13/04/17 17:02:39.74 5Yiffq/u
>>641
ちくわを租借しながら、吐き出したアークを見て。
……彼は笑えなくなった。
「マスター。ミクダリハンって知ってます?」
彼が投げ捨てた耳かきをアークは槍のように構えていた。
「……おかしいぞ。般若がいる」
「般若が神秘的でないと誰が決めたの?」
「アーク。貴様は俺の女神のはずだ……」
「ミクダリハンって知ってるかしら。聞こえないなら何度でも言います」
「今、貴様にはまともな装備がない。トライクモードに変形してスピードに酔いしれることもできない。この意味がわかるか」
「生活費に困って売ってしまったんですよね。で、こんなところで無益な争いをしていればまた無駄にお金が……と」
「そうだ。ひぎぃ!?」
アークの顔が今まで見たこともない表情になっていた。
「お、鬼……!?」
「チョコはマスターが間違えて寝ぼけてトイレに流しちゃったんでしょうが……!」
「え、そうだったっけ……?」
「レディース舐めんなコラァァァアアアアアアッ!」
アークの腕が鋭く伸びる。
その日、彼は自分の神姫に尻の穴をほじくられた。
耳かきで。抉り出すように。
公園のど真ん中で、警察が駆けつけるまで。
ずっと。ずっと。ずっと。ずっと。ずっと。
―FIN―