はにはに◆オーガスト総合エロパロ8.5◆あけるりat EROPARO
はにはに◆オーガスト総合エロパロ8.5◆あけるり - 暇つぶし2ch763:名無しさん@ピンキー
12/08/30 07:06:37.74 z1hgQjq3
過疎スレには十分過ぎるほどのGJです
ちひろカワイソスw
もっともっと酷いことしてやってくだせぇ

アリスのゲームの方調べたら>>762の言うように主人公名前同じなんだね
PC98の終焉と共にアリスからは遠ざかってたけど
あいかわらずアリスっぽいゲームだわ
この「かわいそうな目に遭うヒロイン達」というまんまにフレーズもまたいいw
ちょっと欲しくなってきた・・・

さて、コミトレ合わせ分が終わったらeraの残りのキャラ入力をやっつけてしまいましょうか

764:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/01 00:24:33.66 kUl1h6a+
>>760の続きです。

*ご覧になる前の注意*
「はるうられ ~校内赤線区域~(アリスソフト社製『アリス2010』収録ミニゲーム)」と構成を摺り合わせるために
「月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~」の初期設定と内容を改悪したSSです。

パラレルや、登場キャラクターが不遇なことになるストーリーが苦手な方はスルーをお願いいたします <(_ _)>

765:はにうられ・第3回
12/09/01 00:27:42.90 kUl1h6a+
 ちひろが出された食事を口にした(とは言っても最初は直樹がスプーンで掬ったスープを機械的に
咀嚼するだけだったが)のは最初の奉仕から三日後。直樹の前で言葉を発したのは、更にその二日後
のことだった。
 「私、ここで死んじゃうんですか?」
 天助近くにある小さな小さな採光用の窓。部室の中から覗ける唯一の外界である初夏の空。ゆっくり
と形を変える入道雲の切れ端を、安っぽいベッドの上に座ったまま眺める体操着姿の少女の淡々とし
た口調が直樹の胸を貫く。
 「そ、そんなことは……」
 「あるんですよね?」
 茉理と同い年、しかも茉理の親友(ちひろの持っていた携帯の履歴と、茉理から聞いた行方不明の
親友の話から先日判明した)の儚げな笑みを直視することが出来ない。それに実際、菅原や飯田は、
ここ数日のちひろ様子から処理を何度も提案していたのだから尚更だ。
 「……ごめん、可能性がないとは言い切れない。でも橘さんが奉仕活動さえしてくれれば俺にも助
けることが出来ると思うんだ」
  部員の処置の最終決定権を持っているのは直樹ではなく部長だ。だが、ちひろが部員としての勤
めを果たしている限りは直樹の意見が尊重される公算が高い。『勧誘』にある程度の制限がかけられ
ている上に、それ自体のリスクがつきまとう以上、確保している部員を粗末に扱ってしまっては部そ
のものの存続も危うくなってしまうからだ。
 そして部が問題を起こしたり運営が破綻したり、それ以前に学園側への上納金が支払えなくなれば
トカゲの尻尾のように切り捨てられ容赦なく闇から闇へと葬られてしまう。
 「でも、それって……このお部屋でペットみたいに飼われながら、好きでもない男の人を相手に毎
日毎日……しなくちゃ駄目ってことですよね?」
 「で、でもほら、みんながみんな馬場先生みたいな奴じゃないし、中には……」
 「でも私だって女の子なんです!!」
 「……………」
 「こんなの嫌ぁ。もう耐えられない……」
 涙腺が決壊し、ほろほろと大粒の涙があふれ出す。

766:はにうられ・第3回
12/09/01 00:30:00.14 kUl1h6a+
 「私、こんなに汚れちゃって。もし先輩の言うとおりに我慢して、本当にもしかしたら家に帰れる
日が来たって、もう普通の生活になんて戻れないです」
 「……………」
 「こんな汚くて何の取り柄もない女の子、もう誰も……」
 「あ、あのさ?」と直樹が慌てて口を挟む「そんなに卑下しなくても良いんじゃないかな? 
橘さんは頭が良いし、その、俺は今も可愛いって……思うかな」
 「ふぇ?」
 余りに意外、というか場違いな言葉にちひろの涙が止まる。
 「さっきも言ったけどさ、俺は一応だけど部活の一部を任されてるし、出来るだけ橘さんに負担が
かからない様にすることも出来なくはないと思うんだ」
 「…………………」
 「もちろん橘さんばっか特別扱いするのは無理だけど、少しくらいなら……」
 「…………………」
 「それに死……諦めるのは何時でも出来るんだから、その前に騙されたと思うくらいに感じで、
ちょっとだけで良いから待ってくれない……かな?」
 「…………………」
 「……橘さん?」
 「あ……」魂が抜けたような表情で直樹を見つめていたちひろが正気に戻る「そ、そんな調子の
良いことを言われたって信じられません! だいたい先輩は、あの人達の仲間じゃないですか!」
 「そりゃ、そうだけど……」
 「それに私、先輩が考えてるほど馬鹿な女の子じゃありませんから! 見え透いたお世辞なんか言
わないでくださいっ!!」
 どうせ胸もお尻もちっちゃいですし! と口の中で呟くちひろ。

767:はにうられ・第3回
12/09/01 00:31:24.46 kUl1h6a+
 「いや、そういう控えめなスタイルも含めて可愛い女の子だと思うよ、橘さんは。ほら、なんてい
うか守ってあげたくなるタイプって感じで」
 「!?」ちひろの頬が赤く染まる「そそ、そういう余計な所は聞こえてても聞こえないふりをする
のがマナーなんですっ!」
 ほんとにもぉ! とプンスカ湯気を上げている横顔に直樹は胸をなで下ろす。とりあえず自分に対
して言い返すだけの気力も戻ったようだし、何よりも距離感が縮まった気がする。こらなら数日中に
本格的な指導も再開できるし、ちひろが直ぐに処理される可能性はなくなるだろう。

 ……そして、女の子を元気づけながらも、同時に部の為に打算的な思考をしてしまっている自分が
少し悲しくて……

 「センパイ、久住センパイ! 起きてくださいって!!」
  女の子の細腕ででゆさゆさと体を揺さぶられて直樹は数ヶ月前の記憶から引き戻された。どうや
ら少し微睡んでいたらしい。
 「…………あれ、栄?」
 栄花子。直樹と同じ『郷土資料研究会』の部員で一年生。まだ大きな仕事は任されておらず、主な
役目は『勧誘』と、上級生の手伝いだ。
 「部長から伝言っすよ。今日は連絡会で顔を出せそうにないから、段取りは全部久住センパイに任
せるってことっす」
 つかセンパイ、携帯の電源切るの止めてくださいよね~! と不機嫌そうな栄に片手を挙げて応じ
つつ、直樹は寝ぼけ半分のまま起き上がる。
 「ということは、今日の外回りはお前と飯田だけか。菅原は何て?」
 「サポクラの偵察に行くって言ってましたよ。だから久住センパイは一通り指導した後で、部室に
詰めて奉仕の監視してて欲しいって」
 (菅原の奴、また俺に仕事を押しつけて……!)
 「……あの、久住センパイ? 大変だったら私も残りましょうか?」
 「いや、締めも近いし予定通りで頼むよ。あと、次の勧誘の目星もつけといてくれ」
 了解っす。と校舎内に戻る栄の後ろ姿を見送った後、まだ少し重い頭を振りながら直樹も立ち上が
り、フェンスの向こうに広がる校庭を何気なく眺める。
 すると、そこには……

768:はにうられ・第3回
12/09/01 00:32:50.90 kUl1h6a+
 「馬場先生、生徒達の気が散りますから」
 「いや、しかし水泳の授業は事故が発生する可能性が一番高いですし、野乃原先生お一人じゃ大変
でしょうから……」
 競泳用水着(子供用)の上にパーカー(子供用)を羽織った結が精一杯の力で押し返しても、巨漢
な馬場の体はビクともしない。今年最後のプール授業と言うことで本日は実質的な自由時間。特に指
導もメニューもないと言うことで、たまたま受け持ち授業がなく女生徒にも人気がある担任の結に白
羽の矢が立ち、わかりましたと監視を始めようかとしている所に何所から嗅ぎつけたのか馬場が割り
込もうとして、プールの前でちょっとした押し問答になっていた。
 「あとで星井先生もいらっしゃることになっていますし、私一人でも大丈夫ですから!」
 「いやいや、そう遠慮なさらずとも……」
 生徒からの馬場への評判は、同じ教師である結の耳にも入ってくるほどに宜しくない。ましてや女
生徒からは嫌悪されていると言っても良いほどだ。現に今も、馬場の視線は結の頭上を通過してプー
ルサイドから迷惑そうな視線を向けてくる水着姿の少女達に注がれている始末。
 「ほ、ほんとうに困ります~!」
 むむむむむぅ~! と必死に踏ん張って両手で馬場の臍の辺りを押し返そうとする小さな教師の姿
に生徒達の声援がかかる。舐め回すような目付きで始終観察され続けては折角のプールも全く楽しめ
ないのだから当然と言えば当然だが。
 「「「結センセ~、頑張って~!」」」
 ならお前らも手伝えよ、と屋上からツッコミを入れたくなる直樹。直接的に手を貸さなくても、皆
が揃って「馬場先生は必要ないです」という意味合いの声を出すだけでも結構な援護にはなる筈なの
だが。

769:はにうられ・第3回
12/09/01 00:38:50.96 kUl1h6a+
 「う~ん! うぅ~ん!!」
 「さぁさぁ野乃原先生、こんなことをしていても授業時間を無駄にするだけですから……」
 といい加減に邪魔臭くなってきたらしい馬場が大きな手で結を脇にどけようと……
 『馬場先生、馬場先生。至急、職員室までお戻りください。繰り返します。馬場先生、馬場先生、
至急職員室までお戻りください』
 「……仁科先生?」
 まるで見計らったかのようなタイミングの校内放送は、保険医の仁科恭子だ。
 「ほら馬場先生、放送で呼んでいるみたいですよ?」
 明らかにホッとした様子の結は肩で息をしている。どうやら本気を出していたらしい。
 「ええ、分かってますよ。くそっ……!」
 一方で未練たらたらの馬場も、この状態で呼び出しを無視することは出来ない。ブツブツと悪態を
つき不満そうに肩を怒らせて校舎へと戻ってゆく。
 「いや待てよ、野乃原先生がいるってことは……」やれやれと胸をなで下ろしかけた直樹は遅れば
せながら気がついた「……って保奈美! じゃあ、あれ俺のクラスじゃないか!」
 言うまでもなく、後の祭りである。
 「ま、いっか……」
 体育なら、誰とも打ち解けようとしない直樹がいない方がクラスメイト達も気楽に違いない。そう
自分に言い聞かせ自嘲的な笑みを浮かべながら直樹は再び寝転んだ。
 「一人の方が、気楽なんだからな」



 「……あのチビ、新任の癖に俺の邪魔しやがって……!」
 

770:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/01 00:40:55.83 kUl1h6a+
濡れ場がない?
いや、わかっちゃいるんですけど……w

そろそろ、頭の中で描いてるキャラ達の初期配置が終わりそうです。

771:名無しさん@ピンキー
12/09/01 01:14:05.04 BrUVT8mD
はにうられwww
栄まで女化吹いたwwwごつい飯田も女化してるんだろうなぁ……
まぁはるうられと違って郷土資料研究会だからねー。
馬場先生もいいけど、排卵剤持ち歩いてて妊娠させて「絶望」パラつける理科教師とか、
変態プレイ強要する特別奉仕のオッサンとかもカモン。

772:名無しさん@ピンキー
12/09/01 15:53:08.81 ZzWh+v0q
ということは、ネクスト犠牲者は結先生かな(;´Д`)ハァハァ
馬場の巨漢・巨根に処女散らされるとか考えただけでも興奮するんだが

別作品だけどタマネギ先生にも出演してもらいたいね

773:名無しさん@ピンキー
12/09/03 02:39:28.06 d5viClsv
URLリンク(fsm.vip2ch.com)

774:名無しさん@ピンキー
12/09/03 04:31:27.79 glqx7JHM
>>773
フヒヒ

775:名無しさん@ピンキー
12/09/03 06:34:12.09 wW9TIIse
エロパロ【この板の趣旨】
一般向け作品(漫画/アニメ/ゲーム/小説/ドラマ等)のエロ妄想・萌え談義、
およびオリジナル・パロディを問わないエロ小説創作等を行う板です。

以下は禁止、より相応しい他の板でどうぞ。
キャラ単位、キャラ主体のスレッド →ピンクのキャラサロン
年齢制限付きの作品に関するスレッド →エロゲネタ&業界/エロ漫画小説アニメ/エロ同人等
画像の貼り付け →半角二次元/お絵描き・創作等
実在する人物(アイドル等)を元にした創作 →えっちねたロビー等


776:名無しさん@ピンキー
12/09/03 10:24:13.39 X0C6bXbt
はいはい

777:名無しさん@ピンキー
12/09/03 18:50:00.86 W7WygPXl
>>775
なにをいまさらw
それを言うならこのスレ自体NGということになるぞ

778:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/07 00:42:55.55 693r8tMH
>>769の続きです。

*ご覧になる前の注意*
「はるうられ ~校内赤線区域~(アリスソフト社製『アリス2010』収録ミニゲーム)」と構成を摺り合わせるために
「月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~」の初期設定と内容を改悪したSSです。

パラレルや、登場キャラクターが不遇なことになるストーリーが苦手な方はスルーをお願いいたします <(_ _)>


779:はにうられ・第4回
12/09/07 00:45:02.59 693r8tMH
 少女の柔肌はしっとりと汗ばみ、全身から甘ったるい雌の匂いを発散させている。既に発情し直樹
の愛撫で興奮しているのは明らかだ。
 「どう橘さん、気持ちいい?」
 だが、それだけでは不十分。これは恋人同士の睦言ではないからだ。ちひろの性感帯を開発し、
それを本人に受け入れさせなければ『奉仕活動』での消耗が大きくなりすぎる。不本意な状況での不
特定の相手との性交渉の毎日は、年頃の乙女には多大な負担なのだ。
 「んんっ! んん~っ!!」
 安物のベッドの上、座った状態で体操着の上半身を裸にされ後ろから直樹に抱きしめられ、ちひろ
は目と口を固く閉ざしたまま性感帯から流し込まれる絶妙な加減の刺激にヒクヒクと痙攣を繰り返し
ながらも耐えていた。これまでにも数え切れないほどの指導を行ってきた直樹は、年不相応に女体を
熟知し、ちひろの感じやすいところを順番に確認しつつ高めていた。
 「そんなに我慢しても辛いだけだよ。これは橘さんに、気持ちいいって感覚を理解して貰うためな
んだから」
 「でも、わ、わたひぃっ!?」
 淡い乳輪を左手で揉みほぐされ、あごの下を指先でコチョコチョと擽られただけで声が裏返ってし
まう。スイッチが入ってしまった体は、全身で雄からの行為を求め悦んでしまうのだ。
 「なんども言うけど、正しい場所を優しくされて感じるのは恥ずかしい事じゃないよ。女の子の体
は、そういう仕組みになっているんだから。もう赤ちゃんを作る場所も完成してるんだし、それこそ
気持ちよくなれない方が変なくらいなんだ」
 「れ、れもぉ……」
 ギュッと内太股を閉じて震えているのは内臓の火照りを自覚しているから。油断をすると一番恥ず
かしい所から熱い液が漏れ出しそうになっているに違いない。
 「それに気持ちよくなれないと『奉仕活動』に耐えられないよ? セックスは気持ちいいんだって
体と心で覚えないと壊れちゃう人もいる。橘さんだって、好きな人の子供を産む能力だけは失わな
いで『退部』したいよね?」
 「う、うぅ……」
 「さ、目を開けて自分の体を見てみて?」

780:はにうられ・第4回
12/09/07 00:46:34.82 693r8tMH
感じるのは当たり前で健康な体である証拠。直樹の言葉に誘われ、ちひろは薄め目を開けて自分の
上半身を見てみるが。
 「あ…………いやぁ……!」
 やっぱり正視できず顔を背けてしまう。成長途中(途中である!)で慎ましやかだったバストは
汗の滴を光らせながら興奮ではち切れんばかりに尖り、その先端では桜色の乳首が物欲しげに飛び
出していて鬼の角のよう。
 (いやぁ! こんなの、私じゃない!)
 「見たよね? 橘さんの胸、どうなってた?」
 「ひぅっ! い、言いたくありません~んっ!?」
 直樹は手を緩めてくれない。耳の中に吐息を流し込まれながら囁かれ、背中に電流が走る。もう
髪の毛を一本引っ張られただけでも嬌声を上げてしまうほどに敏感になっている。
 「じゃあ、どうして『あんな風に』なっちゃったのか言ってごらん?」
 (それは先輩が女の子の扱いに慣れすぎてるせいですっ!)
 「そんな……先輩、苛めないでください……っ!」
 「苛めてなんかいないよ。これは橘さんがセックスに慣れるために必要なことなんだ」
 「セ……慣れなくても、もう初めてじゃないから出来ましゅっ!」
 「出来るかも知れないけど、それじゃ誰も満足してくれない。満足してくれないと、セックスを
我慢しても少ししか払って貰えない。わかるよね?」
 「でもでも、私はそんな………って話してる途中でクリクリしないれくらださいっ! ああ、摘ま
ららいでっ! そんなに引っ張ったらいぐぅぅっ!!」
 ざっぱ~ん、と波にさらわれて、ちひろの細いからだがビクビク跳ねる。その拍子にプチュッと
漏れた愛液が、クロッチの内側でお漏らしみたいに広がってしまう。

781:はにうられ・第4回
12/09/07 00:49:09.57 693r8tMH
 「気持ちよかった、かな?」
 「はぁ、はぁ……ちょ、ちょっとだけ……です、けど……」
 それどころか、目の前が真っ白になってしまった。それもこれも直樹がソフトな愛撫で焦らしに
焦らした後で強い刺激を局部に与えた所為で、実は完全な確信犯なのだが、まだ経験の浅いちひろ
にはわかるはずもない。
 「だけど少し安心したよ。最初の『奉仕活動』で乱暴な奴にあたっちゃうと、それがトラウマに
なって人に触られるだけでパニックを起こす様になる子もいるんだ。でも橘さんは反応も素直だし
傷跡とかも全然ないみたいだし……あ、少しお尻をあげてくれるかな?」
 「そ、そんなエッチな部分で素直って言われても……はい、こうですか……………………………
……………………………………………………………………………………………………………
…………って、え?」
 いつの間にか、ちひろの体はベッドの中央で仰向けになっている。そして、ちひろの足下に
移動した直樹が慣れた動きでクルクルとブルマーとパンツを抜き取ると……
 
 ぬちゃぁぁぁぁぁ……

 「あ、ああ……あああああっ!?」
 ちひろの視界の中、離れてゆく下着とオンナノコの間に恐ろしく粘度の高い液が何本もの糸とな
ってゆく様がありありとわかってしまう。
 「い、嫌です先輩、見ないでください! 見ちゃ嫌ぁ!!」
 「大丈夫だよ、慣れてるから」
 「私が慣れてないんですっ! あああ脚を広げようとしないでくださ……」
 
 くぱっ、どろり

 「あ……あ……!」
 すっかり『その気』になっている下のお口から白く濁った粘液が勝手にわき上がり、糸を引きな
がら垂れ落ちる。数日前に処女を散らされたばかりとは思えない、言い訳の余地すらない完璧な本
気汁である。

782:はにうられ・第4回
12/09/07 00:51:36.72 693r8tMH
 「うぅ、嫌だって言ったのに。嫌だって言ったのに……」
 先輩、酷いです。そう念仏みたいに繰り返す姿に罪悪感を覚えるが、直樹にだって都合があるの
だから引き下がれない。ちひろが『入部』してから早十日余り、彼女が『奉仕活動』を行ったのは
、未だ馬場教諭相手の一回きりなのだ。
 「橘さん、俺の目を見て」
 ちひろは恥ずかしがっている。が、逃げ出そうとも直樹を引きはがそうともしない。ちひろの体
の反応と、愚痴をこぼしながらも自分に身を任せている現状から確信を得た直樹は、今回の指導の
真の目的を果たせると判断した。
 「指、入れるよ?」
 「っ!」
 ちひろが息をのむ。彼女の心身は正常か? 損傷はないか? 次の『奉仕活動』の為ににも、ち
ひろの女としての機能状態の確認は避けて通れない。
 「橘さん?」
 「……………先輩に、お任せします……」
 しばしの逡巡の後、手で顔を隠したまま、ちひろは小さな声で答えた。
 「じゃあ、力を抜いててね?」
 表情は窺えない。緊張で全身の筋肉が強ばった。だが脚を閉じようとはしないし、今も充分に濡
れている。直樹は無言のまま覆い被さり。
 「……馬場先生に取られるくらいなら、俺が最初の相手になってあげたかったかな」
 「ふぇっっっ!?」
 弛緩した一瞬を逃さず中指を差し込むと、中まで潤っていたちひろは呆気ないほど簡単に直樹を
ニュルリと受け入れた。


783:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/07 01:04:25.36 693r8tMH
以上です
相変わらず時系列が前後しますが、ちひろの指導シーンであります
ちなみに私の中では、ちひろは「素質」持ちなのでw


あと、蛇足ではありますがゲームの雰囲気を掴んでもらえればとうpしました

URLリンク(www1.axfc.net)
DL passはurare

オーガスト様の規約に抵触する可能性もあるので24時間で消えます

784:名無しさん@ピンキー
12/09/07 03:28:36.80 bqS+xbOc
エロいな~。ちひろでこんなエロく描けるとは想像したこともなかったわ。
SS見たけど天音いて吹いたwwwクロシェットも好きなんかwwww

785:名無しさん@ピンキー
12/09/07 06:26:24.99 WDRKC9rI
この女たらしめwww

え、ちひろは成長途中なんですか?
またまたご冗談をw


画像乙なのです!
これが例のはるうられのゲームの画面か
なんか見たことあるキャラが・・・



786:名無しさん@ピンキー
12/09/08 10:43:02.13 Rew2/AFd
>>783のDL回数が30てw
案外ROMが多いってことか?



787:名無しさん@ピンキー
12/09/08 20:16:41.00 ZyzokQG9
eraで51回DLされてるからそれぐらいは潜んでる

788:名無しさん@ピンキー
12/09/09 00:00:32.31 upIIlVdF
era落としておいて純愛原理主義者はいないだろうし、スレ民で輪姦祭りが出来るなwww

789:名無しさん@ピンキー
12/09/09 06:06:14.30 iPPMl2m+
いやいやeraを知らない人もいただろう
だが輪姦祭りはやりたいな

カレンなかなか堕ちないわ

790:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/10 01:06:40.27 fvh9ChJ9
>>782の続きです。
ちと長いので、二回に分けます。


*ご覧になる前の注意*
「はるうられ ~校内赤線区域~(アリスソフト社製『アリス2010』収録ミニゲーム)」と構成を摺り合わせるために
「月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~」の初期設定と内容を改悪したSSです。

パラレルや、登場キャラクターが不遇なことになるストーリーが苦手な方はスルーをお願いいたします <(_ _)>


791:はにうられ・第5回
12/09/10 01:09:29.22 fvh9ChJ9
 「久住ってさ~ぁ?」
 スケジュールの確認を済ませて指導に向かおうとした直樹を、ファッション誌を流し読みしてい
た菅原が呼び止めた。
 「なんだよ?」
 「橘のこと、ずいぶん気に入ってるみたいじゃん? あ~ゆ~マッチ棒みたいなガリガリ女が好
みだったんだ?」
 「……そんなんじゃないよ」
 「せんぱい~、とか甘ったるい声で言われちゃてさ。私は清純です~って顔した年下を弄くり回
すのが好きって、まんまロリコンじゃん? キモ~~~~!!」
 「だから、違うって言ってるだろ?」
 「アハハハッ、なに必死になってるんですか~? ひょっとして橘の奴に『おに~ちゃん』とか
呼ばせたりして? いや~、てっきり久住は部長みたいなタイプが好みかと思ってたんだけど、マ
ジ真性だったんだ~?」
 受ける受ける、マジ受ける~! と足をばたつかせて笑い転げる菅原の姿に、普段以上の怒りが
こみ上げてくる。安っぽい挑発だとわかっているのに止められない。
 「菅原、お前……!!」
 「二人とも、何やってるの?」
 そこに眼鏡をかけた長身の女生徒が入ってきて、冷たい瞳で二人を眺める。
 「……飯田」
 飯田ひかり。主な担当は経理だが合気道の有段者らしく『勧誘』の際にも活躍する二年生。学年
的には直樹達と同じだが、留年組なので実際は年上で部活歴も一番長く全員が一目をおいているベ
テランである。
 「いや別に、なぁ?」
 「……うん」
 「そう」と興味なさそうに短く区切る「今日は奉仕日。久住も菅原も、そろそろ準備した方が良
いと思う」
 そのまま、何事もなかったかのように無表情で通り過ぎ奥へと消えてしまう飯田。残された直樹
と菅原も、なんだか毒気を抜かれてしまい無言のまま持ち場へと向かう。

792:はにうられ・第5回
12/09/10 01:11:19.43 fvh9ChJ9
 実際の『奉仕活動』には主に『オーラル』と『インサート』の二種類がある。
 その区別は簡単で、部員の体の全てを使用できるのが『インサート』。基本的に手と口喉のみを
使用しての奉仕が『オーラル』で、どちらも制限時間内であれば何回でも射精して良いことになっ
ている。

 だが、ちひろが二回目の『奉仕活動』で希望したのは『オーラル』でも『インサート』でもなく
『特別奉仕』だった。

 「だって、その方がお金がたくさん貰えるって教えてくれましたよね、先輩が?」
 「そりゃ……言ったけど……」
 「それに、お金をいっぱい稼いだら待遇も良くなるし、解放される可能性も高くなるってお話も
先輩から聞きました。それなら……」
 同じ辱めを受けるなら、少しでも……と言外の気持ちを目で訴えるちひろ。
 客が払う代金。その金額交渉は『奉仕活動』の後で行われるのが一般的だ。だから、ちひろのよう
に処女を失ったばかりで、技巧らしい技巧も持たない部員が普通に奉仕活動を行ったところで客が応
じてくれる支払額は奉仕契約時の数分の一か、それ以下になってしまう。
 しかし『特別奉仕』なら話は別だ。技巧レベルや体格、性格、時には性癖や心身的な障害まで指定
される事前オーダー制の『特別奉仕』であれば、事後交渉による減額はあり得なし、未熟で未成熟な
部員を要求されている今回なら、むしろ直樹たちにとっては渡りに船と言っていい。
 「でも『特別奉仕』は……なんていうか、普通じゃないし『インサート』よりも辛いかもしれない
し、橘さんの体は……」
 「そ、それは……」瞬間、ちひろの顔が朱に染まる「……昨日、先輩が確かめてくれたじゃないで
すか。えと、特に傷も付いてないよって、奥の方まで指で……」
 それを指摘されると辛い直樹。
 「わかった」と答えるしかない。それでなくても菅原はちひろを充てたがっていたし、ちひろを
『特別奉仕』に回せば他の部員を通常の『奉仕活動』に振り分け、より多くの収入が得られるのだか
ら、本来は断る理由などない「それじゃ、準備をするから来てくれるかな?」
 「準備、ですか?」
 「他の場所に行くからね。あと、これを付けてくれるかな」

793:はにうられ・第5回
12/09/10 01:13:29.38 fvh9ChJ9
 隠しを付けされ、ちひろが手を引いて連れて来られたのは。
 「応接……室?」
 ほんの数分前まで二人は部室棟の地下にいたはずなのに。
 「詳しくは言えないけど、いくつかの通路があるんだ。それと『特別奉仕』は校外の支援者の相手
が殆どだから、この奥の特別室を使うことになってるんだよ」
 「こ、こんな大がかりな……」
 校内で、教職員が関わっている以上は学園側も関わっているだろうとは推測していたちひろだ
が、ここまで本腰を入れた仕組みだとは思ってもいなかった。信じられない、という顔で室内をキ
ョロキョロと見回してしまう。
 「それと、これに着替えてくれる?」
 「え?」直樹が差し出した、それは「私の……制服ですか?」
 どこから見ても、蓮美台学園の高等部の制服だ。
 「いや、一年用だし橘さんのサイズに近いからそう見えるだけで、真っ新だよ。同じ学年に片桐
翔子って子がいるのは知ってる?」
 「…………翔子ちゃんは、同じクラスで付属の頃からのお友達ですけど……」
 「今日は、その片桐さんになって貰うから」
 「……えっと?」
 正直、訳が分からない。
 「って言っても、別に演技とかはしなくても良いから。多分だけど、名前を呼ばれたら返事をする
くらいで大丈夫だと思う」
 「わ、わかりました」
 ちひろを遮る直樹の口調が事務的になる。きっと、これ以上は何を尋ねても答えてはもらえないの
だと直感したちひろは、とりあえず従おうと決めた。どうせ、もうに逃げ道はなんだし、と。
 「あと、さっきも説明したけど『特別奉仕』は学園にとっても重要な人を相手にする。だから普段
の『奉仕活動』と違って、途中での中止は殆ど有り得ないと思って欲しい。つまり俺なんかじゃ介入
出来ないんだ。だから橘さん自身の為にも、決して口答えとか拒絶するような態度とかで怒らせるこ
とがないように気をつけるんだ。冗談でも何でもなく、腕を折られたりとか体に跡が残るような怪我
をしたりしたこともある」
 「!!」
 想像以上の厳しい言葉に、ちひろの顔が強ばる。
 「でも、言うことを聞いていれば怪我をする程に乱暴な目には遭わないと思うし、馬場先生の何十
倍の料金を払ってくれるから、橘さんの立場も間違いなく良くなる」
 だから頑張ってね、と髪を撫でてくれた直樹に渡された制服に着替え、ウイッグを付けてクラスメ
イトの少女となったちひろは、隣室への扉を開いた。

794:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/10 01:16:42.09 fvh9ChJ9
以上です。

と、ここまで進めてCS版を持ってないので柚香を知らないことに気づきました。
ツインテなのに……!w

795:名無しさん@ピンキー
12/09/10 05:25:20.69 iZpym9ZN
なりきりプレイ?
いったいナニをさせられるんだ


796:名無しさん@ピンキー
12/09/10 15:03:11.52 plDRY3s5
精神崩壊寸前まで追い詰められるフラグktkr

797:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/10 19:19:32.28 fvh9ChJ9
>>793の続きです。

*ご覧になる前の注意*
「はるうられ ~校内赤線区域~(アリスソフト社製『アリス2010』収録ミニゲーム)」と構成を摺り合わせるために
「月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~」の初期設定と内容を改悪したSSです。

パラレルや、登場キャラクターが不遇なことになるストーリーが苦手な方はスルーをお願いいたします <(_ _)>

798:はにうられ・第6回
12/09/10 19:21:46.97 fvh9ChJ9
「ああ、待たせて悪かったね翔子」
 『特別室』は豪華な寝室だった。その中央で途方に暮れ立ち尽くしていると、数分後に身なりの良
い中年男性が柔らかな笑みを浮かべながら入室してきた。
 「い、いえ…………あの、よろしくお願いします!」
 事前に受けた警告から、相手に不快感を与えぬよう慌てて頭を下げるちひろ。こんな所に女の子を
買いに来る以上は普通の人じゃない筈だ。
 「ん? 何を他人行儀な挨拶をしてるんだ、まさかお父さんの顔を忘れたわけじゃないだろ?」
 「え……?」
 「おや、なかなか会いに来ないからって拗ねてるのか? これは困ったなぁ」
 「あ、いえ、その……」
 この人は、本当に翔子のお父さんなのだろうか 本物なら、どうして自分と翔子との見分けが付かな
いのだろうか? 訳が分からないちひろは返答に窮してしまう。
 「それにしても」うんうんと嬉しそうに何度も頷き、ちひろの困惑を他所に男は彼女の制服姿を眺
めて満足そうな笑みを浮かべる「最初はどうなることかと思ったが、高等部の制服も似合ってるじゃ
ないか。母さんに似て美人さんだ」
 「あ、ありがとう……ございます……」
 「おいおい、いい加減に機嫌を直してくれないかな? 寂しい思いをさせてしまった分、今日は翔
子の気が済むまで甘えさせてあげるよ。ほら、おいで?」
 腕を広げているのは、つまり飛び込んでこいと言うことなのだろう。クラスメイトの父と名乗る男
の真意が読めないまま、ちひろは恐る恐る身を寄せる。


799:はにうられ・第6回
12/09/10 19:24:34.52 fvh9ChJ9
 「しかし、相変わらず細いなぁ翔子は。またダイエットか? いかんぞ、お前くらいの子はもっと
食べて体を育てないと立派な子供が産めなくなるんだからな。そのままでも充分に可愛らしい
んだから、目先の事よりも将来を大事にしなさい」
 頭、頬、肩、両の腕と上から順番にちひろの肌をなで肉付きを確認しながら男は優しく窘める。別
に演じる必要はない、と言われても、どう対応して良いのか未だ判断がつかない。
 「ところで」と、ちひろの細い肩に両手をおいた男が膝を折って視線の高さを合わせてくる「今日
は何故、お父さんが時間を作って会いに来たか……わかっているかな?」
 「あの、えっと……」
 「ん?」
 「ご、ごめんなさい。わかりませ……」

 ギリギリギリッ!

 「いいいい痛っ!?」
 急に加わった握力に華奢な肩関節が悲鳴を上げる。
 「わからない、だとぉ!?」
 「い、痛いです! 放して……」
 「翔子、お前は私を馬鹿にしているのか! ここはどこだ、答えなさい!!」
 「が、学園ですっ。学園の、特別……ほうし、しつ……」
 「そうだ、特別の奉仕場所だ! そこでお前は何をしているッ!?」
 「ですから、奉仕活ど……痛い、痛いですっ!」
 「つまりお前は、こんな薄暗い所で何所の馬の骨ともわからんような男共に体を売ろうとしていた
訳だな、違うか!」
 「でも……」
 「言い訳など許さんっ!!」
 ミシミシミシと骨がきしんでる。左右の上腕を握り潰され、ちひろの細い体が風船か何かのよう
に軽々と持ち上げられてしまう。
 「あぐっ……!?」


800:はにうられ・第6回
12/09/10 19:26:14.47 fvh9ChJ9
 「制服が気に入ったからとダダを捏ねるから仕方なく入学を許してやったし、寮にも入れてやった
といのに、高等部に上がった途端に親に黙って男漁りか!」
 「ご、ごめんなさい……!」
 「しかも行きずりの男に端金で純潔を売り払い、それだけでは飽き足らず子供の分際で商売女の真
似事など……私の顔に泥を塗るのがそんなに楽しいのか!?」
 「ごめんなさい、ごめんなさいぃ!」
 「そんな口先だけの謝罪など……このッ!!」
 「きゃあっ!?」
 そのままキングサイズの高級なベッドの上に投げ出される。しっかりとした作りのスプリングの
お陰で体を痛めたりはしないが、圧迫による酸欠に加え落下の衝撃と腕の痛みとで思考力が全く働か
ない。
 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
 それでも恐怖の命じるまま、譫言のように謝り続ける小さな体に大きな陰が近づく。 
 ちひろは今や、クラスメイトの父親と名乗る男に完全に支配されていた。胎児のように体を丸め、ご
めんなさいを繰り返しながら震えるだけ。膝を曲げたために露わになった白くて華奢な太股に男の目が
引き寄せられる。そして、その奥に覗く大人しめの下着にも。
 「くそっ、子供のくせに男を誘うよな下着を着けおって! こんなモノを買わせてやる為に小遣いを
やってるとでも思っているのか!?」
 靴も脱がぬままベッドに上がった男は興奮で血走った目のまま、小さな頭を後ろから鷲づかみにして
引っ張り上げる。
 「ひっ……!?」
 「もう今日という今日は勘弁ならん! 二度と私に逆らえないように躾けなおしてやる!」
 「ゆ、許して……うぷっ!?」
 「黙れェ!!」
 男の腕力ででちひろの顔をマットレスの中に押し込み、俯せの状態にしてスカートを捲り年相応
のシンプルなショーツを力任せに破り取る。
 「こ、これが翔子の……」

801:はにうられ・第6回
12/09/10 19:31:21.42 fvh9ChJ9
 高等部の生徒にしては、やや小ぶりなヒップ。だがシミ一つなく真っ白な素肌は、足跡のない早朝の
雪景色のように美しく可憐な輝き、その下の秘唇はぷっくりと柔らかそうに膨らみながらも処女を破ら
れたとは思えない清楚な色と形のまま、ぴったりと閉ざされている
 「こ、こんな小さな尻で!」
  ぱあん!
 「んぐぅっ!!」
 振り下ろされた男の手が小気味良い音を立て、純白の肌に真っ赤な手形を浮き上がらせる。
 「私に黙って!」
 ぱん!
 「雌犬のように!」
 ぱん! 
 「男を!」
 ぱん!
 「銜え込んだのか!」
 ぱん!
 「この親不孝者めぇっ!」
 ぱん、ぱん、ぱあん!
 余りの痛みに細い体が白魚のように跳ね回るが、男は一向に手を緩めようとはしない。泡だった
唾液を口からまき散らしながら、狂ったように折檻を続ける。たちまち赤く無残に腫れ上がってゆ
く、ちひろの可愛らしい桃尻。
 「このっ、このっ、このぉっ!」
 ぱん、ぱん、ぱん、ぱんっ!

802:はにうられ・第6回
12/09/10 19:34:35.54 fvh9ChJ9
 果たして何度叩いたのか、不意に掌の痛みで我に返った男の下で、ちひろはピクリとも動かなく
なってしまっていた。
 「……翔子?」
 まさか、という最悪の思考が頭をよぎり慌てて体を傾ける。
 「翔子!?」
 「……………ぃ……………さぃ、ごめんなさい、ごめんなさい……」
 もはや涙も尽きたのか真っ赤に腫れた目は焦点を結ばず、ちひろは壊れたオルゴールのように同じ
フレーズを何度も何度も繰り返していた。
 「翔子! しっかりしなさい翔子!」
 ぺちぺちぺち、と痛くならないよう気をつけながら頬を数回叩くと、瞳に生気が戻ってくる。
 「………え……あ……!!」
 が、たちまち恐怖で凍り付いてしまう。
 「大丈夫かい? お前があんまり心配だったから、少しやり過ぎてしまったようだ。だが、全部お
前の為を思ってのことなんだ、わかってくれるね?」
 「は、は……い……」
 ちひろが怯えた様子でカクカク頷くと男は満足そうな笑みに変わるが、男の豹変を目の当たりにし
た今では、その笑顔が何よりも恐ろしい。
 「よしよし、もう反省はしたね。ならお父さんも安心して仕事に戻れるよ。小遣いも今まで通りに
送ってやるから、二度とこんなことをしてはいけないよ?」
 今になって、ちひろはようやく直樹の警告を本当に理解した。腕を折られる程度のことは正しく日常茶
飯事なのだ。それどころか命にすら関わりかねない。通常の『奉仕活動』の数十倍という破格の報酬の
見返りが、これなのだ。
 「とはいえ、我が娘ながら翔子は本当に魅力的だからなぁ。お前にその気がなくても、身の程知らず
な餓鬼共が虫のように群がってくるかも……う~む」
 腕の中で恐怖に震える少女の様子に全く気がつかないのか、ちひろのウイッグを指で優しく梳かし
ながら男は唸る。

803:はにうられ・第6回
12/09/10 19:35:47.77 fvh9ChJ9
 「そうだ! 下らん男に犯されて出来てしまうくらいなら、その前にお父さんが翔子に赤ちゃんをプ
レゼントしてあげるよ。翔子も、その方が良いだろう?」
 「え? あ……の……?」
 「そうすれば他の男に汚される心配もなくなるし、お前も断りやすくなって一石二鳥だろ? お腹が
膨らんでくれば、もう言い寄ってくる奴もいなくなるな、うん!」
 天井の向こうの何処かを見つめながら、男は夢見るような口調でしゃべり続ける。もう彼の目にも耳
にも何も入っては来ない。
 「良いぞ、実に良い! 前から欲しがっていた妹か弟が出来てお前も嬉しいだろう? しかもお前に
似て可愛い子になるに違いないしな! ちゃんと自分の母乳で育ててやるんだぞ、翔子とお父さんの愛
の結晶なんだからな」
 正気じゃない! 心から嬉しそうに笑う男の姿に、ちひろの顔から血の気が引いてゆく。鼓動に合わ
せてズキズキと痛み出した下半身のことすら忘れてしまいそうな程の悪寒。
 「なぁ翔子、翔子も嬉しいだろう? 大好きなお父さんの子供を産めて?」
 「な……!」刹那、言葉さえ出せなかったちひろだが、男の瞳の中の危険な輝きが自分に向けられて
いるのだと気づいて慌てて頷く「……う、嬉しいです、お父さん……」
 「そうかそうか! お父さんの赤ちゃんが欲しいか!」
 「……はい、欲しい、です」
 今度怒らせたら、殺される。それは確信だった。
 「じゃあ、お父さんを悲しませたお詫びに翔子からお願いしなさい。今すぐ、翔子を妊娠させてくだ
さいとね?」
 「っ!!」
 枯れたhずの涙が、再び目尻に浮かんでくる。
 「言えるよね、翔子?」
 「……い、いますぐ……お父さんので……翔子を妊娠させてください……っ!」
 「おお、そうか! そうか!! 大丈夫だよ、お父さんは上手だからね? ちゃんと翔子を気持ちよく
受精させてあげることが出来るんだ。お前はもう、ジッとしているだけで良いからね?」
 そうして、ちひろの返事を待つこともなく力尽くで足を割り広げて……


804:はにうられ・第6回
12/09/10 19:38:30.02 fvh9ChJ9
 「っっっっ!!」
 ちゅんちゅんちゅん、と近くの電線に留まった雀の合唱が聞こえる。
 「……夢」
 愛用の布団、愛用の枕、自分で選んだ壁紙とカーテン。一つ一つを確かめ、ちひろはようやく安堵の
溜息をつく。ここは妹のちさとと二人で暮らすマンションの自室。『退部』して数日たつ彼女は既に自由
だというのに、過去という名の鎖は一向に解放してくれそうにない。
 『お父さんのオチンチン気持ちいいです!』
 『もっと、もっとお父さんの精液を子宮に飲ませてください!』
 『お父さんの精液で妊娠できて、とても幸せです!』
 最初の『特別奉仕』の記憶は、悪夢となって頭の中にこびりついている。あの後で何度も何度も膣内で
射精され、最後は動かすだけでゴポゴポと溢れだし真下にネバネバの水溜まりが出来てしまう程に汚され
てしまった。それこそ、壊れて開きっぱなしになってしまうのではと怖くなってくるくらいに繰り返し繰
り返し一番奥で征服されてしまった。
 「…………っ……!」
 「おねえ……ちゃん、起きてる?」
 「!」だが、誰にも慰めては貰えない知られてはならない、特に大切なちさとにだけは「うん、起きて
るよ。ど、どうしたの?」
 涙を拭い、ちひろは笑う。妹に見せるための笑顔の練習をする。
 「あのね、渋垣さんから電話だよ?」
 「…………茉理」
 すぐ行くね、と返事をしてベッドから降りる。
 ちひろは、まだ朝が好きになれそうにない。

805:はにうられ・第6回
12/09/10 19:41:39.03 fvh9ChJ9
以上です。

SSの中の表現だと『特別奉仕』が想像を絶して高価に見えるかも知れませんが、
馬場教諭の支払い最高額(つまり、ちひろの処女代金)は、たっの3kだったりしますw

806:名無しさん@ピンキー
12/09/10 23:29:38.77 plDRY3s5
特別奉仕らしい変態プレイktkr
まぁ特別奉仕なら最大20万(だっけ?)ぐらい行きますしおすし。
ここまでやって実は要求項目適合0の0円査定やったら笑うww

807:名無しさん@ピンキー
12/09/11 09:10:18.66 Va89zaM0
なんだよこれ、、エロじゃなくて只のDVじゃん
それに変態親父が何者わからんし真面目にやれ

808:あけるり「跡継ぎこそなによりも大事」
12/09/11 20:43:21.70 UdKhBjzP
 結婚式を挙げ、妻となった月の姫と夫となった男は当然、閨を共にする。しかし
ながら、閨には御付きの者たちも数名同伴する。ふたりが直に結びつく前に、彼女
たちによって準備が為される。
 姫のヴァギナは御付きの女の舌により、ほぐされる。あくまでも準備である口唇
愛撫に姫がはしたない声をあげることはない。
 夫のペニスも別の御付きの女の舌にもてなされ、硬く太く、熱くなる。仕事に忠
実な女は肉根だけでなく睾丸もこってりと愛撫し、放たれるべき精を運ばせる。
 姫の準備ができ、男も準備が整って、ようやく結合のときを迎える。姫は四つに
這い、男は後ろから挿入する。
 膣と陰茎がひとつになって、男は数度腰を振っただけで射精してしまう。姫の持
ち物が名器であることを差し引いても早すぎる。それだけ御付きの者に高められて
いた。
 結婚した姫に求められるのは、なによりも女児を出産することだ。王家を未来に
つなげることだ。四つん這いになるのも、精が奥深くまで染み入るのに最適な体位
だから。
 早すぎる射精で姫はほとんど快感を得ていない。受胎するには、分泌液がほどよ
い状態であふれるだけでいい。御付きの者がそのようにきちんと整えている。そも
そも、下手な快感は肉体に不要な疲れをもたらすだけだ。
 男は絶頂させられるが、あくまでも射精のため。放つのにわざわざ時間をかける
こともない。御付きの準備はそのため。
 陰茎が膣穴に深く刺さって射精がはじまれば、御付きの女たちがここでも睾丸を
揉みほぐし、会陰を刺激する。アナルに指を突き刺して前立腺を刺激する者もいる。
それらにより、元気のいい精子を含んだ濃厚スペルマをすべて吐き出され、子宮に
流れこむ。あとは卵子に結びつくことを神に祈るだけ。
 長い射精の終わりが、ふたりの夜の終わり。姫と男は別々のベッドに入らされる。
明日の政務に備えて、余計な行為は許されない。

809:あけるり「跡継ぎこそなによりも大事」
12/09/11 20:45:15.39 UdKhBjzP

「……ぞっとするな」
「ええ」
 ずっと昔に王家が行っていたことを知って、達哉はぶるっと身震いした。フィー
ナも隣で肩をすくめている。
 戦役の起こる遙か前、月と地球が友好的だったころの歴史を調べているうちにフ
ィーナが捜し当ててしまった、王家が存続していくために取っていた手段。
「そりゃ、子供は大事だ。宝だ。産むために最善を尽くすという狙いはわからなく
はないけれど」
 達哉の憤慨混じりの声をパートナーである女が引き継ぐ。
「こんなやりかたは間違ってる」
 妻であり王女であるフィーナの力強い言葉に達哉も大きくうなずいた。
「王家の人間だからこそ責務があって、束縛を受けることだって確かにある。けれ
ど、こんな管理はおかしい。私は自由よ」
“フィーナは自由奔放すぎるかもしれないけどな”
 鼻高々な妻に達哉は心中で苦笑する。八年前、ホームステイに訪れた月のお姫様
は自分を選んでくれて、夜にひとりで部屋へ、契りを結びに来た。今にして思えば、
とんでもないことだ。若かったから、まだ少年と少女だったからこそできたこと。
 それからの彼女との交わりが走馬灯のように頭をよぎる。カテリナ学院で、朝霧
家の風呂場で、トランスポーター内で、そしてウェディングドレスでの忘れられな
い初夜がくっきりとよみがえった。
「だから私たちは、正しい子作りをしましょう」
 緑色の瞳に妖しい光を帯び、艶笑したフィーナを、
「きゃ」
 達哉は荒々しく押し倒し、覆いかぶさっていく。
「子作りだけじゃないよ。俺がフィーナを愛する、性の営みだ」
「愛して、気持ちよくなる、ね」
 くすくすと笑うフィーナへ顔を重ね、唇をふさいだ。ねっとりと絡みあうディー
プキスが繰りひろげられ、妻の体温も夫の体温も急激に上昇する。汗混じりの官能
臭がひろがりだす。
 達哉はナイトドレスの上から手をねちっこく這わせる。脱がす前にもいくらだっ
て愛せる。子作りとは関係ない、愛したいからこそ愛する手技をほどこす。
 キスがほどけたとたん美しい妻が愛技に敏感に反応して、なんとも悩ましげな声
を迸らせる。媚声に煽られ、達哉は唇で首筋に吸いつき、手をドレスの内へ潜らせ
た。感じる女の声はいっそう高く、悩ましげに、切なさまでも響かせた。
 くだらない歴史を頭から追い出し、達哉はフィーナを愛する行為に没頭していく。
ふたりで自由な交わりを謳歌し、男は股間を大きくふくらませ、女は股間をびっし
ょり濡らしていた。

(終)

810:名無しさん@ピンキー
12/09/11 20:58:49.37 B+Yy3Twb
久々にSSktkr!
GJ!!

811:名無しさん@ピンキー
12/09/11 21:07:32.18 FuciODTI
まさに王道GJ!!
原作レイプは出て行け!

812:808
12/09/11 21:13:16.37 UdKhBjzP
私は、いろんなSSが投下されてほしいです。

好みに合わないからといって「出て行け」と言われるような場には
なってほしくありません。

813:名無しさん@ピンキー
12/09/12 05:50:40.02 /++Ly+G5
URLリンク(moepic3.moe-ren.net)
フィーナにいったい何があった?

814:名無しさん@ピンキー
12/09/12 22:47:14.61 mMXAJ1IT
>>812
もっともな仰り様だが物事には限度というものがある

815:名無しさん@ピンキー
12/09/13 00:35:20.45 O6C9BycD
ま、こんだけ言われりゃ戻ってこないだろ
読んで欲しかたらマトモなSS持って来いやwww

816:名無しさん@ピンキー
12/09/13 10:10:41.19 63c1Wmci
あ~あ、また追い出しちゃったよ・・・
にられば氏の頃から全く進歩してないよなお前ら

817:名無しさん@ピンキー
12/09/13 17:01:19.31 Nq5jNxhc


818:えろ
12/09/13 17:20:59.50 v/wdEHdE
私ゎ紗希といいます。
このまえ彼氏と初Hをしました(>ω<)↑↑
彼氏の家でしました~。
初めてだったから最初ゎちょっと痛かった(汗)
んで!!彼氏が写メとったのッッ(>д<)
私、恥ずかしいんだけど・・見られるのゎ好きなんだっ♪
だから・・・みんなに見てほしいんだ~(>A<)↑↑
でも、モロ見られるのゎ嫌だから、
この文章を5箇所に貼ってくれた人のみにみせようと
思いますっ♪
5箇所に貼れば、【★】←がクリックできるようになるの!
こんなのありきたりで誰も信じてくれないかもっ!と思うけど、コレゎ本当なんだよっっ!!!
ぜひ見たい人ゎやってみてねっ(>ω<)↑↑
なんかぁ~すっごいエロいみたい!
もろアソコとか濡れまくりだった・・・(汗)

819:名無しさん@ピンキー
12/09/14 05:13:41.41 Ljddg6TS
ここまで読んでどこが追い出したとか出ていけになってるのかがさっぱりわからんのだがな
はにうられはちひろが汚れてきていい感じだし
跡継ぎこそ~はお前らが望んでたラブラブものじゃないのか?
何が気に入らないのかわからんし<<808も何を気にしてるのかわからん

820:名無しさん@ピンキー
12/09/14 06:55:25.00 H0fWr00W


821:名無しさん@ピンキー
12/09/14 22:14:00.90 /XCgeGD5
>>819
自分の意に沿わないものは叩く、という風潮だからだろ。
同人誌なら許容されることが、ネットはまるで許容されないという差が不思議でならない。
ネットは狭量な馬鹿ばかり。
八月信者は、気に入らない同人書いている人に、「親を殺す」だの脅迫している馬鹿もいるしな。
文句垂れるやつは自分で自分の首締めてればいいんじゃないの。

822:名無しさん@ピンキー
12/09/14 22:23:24.51 xAW1+AZc
同人誌は買わないと中身はわからないけど、ネットは自然と読んでしまうからな

823:名無しさん@ピンキー
12/09/15 04:59:51.09 egkgP2Fm
>>822
自分に合わないと思った時点で読むのやめればいいだけじゃないのか?
毒食らわば皿までなんて誰も言わないし

>>821
同意見だわ
他のスレでも陵辱モノが投下されたというだけで
関係のない変なAA大量投下でスレ埋めて潰したバカもいた
ああいう奴らは呆れるほどにどこまでもゆとりなんだなw
2chスレは個人ホムペやブログと違って一応公共の場であり社交場だからな
自分の気に入らないものがあるからといって好き勝手に潰して良いわけがない
それが嫌なら2ちゃん系は一切見ずに自分の殻にでも閉じこもってればいいだけ

824:名無しさん@ピンキー
12/09/15 08:40:21.20 wgD6W0F/
残念でした、原作レイプ房は逃げ出しましたとさ
別に戻ってこなくても良いよ、>>808さんがいるからwww

266 名前:流れSS書き ◆63./UvvAX. 投稿日:2012/09/12(水) 00:29:41.60 ID:mMXAJ1IT
う、なんかヤな空気になって来たので暫く自重(様子見)しときます。
その代わり他スレに投下するかも? かも?

某書き手の方、フォロー感謝します。

825:名無しさん@ピンキー
12/09/15 20:45:31.84 zGIGtLwD
逆に>>824が出て行く方がこのスレが平和になると思う。

826:名無しさん@ピンキー
12/09/16 06:30:09.42 ZddkOAWQ
>>824は何をやっきになってるんだ?
嫌なものならスルーしとけばいいだけじゃなイカ

俺ははにうられの続きの方が気になる
つか、他のキャラもどんどんウリさせられてほしい
特に女教師(結せんせ)は犯されフラグ立ってるしな
頼むから複線だけ匂わせて放置はしないでくれ
俺は結せんせのロリマンコが犯されるところが見たい

827:名無しさん@ピンキー
12/09/17 09:44:54.69 ZR9TKb9j
というか、流れ氏と同じ鳥が別スレで何やら書き始めてる

828:名無しさん@ピンキー
12/09/17 11:55:46.22 0JReMMpC
どこ?
陵辱ものならそれも読みたい

829:名無しさん@ピンキー
12/09/17 12:02:57.03 88vf3Sx5
>>828
今のところは非エロでコメディ風
自分で探せよ

830:名無しさん@ピンキー
12/09/18 04:46:23.81 09ak5OB9


831:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/18 21:41:17.04 Xcj4wmPJ
>>804の続きです。

*ご覧になる前の注意*
「はるうられ ~校内赤線区域~(アリスソフト社製『アリス2010』収録ミニゲーム)」と構成を摺り合わせるために
「月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~」の初期設定と内容を改悪したSSです。

パラレルや、登場キャラクターが不遇なことになるストーリーが苦手な方はスルーをお願いいたします <(_ _)>


832:はにうられ・第7回
12/09/18 21:43:29.17 Xcj4wmPJ
 既に無人となった放課後の教室は、随分と早くなった夕焼けで赤く染まっている。
 「まったく……」
 中に入って自分の机の中を手探りで探してみると……あった。男子の物ほど大きく無いとは言え、
お弁当箱を忘れるなんて、我ながらどうかしている。確かに鞄に入れたと思っていたのに。
 「やっぱり、疲れているのかしら?」
 部活と学級委員長の両立は去年もやっていたし、慣れているはずなのにと頭の中で首を捻りなが
ら秋山文緖は机の中をもう一度確認してからきびすを返す。去年と言えば、あれだけ元気いっぱい
で減らず口だけなら学年トップの久住直樹が死んだように大人しくなってしまったのが妙に気にな
って仕方がない。人目を避けるどころか逃亡中の指名手配犯のように自ら孤立して過ごしている様
子を横目で見ていると、一年の頃から同じクラスで委員長を務めている文緖は安堵を通り越して不
安さえ覚えてしまう。
 「去年のままだと、それはそれで頭痛の種なんだけど」
 文緖自身が弓道部の部活を終えている時間。グラウンドの喧噪もとっくに消え、人気も絶え照明も消
えた校舎の廊下は、なんだか非現実的な世界を作り出している。まるでこの世界に自分だけ取り残
されてしまった様な孤独感が……
 「あ、秋山さんお疲れ~」
 中央階段を降りた先、整然と並んだ玄関前の下駄箱に誰かが背を預け立っている。紅色の逆光で
よく見えないが、文緖と同じくらいの背格好か。
 「誰!?」
 今にして思えば、この時に文緖は言いようのない不信感を感じ取っていたのだろう。自然と詰問
調になってしまっていた。
 「そんな恐い顔しないでよ~。秋山さんと親しくって待ってたのにさ~あ?」
 ゆらりゆらり、と女生徒らしいシルエットが近づいてくる。思わず半歩退いてしまう文緖。
 「あなた、菅原悦子……さん!?」
 「あれ、アタシのこと知ってたんだ? よろしくね~?」

833:はにうられ・第7回
12/09/18 21:44:27.05 Xcj4wmPJ
 底意地の悪そうな笑みで近寄ってくるのは、同じ学年の菅原悦子。直接話したことはないが、そ
の素行の悪さから何度か噂を耳にしたことがあるし遠目に顔を見たこともある。真面目な文緖とは
正反対のタイプの女生徒で、出来れば一生関わり合いにはなりたくない相手なのだが。
 「宜しくも何も……一体なんの用ですか?」
 武道を嗜む者らしい無駄のない動きで菅原との間合いを取る文緖。ここで生来の真面目さや礼儀を
差し置いてでも逃げ出していれば助かる可能性も高かったのだが、間もなく自分の身に降りかかる
未来の悲惨さなど知る由もない彼女には出来なかった。
 「用っていうか~、秋山さんには『郷土文化研究会』の部員になって貰おうかな~って」
 「はぁ? あなた、何を言って……」
 突如、背後に感じた何者かの気配に慌てて振り返る文緖。

 (パシュッ)

 「………っっ!?」
 だが、それこそが罠だった。自分から視線がそれた瞬間を狙い、菅原が撃ったエアテイザー(電
極射出型スタンガン)が脇腹に突き刺さり……



834:はにうられ・第7回
12/09/18 21:45:38.84 Xcj4wmPJ
 ぎし、ぎし……と簡易ベッドのきしむ音と発情した少女の甘酸っぱいフェロモン臭が狭い部室の
中を満たしている。
 「もっとお尻を高くあげて……そう。俺の動きを追いかけるようにリズムを合わせるんだ」
 指導している直樹と同じ二年生の部員、愛沢冬香は四つん這いのままユラユラと腰を揺すって快
感に溺れていた。
 「久住君、奥がぁ……ねぇ、奥までぇ!」
 「だったら自分から飲み込むようにしないと、ほら?」
 「あん! くぅ~ん!」
 冬香の両手首はプレイ用の手錠でベッドの端に繋がれており、思うようには動けない。それが分
かっている上で直樹は少女を焦らすように浅い部分だけを指で執拗にいたぶる。例え彼女がどんな
にヒップを動かしても指は奥まで入ってこない。
 「ん~~っ、ん~~~っ!!」
 やがて我慢の限界に達したらしい冬香が恥も外聞もかなぐり捨てて動物のように腰を突き出して
くると、直樹は揃えていた指の間を広げて、すっかり解れた膣口を更に拡張する。
 「あ……ひゃっ!?」
 開いた隙間から冷たい外気が胎内に流れ込んで冬華の体が震える。
 「どう、痛い?」
 「痛くはないけど……広がって……」
 「うん、奥の方までウネウネ動いてるのが丸見えだよ。それに興奮でネバネバになった君の汁が
涎みたいに垂れ流しだ」
 「や、やだ! やだぁ!!」
 羞恥に染まった声さえも甘く、腰の動きが止められない。下向きになったことでタポタプと揺れ
る豊満なバストは汗にまみれて光り、先端が痛いほどに張っている。
 「大丈夫みたいだね。じゃあ、この太さを体で覚えるんだ」
 ここまで広がっても痛みがないのなら、もう大抵のモノは受け入れることが出来る。開発が順調
に進んでいる事を確信した直樹は、その太さのまま冬華の一番奥まで一気に突き入れる。
 「ひっ、ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!!」
 そのまま冬華が達するまでには数分もかからなかった。

835:はにうられ・第7回
12/09/18 21:48:17.24 Xcj4wmPJ
 「………あ、直樹」
 その後、数人の部員の指導とケアを終えて疲れ切った直樹が寮に戻ろうと校門を潜った所で、待
ち構えていたツインテールの従妹に呼び止められた。
 「何だよ、急いでるんだけどな」
 胸の苦しさに耐えつつも直樹は茉理を突き放す。余計な事に巻き込まないために。
 「ごめん……」一緒に暮らしていた頃には考えられなかったほどのしおらしさ。上目遣いに顔色
を伺いながらも茉理は直樹の腕に身を寄せてくる「……でも、直樹にどうしても聞いて欲しいこと
があるの。だめ……かな?」
 お願いだから逃げないで、と直樹の左手を小さな両手で包み込む茉理。ほんの十数分前まで何人
もの少女の体を弄び、愛液塗れになっていた自分の指が従妹を汚してしまう様に思えて直樹は反射
的に茉理を振り払ってしまう。
 「あっ……!!」
 「い、忙しいって言っただろ!」
 今にも泣き出しそうな声に絶えられない直樹は背を向けて足早に立ち去る。いま、振り返って
顔を見たら自分の方が号泣してしまいそうなのだ。
 「直樹、待って! 直樹!!」
 いつの間にか早足は駆け足に、そして全力疾走に。夕暮れの中、あらん限りの力を振り絞り直
樹は寮へと逃げ帰った。



 「茉理……ちゃん?」
 「うぅ、なおきぃ……」
 「茉理ちゃん、こんな所でどうしたの? ね、泣いてちゃわからないよ?」
 「……保奈美さん、直樹が……直樹が……」
 「なおくん? なおくんがどうかしたの? ほら、立てる?」
 「ぐす……ぐす……」
 「拭いてあげるあらジッとして……うん、きれいになった」
 「ぐす……ぐす……」
 「とりあえず、私の家に来る? 相談に乗ってあげるから」
 「……うん」

836:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/18 21:54:47.53 Xcj4wmPJ
以上です。

茉理ですが、私の脳内では独りぼっちになるとシオシオになってしまう子です。
本編の病床でも気丈でいられたのは、あくまで直樹が付き添っていたから…・ということでw

あと最初の頃にも申し上げましたが、途中挫折も予めご了承願います<(_ _)>
(続ける為にも毎回、伏線を張って自分を追い込んではいますがw)

837:名無しさん@ピンキー
12/09/18 23:40:17.60 qO7iWXxW
流れSS書き◆63./UvvAX.さんへ

724-730 のエステルSSの続きを書いてみたのですが、投下しても
よろしいでしょうか?

838:突発屋 ◆63./UvvAX.
12/09/18 23:48:10.67 Xcj4wmPJ
>>837
実は私自身も水面下でチマチマ進めてたりしてるんですけど、おそらく次スレになると思いますw

それでも宜しければ……と書くと何やら上から目線気味で失礼なんですけど、
私が書いた物が多少でも創作意欲の助けになったのなら嬉しいですので、どうぞ。

839:名無しさん@ピンキー
12/09/19 00:01:10.01 tpUcxDA5
もうちょっと書きためてからスレに書いてよとは思う

840:724-730の勝手な続き
12/09/19 00:37:02.31 T02Bdom8
 「司祭様……」
 「ヒッ!」
 エステルが、彼氏に聞かれたら耳を疑われかねないほどのおかしな声をあげてしま
った。もっとも、日曜の説話を終えて礼拝堂に誰もいなくなり、一息つこうとしたと
ころに声をかけられたのだからびっくりするのはおかしくない。
 不意を突かれた記憶がよみがえる。呼ばれた声にも聞き覚えがある。
 「あ、貴女は」
 「このあいだは、ありがとうございました」
 いつから立っていたのか、月人の少女がすぐ後ろにいた。見事な気配の消しかたに
エステルは、達哉に教えられた“ニンジャ・クノイチ”なるものを思い浮かべてしま
う。
 「あのときは、彼といっしょに、お礼に来るって言ったんですけど」
 そこにいるのは、申しわけなさそうにする彼女ひとり。
 「ま、まあ忙しいのでしょう。気にすることはありません」
 ふたりでなかったことにエステルはほっとしている。彼とふたりを前にしたら過激
な行為を自重するよう言い聞かせるつもりだったが、エステルには自信がなかった。
彼女ひとりだけでもその勢いに圧倒されたのに、男女ふたりが息を合わせてなにか言
い出したら止めようがない。

841:724-730の勝手な続き
12/09/19 00:39:17.75 T02Bdom8
 エステルの言葉に少女は表情をほぐし、一歩踏み出して真摯な瞳で見上げてくる。
 「あの、彼と来る前にもうひとつ相談があって」
 「……どのようなことでしょうか」
 ものすごく嫌な予感がする。この少女の相談といえば、やはり前回と同じような、
その手のことに決まっているだろう。
 だからといって、聞く前から断るなんて司祭たるエステルにはできない。小さく息
を吸い、しっかりと心構えを持って、言葉を待つ。
 「これ、なんですけど」
 「……きゃあっ!」
 少女がすっと差し出したのは、反りかえった棒状のアイテム。エステルは一瞬、な
にかわからなかったが、愛しい男の股間から生えているモノとイメージを重ねて思わ
ず甲高い悲鳴をあげた。
 「そんなに驚かれるなんて、やっぱり司祭様は清純なんですね。これはバイブ、人
造のペニスです」
 わざわざ言葉による説明まで付け加えたから、エステルの顔は茹で蛸なみに真っ赤
になった。
 「彼が用意してくれたこれ、電動なんです。楽しみにして、使ってもらって、すっ
ごく気持ちがよくて、気絶しちゃいました」
 「そ、そ、そ、それはいい、いいことですね」
 道具で気持ちよくなるという概念はエステルのなかにまったく形成されていない。
でもそれがこの少女と彼のプレイで、楽しんでいるのならそれでいいと混乱する頭で
考える。
 「いいでしょうか?」せっかく司祭様に認めてもらっても、少女は浮かない顔。
 「私が言うのも今更なんですけど、彼のモノじゃない、単なるオモチャで感じすぎ
るのって変じゃないかと」
 「……」
 まさに今更、真っ向から正論を言われ、その通りと口を開きかけたエステルはあわ
てて閉じる。「変」と言い切るには知識も経験も足りない。浅慮もいいところ。
 小首をかしげ、これまでの経験からそれなりのアドバイスできないかと考えて、
 「別に、彼のアレじゃなくても、いいんじゃないでしょうか」
 エステルがぱっと思いついたのは、己の指。達哉への想いが高まりすぎて、下腹の
疼きに耐えられなくて、ベッドに寝転がってまさぐることがある。孤独な指戯でイッ
てしまい、疼きを満たしてしまうときがある。
 「え? 司祭様も、本物じゃなくても感じるんですか?」
 「ええっ!? あのその、そういうことは、あの……あ、あります」
 説得力をつけるためにあえて自分の恥を晒そうとしたエステルの前で、少女はぐっ
と強く、バイブを握った。
 「じゃあ、これでも感じるかどうか、試してください」
 「え、え、え、ええええーっ!」
 少女はにっこりと、あどけなさを残しつつも双眸に淫靡な光を帯びている。明らか
に「苛めモード」。少女に見つめられたエステルは「被虐モード」にスイッチが入っ
てしまった。

842:724-730の勝手な続き
12/09/19 00:41:11.19 T02Bdom8

 「どうですか、司祭様。すごく感じますよね。私だけが淫乱ってこと、ないですよ
ね」
 「うあっ、ああっ、こ、こんなの強すぎ、て」
 「まだ、スイッチ入れてないですよ。司祭様、とっても敏感」
 長椅子に横たわったエステルは下着を剥ぎ取られ、秘部を指でいじられてジュクジ
ュクに濡れそぼってしまうと、間髪いれずバイブを突き立てられた。あまりの衝撃に
失神しそうになったが、達哉の一物で掘削され、開発されつつある淫穴はばっちりと
咥えこみ、襞は妖しいうねりと緊縮を開始する。硬さも太さも長さも、達哉のモノと
はまったく異なる人造ペニスに困惑しながらも性感は着実に反応し、漏れる声もしっ
とりと艶を帯びてきている。
 「ああっ、綺麗です。司祭様の彼氏もこんな姿を見て、興奮するんですね」
 「そ、そういうこと、は……あふっ、ふ、ふはあああぁ」
 少女がおもむろにバイブを抜き差しすると、腰がくねる。脚がふらつく。無意識に、
男を魅了する身じろぎを見せている。謹厳な司祭服のまま悩ましく淫らに身を揺する
のだから、少女の言う通り達哉がもしこの場にいたら沸騰した劣情に我を忘れ、バイ
ブを抜き去って勃起を猛然と突き刺すに違いない。
 「クリトリスが勃ってます。可愛い」
 「んあっ!」
 バイブを握ってないほうの手が伸び、そっと肉芽を揺らした。ヴァギナに発生して
いる快感よりも鮮烈なパルスが駆け抜け、エステルは着衣の身を跳ねあげた。
 少女は巧みにバイブを操作し、達哉のモノしか知らないエステルは惑いながらも大
いに乱れる。ここぞというときに淫核をまさぐり、快美の大波を送りこむ。
 「司祭様のなか、すごく締まって」
 感じ入った司祭少女の締まりはきつきつで、ちょっとの力では押すも引くもできな
い。ぐっと引くと粘膜ごと外へ出てきそうな感触があって、少女は驚嘆の声をあげる。
驚き誉めるだけでなく、淫らな粘膜を揶揄する響きもあった。

843:724-730の勝手な続き
12/09/19 00:43:32.64 T02Bdom8
 少女は苛烈に責めてエステルを快楽漬けにしながらもまだ一度もイカせていない。
 「これからが本番です。電動のパワーを知ってください。それでどれくらい感じる
か、教えてください」
 「あ、あ、ああぁ……だめ、だめよ。今でももう、ああっ、これよりもすごかった
ら、私、私ダメっ。死んじゃう」
 「はい。死んじゃうくらい気持ちいいです。私もそうでしたから」
 少女は小悪魔のほほえみを浮かべると、スイッチを入れてバイブから手を放した。
 「ンヒイイィン!」
 ウインウインという淫猥な音をエステルの悲鳴が消す。
 バイブが自動で動く。抜き差しがなくても、亀頭が、竿が、根元が、独立して動く。
くねって、うねって、エステルの内部を大いに責めたてる。
 「ひうっ、う、うあっ、ん、ぐ、ひいいいぃ」
 本物のペニスは、ピクピクと蠢動するくらいであとは腰から伝わる動きで女穴を動
く。電動バイブの動きはまったく違う。本物では与えられない禁断の愉楽にエステル
はおののき、喘ぎ、悶え、蕩けていく。
 「あ、やっぱり司祭様もそんな顔に。だらしないです。でもそれが、ああ、すごく
イヤらしい」
 アヘ顔、ビッチ顔、どう呼んでも蔑みにならないくらい、エステルの顔つきはふし
だら極まりない。聖女は淫女へ堕していた。
 見入る少女も顔をほてらせ、蕩けていく。堕ちきった司祭の姿に満足してうなずく
と、外に飛び出しているバイブの端を握りなおして、抜き差しを再開させる。
 「やめ、やめて……んぐ、んふ、んあっ、あひ、ひいいぃ」
 下手な抜き差しなら自律するバイブの動きの邪魔になるだけだが、己の身でその動
きを知り尽くしている少女はバイブの責めを数倍にも厳しくする抜き差しを繰り出す。
 「あうッ!」
 双眸の焦点を失ったエステルがかくんとあごを反らせ、下腹がひくんと跳ねたとき、
 ピュッ、ピュピュッ。
 バイブを咥えこんだまま、破廉恥にしぶかせた。
 「……すごい。司祭様が潮を」
 「あ、あ、あひぃ」
 尿道口から透明な粘液を迸らせながら膣口からも愛液がバイブとの隙間を縫ってあ
ふれだしている。少女はバイブを動かす手をとめ、淫猥すぎる放水に見入った。
 「ぐしょぐしょに濡らして、こんなにイヤらしい。でも、それなのに綺麗。ああ、
司祭様は別格です」
 潮噴きが一段落すると、双眸を爛々と輝かせ、今まで以上にバイブを出し入れする。
危険なくらいに過激に操る。
 「イッてください。私と同じように感じて、私よりも感じて、オモチャの素晴らしさ
を証明してください」
 「い、あ、あ、あ、アアッ、アッ、アウッ!」
 遂にイッてしまったエステルの目が大きく見開かれる。口も開く。でも声はない。
あまりに強烈すぎて、熱い喘ぎしかこぼせない。手も脚もピーンと伸び、ピクピク震
えあがっている。愛液をしたたかに漏らすだけでなく再び潮を派手に噴出し、粘液は
床まで飛んで小さな水たまりを作った。

844:724-730の勝手な続き
12/09/19 00:45:28.86 T02Bdom8

 「よかった。司祭様も感じてくれて。ほっとしました」
 「……ア、ア、アアァ」
 少女が穏やかにほほえんでいるのに対し、エステルはまだエクスタシーの波に揺さ
ぶられている。
 「じゃあ、私はそろそろ」
 電動バイブをエステルのなかに突っこんだまま、少女はゆっくりと腰を上げた。
 「それ、差し上げます。最初から司祭様へのプレゼントのつもりだったんです」
 「……な、なぜ」
 かろうじて瞳を少女へ向け、消え入りそうな声で問いかけるエステル。
 「彼がもっと強力なのを用意して、そっちのほうがもっと良くて、実はもう物足り
ないんです。だから司祭様に使ってもらって、良さをわかってもらえればって」
 澄んだ瞳をきらめかせ、えへへと舌をちょこんと出し、可愛らしく笑う。
 「それ、自由に使ってください。自分でするのもいいですけど、彼氏に使ってもら
うほうが気持ちいいはずですよ。彼氏も大興奮しますし、バイブと本物でフタアナゼ
メで、あれはもっとすごくて、司祭様はひょっとしたらお尻の穴でもオモラシして―」
 淫らに浮かれる少女のマシンガントークが炸裂する。意識がおぼろなエステルにス
トップがかけられるはずなく、ひたすらしゃべり、舌の動きが鈍ってようやく。
 「―あ、すみません。ひとりでしゃべってしまって。じゃあ、また来ますね。今
度こそ彼と……そうだ、司祭様も彼氏を呼んでいっしょに、四人で会いませんか。そ
うしたらきっと、ウフフ」
 怪しげな声が消え、ちょっとしてからパタンと戸の開閉音が聞こえる。
 エステルは動けない。股間にバイブを突っこまれたまま、だらしなくあお向け。今
なお快楽の揺れ戻しで肢体が痙攣し、艶かしい喘ぎを漏らしていた。


845:名無しさん@ピンキー
12/09/19 00:47:21.36 T02Bdom8

以上です。

流れSS書き◆63./UvvAX.さん、投下を許していただき、どうもありがとう
ございました。

846:名無しさん@ピンキー
12/09/19 05:38:21.51 j7oHzYSV
司祭様、やはりMが似合うなw
次はお礼の3P期待

>>936
委員長か
こいつは楽しみw
茉莉もシオシオに成り果てたあかつきにはヤラれちまうのかな


847:名無しさん@ピンキー
12/09/19 18:49:10.73 NIR80jfY
ほなみんっほなみんっ AA略
どんどん勧誘しまくってくれ!

848:名無しさん@ピンキー
12/09/21 00:36:44.66 sLoGcrhq
>>840-845

849:名無しさん@ピンキー
12/09/21 00:37:47.14 sLoGcrhq
>>840-845
ミスったorz
>>840-845氏GJ



850:名無しさん@ピンキー
12/09/21 06:06:17.67 4RzwCU0S
両氏ともGJ
過疎スレにはありがたことだわ

851:名無しさん@ピンキー
12/09/22 02:50:26.38 afKpUVwt
やっと規制解除された……。両氏とも乙。
しばらく戻ってこなさそうだった流れSS書き氏がさくっと戻ってきたのは嬉しい。

852:突発屋 ◆63./UvvAX.
12/09/22 20:57:17.81 YRAcL5ab
>>835の続きです。

*ご覧になる前の注意*
「はるうられ ~校内赤線区域~(アリスソフト社製『アリス2010』収録ミニゲーム)」と構成を摺り合わせるために
「月は東に日は西に ~Operation Sanctuary~」の初期設定と内容を改悪したSSです。

パラレルや、登場キャラクターが不遇なことになるストーリーが苦手な方はスルーをお願いいたします <(_ _)>


853:はにうられ・第8回
12/09/22 20:59:45.60 YRAcL5ab
 直樹の嫌な予感は的中した。
 「久住のクラスの委員長? 昨日勧誘したけど~?」
 携帯の向こうからは欠伸混じりのダルそうな声。朝のホームルームで秋山文緒の欠席を告げたる担
任の歯切れの悪さから昼休みに確認を取ってみると、案の定だった。
 「前から狙ってたんだけど、なかなか隙が無くってさ~。仕方ないから誰もいなくなる時間作って
貰って罠を張ったって感じ。それで遅くなったから久住に連絡できなかっただけだし~」
 「……わかったよ。それで、委員ちょ……秋山さんは今日の奉仕活動に出す予定なのか?」
 もともと勧誘は直樹の管轄ではないし、捕まえてしまった以上は既に後の祭り。諦めて今後の方に
目を向けるしかない。
 「そりゃ、アタシとしては出したいけど~……って、それ決めるのは久住じゃん?」
 「そ、そうだけど……今日は……急用が……」
 「ふ~~~ん?」
 「な、何だよ!」
 「いや~、べっつにぃ~? 随分お気に入りみたいだったしぃ、もしかして橘ン家にシに行くのか
な~とか思ってないし~?」
 「なっ、お前!!」
 「だから思ってないって言ってんじゃん? あははっ、なに切れてんの~? もしかしてマジだっ
たんですか~?」
 「そんな訳ないだろ! ちょっと家……親戚の家に行ってくるだけだよ!」
 「あっそ、まぁ久住のことだし部長にも話通してんでしょ。勝手にすれば~?」
 「だったら余計な……って、それよりも今日の客の中に……」

854:はにうられ・第8回
12/09/22 21:01:31.14 YRAcL5ab
 「やぁ秋山さん、久しぶりだね」
 「あ、あなたは……!」
 「新しい子が入ったから試したらって菅原さんに言われて写真を見たら秋山さんだったんだから僕
の方も驚いたよ。お陰で夢が叶ったな」
 文緖の最初の客となった生徒は彼女の元同級生。しかも付属の頃に告白され振った相手だった。
 「少し……背が伸びたかな? 大人っぽくなったよね?」
 「ふ、ふんっ!」
 「なになに、僕となんか話もしたくないっていうこと? でも良いのかな、態度が良くないからっ
て外にいる人達に言ったらどうなっちゃうのかわかってる? 一応はお客様だよ、僕」
 「っ!!」
 スタンガンの針が刺さった跡、意識が戻るまできつく縛られていた縄の跡、そして動けないまま
踏まれたり蹴られたりした場所の痛みがジワジワと蘇ってくる。
 「ふふっ、秋山さんは怯えた顔も良いね。相変わらず可愛いな」
 「……は、始めるんならサッサとそいなさいよ! 気取ったこと言ったって、結局はその、いやら
しいことが目当てなんでしょ!?」
 もう何度も利用している常連客なのだろう。全てを見透かしたように余裕の或る態度に精一杯の虚
勢を張るが、それもお見通しだった。
 「それもそうか……じゃあ、早速脱いでよ」
 「え……?」
 「秋山さんの言うことも尤もだからね。いやらしい事をサッサと始めたいから脱いでって言ったん
だけど、聞こえなかった? 好きなんだよ、女の子のストリップが」
 「スト……な……っ!?」
 「ほら早く早く。僕は裸の秋山さんとセックスしたいんだから」
 「はだ……せっく……す……」
 ここに来て、ようやく文緖は相手の瞳の奥のサディスティックな輝きに気がついた。逆らうことが
許されない状況なのを良いことに、振られた時の仕返しをと考えているに違いない。純潔を散らされ
る覚悟こそしていたものの、強姦のように無理矢理押し倒され引き裂かれ為すがまま被害者に徹して
れば良いだけだと思うことで何とか心の均等を保っていた文緖は、完全に虚を突かれた。
 「あはは、今度は真っ赤になっちゃったね? その表情も可愛いなぁ」
 「あ……う……」
 恐怖で膝がガクガク震え始める。何も出来ない何もしなくて良いと自分に言い聞かせ何とか抑え込
んでいた感情が喉の奥から吹き出しそうになってくる。

855:はにうられ・第8回
12/09/22 21:03:35.14 YRAcL5ab
 「まさか嫌だなんて言わないよね? それとも恥ずかしい? でも駄目だよ、僕は秋山さんが裸に
ならないと何もしないし手伝うつもりなんて全然ないから。確かに奉仕活動は時間制だけど、部員の
方が協力的じゃなかったら延長だって認められるし、お金は後払いだからね。僕は時間いっぱいまで
秋山さんが赤くなったり青くなったりする様子を楽しんでから、最低限の代金……百円だったかな…
…を払って次の機会に秋山さんを指定するだけで良いけど、僕が帰った後で秋山さんはどうなっちゃ
うんだろ? 外の人達は黙ってないだろうね。だって大損なんだから」
 部員の衣食住環境の維持は部側の責任で自己出費だ。だから小遣い目当てで部を活動している運営
者達は稼ぎの少ない部員には冷徹である。なにせ自分達の手取りが減ってしまうのだから。
 「ぬ、脱ぎます! 脱げばいいんでしょ……っ!」
 他に道はない、そもそも最初からなかった。もはや何と表現して良いのか分からないほどに乱れた
気持ちを何とか奮い立たせ、涙を浮かべながらも文緖は制服を脱ぎ始める。まだ誰にも許したことの
ない肌を、これから自分を犯そうとする相手のために一枚ずつ晒して自らの意思で露わにしてゆく。
 「へぇ、やっぱり白なんだ。真面目な秋山さんらしくてよく似合ってるよ。それに僕は地味な下着
の女の子ほうが好きだから嬉しいなぁ」
 上着を脱ぎ、スカートを落とすとシャツの裾から飾り気のない純白のパンツが見えてしまう。せめ
てもの抵抗で固く足を閉じた文緖は上から順番にボタンを外す。
 「ああ、先に言っておくけど手で隠したりしたら駄目だからね。僕は見たいんだ」
 羞恥と絶望で歪む乙女の表情に、男の目が更に楽しそうに細められる。かつて自分のことを歯牙に
もかけなかった少女を支配するというシチュエーションを心から楽しんでいるのだろう。
 「あれ?」と、震える手でシャツを腕から抜いた所で男の表情が意外そうなものになる「秋山さん、
思ったより胸がないね。何センチ?」
 「うぅ……う……」
 「聞こえてるよね? な・ん・せ・ん・ち、なのかな、バストは?」
 「……な、76センチ……」
 「へぇ、中学生と同じくらいしかないんだ? ひょっとして付属の頃から変わってないとか?」
 「っ!!」
 「ま、いっか。早く見せてよ、僕を振った時と同じ大きさのおっぱいをさ?」
 ブラジャー越しにチクチクと視線が這い回っているのを感じる。自分の羞恥を更に煽ろうと露骨に
凝視しているのだ。
 「こ、こんな奴に……」
 負けてたまるもんですか! 口の中で自分に言い聞かせながら両手を背中に回し震える指先でホッ
クを外すと、緩んだ隙間から入り込んだ冷たい外気が大切に守ってきた柔肌に容赦なく襲いかかり、
文緒の決意を粉々に打ち砕いてしまう。
 「や、やっぱりダメっ!」
 カップが剥がれ落ちそうになった瞬間、両腕で庇ったまましゃがみ込んでしまう。

856:はにうられ・第8回
12/09/22 21:06:00.01 YRAcL5ab
 「ま、こんなもんだろうね」
 「い……っ!?」
 グイ、と腕をねじり上げられ無理矢理立ち上がらされる文緒。痺れを切らした男が歩み寄って細い
手首をつかんだのだ。
 「下着姿にニーソと上履きだけっていうのも悪くないし、これで始めようか」
 「始めるって……嫌よ、放して!」
 「ああもう、面倒くさいなぁ」
 そのまま小柄な文緒を引きずって備え付けのベッドの上に放り出す。
 「あのね秋山さん、ちゃんと理解してないみたいだから改めて言うけど、僕は秋山さんの初めてを
買ったんだ。だから秋山さんに拒否権なんかないし、そうやって嫌がっても逃げ道なんて何処にもな
いんだ。いい加減、手間をかけさせるのは止めてくれないかな?」
 「そ、そんなの私は……」
 「それこそ僕には関係ないよ。そりゃあ多少は同情もするけど、用意したお金を全部払った僕の
立場も考えてもらわないと……て、もういいや」
 冷めた目で文緒を見下ろしながら、男は制服を脱ぎ捨てて完全に勃起した肉棒を突き出すようにし
て覆い被さってくる。すかさず、というよりも殆ど反射的に右手で下を、左腕で胸元を庇うが同世代
の男の腕力に適うはずもない。
 「い……やぁぁぁぁ……!」
 左の手首を捻られ簡単に取り払われると、暴れた拍子にブラジャーが捲れ上がり小振りだがお椀の
ように丸く膨らんだ乳房が両方とも露わになってしまう。体の動きに合わせて純白のプリンのよう
に震えるそこへ、男は遠慮なく顔を寄せ鼻を鳴らす。
 「ひぃっ!?」
 「真っ白で柔らかそうで……小さくても綺麗だ。それに良い匂いも」
 「止めてぇ、止めてよぉ……!」
 「他の女の子よりも、ずっと美味しそうだ。もう忘れたつもりだったけど、やっぱり僕は秋山さん
の事が今でも一番好きだったんだ。だから我慢なんか出来ない……良いよね? ね?」
 「嫌よ! いや……ああ!」
 じゅるるる、と目一杯開いた口で吸い付かれてしまう。先ほどまでの冷めた様子など何処吹く風、
かつての片思いの相手の体に有り付いた男は、小さな膨らみを丸ごと頬張らんばかりの勢いで吸い付
きフニフニの乳首に舌を巻き付ける。たちまち口の中で唾液塗れになってしまう処女の乳房。
 「おいひいっ、すろくおいひいよっ!」
 「ひぅぅぅっ!」

857:はにうられ・第8回
12/09/22 21:07:38.84 YRAcL5ab
 文緒の体質なのか男の技術なのか、いたぶられながらも刺激に反応して充血し始めた小さな乳首を
ベロリと舐めあげられて体が跳ねる。そんな反応に気をよくした男は先端のみならず全体に自分の唾
液を塗り込もうと乱暴に舌を這わせる。
 「秋山さん……はむっ、感じてくれれるんだね? 秋山さんのこと好きだからっ、もっとしてあげ
るから!」
 「ち、ちが……はうぅんっ?」
 膨らみの下側を甘噛みされて声が裏返ってしまう。もう文緒の左胸はは粘液でテカテカに濡れ光り
見たことがない程に張ってしまっていた。ほんの数分前まで男性など知らなかった筈の体が興奮の兆
しを言えているのは誰の目にも明らかだ。
 「すごい! なんていやらしいおっぱいなんだ! 僕の愛撫が、あの秋山さんをこんなにいやらし
くしてるんだ! すごいぞ!!」
 「いや、はん! いやぁ……ぁ!」
 すかさず右胸にも吸い付くと、既に火が点いている女体はあっという間に応じてしまう。ちゅうち
ゅうと尖った乳首を吸われて快楽が電気のように駆け巡る。
 「な、なんれ、こんな……」
 「きっと僕との(体の)相性が良いんだ。嬉しいよ、光栄だよ!」
 「そんな……あンっ」
 再び文緒の胸に夢中になる男。その愛撫が快感だと気づいてしまった文緒は何時の間にか緊張を解
いて身を任せていた。火照った体を解放し、薄く霧がかかったよう微睡みの中で行為を受け入れてい
ると何もかもがどうでも良いことに思えてくる。
 (私、こんな子だったんだ……)
 徐々に冷静さを取り戻してきたのか、過去の思慕の余り強引だった男の動きが優しいものに変化し
てくる。解すように丁寧に揉まれ、先を舌の上で転がされると自然と吐息が漏れる。もしかしたら、
本当に相性が良いのかも知れない。
 (……こんな事になるんだったら、あの時に断るんじゃなかった……かも……)
 同じ相手に抱かれるなら、まだ恋人同士の方が良かった。つきあい始めたら好きになっていたかも
知れないし、好きになっていたらもっともっと素直に気持ちよくなれていたかも。私はなんて馬鹿だ
ったんだろうと頭の片隅で考え始めていた。
 「……秋山さん? 下、取るね?」
 「う……ん……」

858:はにうられ・第8回
12/09/22 21:10:33.30 YRAcL5ab
 夢うつつの中、文緒は促されるままに手を退け腰を上げ足を開いて最後の一枚を抜き取られた。
 「このままだと凄く痛いと思うから、ちょっと道具を使うけど良いよね?」
 「う……ん……?」
 トロンとした目で見つめる視界の中、男が取り出したピンクローターがゆっくりと近づいてきて
文緒の臍の下辺り、子宮の上で肌に触れる。
 
 (ヴィィィィィィィィィィィィィィ)
 
 「っくん!」
 そのまま探るような動きで振動が下へと移動してゆく。
 「どう秋山さん、痛くないかな?」
 「ん……………あ、んっ!」」
 そうして姫割れの少し上に達した時に、振動が気持ちよさに変わった。既に準備が整っている内
蔵と包茎の中の陰核に、骨格から伝わった震えが丁度良い強さの刺激を与えてくれるからだ。
 「ここだね? じゃあ、ここのことだけ考えて……あ、少し膝を上げるからね?」
 「うぅぅん、はぁぁぁぁ……んん」
 「感じてる秋山さん、すごく綺麗だよ。もう少し開くけど平気?」
 「うん」
 男の手に導かれてM字に脚を広げると、綻んだ花弁の一番奥から半透明な粘液が溢れゆっくりと
零れ出す。快感という海の中に沈んだ文緒の思考は、もう自分がどれだけ恥ずかしいポーズをして
いるかさえ認識していない。そして脳から主導権を奪い取った子宮に命じられ文緒の女性器は雄を
誘うため、くぱくぱと膣口を動かし更なる密を垂れ流し、全身から甘い発情臭を発散させる。
 「もう大丈夫みたいだ。じゃあ秋山さんの処女をもらうね? 秋山さんの中に入るからね?」
 「うん」
 了承を得た男は文緒の補足引き締まった脚を持ち上げ肩に担ぎ、物欲しげに開閉を繰り返す入り
口に己の分身をあてがう。
 「これで秋山さんが僕のモノに!」
 

 (ぶちぶちぶちっ!)

 「っ!? い……た、いっ!?」
 すっかり弛緩し密をたたえ、充分に開いた上での挿入とはいえ処女膜を突き破られて何も感じな
いわけがない。突然の激痛で我に返った時、男のモノは根元まで押し込まれていた。
 「え? あ、ああ……あああっ!?」

859:はにうられ・第8回
12/09/22 21:12:07.33 YRAcL5ab
 「駄目だよ秋山さん! 急に動いたら……」
 「ひぐっ!?」
 引き抜こうと身をよじった瞬間に強烈な痛みが体を貫く。噂には聞いていたが、まさに下腹部を
串刺しにされたような膨張感と圧迫。
 「痛いの! むり……無理だから抜いて……えぇぇ……」
 「落ち着いて、ほら、もう全部入ってるから。ジッとっしてれば直ぐに楽になるから」
 「全部……そんな……!」
 上半身を起こすと、自分の下腹部と男の下腹部が完全に密着しているのがわかる。そして大事に
守っていた所から全てを失ってしまった赤い証が流れているのも。
 「秋山さん、力を抜かないと……」
 目の前が真っ暗になる、という言葉を初めて実感できた気がする。一生懸命に積み上げてきた今
までの自分も、夢見ていた将来の自分ももういない。これから歩いて行く人生も見えない。これか
ら待ち受けているだろう日々など見たくもない。そして、全てが晒されてしまう明るい陽の元には
もう二度と戻れないのだ。
 「いいわよ」
 「え?」
 「もう、いいって言ったの」全てが手遅れ、そう悟った文緒は力なく四肢を明け渡す「私と、こ
うしたかったんでしょ? もう好きにして良いから」
 「そ、それって……」
 「私を好きって言ってくれるだけ、まだマシだと思うことにするわ。だから今だけ私のことを彼
女だと思って自由に……汚して」
 大人しくしている間に処女膜の跡の痛みは殆ど引いていた。そのお陰で少しは動かせるようにな
った腕と足を男の体に巻き付けしがみつくことで顔を隠し、文緒は目を閉じた。
 「わかった。じゃあ動くからね?」
 男も文緒を抱きしめ、一番奥に押し付けたままでユサユサと腰を揺らし始める。
 「秋山さんの中、狭くて濡れてて……すぐに出ちゃいそうだよ?」
 ぎしぎしぎし、とベッドがきしんだ音を立て背中は確かに多少痛むが、体内に思ったほどの痛み
がない。というか中のモノが殆ど動いていないことに気がついた。
 「出る……って、動いて……ない、のに?」
 「あ、秋山さんの子宮が降りてきてコリコリ当たってるんだ。それだけでも気持ち良いっていう
か、このまま子宮に直接浴びせて良いって思っただけで……っ!」
 (子宮……私の、赤ちゃんの……)
 「うわ、急に中のヒダが…………うぅっ!!」
 「っ!?」

860:はにうられ・第8回
12/09/22 21:13:18.99 YRAcL5ab
 一番奥で膨らんだ、と思った次の瞬間に男が爆ぜた。そして射精を感知した文緒の体が熱い子種
を残らず吸い上げようと脈動する。その動きが……
 「気持ち……良い……?」
 「うん、良かった。こんなに早く出したのは久しぶりだよ」
 文緒の呟きが自分に向けた言葉だと勝手に勘違いした男が満足そうに背中を撫でてくれるが、彼
女の思考は全く違うところを漂っている。
 (いまの感じ……私の体、精液を吸って悦んでるの……?)
 性感帯への刺激で与えられる快感とは全く違う感触。練習の後で飲んだスポーツドリンクが体内
に広がってゆく時に似た、あるいはお風呂に浸かった時に全身が温められて心地よさが細胞の一つ
一つにまで浸透してゆくような感覚に似たアレは……気持ち良かったと言うことなのか?
 「それで……恥ずかしいけど、今のはちょっと早すぎて秋山さん中の感触が……」
 「好きにして良いって、言ったでしょ?」
 「じゃ、じゃあ出来るだけ痛くないようにするから!」
 (……もう一度、あの感触を確かめてみたい……!)
 射精される時に集中していれば、さっきよりも更に気持ちよさを実感できる。そう確信した文緒
の膣内は柔軟さに目覚め始め、まだ快楽を得られるほどではないものの、さほど時間をかけず再び
男を絶頂に導いていた。

861:いつも解説者◇ayPjxbmM2cは知恵遅れ自演を繰り返し!の人♪
12/09/22 21:17:05.43 YRAcL5ab
秋山文緒は「えっち」の特徴を手に入れた!
という訳で(?)、今回はここまでです。



というか、やぱり無理だよママン! 向いてないんだよ~!(涙


>>845
乙です
またのおいでをお待ちしております>挨拶

862:突発屋 ◆63./UvvAX.
12/09/22 21:17:55.06 YRAcL5ab
あれ? なぜにコピペが?w

863:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/22 21:27:45.28 YRAcL5ab
重ね重ねすみません、出先から古いPCで投稿したらgdgdに……
うぅ、穴掘って埋まっておきますぅ~~~~

864:名無しさん@ピンキー
12/09/22 22:40:22.36 pXiMG5u1
文緒エロ堕ちとは意外だわ。「優等生」持ちだからか?w

865:名無しさん@ピンキー
12/09/23 06:21:21.25 aLcgXg14
ええのぅ、委員長が汚されて行く様はw
今は小さくても接客繰り返すうちにに大きくなるさ

ちょっくらVFB片手に他のキャラでも妄想してくる

866:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:16:08.37 2RyeAtZQ
え~と……少し疲れたので、そーとー前に書いてた麻衣×菜月もの

URLリンク(angel-factory.sakura.ne.jp)

の続きというかアフターネタというか、とりあえず投下します。
百合百合が苦手な人はスルーをお願いいたします。<(_ _)>

867:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:18:12.42 2RyeAtZQ
 月人居住区のある中州を間に挟み、高層ビルが建ち並ぶ繁華街の対岸に位置する住宅街の中に建て
られた満弦ヶ崎大学付属カテリナ学院は見晴らしも良く、常に海からの風が穏やかに空気を入れ替え
ているので夏でも比較的涼しい。
 ましてや、その屋上ともなれば更に快適……な訳がなく、逆に直射日光で熱せられたコンクリート
の発熱で蜃気楼が立つほどの暑さである。
 「……麻衣?」
 が、そんな屋上にも知る人ぞ知ると言う穴場があった。夏休みも終わり日差しが傾き始めると、階
段棟の重い扉の裏側に、ほんの僅かだが一日中日差しが当たらないポイントが発生する。そこであれ
ば昼休みでもそこそこ涼しく、また喧噪からも解放された快適な隠れ場所となる。
 「あ、菜月ちゃん!」
 もっとも、そこそこ程度の涼しさを求めて更に快適な教室や食堂その他の場所を放棄する者などい
る筈もなく、結果として短期間ではあるが麻衣と菜月が内緒の逢瀬を繰り返すための学院内での隠れ
家となっている。
 「遅くなってごめんね? 翠に捕まっちゃって……」
 先に来てレジャーシートを広げ二人分のお弁当を前に待ってくれていた恋人……になったばかりの
先日まで幼馴染み兼妹みたいな存在だった麻衣の甲斐甲斐しさに思わず頭を下げてしまう菜月。
 「ううん、全然気にしてないから座って座って?」
 「そう……だね。うん、そうする」
 タンポポの様に飾り気がなく真っ直ぐな笑みに菜月も自然と笑顔になる。ちょうど一人分だけ残し
てある麻衣の隣に腰を下ろし、愛情の籠もった昼食に手を……
 「だぁ~め!」
 「へ?」
 ……何故か嬉しそうに背中に隠されてしまった。
 「な、菜月ちゃんは私のカノジョさんなんだから」そしてチラリ、と上目遣い「気にしてないって
言われても、その……あるでしょ?」
 「え? あ……ああ、これで許して……ね?」
 座った場所から動かず、互いに首を伸ばし合って軽く。
 「ちゅっ」

868:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:21:00.07 2RyeAtZQ
 もっと欲しい、と半目でおねだりする麻衣の潤んだ瞳に引き寄せられ再び。
 「ちゅ、ちゅ、ちゅっ」
 面倒くさい子だなぁ、と心の中で苦笑する菜月だが、そんな所も可愛くて思わず抱きしめたくなっ
てしまう私も重傷だなぁと自分にも呆れてしまう。珍妙な経緯を切っ掛けに体から始まってしっまっ
た恋愛だが、とりあえずは幸せだから由である。
 「はにゅ~ん、なちゅきちゃ~ん」
 「んにょっ!?」
 などと暢気なことを考えていたのは菜月だけらしかった。甘い唾液でコーティングされた小さな舌
が僅かな隙間をニュルリとすり抜けて侵入してくる。そして常日頃から積極的で恋人の口内の構造と
弱点を探り尽くした巧みな動きと素早さで舌同士を絡め、触れ合う程度だったキスを瞬く間に吐息と
唾液を混ぜ合うディープなものにしてしまう。
 「ひょ! おひりゅ、おひりゅろはん!」
 「はむはむ。 じゅる、ちぅぅぅぅぅぅぅ……」
 「んんんんん~~……」
 駄目だと分かっていても唇を重ね粘膜同士で愛撫し合い、唾液を混ぜるという行為にハマってしま
う。何度繰り返しても、この心地よさというか、愛しい女の子と体内を愛撫し合い共有し合っている陶
酔感と興奮を自分の意思で全く制御できない。もっと奥まで舐め回したいと思ってしまう。
 「……って、らめ! ここ、らっこう……!」
 「んむんむんむ、れろれろれろ……」
 だめだ、また押し倒される! 喉を通って鼻孔まで広がってくる甘い香りを何とかこらえ、ありっ
たけの気力と腕力で細い肩を押し返すと、ちゅぽんと水っぽい音を立て麻衣の舌が菜月の口の中から
引き抜かれる。
 「あんっ!」
 「も、もう昼間っから可愛い声出さないの!」
 めっ、と目で叱っても麻衣は「えへ……」と妙に艶っぽい照れ笑い。
 「ほ、ほら口の周り拭いてあげるから」
 危なかった、あと数秒も続けたらスイッチが入り何もかも忘れモウドウナッテモイイ状態になって
いに違いない。テカテカと怪しく光る恋人の可憐な唇に少しドキドキしながらも、菜月は取り出した
ハンカチで麻衣と自分の口元を拭った。


869:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:23:42.93 2RyeAtZQ
 「うう、麻衣のお弁当が今日も美味しい。なんか落ち込んじゃいそう……」
 僅か一歳差とはいえ、年下の女の子から自分以上の女子力を見せつけられ微妙に消沈気味になって
しまう菜月。正式な秘密の交際を約束し合ってから麻衣は毎日のように二人分のお弁当を持参するよ
うになった。
 「だって菜月ちゃんに美味しいって言って欲しくて毎日作ってるんだもん、当然だよ。それに私は
部活が終わったら特にすることもないし、前からお料理とかしてたし」
 一方、麻衣の方はと言うと恋人に手料理を振る舞うことが出来てご機嫌。菜月が食べる様子を満面
の笑みで見つめている。
 「それはそうだけど、私だって一応は飲食店の娘なのにぃ」
 「でも将来の夢は獣医さんで、いまは受験生でしょ? そんな菜月ちゃんを支えてあげるのがカノ
ジョさんである私の役目なんだから……はい、あ~~~ん?」
 「あ~~~ん……うぅ、やっぱり美味しい……」
 と、ぼやきながらも仲睦まじく食は進み。
 「ふぅ、ごちそうさまでした」
 「はい、お粗末様でした」
 終わる頃には気分も良くなるのだから、やはり楽しい食生活は人生を豊かにする重要なポイントと
いえるのかも知れない。
 「あ、そうだ!  今日はデザートも用意したんだけど、食べるよね?」
 語尾を疑問形にしながらも麻衣の瞳は期待の色でキラキラと輝いている。どうやら菜月に選択肢は
与えられていないらしいが。
 「ま、まぁ入ることは入るけど、カロリーが……」
 「大丈夫だよ。美味しくて愛情はたっぷり入ってるけどお腹には優しいし、しかもカロリーは控え
めというスペシャルデザートなんだから」
 えっへん、と自信満々に胸を張る麻衣。
 「じゃあ……せっかくだし少しだけ貰おうかな?」
 「うん……いま、用意するね……」
 と何故か恥ずかしげに頬を染める麻衣。ランチボックスを横に退け、胸のリボンを解いてファスナ
ーを下ろし上着の前を開くと………ぷるるん。
 「……菜月ちゃん専用の特製ミルクプリン、召し上がれ……?」
 「って麻衣、ブラはっ!?」
 動転の余り、ツッコミが微妙にズレてしまう菜月。

870:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:25:19.09 2RyeAtZQ
 「えと、お手洗いで外して……ポケットの中」
 「つまり計画的!?」
 「そんな事より早く食べて、菜月ちゃん。さっきのキスでうずうずしちゃって……」
 「さ、さっきの……って……」
 菜月自身のバストと比べると二回りは小さい麻衣のそれ。だが成長期らしく中身がたっぷり詰まっ
たプリン型の乳房は若々しくツンと上向きに張り、先端の桜色は早くも顔を出している。
 「菜月ちゃぁん!」
 「…………………ごくり」
 ここは学園、しかも昼休み、そう頭の中で繰り返し自分に言い聞かせながらも菜月の視線は麻衣の
生乳にロックオンしたまま。逆に学園の中で、制服を着たまま胸だけを露出させているという背徳的
なシチュエーションにどんどん鼓動が速くなってゆく。
 「た、確かに美味しそうだしお腹には優しいしカロリーは低いと思うけど……」
 そんな言葉が漏れてしまう時点で完全に麻衣の術中に嵌まっているのだが、菜月は真っ白な処女乳
房と理性の狭間で無駄な抵抗を続けている。
 (ああ美味しそう……でも昼間っから女の子のおっぱいで興奮するなんて、私ったらすっかり同性
愛志向になっちゃったの? でもクラスの子達と一緒に着替えてても何も感じないし麻衣の裸だか
ら欲しくなってっるだけで正常だとと思うけどでもこのまえ翠から比べっこしようよって誘われたと
きに思わず揉みそうになったってことはやっぱり女の子の方があああああああああ………!?)
 「あ、忘れてたよ菜月ちゃん」どこに隠していたのか、メープルシロップの入った小瓶を取り出し
た麻衣が、蓋を開け傾けて突き出した乳首の少し上辺りにトロリと「これで完成、だよ? 垂れちゃ
う前に食べてね?」
 「う……あ……」
 琥珀色の液体が重力に引かれ、ゆっくりと柔肌の上を流れる。そして(麻衣が体を傾け巧い具合に
調整して)淡い色の乳首に絡みつき汚してしまう。
 「ああん、スカート汚れちゃうよぉ。菜月ちゃん早く早くぅ!」
 「ソ、ソウダヨネ、ヨゴレチャウモンネ……」
 そして菜月は……

871:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:26:34.89 2RyeAtZQ
 「……あはは、スカートは無事だけど……ぱんつ濡らしちゃった、菜月ちゃんは平気?」
 舐め回された跡を綺麗に拭いて下着を着け、身形を整え直した麻衣は、ほんの数分前に『私、おっ
ぱいだけでイっちゃう! イく……うぅ!』なんてあられもない声を上げていたとは思えない程に清
潔感溢れる美少女に戻っていた。というか、性欲をすっかり発散させ昼休み前より血色も良く清々し
い笑顔だったりする。
 「私も、ちょびっと……」一方の菜月は軽い自己嫌悪に陥っていた「……ごめんね、その、幾つも
跡を付けちゃって……」
 「そんなの気にしなくて良いよぉ。はい、これ私とお揃いのぱんつね?」
 「って、やっぱり計画的っ!?」
 「そんなことより、早く履き替えないと時間ないよ? はい、今日は部活がないから私が一緒に洗
っておくね?」
 「うん…………て、ああっ! だから見ないで広げないで鼻に近づけないでっ!」
 「菜月ちゃんには、私の舐めさせてあげよっか?」
 「いいいいらないからっ!!」
 「じゃあ、ぱんつの代わりに今晩は菜月ちゃんのプリン食べさせてね?」
 「ええっ!?」
 「お風呂も(私の)家で一緒に入りたいし……午後も頑張ろうね!」
 「あ、うん、それで……あ」
 ちゅ、と最後に投げキスを残し麻衣は足早に校舎の中へ。
 「……ほんと、計画的なんだから」
 ブラの内側で膨らんでしまった感触を持て余し不満げに口を尖らせながらも、菜月は少し楽しそう
な顔で立ち上がり予鈴の音に急かされながら屋上を後にした。

872:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/25 22:28:59.89 2RyeAtZQ
以上です。

あと私事(?)ですが、管理人権限で私の過去作品の幾つかにタイトルを付けてみようカナ?みようカナ?
と画策しております。

873:名無しさん@ピンキー
12/09/25 23:39:03.77 1QIQFQSB
>>867-871
投降乙
スレが活性化(とまではいかないかな(汗))しだしたのは、良い事だ

874:名無しさん@ピンキー
12/09/26 02:32:07.98 AC9E8mxR
乙。麻衣×菜月の百合物もあなただったのかwwww懐かしいわ。

875:名無しさん@ピンキー
12/09/26 04:58:03.15 WoYGB+Ka
意外なカップリング
でも達哉が他の女とくっついたらこうなってもいいのかも
それにしても麻衣はえっちな娘だわ

876:名無しさん@ピンキー
12/09/30 08:34:44.43 cBDr183L
久々に止まってるので保守。

877:流れSS書き ◆63./UvvAX.
12/09/30 17:57:23.54 estq3BZa
はにはに、明け瑠璃と来ましたのでFA……は飛ばして(w)穢翼のユースティアから一本

内容的にはリシア編エンド後のアフターネタとなりますので多分にネタバレを含むかと存じます。
あらかじめご了承を<(_ _)>

878:耳と尻尾と
12/09/30 17:58:40.15 estq3BZa
 「ようミレイユ卿! かような場所まで御自らの御御足でお越しとは、いかなる御用ですかな?」
 「……勘弁してくれ……」
 ここは牢獄の酒場。どこから聞きつけたのか、まだカイムが腰を下ろしてから間もないというのに、
最初の火酒を開ける前にジークが颯爽と現れた。
 「まぁそう嫌そうな顔をするなって、今日は俺の奢りだ」とカイムの隣に座ると、すかさず店主が
同じ火酒を用意する「で、どうだ? 新天地の暮らしって奴は?」
 「どうもこうも……歩き方から喋り方、果ては飯の食い方まで手取り足取り叩き込まれるガキ扱いの
毎日だ。そのうち下着の替え方まで指図されちまんじゃないかと戦々恐々さ」
 カチンと杯を合わせ、一緒に一口煽るとジークも近況を語り始める。
 「こっちはお前の『兄貴』のお陰で順調だ。物資の流通が前よりも盛んになったし、なによりも風錆
とのイザコザが収まったから皆も落ち着いてる。もっとも……根っこは全然変わってないがな」
 「そればっかりは、今すぐどうこう出来るもんじゃないさ」
 「違いない。流石に俺たちの手には余っちまう」
 再びカチンと鳴らし、残りを一気に飲み干すと見計らったように二杯目が差し出される。
 「それで、今日は火酒で酔い潰れる為にわざわざ牢獄まで来たのか?」
 そらきた、とカイムは頭の中でスイッチを切り替える。あっという間に居場所を嗅ぎつけたと言うこ
とは、ジークはカイムが何時、何処から、誰と一緒に牢獄に訪れたのかを完全に把握しているというこ
とで、それを暗に示しつつカイムに尋ねることで互いの絆を再確認しようとしているのだ。
 「……お転婆娘のお守りだ」
 だからカイムは……言葉こそ濁すが……包み隠さず答える。これが二人の通過儀礼なのだ。
 「ほう? その割には職務を放棄して酒浸りになっている様にしか見えないがな?」
 「今はリリウムだ。何故だか知らんが、アイリスのことが妙に気に入ってるらしくてな。牢獄で一番安全
な場所だし野郎が割り込む隙もなさそうなんで、ここで暇を潰している」
 「アイリス……か、それは意外……いや、案外当然か」
 「そりゃ普段から周りを囲ってる連中よりは確かに年も近いが……そういうもんなのか?」
 「なに、女ってのは永遠に謎の生き物なんだよ。俺達には……あ?」
 「ん? どうした?」
 「いや、アイリスと言えば……」

879:耳と尻尾と
12/09/30 18:00:07.13 estq3BZa
 その頃、リリウムのアイリスの部屋では。
 「……という具合に最近ではカイムの奴、ルキウスよりも口うるさくなってかなわんのだ。いい加減
に子供扱いは止せと何度言っても聞く耳を持たんし、つくづく無礼な奴だと思わんか?」
 「……どうでも良いけど、食べ過ぎ」
 「え?」リシアはアイリスが用意した焼き菓子を殆ど一人で平らげている事に気づいた「ああ、すまん!
代わりに金……いや、次に来る時に下層で売っている飴を持参しよう。ここの皆で食べれる位な? それ
で良い……か?」
 「勝手にすれば?」
 「そ、そうか!」
 相変わらず素っ気ない口調だが、少なくとも気分を害した様子がないのでリシアは胸を撫で下ろす。最近
になって、この口数が少なく無表情な少女の機微がわかるようになって、同時に妙な親近感を覚え始めた若
い国王陛下は公務の合間の息抜きにとカイムを伴ってアイリスの元を訪れるようになっていた。
 「そうだ、飴と言えば最近……」
 と会いに来たリシアが一方的に喋り続け、アイリスが淡々と聞き続けるだけなのだが、アイリスの方も特
に邪険にすることなく横に座ったまま耳を傾け続けているので不思議と空気は悪くない。もしかすると、二
人の間に友情に似た何かが芽生え始めているのかも知れない。
 「……なのだ。しかも……」
 「ちょっと黙れ」
 「え……?」
 しっ、とリシアの唇に細い人差し指が押し付けられた数秒後。

 こんこん!

  「アイリス、少し早いが構わんかね?」
 ノックの音に続いて扉の向こうから男の声。

880:耳と尻尾と
12/09/30 18:02:01.40 estq3BZa
 (客が来た)
 (客というと、まさか……!)
 それ以上は答えず、一緒に腰掛けていたベッドから立ち上がったアイリスが足下から黒くて彼女の腕程
の長さのある物体を取り出す。
 「アイリス、聞こえているかね?」
 「準備してる、待て」
 そして事態に付いていけないリシアを尻目に部屋の片隅の化粧台から小瓶を取り、中に入っている透明
な液体を先ほどの細長い物の先端に塗りつけ、透けるほど薄い部屋着の裾から下着だけ抜き取ると華奢な
脚の間……より少し上の辺りに濡らした部分を差し込んで擦り始める。
 「なっっっ!?」
 「声、出したら……んんっ……外、聞こえ……る……」
 (し、しかし……)
 目の前の少女が自分で何処を刺激しているのか、は大凡見当はつくのだが理解が追いつかない。リシア
が仰天し硬直してしまった横でアイリスは自分の排泄器官を道具で穿り、馴染ませているのだ。
 「ん……はぁ……」
 いつしかアイリスの腰が動き始め、頬に朱が指し目は潤み小さな唇からは悩ましげな吐息まで漏れ始め
ていた。彼女が行為に慣れ、快感を得ているのは特異な性の知識に乏しいリシアにもわかるほど。
 「んあはぁんっっ!」
 そして次の瞬間、自らの手で菊門を一気に貫いた。
 (あ、アイリス……そなた……!)
 (……箪笥)
 (あ……え……?)
 (隠れる場所、他にない。早く!)
 挿入を済ませて落ち着いたアイリスが、部屋の奥の衣装箪笥を目で指す。
 (し、しかし……)
 (ジッとしてろ)
 まだ渋るリシアを押し込み、パタンと閉じ込めてからアイリスは客を迎えに戸口へと。その後ろ姿を見
れば彼女が尻穴に装着したものが黒猫の長い尻尾を模したアナルプラグだというのがわかる。
 「アイリス、まだかね?」
 「だから準備中、うるさい」
 「いやいや、今日は予定よりも早く着きすぎてしまってね。どこかで暇を潰そうにも牢獄は物騒だし、
下で待たせて貰おうかと思っていた所に、今は空いているから構わないだろうと聞いたので……」
 「ふんっ」

881:耳と尻尾と
12/09/30 18:03:55.43 estq3BZa
 衣装箪笥と言っても中に下げられた服は少なく、しかも小さめで薄い物ばかりなので思ったほど狭さは
感じない。が、アイリスが普段から付けているらしい安物の香水の匂いは別問題だ。一体何から抽出した
のか疑ってしまうほど強くて不愉快な臭気の渦で、リシアは早くも気分が悪くなっていた。
 (す、少しだけ……)
 せめて少しでも外気を取り入れようと(普段なら部屋の中の匂いも似たり寄ったりなのだが、リシアが
訪れたと聞いたアイリスが窓を開けて換気をしておいたのでマシになっている)戸を僅かに開けてみると
、先ほど腰掛けていたベッドの上で着衣のまま四つん這いになったアイリスの後ろ姿が見えた。
 (………黒い猫?)
 いつの間にか黒のベビードールに着替えた少女の姿は、髪に結んだ大きなリボンと長い尻尾と相まって
華奢な子猫のように映る。客の要望なのか、細いウエストをしならせ小振りなヒップを差し出すように持
ち上げている格好が扇情的で、まさに小悪魔めいた黒猫そのものである。が、それよりも……
 「んちゅ、んちゅ、んっ、ちゅぴっ」
 ついさっきまで仲良く座っていた少女、自分と余り年も変わらないアイリスが小さな頭を全裸の男の下
腹部に密着させ、手も使わずに自らの意思で客のモノを根元まで頬張り吸っているという余りに衝撃的な
光景でリシアの思考は停止してしまった。
 「そう……その調子だ。しっかりと唾液を塗り込んでもらわんとな」
 そんな様子など露知らず、興奮で上ずった声の男が、奉仕に身を任せながらアイリスの下半身に腕を伸
ばし薄い寝間着の裾をめくり上げる。
 「ひっ!?」
 リシアの位置からはアイリスの全てが丸見えだ。開き気味の脚の間でパックリと口を開いた秘所の使い
込まれ色素の沈殿した花弁やピンクの内蔵、そこから溢れる透明な粘液、更に自分の手首くらいの太さが
ありそうな尻尾型器具を銜え込み震えている肛門まで。その生々しさに悲鳴と一緒に嘔吐感までこみ上げ
そうになり慌てて口を手で覆う。


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