悪魔と天使でえっち 3rd worldat EROPARO
悪魔と天使でえっち 3rd world - 暇つぶし2ch450:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:39:46.47 LcmecgfP
 悪魔と契約して、これで何日目だったか。
 あの契約書の中身は、少し文章が書き足されているだけで、元のものとほとんど変わらなかった。
寿命ではなく欲望をよこすこと。
えっちのときは手を抜かずにしっかり気持ちよくすること。
アナルいじめとおもちゃ攻めはほどほどにすること。
かなえられる願いの数は1回の契約につき10個。
 最初と最後のもの以外は文頭に「できるだけ」と書かれており、俺を縛り付ける効力は無いに等しかった。

 あれから幾度も体を重ねたが、尻尾を攻められた時の悪魔の反応はかなりそそるものがあるし、全く飽きが来ない。
俺が週に何回も悪魔の尻尾を攻めてしまうのも、仕方がないことだろう。

「は……あぅん……か、帰ってきて早々えっちだなんて~……どれだけ欲張りなのよ~!」

 まぁ、流石に帰ってきていきなり尻尾を攻めるのは今日が初めてなのだが。
 抵抗できないように俺の翼で悪魔の両腕を押さえつけ、尻尾への攻めを続ける。
先端を羽ブラシで擽ってやると、今回もとびっきりの反応をしてくれた。

「はひあぁぁっ! さ、先っぽはダメ! 先っぽ擽られるのは弱いんだってば~っ!」

 こうやって相手を翼で押さえつけながら弱点を攻めまくってやると、昨晩の苦い記憶が蘇る。
昨晩のえっち対決では、悪魔の翼に両腕を押さえつけられ、抵抗できないまま弱いところを攻められてイかされてしまった。
そして悪魔にえっちの主導権を取られた俺は悪魔に攻められるがままになり、結局俺が半ベソをかいて懇願するまで無理やり射精させられ続けたのだ。
 そうだ、今日はその仕返しをしてやろう。

「よし、今からえっち対決開始だ。君が先にイったら今日の主導権は俺のものだからな」

「え? そ、そんな……これじゃあたし……ひゃうううぅぅっ!!」

 翼で押さえつけたまま、悪魔の尻尾を一方的に擽ってやると、悪魔が可愛い声を上げた。

「ひゃっ! だ、ダメ! ずるいよぉ~!」

「君が昨日やってくれたことじゃないか。たっぷりお返ししてあげるからな」

「んああんっ!! も、もうズルしないから今回だけは許して~!」

「ダメだよ。君がイくまでやめてあげないからな」

「そ、そんなぁ~!」

 尻尾は悪魔にとって最も重要な性感帯らしい。
性感を感じる神経がいっぱい張り巡らされてて、しかもツボがいっぱいあって全身の性感帯とつながってるんだとか。
そんなところを俺の羽根で執拗に擽られてはたまらないだろう。

「もうアソコが濡れてきてるな……」

「ひゃあっ! ソコはダメっ!」

 服の上から割れ目をなぞると悪魔が可愛く喘ぐ。
身を捩って快感から逃れようとする様子がなんともいじらしい。

「きゃあぁんっ! そ、それダメ! それは禁止! 待って待って許してえぇぇっ!!」

 尻尾の先端でクリトリスのあたりを突っついてやると、悪魔は悲鳴に近い嬌声を上げた。
愛液が溢れ、悪魔の服に染みができる。もっとクリトリスをいじめてあげると、悪魔は涙目で俺に許しを請ってきた。

「も、もうダメ! イっちゃう! 許してぇっ!」

451:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:42:48.44 LcmecgfP
 何度も体を重ねて、悪魔が焦らしに弱いのはわかっている。だからあえてここで愛撫を止めてやる。

「あぁっ……そんな……お願いやめないで……焦らさないでよ~……」

「イかせてほしくないんじゃなかったっけ?」

「も、もう勝負はあたしの負けでいいから! お願いだからもう許してよ~!」

「どうしよっかな~?」

 意地悪を言ってやると、悪魔が涙目でこちらを睨んでくる。
そうやってそそる表情をするからいけないんだ。もっと意地悪をしてあげたくなってしまう。

「昨日ズルしたことも謝るから……ごめんなさい……もう許してよ~!」

「じゃ、イかせてあげる」

 悪魔の服を脱がし、次に下着を脱がす。完全に無防備になって晒された性器に、尻尾を突っ込んでやる。

「あっ……!」

 右手で尻尾を掴み、そのまま激しくピストンを開始。左手でクリトリスも攻めてやる。
悪魔はこの攻め方が好きだということも、こうされるととんでもなく感じてしまうことも経験で俺にはもうわかっているのだ。

「ああああぁぁっ! そ、それしゅごすぎぃ! い、イっちゃう! イっちゃう! ふああぁぁぁぁぁんっ!!」

 悪魔が限界を迎え、一際多くの愛液が溢れ、潮が放たれた。
びくびくと痙攣し、絶頂の余韻に浸る悪魔の触角を掴み、大好きな欲望を頭に流し込んでやる。

「なぁ、今どんな気分だ?」

 俺は天使だ。神サマに仕える存在で、一応は神サマの役に立つことに幸せをを感じるようにできている。
だが、俺がこうして悪魔を抱き、感じている幸せは神サマにプログラムされたものではないはずだ。
性欲は神サマにプログラムされたものだろうが、俺はそれを悪魔に向けるように創られたわけではない。
俺は自分で自分の幸せと呼べるものを見つけ出し、手に入れたのだ。こうやって天使と交わる喜びを覚えた悪魔も、それは同じのはずだ。

「あたしも最高に幸せよ。あなたと同じ気分」

 心底満足したような表情で、悪魔が返した。
同時に俺の心によくわからない熱いものが燃え上がる。この前からずっとこうだ。なんだろうこの気持ちは。

「今もたまに人間と契約してるみたいだけどさ、どう? 俺より契約してて嬉しい人間っている?」

「いない……かな。もちろん嬉しいけど、今は人間との契約は淡々とすませちゃうし、あなたとの契約ほどは嬉しくないわね。あんっ! 尻尾いじめないで!」

 尻尾を軽くこしょこしょと擽ってやると、またまた悪魔はいい反応を返した。
性器から愛液がさらに滴り落ち、尻尾はぐねぐねと身をくねらせて俺から逃れようとする。
その様子を見るとまたしても俺の中で性欲とは少し違う何かが燃え上がる。俺はどうしてしまったんだろう。

「でもさ、君は今まで人間との契約がメインだったわけだろ? 天使と契約するほうが嬉しく感じるように神サマに創られたわけじゃないよな」

「あん……そうだけど……ひぁっ……嬉しいんだから仕方ないじゃない」

「へぇ……俺みたいな意地悪で欲張りなやつと契約したほうが嬉しいんだ?」

「あぁんっ! た、確かにあなたは意地悪で欲張りだけどぉ……ひゃんっ! し、尻尾いじめないでってばぁ!」

452:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:44:26.84 LcmecgfP
 尻尾攻めをちょっと激しくすると、悪魔はすぐに感じてしまう。
これだから俺は悪魔を攻めるのをやめられないんだ。
でも、ちょっと前から俺は性欲だけじゃなく何か別の感情で動いている気がする。
俺の中でごうごうと燃え滾っているこれは何なのだろう。

「ばかぁ……そうやって……んっ! いつもあたしの弱いところばっかいじめるんだからぁ……! んああんっ!」

「で、「確かにあなたは意地悪で欲張りだけど」の続きは?」

「ばーか! 教えてあげないわよーだ! あっ! クリ触っちゃダメっ!」

 クリトリスを優しく摘んであげると、悪魔の背中が反り返り、全身がびくっと震える。

「へぇ……じゃぁ今日は白状するまで君を感じさせまくってあげようか?」

「やって見なさいよ! ふあんっ! いっぱい気持ちよくしないと白状なんてしないわよ? あぁっ、クリはいじめないでってば~!」

「そういうこと言われると燃えちゃうね。いっぱい感じさせてあげる」

 そうだ。こうやって悪魔はいつも俺を煽るようなことを言ってくれる。
欲望を得るためでもあるんだろうが、こうやって俺を誘惑してくれるのは嬉しい。
だがこの欲望も俺の中で燃えているものとは違う。

「でも、俺まだ風呂入ってないんだよな。外行った格好でやるのは不潔だろ? 風呂入ってくるよ」

「え……ここまでしといてまた焦らすの?」

 悪魔がちょっと目を潤ませて俺を見る。
そんなこと言ったって仕方がないだろう。もちろん意地悪をする意図もあって俺はこう言っているのだが。

「だって、このままじゃ汚いじゃないか。それとも風呂でする?」

「それもいいかも……じゃ、お風呂いきましょ? あたしが洗ってあげる」

 言うが早いか悪魔が立ち上がり、俺を風呂場へ引っ張る。

「じゃ、俺は君の尻尾を洗ってあげる」

「あはぁっ……?! こ、このえっち!」

 俺が悪魔の尻尾を掴み、撫で摩ると悪魔の全身から力が抜ける。
壁に手を当て、立っているのもやっとのようだ。

「あぁ……またイっちゃいそう……お触りはお風呂まで待ってよ~……!」

「じゃ、お風呂までは触らないでおいてあげる」

「や、やっぱりダメ! イく寸前なのに焦らさないでぇ……!」

「いや、どっちだよ」

 そんな会話を続けている内に、風呂場へとたどり着く。
ちゃっちゃと服を脱ぎ、ついでに悪魔の服も俺が脱がせて風呂場に入る。

453:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:45:26.91 LcmecgfP
「じ、焦らさないでイかせてよぉ……」

「ダメだ。俺が手を洗ってからじゃないとな」

 おねだりする悪魔の様子を楽しみながら、必要以上に石鹸を泡立てて時間を稼ぐ。
泡立て続けていると、とうとう悪魔に限界が来た。

「も、もう我慢できないよぉ……さっきのこと白状するからさ、早くイかせてぇ……」

「そうだった。なんて言おうとしてたの?」

「あなたは確かに意地悪だけど……あなたの心を読んでたらあたしもなんだか段々あなたのことが……」

「俺の心がどうしたの?」

「あなたは自覚がないみたいだけど……読んでるとあたしのことが好きだっていっぱい伝わってくるんだもん……読んでるうちにあたしも……」

 俺の中で、数式の思いもよらない解を見つけたような、その感覚を数十倍にしたようなものが弾けた。
やっとわかった。前から俺の中で燃え上がっているのは、悪魔が好きだという気持ちだったのだ。
確かに、一緒に暮らしていて、体も重ね合わせたりしていたら特別な感情を抱いても不思議ではない。
それ以外にも……俺を惹きつけるものを悪魔は持っていたのかもしれない。

「あたしも……あなたのことが好きになっちゃった……みたいな?」

 途端に俺の中で燃えていたものが激しさを増す。
悪魔が俺のことを好きになった……その単純な事実を受け止めるだけで、俺の胸が高鳴り、全身が熱くなる。
もう疑いようがない。俺も、悪魔のことが好きになってしまったのだ。
 泡を洗い流し、悪魔の尻尾に右手を伸ばす。

「ふあぁぁっ! さ、先っぽダメ……感じちゃ……あっ!」

 開いている左手で触角を掴み、好きだという正直な気持ちを悪魔に流し込む。

「あぁっ……自覚してくれたのね……嬉しい……あたしもあなたのことが……ふああんっ!」

 尻尾への愛撫を激しくし、しゃべりを中断させてやる。俺の意地悪にも、悪魔は喜んでしまうのだ。
最初は俺の欲情を煽るだけでしかなかった姿も、今ではたまらなく愛しい。

「あなたのことが……だ、だいす……あんっ! クリいじめちゃ……!」

 言い切る前に悪魔の足を広げさせ、尻尾の先端をでクリトリスを突っついてやる。。

「ふあっ……あ、あたしにも……あああぁんっ! い、言わせてよぉ~! あっ! あなたばっかりずるい!」

 悪魔が言えないでいる間も、俺の好きだという気持ちは悪魔に注がれ続けている。
悪魔のほうも好きだと言いたくてたまらないのに、俺がそれを邪魔するのだ。
流石にちょっとかわいそうになったので、しゃべれるように攻め手を少し緩めてやる。
もちろんこれには焦らして意地悪をする意図もある。

454:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:47:17.19 LcmecgfP
「あ、あなたのことが大好きになっちゃったの! 大好き! 大好きなの!」

 悪魔の声が風呂場にガンガン響き渡った。同時に俺の中の愛も激しさを増し、燃え上がる。

「そっか……俺もだよ。愛してる」

 言うなりそのまま悪魔のクリトリスにキスをする。
そのまま吸い付き、両乳首も手で攻めてあげる。

「ああああぁぁっ! さ、3点攻めはダメ~! あたしそれされるのもすごく弱いのよ~!」

 勃起しきって充血したクリトリスを吸引しつつ、舌で舐める攻撃も追加。
こちこちの乳首も痛みを感じない程度に強く抓ってやる。

「きゃああぁぁっ! だ、ダメよっ! そんなに激しくっ……! ふあああああああぁぁぁっ! もうダメっ!イっちゃううぅぅ!」

 とびきり弱い3箇所を攻められ、もう悪魔は限界が近い。
悪魔が俺の与える快感に悶え狂う姿も、俺の目には愛しく写るのだった。

「い、イっちゃうよ~! あなたのこと大好き! 大好きいいいぃぃぃぃぃっ!!!」

 俺への愛を叫びながら、悪魔は昇天した。声が風呂場に反響し、まるで何十人もの悪魔が俺への愛を叫んでいるようだった。
体を少し痙攣させながらも、俺が欲望を注ぎ込んでいるおかげか悪魔はまだ元気そうだ。
ちょっとだらしなく涎をたらしながらも、悪魔の赤い目は愛しい人の姿をしっかり捕らえて離さない。

「あぅ……こんな顔見ないでよ……」

 恥らった悪魔が顔を隠してしまう。それでも目だけは俺を見つめたままだ。

「それだけ感じてくれたってことじゃないか。それに、俺におもちゃ攻めされた時のほうがすごい顔してたし」

「でもあなたにこんな顔見せたくないよ~」

「俺はそれで君の事を嫌いになったりはしないよ。そうだ、もっとすごい顔させたげよっか? コンドーム出してよ。「お願い」だ」

「ま、まだイったばかりなのに~! 勘弁して~!」

 そう言いながらも、悪魔は俺の願いに応えてコンドームを出して、親切にも俺に装着してくれた。
悪魔のやわらかい指が俺の棒に触れ、ちょっと俺もびくびく感じてしまう。

「あ、あと10秒だけ待って……そしたら挿れてもいいから……」

 ぜぇぜぇと呼吸を整え、悪魔が俺に待ったをする。
このまま攻めるのはちょっとかわいそうだし、待っておいてあげよう。
 10秒ほど経ってから、悪魔の股を広げて挿入の体勢に持っていく。
悪魔の後ろに俺の翼を回し、尻尾を翼で挟み込む。
そのまま翼を動かして尻尾を弄ってやると、悪魔の体が跳ねた。

「あっ……! 尻尾……尻尾気持ちいい……ふぁんっ!」

 そのまま悪魔の胸を揉みしだき、下には俺の棒をゆっくりと挿し込む。
あっさりと悪魔は俺の棒を受け入れ、完全に飲み込んだ。肉が俺の棒にぎゅっと絡みつく。

455:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:47:51.13 LcmecgfP
「ああん……そんなにいっぺんにいじめるなんて反則よ~!」

 尻尾を俺の翼で擦り、乳首は羽ブラシで擽ってやり、下には棒で刺激を加えてやる。
悪魔の好きな攻めのオンパレードだ。こうされると悪魔はたまらなく気持ちいいらしい。
ちょっと攻めを激しくしてやると、悪魔の喘ぎ声も締め付けも激しさを増した。

「あああぁぁんっ! そ、そうやってあたしの弱点ばっかり……ぃっ! あ! 中はダメ! お願いそんなに激しく動かないでええぇぇぇっ!!!」

「激しくしてないよ。優しくしてるじゃないか」

「あああんっ! か、感じすぎちゃう……からぁっ! あぁっ! 中だけはいじめないでえぇぇっ!!」

 ゆっくり腰を動かしながら棒を最奥に打ちつけ、中を抉ってやる。
俺を飲み込んだ悪魔の下はきつく締まり、貪欲にも俺の棒を捕まえて放さない。
 今でも風呂に入るときに尻尾に触れてしまってオナニーを始めてしまうことはあるみたいだし、
悪魔の膣は俺が数日間をおいてから交わっても、開発された直後の状態を保っているのだろう。
 そして、その開発された秘所が受ける快感を尻尾への愛撫でますます増やしてしまうのだ。
たまに快感で変になってしまうのではないかと心配になるが、幸い悪魔はまだ元気がありあまってるようだ。

「俺のこと、好きか?」

「だ、だから言ってるでしょ! 大好きだってばぁ……」

 顔を真っ赤にしながら気持ちを告白する悪魔に俺の理性は壊れた。
熱く燃え上がる愛の命じるまま、触角を掴み、俺の気持ちも伝えながら唇を奪う。

「んむっ?! ん……」

 俺の唇を受け入れ、悪魔も俺にキスで応える。
俺が悪魔の口蓋や歯の一本一本までをも犯し、次に悪魔の舌が俺の中に侵入してくる。
くちゅくちゅという淫らな水音が風呂場に響き渡る。

「んっ! んん……っ!」

 俺が尻尾を翼で激しく扱いてやると、悪魔の舌の動きが止まった。
感じてしまってキスどころではないようだ。
 次は触角から手を放して羽ブラシで両胸も攻めてやる。

「んぅっ……! んんんんーっ!」

 悪魔が咎めるような目で俺を見てくるが、ここでやめてやる俺ではない。
むしろ、ここでガンガン攻めてやれるだけの欲深さが無ければ悪魔のパートナー失格だ。
 この体勢ではちょっと窮屈だが、クリトリスにも手を伸ばし、摘んでみる。

「んああんっ! ば、ばか! キスしながらクリいじめるのはダメだってばぁっ!」

 反抗する上の口とは裏腹に、下の口の締まりは良くなる。
 俺の下半身から熱いものが沸きあがってくるのを感じる。
そろそろこちらも限界だ。腰が勝手に動き出し、棒が悪魔の最奥を刺激する。

「ふあぁっ! あっ! ああんっ! も、もうダメ~!」

456:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:50:18.91 LcmecgfP
 俺の限界が近いことを察し、悪魔が触角を押し当ててくる。
伝わってくる甘美な欲望にすっかりご満悦のようだ。
つられて俺も嬉しくなってしまう。そして、この嬉しい感情も悪魔には伝わっているのだ。
俺の嬉しい感情で、悪魔もますます嬉しくなってくれる。
そう思うと、更に嬉しい感情が沸いてくる。悪魔を愛しいと思う気持ちも、同時に強くなっていく。

「う……おっ……ごめん。もう無理。激しくするぞ」

 流石にピストンしながらクリトリスを弄るのはこの姿勢では厳しい。
手は胸のほうにうつし、乳攻めとピストンを開始する。

「あっ! あぁっ! だ、ダメっ! ダメえぇぇっ!! あたしもイっちゃうっ!」

 涙と涎で顔をグショグショにしながら悪魔が上辺だけの拒絶の声を出す。
顔には肉欲が強く表れ、俺の体と愛を欲している。
 膣壁が全方位から俺の棒を押さえつけ、射精を促す。
その度に俺は繋がっていることを意識し、快感と征服感を増大させてしまう。
そして、この快感も征服感も悪魔に読まれ、悪魔はそれにより快感を得るのだ。

「うあ……だ、ダメだもう出ちゃう!」

「い、いっしょにイきましょ……?」

「じゃあ……いっしょにイこうか……?」

「あぁ……お願い……気持ちよくしてっ!」

 強すぎる快感に耐えられなくなったのか、悪魔が俺の背中に手を回し、しがみついてくる。
俺の頭も会館に支配され、もう気持ちよくなることと、悪魔を愛することしか考えることができない。
本能のままに腰を打ちつけ、悪魔に俺の怒張を叩き込む。

「んあああああぁぁっ! い、イっちゃう! 大好き! 大好きいいいぃぃぃっ!!!」

「お……れもだよ……あぁっ! で、出るっ!!」

「「ああああああぁぁぁっ!!!」」

 絶頂と同時に、悪魔を愛しく思う気持ちと性感が膨れ上がり、弾けた。風呂場に俺たちの声が反響する。
乳首も、尻尾も、中も攻められ、俺が射精する快感も触角から伝えられ、
悪魔はもう気持ちよくてたまらないというような表情で悶絶している。
俺のほうも、ついさっき自覚した感情が脳内を駆け巡り、まともな思考ができない状態だ。
 少し間をおいて、頭がさめてきた俺が棒を引き抜こうとすると、悪魔はそれを拒んだ。

「ま、待って……もうちょっとこうしていたいの……いいでしょ?」

 あぁ、いいよ。
俺は心の中でそう呟き、悪魔に応える。
 俺のほうも悪魔の背中に手を回し、繋がったままお互いに抱き合うような格好になると、
悪魔は満面の笑みをこぼした。
悪魔の笑顔は何度も見てきたが、これほど満足気で、愛しく感じてしまう表情は初めてだ。

457:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:51:18.20 LcmecgfP
「君のことが好きだよ」

 言葉と心の両方で、悪魔に俺の気持ちを伝える。

「あたしも……大好きよ」

 そのままどちらからともなく唇を重ね合わせる。
互いの体液が絡み合い、水温をたてる。お互いにキスはうまくないかもしれない。
だが、二人の愛をぶつけあうことができれば、それでも構わなかった。
上と下の両方の口で繋がり、無言で愛を語り合う。
激しい性交よりもこちらのほうがずっと甘く、胸が幸福感で満たされていく。

「好きだよ……本当に」

「あたしも本当に……大好きよ」

 燃え上がった愛の炎が落ち着きかけていた情欲の炎に燃え移るのにそれほど時間はかからなかった。
結局、夜遅くまで風呂場に響く喘ぎ声が止むことはなかったとさ。


458:名無しさん@ピンキー
12/09/29 22:53:56.61 LcmecgfP
以上です。
失礼しました。

459:名無しさん@ピンキー
12/09/29 23:22:19.62 xc1iQv/J
なげぇよw

460:名無しさん@ピンキー
12/09/29 23:36:58.00 EDfVMhm+
とりあえず乙です
これは大作や・・・

461:名無しさん@ピンキー
12/09/30 03:55:52.96 gQ86wL/J
更新してバーの長さにびっくりしたわww
じっくり読ませて貰おう

462:名無しさん@ピンキー
12/09/30 12:41:21.78 2LhrcG/S
なんという力作。
GJ

463:名無しさん@ピンキー
12/10/05 00:34:09.24 mZReDETT


464:名無しさん@ピンキー
12/10/12 23:18:29.58 dCa7k7j1


465:名無しさん@ピンキー
12/10/14 04:48:39.89 RRMK2K+E
ちょw超大作杉ワロタw
俺の睡眠返せwそしていい家庭を築いて寿命で氏ねw

466:名無しさん@ピンキー
12/10/14 18:25:03.80 ciJbLngz
        ⊂⊃ __
    /⌒\∧,__∧..:\
  / :::丿:: ( *^ー^.): .i:|  保守の時間だよ
 /ノノノ~ .U._  ノJ ソ
       し' し' |
             ☆
            `・。
           。*゚     lヽ⌒ヽフ.⌒γ
          *'``・*。  (・ω・ )   )
          ゚*。.。*゚   .し─J ー‐J

467:名無しさん@ピンキー
12/10/17 22:45:42.22 yuhhL+U8


468:名無しさん@ピンキー
12/10/19 21:56:20.74 D6FQCJRR
あげ

469:名無しさん@ピンキー
12/10/23 04:04:04.40 545VlZT9


470:名無しさん@ピンキー
12/10/27 05:09:09.70 fTc8XOpS


471:名無しさん@ピンキー
12/10/31 23:19:30.86 1dtwAbt1


472:名無しさん@ピンキー
12/11/01 02:06:08.76 XkNj59ZD
トンキーかわゆす

473:名無しさん@ピンキー
12/11/05 00:18:19.51 r/xNw3yz


474:名無しさん@ピンキー
12/11/09 01:17:47.99 7cZugLds


475:名無しさん@ピンキー
12/11/09 01:54:29.72 tAgYn6WY
ほっ

476:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:41:27.55 EVJnHP+C
投下します
・ハロウィンの日に仲のいい天使に悪戯をされてしまう悪魔っ娘のお話です
・天使のパーツは翼のみで輪はありません
・悪魔っ娘のパーツは翼と尻尾です
・天使が悪魔をくすぐるシーンがあります
・前作より短いです

477:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:42:55.48 EVJnHP+C
 あたりを見渡せば、視界に飛び込んでくる無数のパンプキン・ヘッド。ここら一帯の雰囲気は、すっかりハロウィン一色になり、誰も彼もがその様子を楽しんでいた。
私もその様子を楽しんでいる者の一人で、既に私のポケットの中は、近所を巡って分けてもらったお菓子であふれかえっている。
プッシュホンを押し、家の人が出てくるまでの間は、胸が高鳴るのを感じる。みんなこの日のために用意しておいた仮装を披露しようと、それぞれ趣向を凝らした格好をしているからだ。
だが、私と一部の者に限っては、仮装はしていなかった。なんていったって、私は悪魔なのだ。ハロウィンは、元々は悪霊祓いの風習だ。
キリストだとか、元々ハロウィンをやっていた宗教などについては、詳しくは知らないが、
悪魔である私はその悪霊にカテゴライズされる存在のはずだし、そんな私がわざわざ仮装をして悪霊に扮する必要は無いのである。
もっとも、中には仮装を楽しんでいる悪魔もいる。特に向かいの古そうな家に住んでいる悪魔のおじさんがしていたゾンビの仮装は、あまりの迫力に悲鳴を上げてしまうくらいだった。
驚く私を見て、いつも通りガッハッハと愉快そうに笑う姿に、私はどれだけの安堵を覚えたかわからない。
他にも、隣に住んでる天使のおねえさんがしているヴァンパイアのコスプレは、クオリティも高くてちょっと色っぽかったし、
ちょっと北へ歩いたところに住んでいる人間さんの仮装は、思わず本物の悪魔と見間違えるほどだった。
 私の彼氏である天使―アングレーの家へと歩みを進める私の足は弾んでいた。お菓子をもらうことだけが目的なのではない。
彼の家にあがりこみ、楽しくおしゃべりしながら、私が集めてきたお菓子を食べることも目的なのだ。
彼の家のプッシュホンを鳴らした私は、これで何度目になるかわからないあの言葉を、マイクに向かって合言葉のように言い放つ。

「トリック・オア・トリート♪」
「あぁ、その声はエリか。待ってろすぐ出るから」

 少しして、ドアから姿を現したアングレーの姿に、私は吹きだしてしまった。
頭にかぶっているのは、この前私と買い物に行った時にハロウィンが近いからという理由で彼が適当にチョイスした、先の曲がったとんがり魔女帽。
ものぐさなアングレーのことだ。ぼさぼさな頭をとかさないまま、仮装ついでに帽子で隠してしまおうとも考えているのだろう。
元々可愛い顔立ちをしている上に、切るのが面倒だからと伸びきった髪を後ろで束ねているせいで、女の子のように見えてしまう。
彼は単に魔法使いの仮装をしているつもりなのだろうが、奇しくも彼のものぐささ等の要素がその仮装を魔女らしいものに仕上げ、
その上にそれが似合っていると思わせてしまうのだ。私はこみあがる笑いを抑えることができなかった。
彼の白の翼は黒い魔女帽や黒服には合わない気もしたが……。

「な、なに人の顔みて笑ってるんだよ? 失礼だろっ」
「だ、だって。魔女の格好がすごく似合ってるんだもん。そういう趣味だったの?」
「なっ、魔女じゃなくて魔法使いだ!」
「え~? でもどこからどう見ても魔女にしか見えないわよ?」
「な、なんだと~?! まあいいや。玄関で立ち話もなんだし、あがれよ」
「は~い。お邪魔しまーす」

478:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:43:43.63 EVJnHP+C
 あっさりと怒りの矛を収めた彼の後について、私は家の中へ進んでいく。
束ねられた彼の髪が歩にあわせて揺れるたびに、やっぱり彼は女の子みたいだと思ってしまう。
廊下は片付いているが、いくつかの部屋は所持者のだらしなさを示すかのように、おもちゃ箱をひっくり返したような有様を見せていた。
彼との同棲を考えるのはまだ早いかもしれないけど、この様子では私の未来は、散らかし癖のある彼に悩まされ、片付けに追われるものになってしまう。
これからは私も片付け癖をつけて、彼にも後で注意をしようと決心する私をよそに、彼は口を開く。

「本当は僕のほうからお前んちに遊びに行く予定だったんだよ。そっちから来てくれるなんてな」
「そうだったの? こんな可愛い魔女っ子が悪戯しにきたりしたら、どんな悪戯されてもいいと思っちゃうかも~」
「だ、だから魔女じゃないってば。怒るよ?」
「そんな可愛い顔で怒っても、怖くもなんともないわよ?」
「う……ひ、人が気にしてることを!」

 顔を朱に染め、羞恥を露にする彼の反応はなんというか庇護欲をそそる。
彼をついからかってしまう私も悪いが、そうやって可愛い顔をますます可愛いものに変えてしまう彼も悪い。
彼は本気で怒っているわけではないし、どこかまんざらでもなさそうな雰囲気も感じるが、
やっぱり男の子としては可愛いよりかっこいいと言われるほうが嬉しいのだろう。

「別に気にすることないでしょ? 顔が可愛いのもあなたの魅力の一つだしねー」

 彼の顔の赤みが増し、羞恥だけでなく幸福感も同時に露になる。
彼は、こうやってストレートに「好き」だとか「魅力」だとか言われるのに弱いのだ。
純粋故に、怒るに怒れなくなって複雑な顔をする彼に、私の心が刺激され、彼がもっと愛しくなってしまう。

「なぁーに照れてるのよ」
「て、照れてなんかないやい。魅力があるって言ってくれたのは嬉しかったけども……」
「照れてるところも、すっごく可愛いわよ? 大好き」
「か、可愛いって言うなってば~っ!」

 そうこう会話をしている内に、居間へと辿り着いた私たちは、同時に席に着く。
私が集めたお菓子をテーブルに並べ、彼とのおやつタイムが始まる。

「ほら、見て。みんなこんなにお菓子をくれたのよ。大事に食べましょ」
「え、お前が僕んちに来たんだから、僕がお菓子を出すべきなんじゃないの?」
「そうかもしれないけど、二人で食べたほうがきっとおいしいわよ」
「そうだな……。ありがと。ところで、なんでお前はなんのコスプレもしてないわけ?」

 彼が私の格好に疑問を投げかけた。いつも通りの黒服に身を包んだ私の格好は、確かになんの仮装もしていないように見える。

479:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:44:21.20 EVJnHP+C
「私は悪魔なんだし、別に仮装なんかしなくてもいいでしょ?」
「そうかー? エリのコスプレ姿もちょっと見たかったな。何着ても可愛いと思うんだけど」

 お菓子を口に運びながら、彼が何気なく口にしたお菓子よりも甘い言葉に、ドキッとしてしまう。

「あ、アングレーのほうがずっと可愛いと思うな」
「な、なんだと~?!」

 ついつい照れ隠しで彼をからかってしまう私に、彼が軽くだが怒りを向ける。
せっかく話題が変わったのに、また可愛いだのなんだのといった話題にされては彼がかわいそうだ。

「で、でも、アングレーが私の仮装を期待してたとは知らなかったなー。来年は何か着ようかしら」
「そーだなー。ドラゴンの女の子とかいいんじゃない? 翼生えてるんだし」

 確かに、竜娘なんかもコウモリみたいな翼が生えてるし、私が扮するのには適しているかもしれない。

「あぁ、そうだ。そのクッキーにはこれをかけたほうがおいしいと思うよ」
「え? あぁ、ありがと」

 私が口に運ぼうとしていたクッキーに、彼が得体の知れない桃色の粉をふりかけた。
匂いをかいで見ると、甘くて頭がくらくらするような香りがする。口にすると、舌の上をとろけるような甘味が駆け回った。

「あっ……! これ、すっごくおいしいかも。ありがと、アングレー」
「な、おいしいだろ? 実はそれ、女の子をもっと可愛くしちゃう成分が入ってるんだぜ」
「どんな成分よそれは~? まぁ、アングレーより可愛い女の子なんてそうそういないと思うけどね」
「こ、このっ……! ところで、エリがコスプレしてないってことは、コスプレしてる僕がエリに悪戯する側なんだよな。
そうやって僕をからかうなら、僕もエリに悪戯してあげるよ」

 席を立ったかと思うと、彼は素早く私の後ろに回りこんだ。そして椅子の背もたれ越しに後ろから抱きつき、細い両腕を私の体の前にまわす。

「えっ? ま、待って。何する気?」
「何って……こうするのさ」

 そう言ったかと思った直後、彼は私の服の中に手を突っ込んだ。
無防備な背後から襲われ、大好きな彼に体を触られるという状況に少なからず私も興奮を覚えていたが、
素直に受け入れることはできない。私は極めて敏感な体質なのだ。
彼に体を触られるとどうしても声が出てしまうし、それもだがやっぱり体を触られるのは恥ずかしい。

「お前ってさ、ここ弱いよな」
「ふぇ……そ、そこは駄目。もう可愛いとか言わないから許して」
「どうしよっかなー。お前もそんな嫌じゃなさそうだし、やってあげよっか」

480:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:45:32.74 EVJnHP+C
 彼が私の体の中でも特に敏感な部分に手を這わせ、今にも責め始めようとしている。
私は彼をからかう立場から一転し、一気に大ピンチへと陥ってしまったのだ。
身を捩って逃れようとするが、彼はやっぱり男。ちょっと身を捩ったくらいではその腕から逃れることは不可能だった。

「くぅっ……ふっ……」

 彼が、そっと私の敏感な部分にその指先で触れた。そこは……そこは弱いのだ。
翼と尻尾がびくびくっと反応し、私の口からも堪えきれない声が漏れてしまう。

「ま、待って……も、もうからかったりしないから……お願い、そこは許して」
「どうしようか。そう言ってお前が僕をからかったのは、これで何度目だったかな」
「ひうぅっ! ま、待って! 今度のは本当に本当だから……許してっ!」
「許してってのも的外れだなぁ……僕はからかわれた仕返しじゃなくて、悪戯したいと思ってるからエリに悪戯をしてるんだよ」
「ふわあぁっ!! お願いっ! 本当にそこは駄目ぇっ!」

 彼の手が私の敏感な弱点を撫で摩り、掴み、弄り回す。彼の手による蹂躙に、私はすっかり参ってしまった。

「ふぅっ……くっ……んんっ……駄目……どうしても声が出ちゃう……恥ずかしいから許してぇ……」
「我慢してないで、声出しちゃいなよ。きっと今より気持ちよくなれるよ」
「だ、駄目ぇっ……それは恥ずかし……ひゃうっ?!」

 さっきまでのはほんのお遊び。そう言い放つかのように、彼の手の動きが激しさを増した。
確かに、意地を張ってないで声を出してしまったほうが楽になるかもしれない。
だが、私のプライドがはしたなく大声を出すことを許さなかった。それでも、この攻撃はプライドだけでなんとかできるものではない。
そして、私はそのプライドを守り抜く方法なんて持ち合わせてはいなかった。我慢してきたものが私の中で爆発し、弾け飛ぶ。

「あああああははははっ!! お願い! そこ駄目っ!! お腹くすぐるのもうやめてーーっ!!!」

481:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:46:14.27 EVJnHP+C
 お腹は、私の最大の弱点だった。自分で触る分には問題ないのだが、彼に触られると途端に猛烈なくすぐったさが私を襲うのだ。
両腕で抵抗しようとするのだが、器用に私の腋の下へもぐりこんだ彼の翼がそれを阻む。
私は襲い来るくすぐったさに、ひたすら耐えることしかできなかった。

「きゃはははっ! ま、待って! もう……あははははっ! もう駄目だから~! ゆ、許しはははっ!!」
「そんなに反応してくれるなんて嬉しいな。お礼に腋の下もくすぐってあげるね」
「そ、そんなっ! そんなの駄目ー! あああははははっ!!」

 腋の下にもぐりこんでいた翼が、前後に動き始めた。柔らかな羽毛が服越しに擦れ、私の弱点を怖いほど正確に刺激する。
お腹に加えて腋の下まで責められ、もはやくすぐりに耐えることさえも不可能になった。
私に許されたのは、耐え難いくすぐったさに悶え、笑い狂うことだけだ。

「ゆ、ゆるっ……ゆるしはははっ!! まっ……降参! 降参するからぁ! もうやめひははははっ!!」

 腋の下へのくすぐり攻撃が緩んだ……と思いきや、今度は彼の翼が強制的に私の両腕を押し上げて万歳のポーズをとらせ、
両腕が私の黒服をめくり上げる。ゆっくりと焦らすように上がっていく服に、私はいつ下着が見えてしまうのか気が気ではなかった。

「あぁっ……それ駄目……恥ずかしい……ブラが見えちゃうよ……」
「お前は僕に恥ずかしいことを言ったんだし、こうされても文句は言えないよね」
「うっ……それは……」

 とうとう胸のすぐ下あたりまで服がのぼってきた。と思った瞬時に、彼は勢いよく私から服を剥ぎ取った!
私の下着が露になってしまう。羞恥に顔を赤めるのと同時に、私は背後で彼が興奮を露にした気配を感じ取った。

「きゃっ! み、見ちゃ駄目ー」
「恥ずかしいの? でも、お前も僕に恥ずかしいことをしたんだぞ。嫌がられる筋合いはないな」
「は、恥ずかしくてもアングレーに見られるのは嫌じゃないもん」
「そうか。じゃぁこうされても嫌じゃないんだな?」
「え? きゃぁっ!」

 お次は下着のホッチを外し、私の上半身を完全に露出させた。更なる羞恥が私を襲う。
鏡を見るまでもなく、私の顔が真っ赤になっているであろうことはわかった。

「あうぅ……い、嫌じゃないけど恥ずかしいよ……ゆ、許して」
「そーんな可愛い声出してさ、許してもらえると思う?」

 アングレーの両手が、谷間を形成する私の双丘に伸びる。
くすぐられた時と同じように私の両腕を万歳で固定され、抵抗ができない状態だ。
この状況こそ大ピンチと呼ぶに相応しい。私の胸が高鳴っていくのを強く感じる。

「なーんて、胸触ると思った? 嘘だよ」
「えっ? あ、あはははっ! ま、待って! お腹こちょこちょしないでってばー!」

 不意に期待していたのとは違う箇所を責められ、抑えきれない笑いの衝動が次々と私に襲い掛かってくる。
私をその気にさせておいて、突き放すなんてひどい! 尻尾の先で彼の顔をぺしぺしと叩くが、それでも彼はくすぐりを止めてくれない。

「きゃーあはははっ!! ぎ、ギブアップ! もう無理よー!」
「まだ余裕そうだね。腋も直にくすぐってあげるよ」
「そ、それだけは駄目ーっ!」

482:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:46:48.03 EVJnHP+C
 剥き出しの腋に、再びくすぐったい感覚が大挙して押し寄せた。
柔らかな羽根が擦れ、両手はお腹の肉を弄び、あらゆるくすぐり方で私の体を蹂躙する。
その上、私が刺激に慣れてしまわないように、責める位置を少しずつずらしたり、緩急をつけたりしてくるのだ。
彼にくすぐってもらうことは嫌いではなかったし、むしろスキンシップとして自分からくすぐってもらったこともあるが、
やはり強いくすぐったさから逃げようと、私は反射的に抵抗をしてしまう。

「ふひゃっ?! 胸こちょこちょするのも駄目ーっ!」

 彼の両翼が私の前の膨らみを包み込んだ。翼から開放された両腕で翼をどかそうと試みるが、私の力ではびくともしない。
胸の先端は、密かにくすぐりに弱い箇所なのだ。それでも腋ほど弱くは無いが、そんなところをくすぐられたら私は……!
だが、無常にも彼の翼は私の抵抗を撥ね退けてくすぐりを開始する。

「にゃふっ! ひ……きゃはははは! ご、ごめんなさーい!! もうからかったりしないから……はははっ! ゆ、許しひぇはははっ!!」

 だ、駄目っ! お願いだから胸をくすぐるのはやめてほしい。
恥ずかしい場所にくすぐったさと快感が同時に襲い掛かり、気が変になってしまいそうだ。 

「うーん……反省した?」
「は、反省しましたっ!! ごめんなさいっ!! もうこちょこちょは許してえひゃはははははっ!!」
「そうか。じゃあくすぐるのは許してあげるよ」

 内心ほっとしたのも束の間。今度は両手が私お腹の脂肪をつかんでくるのだ。

「あれ、前よりちょっと太った?」
「は、恥ずかしいからやめて」
「恥ずかしがるってことは、図星なのかな?」
「ふ、太ってないわよ!」

 断じて、私は前に比べて太ってなどいない。それでも、こうしてお腹の大きさを測られるのは恥ずかしかった。

「お願い……やめてよう……」
「じゃぁ、こっちのサイズを見てあげよっか?」

 お腹責めをやめた彼の手が、お腹よりも上部にあるやわらかな脂肪へと伸びる。
くすぐりに隠れた快感で、すっかりその気にさせられてしまった私には、もう抵抗しようだなんて気持ちは残っていない。私は黙って頷く。

「すっごく気持ちよくしてあげるからね」

 私の耳元で、彼が甘く優しい言葉を囁いた。脳へ直に響くかのような誘惑に、私は脳みそがとろけたようにメロメロになってしまう。

「……でも、こういうことはベッドでするべきだよねぇ……」
「ふえっ?」

483:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:47:18.91 EVJnHP+C
 まさか、ここまできて焦らされるとは思っていなかった。
そんな私を無視して、彼は私から剥いだ服と下着をつかみ、ベッドへとかけてゆく。

「あっ?! ま、待って! 服返してよー!」
「寝室に着くまでに僕に追いつけなかったら、これは今日一日没収だからねー」
「そ、そんなっ?! 待ってよ~!」

 とんでもないことを口走る彼の背中を、半裸で、前を隠しながら追いかける私。
暖房がきいているおかげで半裸でも寒くは無いが、服が無ければ私は困ってしまう。
冗談のつもりで言っているのだろうが、もし本当に一日中上半身裸を強いられたりしたら……。
 二人分の足音が廊下に響くが、彼の足音の音源は、少しずつ私から遠ざかっていった。

「はあっ……はあっ……」

 息を切らしながら走る私を、寝室の入り口に立った彼が得意げに見つめる。

「よーし、これでお前は今日一日裸だね」
「ほ、本気なの?!」
「トリック・オア・トリート」
「はぁ? 唐突に何言って……」
「ほら、悪戯してほしくなかったら、僕にお菓子をちょうだいよ。そしたら服を返したげる」
「え……? お菓子ならさっきあげたじゃない」
「そうじゃなくて、お前がまだ隠してるお菓子をちょうだい」
「……??」
「わっかんないかなぁ。ほら、そこにふわふわしてるマシュマロみたいのを隠してるじゃないか」

 かなり遠まわしな言い方に困惑する私。そんな私がしっかりと両腕でガードしている箇所を指し、彼が言う。
あぁ、そういうことなのかとそれで私はようやく彼の言うことを理解した。だが、羞恥が彼の言うことを受け入れる邪魔をする。
彼と体を重ねるのはこれで2度や3度ではないが、それでもやはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。

「裸でお泊りするのと、お菓子を渡すかわりに悪戯をやめてもらうのと、どっちがいい?」
「わかったわよ~……。やるからには気持ちよくしてね?」

 恥ずかしいが、無論彼との行為が嫌なわけではない。それどころか、彼との行為では感じているうちに恥ずかしさが快感へ変わっていくのが常であった。
両胸のガードを解き、ふかふかのベッドに仰向けになると、彼の野獣のようにやらしい視線が私の胸を這い回った。

「本当に美味しそうだね。食べちゃいたいよ」
「食べてもいいから……約束は守ってね?」
「大丈夫、後で服はちゃんと返すよ」

 私が女性として人並みに成長している証を見せ、同時に私の健康状態を示すかのようなみずみずしさを放つそこを蹂躙しようと、彼の魔手が伸びる。
それを拒むことなく受け入れた乳肉は、歓迎の意を表すように、彼の手が揉む以上の力で彼の指を押し返した。

484:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:47:52.00 EVJnHP+C
「い、いきなり胸から始めるのはマナー違反よー」
「そうかな? 今日のお前には長い前戯は必要ないと思ったんだけど」
「ちゃーんと愛撫してあげないと、女の子は気持ちよくならないわよ?
でも、言われてみれば今日はちょっといつもより感じる気がするような……」

 いつもなら、一通り全身を愛撫した後に生じるはずの、全身が焼けるように火照る感覚。
それが、まだ少し胸を触れられただけの私に覆いかぶさるように、じわじわと広がりを見せているのだ。
異様さを感じつつも、私の胸は間もなく私を襲うであろう快感に期待を寄せ、その鼓動を早めていた。
強弱をつけ、乳腺と脂肪を交互に責め、私を焦らしつつも的確に性感帯を責める手の動きが、更に鼓動を加速させる。

「さっき、エリのクッキーに僕が粉をかけたろ? 女の子が可愛くなる成分ってのは、実は……」
「えっ? も、もしかしてあれって……」
「うん。お前が察してる通り、あれは媚薬だったんだよ。そろそろ効いてきてるでしょ?」
「ちょ、ちょっとそういう悪戯はひどいんじゃない? 先に言ってよー」
「嫌なの? エリが嫌だって言うなら仕方ないね……」

 彼の手がその動きを止めると、私の胸に襲い掛かっていた快感が嘘のように消えた。
だが、じんじんと彼の愛撫を求めるような胸の疼きは残り、私の精神を削り取っていく。

「私が我慢できなくなっちゃうの……わかってて薬入れたでしょ?」
「正解。今まさにお前は焦らされて我慢できなくなっちゃってるとこだと思うけど、これも当たってるよね?」
「大正解よ……。もう、私の胸をこんなにしてくれちゃって……!」
「顔真っ赤にしちゃって……可愛い。女の子を可愛くする成分って言っても、嘘にはなんないね」

 慌てて顔を逸らす私のことを、彼がクスクスと笑う。女の子みたいな顔をしているくせに、私の豊かな乳肉を貪る手の動きはまるで野獣のよう。
雄の願望がくっきりと鮮明に浮かび上がった表情で見つめられると、私のほうも魅了されたようになってしまう。

「エリ……このマシュマロ、すっごくおいしいよ」
「い、やんっ……な、舐めないで~」

 私の乳肉の中でも一際敏感な、右胸の付け根のあたりを舌が這い回る。
開いている右手は私の左の胸の付け根をくすぐり、左手は腋を揉む。
巻き起こる快楽の嵐は私の理性を吹き飛ばし、雌の本能を剥き出しにさせた。

「や、やんっ……駄目ってば……あぁっ……ば、ばかっ」
「このマシュマロ、先っちょにグミみたいのがついてるなぁ? このグミも、僕にくれるよね?」
「あぁっ……乳首はやめて……」
「それじゃ、いっただきまーす」

 彼の口が、天を突くかのように起き上がった桃色の突起に接近し、それを口に含む。

「あっ、あぁっ……?!」

 胸の先端を痺れるような快感が襲い、頭の中に雷が落ちる。意識を飲み込むような快感に抗おうとするが、
とても堪えきれるものではなかった。薬によって敏感になってしまった私の体は、
普段以上に強烈な快感を脳に叩き込み、理性を暴力といってもよいほどの快感によってたたき伏せたのだ。

「んんんっ……! か、感じちゃう……やめてぇ……」

 吸引し、舐めまわし、時には歯を立てる。その際も反対側の突起は彼の手によって弄ばれ、
汗だくの腋も蹂躙を受けている。両手を遊ばせることなく、常に全力で私を感じさせようとかかってくるのだ。
おまけに、私の体は彼の手によってある程度は既に開発されてしまっているのだ。
私がこれで快感を感じない道理は無かったし、快感から逃れる方法も無かった。
そして、翼の生え際のあたり―コウモリの腋にあたる部分も密かな性感帯だ。
そこを揉まれると、人間の腋にあたる部分よりも感じてしまう。

485:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:48:24.18 EVJnHP+C
「このグミもおいしいね。ありがとうエリ」
「ああんっ! そ、そこばっかりぃ……感じるとこなのに……あっきゃあぁっ!! 噛まないでーっ!」
「おいしいよ。エリのおっぱい。もっと気持ちよくさせてあげる」
「はうぅんっ……! か、噛みながら……あうんっ! つねらないで~っ!」

 尖りに尖った突起を襲う彼の責めは執拗で、責められる度にそこは硬度と感度を増してしまう。
快感の嵐によって私の秘密の場所はとうに決壊し、いやらしい体液で自身を湿らせている。

「そうだ。のどがかわいたなぁ?」

 それを見透かすかのように彼が言い、私の下半身にその魔手が伸びる。

「ここに……飲み物を隠してるね? もらってもいいよね」
「そ、そこは駄目っ!」
「安心して。一滴残らずラブジュースを飲んであげるから」
「や、やめて~っ!」

 彼が右腕で強引に私の腰を持ち上げ、左手でズボンを下ろしてゆく。
露になったのは、湿り気を多量に帯びた私の下着。いよいよ最も大事な箇所を犯されるのかと思うと、興奮が止まらない。
ズボンを突き破ろうとするかのように膨れ上がった彼の欲棒も、その身をさらに勢いづけたようだった。

「あ、アングレーってば。お願い、そこはやめて。ね? そ、そこだけは……」
「やめないよ。エリが僕を恥ずかしがらせたんだから、エリにも恥ずかしい目にあってもらわないと」

 火の点いた彼が行為をやめてくれるはずはなかったし、本気でやめてもらうつもりも無い。
だが、強すぎる羞恥が私に黙っていることを許さないのだ。私の口だけの拒絶を跳ね除け、彼が下着に手をかけた。

「お、お願いっ! もう可愛いなんて言わないからぁ……こちょこちょしてもいいわ。だからそこはやめて~!」
「くすぐりプレイがいいの? そんならまんこ舐めながらくすぐってあげる」
「そ、それはもっと駄目~っ!」

 口では嫌がる私を無視し、私の下着を彼がずり下ろす!

「きゃーっ!! み、見ないで~っ!!」

 遂に露になってしまった私の最も大事な部分。そこを容赦無く突き刺す彼のやらしい視線。
その状況に私も少なからず覚えた興奮により、分泌される体液の量がさらに増した。
卑猥な匂いを放ち、急かすようにその媚肉を蠢かせ、私の急所の全てが意に反して彼を誘惑する。

「だーいすきなエリのまんこだもの。いっぱい見てあげる」
「も、もう駄目っ! 許してよ~!」
「許さないよ。さ、エリの大好きなクンニとくすぐりプレイをしようか」
「や、やめて~っ!」

 私の急所を、ぬめぬめとした暖かいものが這い回る。

「ひゃあんっ!」

486:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:48:55.96 EVJnHP+C
 急所への責めは執拗だった。割れ目を横切るように舐めたかと思うと、次は割れ目をなぞるように舐め、さらにその次は秘粒周辺まで舌を持っていき、焦らす。
その度にぬちゃぬちゃと猥雑な水音が巻き起こり、私と彼の興奮を同時に刺激するのだ。そして、同時に行われるのは両手によるくすぐり責めだった。
おへその下辺りを撫でたり、下乳をくすぐったり、脇を揉んだりと、私の急所に行われている責めに負けず劣らずそれは多芸で、
私を追い込み、理性という皮を剥いで私を野獣のようにしてしまう。

「あ、アングレーっ……音立てないで! やんっ! 駄目っ! 舐めないでっ! こちょこちょも駄目っ!」

 私の急所全体を彼が舐め上げ、一滴も逃すまいと分泌される粘液の全てを貪りつくす。
恥ずかしいはずなのに、その羞恥さえもが快感に変化し、私の心も徐々に侵略してゆく。
そして両手による責めによって生じたくすぐったい感覚は、私の全身に広がりを見せていた。
込み上げる笑いの衝動をなんとか抑えても、全身に震えが走り、大人しくしていることを許さない。
そして私が身を震わすたびに、私のいやらしい双丘がぷるぷると揺れるのだ。

「いやあっ! そこは駄目っ!」

 揺れる双丘の頂点に、灼熱と電撃を混ぜ合わせたような快感が走った。同時に、秘粒に襲い掛かる生暖かい感触。
私の3大弱点をとらえた彼の目が満足気に細まった。

「や、やだっ! お願い、それだけはしないで。それされるとおかしくなっちゃう……! ああああぁっ! やめてぇぇっ!!!」

 私の反抗する言葉が合図だったかのように、その責めは苛烈さを増大させてゆく。
双丘の頂点は快感の暴風雨に見舞われ、燃えるような快楽が荒れ狂っている。

「ふぁんっ! ち、乳首が……あぁっ! 乳首こしこしってしないでっ! だ、駄目~っ!!!」

 同時に、秘粒を襲撃する快楽責めもその激しさを極めた。さっきよりもずっと多量に放出される愛液を吸い尽くそうと、
彼の口が秘粒に吸い付き、私の理性が壊れてしまうほどの快感を送り込んでくるのだ。

「そ、そんなっ……クリトリス吸っちゃ駄目っ! あんっ! あんっ! や、やめっ……ほんとにっ……! くあぁぁぁんっ!!」

 流石、何度も体を重ねているだけあって、私がどうすれば感じるのか把握しつくしている。
恐怖を覚えるほどの快感に悶えつつも、期待を寄せる私に彼が更なる追い討ちをかける。
既にその硬度を最大まで上昇させた双丘の頂点をつねるのと同時に、同じく硬化しきった秘粒を甘噛みしたのだ。

「にゃひゃああああぁぁぁっ!! か、カミカミしないでっ! あぁっ! き、気持ちいいよおっ!! もう駄目ぇぇっ!! おかしくなるっ!!」

 弱点という弱点を責められ、私はすでに絶頂のすぐ手前まで上り詰めていた。
だが、今私を襲っているのは快感の初期微動に過ぎず、本当の快感と呼べるものはこの後に襲い掛かってくるのだ。
私は、全身がそれを受け入れる準備をしているのを、ひしひしと感じ取っていた。

「あああぁっ!! か、体が熱いよっ!! もう駄目! イくっ! イっちゃうっ!!」

 よがり狂う私にトドメを刺そうと、彼はいつも私を絶頂へ導く時と同じ責め方をした。
一度間を置いた後、せーので同時に先端2箇所と秘粒と責めるのだ。
今までの快感全てを束ね、凝縮したような私の許容量を遥かに超える快感が吹き荒れた。

487:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:49:48.99 EVJnHP+C
「あああああああぁぁぁぁっ!!!」

 眼前で弾ける火花に、ブラックアウトしていく視界。視界に映った彼の顔に愛しいものを感じると、私は目を閉じた。
いつも私は昇天する時に、一瞬意識を失ったようになってしまうのだ。
だが、今回の彼はそれで責めを緩めることはしなかった。私を強制的に四つんばいにさせ、耳元で甘い言葉を囁く。

「もっと、気持ちよくしてあげる」

 脳を直に揺さぶるような言葉に、私はノック・アウトされてしまった。昇天して放心状態になった私に、こんな誘惑をするなんて卑怯だ。
そそり立つ自身の雄を出し、四つんばいになった私の背後に回る彼。私の中の雌が膨れ上がり、それが私の急所から漏れ出すのを感じる。

「僕のうまい棒を、喰らえっ!」

 彼のふざけた言い回しに噴出しそうになるのをこらえながらも、私の雌で彼の雄を受容する。
私が思っているよりずっとあっさりと、彼のうまい棒は私の奥へ、奥へと侵入していく。
その際も、うまい棒は私が気持ちよく感じる箇所を刺激し続けるのだ。
快感と同時に襲い掛かる力が抜けるような快感に対抗しつつも、私はそれを受け入れていた。

「やあっ……はあんっ……あぁ……中で……アングレーのがっ……どんどんおっきくなってるよう……」
「どうだ、僕の棒は? うまいだろ?」
「お、おいしいよぉ……あんっ! じ、Gスポットに擦れてっ……すごいことになってるぅ……!」

 膣壁の、明らかに他に比べ隆起があり、感触も違う部分。そこを、うまい棒が執拗に責めるのだ。
これだけでも私は体がとろけてしまうほどの快感を感じているというのに、彼が私の体の前に手を回し、秘粒を探り当てる。

「やっ……! そ、そこもいっしょに責められたら……!」
「僕が中でイくまでに、エリのことを2回ぐらいはイかしてあげるよ」
「や、やめてぇぇぇっ!!」

 火が点いた彼の手は止まらなかった。Gスポットと同時に、秘粒にも責めを開始する。

「いひゃあああああぁぁっ!!!」

 刺激に反応し、硬くなったGスポットと、勃起しきった秘粒。
どちらが最も敏感な場所なのか人によって意見が分かれるが、私は今その双方を大好きな彼に責められているのだ。
それで感じない理由は皆無であったし、それによって中の締りが良くなり、私のほうから彼にGスポットを押し付けてしまう形になるのも、必然と言えた。

「ひゃあああっ!! く、クリトリスは勘弁……っ!! あぁ、駄目ぇ! またイくうぅぅっ!!」

 私が達した途端、中の締りが更に良くなり、肉壁が押し付けられて私が受ける快感が増大してしまう。
そしてその瞬間、彼のうまい棒は私の最奥部に到達してしまった!

「ここが一番奥かな。たくさん突いてあげる」
「んああんっ!! お、奥とGスポットとクリトリスいっぺんにいじめるのやめてぇぇっ!!」

 うまい棒が最奥部をズンズンと突く度に、子宮へと振動が伝わり、全身の官能が呼び覚まされる。
快感に泣き叫ぶ私の顔は既に涙と鼻水と唾液で滅茶苦茶だ。彼が私の表情を確認できないバックから犯していることに、少し感謝してしまう。

488:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:51:02.29 EVJnHP+C
「や、やめっ……もう無理っ! お願い! 早くイってぇ……!」
「僕も、そろそろ限界かな……!」

 今の彼の言葉に、どれだけの安堵を覚えただろう。この快楽地獄も、とうとう終わりが見えてきたのだ。
無論、苦しかったり、痛かったりするわけではない。だが、快感も過ぎれば毒と同じなのだ。
私の中で暴れまわる過量の快感に、私の体も悲鳴を上げている。ほどほどにしないと疲れが明日以降に響いてしまう。
 最奥部を突く彼の棒は、確かに限界が近いようで、その身を最大限に膨張させながら、どくどくと脈打っている。
しかし、私がもう一度限界を迎えるほうが、彼の限界よりも早かった。

「ああああぁぁぁっ!!!」

 肉欲を貪るうまい棒が、またしても私を天まで導いた。全身を貫くかのような快感が走りぬけ、余韻が全身を痙攣させる。
そして私を幾度と無く昇天させた彼の棒にも、とうとう限界が訪れたようだった。

「うっ……で、出るっ……!」

 引き抜かれた棒から、私の背中へと白濁の粘液が撒き散らされた。私の黒い翼にも、白のねばねばが絡みつく。
今だ。ベッドのシーツは既に二人の体液で汚れきっているんだし、これ以上汚しても今更怒られはしないだろう。
私の顔から流れ出した体液を、ゴシゴシとベッドに押し付け、きれいになった顔で彼のほうへ振り向く。

「も、もう……アングレーってば、いつも私が泣いちゃうくらい感じさせてくるんだから……」
「ごめんね。触ってると喘いでるエリが可愛くなってくるから……つい、ね」
「なっ……か、可愛いだなんて……もう! からかった私も悪かったけどさ、これからは黙って媚薬入れたりとかしないでね?」
「……ってことはことわって、了承を得てからなら入れてもいいんだ?」
「ま、まぁ……そういうこともあるかもしれないし……そのぶんにはいいんじゃない? とにかく、あんな悪戯はもうしないって約束してよ」
「わかったよ。もうしない」

 私はまだ体が熱くてへとへとなのに、彼の返答は妙に落ち着いていた。
所謂賢者タイムと言って、男性がその棒から子孫をぶちまけた後に、心が落ち着くのは知っていたが、
こうして見ると私にはやはり興奮していた時とのギャップが不思議に思えてしまうのだ。

「でも……アングレーの方から久しぶりに誘ってくれたのは嬉しかったな。今度私の方から誘ったら、またえっちしてくれる?」
「そ、そりゃもちろん……エリがしたいって言うなら……」

 さっきまで乗り気で私を犯していたのが嘘のように、彼が顔を真っ赤にしてもじもじと態度を小さくする。
その様子を見ていると、やはり私の中にある感情が込み上げてきてしまうのだった。

「顔真っ赤にしてるとこも……やっぱり可愛い!」
「あぁっ?! ま、また可愛いって言った!」
「あっ! ご、ごめんなさい! ついうっかり……」
「さっきもうしないって言ったばっかりなのに……今日という今日は許さないぞ。泣くまで犯してやるっ!」
「えぇ?! ま、待って! これ以上されたら私疲れちゃう!」
「大丈夫だよ。さっきの薬にはえっちしてもそんなに疲れなくなる成分も入ってるから」
「だからどんな成分よそれは~?! あぁっ、待って! 許して~!」

 私は感じすぎて疲労が蓄積されることを心配していたが、あくまでそれは心配に留まり、言われてみればそれほど疲労がたまっていない感じがした。
これ以上気持ちよくされてしまったら、私はどうなってしまうのだろう。そんな心配を踏みにじるかのように、彼は私を押し倒し、双丘にその魔手を迫らせる。

「エリがお菓子をくれたお礼に、お菓子より甘ーい悪戯をしてあげるね」
「あぁ……そんな……もう許して。ね? 謝るから~」
「あれ? このグミ、さっきと同じくらい硬くなってきてるね」
「いやっはぁんっ! ち、乳首駄目~!」

 甘い刺激が、双丘の頂点を走った。それにより、再び呼び覚まされる私の官能。
それからまた二人で激しく交わって、それこそお菓子より甘い言葉を囁かれたりするのだけれど、
快感に支配された私の頭にはもやがかかったようになり、彼に何をされているのかもよくわからず、
ただ単に彼と幸福で気持ちいいことをしているという事しか理解はできなかった。
結局、次の日には二人ともえっちし疲れてアングレーの家で寝たきりだったとさ。

489:名無しさん@ピンキー
12/11/13 03:52:02.26 EVJnHP+C
以上です
失礼しました

490:名無しさん@ピンキー
12/11/17 14:00:47.13 lzUIfnln


491:名無しさん@ピンキー
12/11/21 20:27:48.17 e8HkPY6z


492:名無しさん@ピンキー
12/11/26 20:16:32.69 6gDxVn5r


493:名無しさん@ピンキー
12/12/03 07:32:16.27 p9oaTPQz


494:名無しさん@ピンキー
12/12/05 01:52:22.93 FBQfx+Pa
あれ? パッと見た限りじゃ保管庫に青肌や赤肌の悪魔いなくね?
前者は悪魔の中では割とメジャーなジャンルだと思ったんだがなぁ
肌の色の描写書き直すか

495:名無しさん@ピンキー
12/12/13 23:15:29.48 w2bQAMmq


496:名無しさん@ピンキー
12/12/20 00:32:09.29 7mCPgkbD


497:名無しさん@ピンキー
12/12/22 20:34:04.40 CsWZ8oNL


498:名無しさん@ピンキー
12/12/30 18:16:57.94 pWig5rcV


499:名無しさん@ピンキー
13/01/05 00:49:19.69 T2hUmHqo


500:名無しさん@ピンキー
13/01/12 13:27:49.65 KKwzecz1


501:竜の伝承
13/01/16 20:38:20.20 o24nSI/x


彼は持つべきものを持たずに生を受けた。
兄弟達は、彼を別け隔てなく、情を込めて育てた。
持つべきものを持たぬ彼にはそれは屈辱だった。
長じるに従って彼は鬱屈し、ねじ曲がっていった。
ある時、彼は兄弟の持たぬものを得た。
彼は、兄弟を追い落とした。
その痕跡は、各地に残されている。



華奢な身体に、ドレッシーな衣装をまとい、iTunesで流行のポップスを口ずさむ彼女は、天使。
神への信奉を小さな胸に抱いて、悪魔を狩るために地上に降り立った。
ほどなく悪魔を見つけた。
悪魔は路地裏の崩れたブロックに腰掛け、ビール片手に賑やかな表通りを眺めていた。
「やあ、天使ちゃん、今日も見回りかい?」
「馴れ馴れしい口を聞くな、お前の言葉なぞ聞きとうないわ、耳が穢れる!」
天使は戦いを挑んだ。
悪魔は天使を軽くいなし、組み敷いた。
細い背中に馬乗りになって、天使の耳元に唇を寄せる。
「ねえねえ、君の主様は、相変わらずお気に入り侍らせて遊説三昧の日々?」
「この外衆が!親しげに御名を穢すなっ、あのお方は、この世界が平和と慈愛で満ちるよう、祈りを捧げておられる!地上に災いを振り撒くお前たちが軽々しく呼んでいいものではないのだぞ!」
大の男ですら竦み上がる怒気を孕んだ天使の憤り。
被さるように響いたのは、悪魔の笑い声だった。
「じゃあさあ、君、ちょっと頭をあげてごらん」
悪魔が表通りの喧騒を指差す。
天使の視線の先には、いわゆる不良学生が会社帰りの中年男の財布をむしり取る光景があった。
「どう思う?」
取り立てて騒ぎ立てることでもない、と天使が答える。
「あの男の信心が足らぬ故の帰結だ、おおかた後ろ暗い真似でもしているのだろうよ」
「あらそう、じゃ、君の信心も試してみようか」
悪魔の掌が、天使のうすっぺたい乳房をまさぐり始めた。
掌で、乳房をこね、押しつぶし、撫で回す。
「何をするか!」
「ちょっとした賭だよ」
悪魔の腕を振りほどき、天使が両腕で胸を隠す。
「ああ、君やっぱり処女だね」
「当たり前だ!神に仕える者が、不潔な行為に耽る訳がないだろう!」
「でもさあ、君がその携帯音楽プレイヤーで聴いてた歌、そのものズバリ、淫らで下品な性行為だぜ?」
「嘘…愛を昇華した讃美歌じゃないの…?」
「嘘なもんか、悪魔は嘘が嫌いなの、知ってるだろ?」
天使の頬が紅潮し、続いて、血の気がひいたように青ざめた。
膝が崩れ、頭を垂れる天使。
「私…穢れた…見捨てられた…?」

502:竜の伝承
13/01/16 20:39:07.40 o24nSI/x
動揺する天使のフリルやレースを一枚一枚薄皮を剥ぐように脱がせていく。
もはや御名を呟き、救いを乞うだけの哀れな天使の、一糸纏わぬ肢体を、悪魔は目を細め、じっくりとっぷり舐るように鑑賞する。
輝くばかりの白磁器のように滑らかな乳白色の肌、申し訳程度の膨らみの頂きに、辛うじて色が付いた乳首。
細い華奢な腰は、無駄な肉がついておらず、却って尻の丸みを際立たせている。
そして、天の使者の名に恥じぬ、清純な佇まい。
頑なな信仰の持ち主であるのだろう。
少しばかり気の毒に思いつつ、指と舌で丹念にくじる。
絶え間ない秘所責めに、四肢を強ばらせ、地に爪を立て、必死に唇を噛み締める天使。
時折、くぐもった呻き声が漏れ、腰がピクリと跳ねる。
次第に潤い、じわりと蜜が滴り落ちた瞬間、ついに天使が悲鳴をあげた。
「もう判ったから!止めろ、止めてくれ」
目尻から大粒の涙をこぼし、睨むような、懇願するような眼差しで悪魔を見つめる。
「だから、これは賭さ、君の信仰が満たされていれば、君の純潔が撃ち砕かれようとするまさにその瞬間、愛と平和を謳う博愛主義の誰かさんが僕を瞬く間に御技で滅ぼし、君を救い上げてくれるだろうよ」
天使の腰を抱え込み、あてがったものをゆっくり押し付ける。
「神よ…神よ…」
震える声が、救いを求め御名を呼ぶ。
…果たして、救いは訪れなかった。
擦れ合う性器から鮮血を、背中から純白の羽根を散らして天使が泣き叫ぶ。
「この堕天があっ!許さない!お前なんか殺してやる!殺してやる!」
「いいね、そりゃ楽しみだ」
神に見捨てられ、天使の象徴である翼を失い、ただの人間に堕とされた天使を突きながら、悪魔は考える。
これだけ信奉され、崇められながら、己に縋るものさえ容赦なく切り捨てる。
かと思えば、気に入った者は例え大罪を犯した者でも傍に置いて慈しむ。
一体、末の弟が求めていたものは何だったんだろう?
それが知りたくて、他の兄弟が去るなか、最後まで弟に付き添っていたんだけどな。
「そうそう、堕天て呼び名はいただけないな、それは弟が付けた蔑称だ、僕の名は最後の竜、ルシファー・ティアマト。良かったら一緒に来るかい?元天使ちゃん」


角を持たずに生まれた彼が手に入れたものは、知恵と嘘だった。
彼は言葉を巧みに操り、使役していた従僕に嘘を教え、他の兄弟を屠り、彼だけの王国を築いた。
兄弟達は時にテュポーン、イルヤンカ、アムピスバイナ、ケツァル、ナーガ、八岐の大蛇などと呼ばれ、微かに伝承に名を残すのみだ。



書き込んだ瞬間に俺が死んだら天罰が下っ

503:名無しさん@ピンキー
13/01/17 14:10:19.54 cV0PVN5z
GJ

504:名無しさん@ピンキー
13/02/02 23:02:06.61 VVZiotWi


505:名無しさん@ピンキー
13/02/23 05:41:43.31 BVp7ieV+
ho

506:名無しさん@ピンキー
13/03/12 23:58:20.77 tfXcJigF


507:名無しさん@ピンキー
13/03/21 18:09:06.67 82omb3uw


508:名無しさん@ピンキー
13/03/27 21:43:26.67 iYHzHJEh


509:名無しさん@ピンキー
13/04/04 23:35:58.55 swYf6eAA


510:名無しさん@ピンキー
13/04/15 03:28:05.40 ukbZgKe3


511:名無しさん@ピンキー
13/04/28 20:29:49.83 foiU6z6f


512:名無しさん@ピンキー
13/05/10 02:16:48.07 /hWxvs4N
あげ

513:名無しさん@ピンキー
13/05/14 20:05:49.75 +5XHwYPg


514:名無しさん@ピンキー
13/05/24 00:13:02.38 G1BKUasZ
ho

515:名無しさん@ピンキー
13/06/01 01:44:31.40 IfKgc4Ka


516:名無しさん@ピンキー
13/06/16 13:43:32.80 d+bLEZ+9


517:名無しさん@ピンキー
13/06/30 19:30:17.26 EG7XZNmR
ho

518:名無しさん@ピンキー
13/07/18 NY:AN:NY.AN hQj4sytU


519:名無しさん@ピンキー
13/08/09 NY:AN:NY.AN kqTP9GEp
ho

520:名無しさん@ピンキー
13/08/21 NY:AN:NY.AN aoC5oylC
ho

521:名無しさん@ピンキー
13/09/03 02:55:22.23 ulpVotOw


522:名無しさん@ピンキー
13/09/20 22:17:50.13 ZJ6xwvHX


523:名無しさん@ピンキー
13/09/29 21:27:44.21 /37UV40L
ho

524:名無しさん@ピンキー
13/10/02 23:47:37.49 W7IhJam+
ところで悪魔っていったら「山羊角」に「爪付きのコウモリ翼」「返しの付いた尻尾」ですよね。
そして女はキワドイ黒コスチュームと肌に紋様。
男は全裸(ただし下半身は黒山羊)と。

525:名無しさん@ピンキー
13/10/05 15:59:52.05 FNszmvLq
コウモリの指が5本とも視認できるようにかかれてないと物足りない

526:名無しさん@ピンキー
13/10/11 02:06:29.02 G9+I3dWX
なんで同一視される竜と悪魔のキマイラみたいのはあまり見かけないのか

527:名無しさん@ピンキー
13/10/11 22:32:53.25 63gXYv+j
輪っかが太く膨張して尻尾にジャストフィットとか
輪っかが小さく縮小して尻尾にジャストフィットとか
輪っかがちくわ状に引き伸ばされて尻尾にジャストフィットとか
実は変幻自在の輪っかが棒状に変形して同じく変幻自在で雌型触手状に変形した尻尾にジャストフィットとか

入信ノルマがやばい天使と契約ノルマがやばい悪魔と
勧誘員お断りな人間の三つ巴押し売り枕営業バトルとか
ないのが意外。なのでお願いします。

>>526
竜と悪魔のキメラってのが想像できないんだけど具体的にはどんなの?
翼の生えたリザードマンとか、いわゆる竜娘みたいのかね?
でもだとしたらビジュアル的にただの竜人になってしまうし。

528:名無しさん@ピンキー
13/10/12 02:40:09.42 H9t1plig
悪魔が人間を襲う→助けて神様!→神が悪魔を撃退→神様ありがとう!→実は神が悪魔けしかけてました

みたいな話が実際にあるから、悪魔と天使がグルになってるのも面白い気がする。

529:名無しさん@ピンキー
13/10/22 20:54:00.70 QyhW2lQP
「やめて。怖い。」
「怖い? 何が怖いんだい?」

少女はちょっと押し黙った。

「知らない男に体の中に指を入れられるなんて。怖いに決まってるじゃない。」
「あのねえ。」

俺は呆れていった。

「俺は天使だぜ? その俺がどうしてこんな可愛い子にひどいことすると思う?」
「神の軍勢は冷たく冷酷だよ。」
「パンツを脱いでそんな風に足を広げたまま震えてる子をいとおしいと思わないやつは俺の知り合いにはいないよ。」
「震えてなんか、ない。」

かすれた声で彼女は言う。

「いいや、震えているよ。寒いの?」
俺は彼女の割れ目を撫でていた指を止めて、代わりにお腹の上に手を乗せた。
ヒヤリ。彼女の体は冷えきっていた。
「あれっ。もしかしてまじで寒い?」
「おしり冷たい。なんか、感覚がない。」
「なんだよ、バカだな。それは早く言えよ。」
バサッ。俺は脱いだ服をかき集めて、床に敷き詰めた。
大理石の床はヒヤリと冷たく、こんな場所に彼女をずっと寝かせていたのかとちょっと可愛そうになった。
「ほら、こっちこいよ。」
「いい。そんなのいいから、早く済ませて。」
「ためだ。取引の条件は『君の心と体を俺が満足するまで愛させてくれ』だ。」
「セックスの婉曲表現でしょ。変な言い回し。」
「何で悪魔ってこう、変に斜に構えて、理屈っぽいんだろうな。」
「なによう。」
俺はめんどくさくなって彼女の小さな体をひょいと抱き上げた。
チビだが肉付きはいいので、もっと重いかと思ったのだが、その体は軽かった。
「ほら。ちょっと暖めてやろう。」
彼女を即席のベッドに下ろし、上から覆い被さる。

530:名無しさん@ピンキー
13/10/22 21:24:06.74 QyhW2lQP
その体は冷えきっていた。
ぎゅ。
強く抱き締める。
「よしよし。可愛いぞ。」
「いつになったら始まるの? 早くしてほしいんだけど?」
「もう、始まってるよ。」
「『ねえ、お願いよ。早くおちんちんちょうだい? あたしのとろとろのおまんこにあなたの固いのを入れて欲しいの。ね?』」
「その台詞はなかなかそそるが、無理にビッチぶらなくたっていいよ。」
俺はモソモソと彼女の股間を探った。
「それに、こんな乾いたまんまじゃ入らないよ。」
「『無理やり捩じ込んで?』」
「だめ。ってか、ちょっと黙りなさい。俺は今、君のどこを触ってるか、それだけに集中して。」
そうして俺は彼女の唇を吸った。
彼女は軽く歯と歯の間を開き、そこから控えめに差し出した舌の先で俺を迎えた。
控えめに開かれた歯は、それを舌で押し割って舌を差し入れるのを、俺が楽しめる様にだろう。
俺は誘いに乗って、彼女の口中に押し入った。
ねじ込んで、流し込み、吸い上げる。
さすがに上手いなあ、と思いながら、しばらく彼女の唇と、舌を楽しんだ。
丁寧に愛撫したお陰か、彼女がその気になったからかは分からないが、不意に指先に湿り気を感じた。
おっ?と思って襞を広げて指先を潜り込ませると、中は既に暖かい液体で満たされていた。
ずーっとそのまま指を差し込む。奥は熱く、潤っている。
その動きに、少女が軽く身震いする。
「大丈夫。」
執拗に舌を絡めてくる彼女の口撃を振りほどくと、俺はそっとささやいた。
「乱暴にされたことがあるの?」
「男なんてくずばかり。」

531:名無しさん@ピンキー
13/10/22 21:49:01.01 QyhW2lQP
悪魔はレイプが禁じられていないからだ。
襲うのも、拒むのも、受け入れるのも個人の自由。
だから悪魔の女は無理やりやられるか、やられるのなら、楽しむか、どっちかを選ぶ。
この少女の悪魔はこの歳でもう、求められたら逆らわないのが吉とわかっているのだろう。
「やばい。すごい、上手だね。」
とろんとした声で彼女は「なんか、おまんこ気持ちよすぎてワケわかんないんだけど。」と言った。
それから俺の頭に腕を回すと、再び熱心にキスをし始める。
痛くしないセックスであれば、ひとまず彼女としては受け入れられるらしい。
その上で、相手が上手いのなら、もう、悪魔としてはとりあえず、安心してセックスを楽しむことにする、と言ったところか。

「あー。そこ、気持ちいいよう。あん、あ、んん。」
「ここ? これ?」
「そう!あ、や、いきそう。それやばい、あ。」
あえぎなが、無意識に手が俺のものを探している。
それを探り当てると、するりと指を絡ませ、柔らかくしごき始める。
「おちんちん、すごく固い。」
独り言のように呟く。
君が可愛いからだよ、と囁くと、くすぐったそうに笑う。
「ほんと?」
「ほんとだよ。他の女の子じゃこんなにならないよ。」
まあ、嘘だが。
「ねえ。もう、入れていいよ?」

532:名無しさん@ピンキー
13/10/22 22:12:29.96 QyhW2lQP
「いや。もうちょっと弄ってたい。」
それを聞くと、彼女はまた、くふふ、と笑った。
「嬉しい。ホントはね? あたしももうちょっと触ってて欲しかったの。」
もう、完全にはまったな、と思う。基本的に、悪魔は愛を知らない。だから微量の愛でも容易く「愛に堕落」するのだ。
俺は優しく彼女のクリトリスを指先で撫で続けた。
もはや少女はただ、ただ、俺の指先に自分の敏感な部分をまさぐられる喜びに体を震わせている。
こんなちゃちな愛で申し訳ないとは思う。
別に俺が彼女に差し出している愛は、そんな大層なものではない。
自分の指で喘ぐ、まだ幼さの残る少女。おっぱいもおしりも、なかなか、いい感じに膨らみがあるが、でもまあ、それなりだ。それなりの可愛さに、それなりのいとおしさを抱くのは別に特別なことじゃない。
それでも彼女たち、悪魔の少女はその質の悪い、僅かばかりの愛に泥酔する。

533:名無しさん@ピンキー
13/10/22 22:37:32.18 QyhW2lQP
どっちが悪魔か分かったもんじゃない……。
うちの部署の子に言われたことを思い出す。

ひとしきり指先で弄ぶと、彼女はきゃんきゃんと声を挙げて喜び、やがて達した。

それを見届けてから俺はおもむろに自分のものを彼女に差し込んだ。浅く引いて突く。浅く引いて突く。
彼女の中は温かくて、程よく締まり、すごく気持ちがいい。
俺はいくらもしないで達した。

最後のひとしぽりを出し終えてから、まだ固いちんぽこを彼女の中から引き抜く。
熱と湿り気で、冷えた空気の中で湯気でも立ちそうなそれを、彼女の口元に近づけると、特になにも指示しなくても、彼女はそれをすんなりと口にふくんだ。
中に残っていたものを吸い出してもらっていると、また、いとおしさが込み上げてくる。
彼女はそれを敏感に感じとり、くすぐったそうに笑う。俺のものに頬擦りしながら、ありがとう、と囁く。

その瞬間、光が彼女を包んで、黒かった髪と翼が、一瞬で金髪と白い翼に変わった。

「あれ?」
彼女は不思議そうに後ろを振り返った。
「あれ? 羽が、あれ?」
「さあ、立って立って!」
俺はわざと景気よく言った。
「だめだよ、女の子がいつまでもそんな格好でゴカイチョウしてちゃあ。膝を立ててると、全部見えちゃうって。ほら、パンツ履いて!着終わったら、すぐに行くよ。」
「う、え?行く?どこに?」彼女はもたもたとパンツを引き上げながら立ち上がった。戸惑いはかくせない。
「お前の新しい職場だよ。なに、すぐに慣れる、同じ境遇の先輩がいっぱいいるからな。今日から私の部下の仲間入りだよ。」

ブラジャーのホックを留めるのを手伝うついでに、俺はポケットから取り出した金色の輪っかを彼女の頭にちょいと乗せた。



おわり

534:名無しさん@ピンキー
13/10/23 03:32:38.82 56bnMkn/

なんか可愛いな

535:名無しさん@ピンキー
13/10/23 03:33:49.20 ESMkOPQu
いいね
こういうのすき

536:名無しさん@ピンキー
13/10/24 00:22:02.80 9vN6Zj7x
おお3クールぶりのSSか
GJ
取引ってのは敵対状態で「命が惜しくば~」ってことなのかな?

537:名無しさん@ピンキー
13/12/23 04:16:40.83 6RZq+cWE


538:名無しさん@ピンキー
14/01/14 03:37:08.57 Fi3ui8Ns


539:名無しさん@ピンキー
14/01/26 08:02:00.79 N/ifLOwY



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