学校には連絡しといたよ。
 おはよう、遼ちゃん。」
「・・・だれ?」
(一度僕の姿を見た事はあるんだけど・・・まぁいいか、そのほうが都合がいい。)

下手に更正の2文字を前面に出しても、逆効果極まりないだろう。

「僕はお医者さんだ。君を公園で見つけて、びっくりしてね。
 警察に言おうか迷ったが・・・」
「え、警察・・・」
「いや、プライバシーの問題とかもあるから、言っていない。
 とにかく、あんなところで寝ていたら、風邪引いちゃうから、ここに勝手に連れてきたんだ。」

警察沙汰になると、遼にとっては面倒。
それは少女更正を何年もやっている身としてよく分かっている。

だが、性暴行事件を黙っているわけには行かないので、遼に射精、付着した精液、粘液のみ警察に送った。
警察も藪のこれまでの実績から全幅の信頼を置いており、
少女達の身分を警察に伝えたくない薮の気持ちを汲んで、少女の取調べは行わないようにしている。

また、射精直後なら低いリスクで避妊をすることは可能。
だから、遼にこれまでのツケが回る心配は無い。

453:『使用済み核燃料』
11/10/27 22:47:50.87 dQklo10o
「えっと・・・」
「ごめんね、裸を見ちゃって。
 ・・・ずいぶんと、痣があったね。」
「あ、・・・はい。」

裸を見られた、と言う感情から上手くずらす事ができた。
そう、今解決すべき問題は、そもそも虐待を受けていた遼の処遇だ。

「どうだろう、しばらくここで暮らさないかい?
 不自由はさせない、ここなら信二くんも会いにきてくれる。」
「・・・やっぱり、ですか。」
「?」
「・・・おじさんも、あたしの事を・・・」

これはしまった、しくじった。
ヤドカリ援交をやっている遼なら、そう考えるのはいたって正常。

「・・・別に、いいですけd」
「ははは、いや、これはごめん。そう思うの無理は無いよね。
 心配しないで。今後、僕は君には会わない。
 看護婦さんにお世話をさせるから、その心配は無いよ。」
「え・・・それが目的なんじゃ・・・」
「まぁ、独身だからそう思われるのも無理は無いか。
 でも、もう君には会わない。伝えたい事は、全て看護婦さんに伝えてもらうから、大丈夫。」

遼は静かにうなずいた。
状況が飲み込めないが、自分にとって悪い話じゃない、と言う事くらいは分かる。


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