12/08/24 19:59:24.09 zC1voTVr
「はい、もう帰っても良いわよ」
手錠を外して貰い、見上げた空はすっかり秋色に変わってしまっていた。つまり、ちひろは少なくと
も三ヶ月以上は監禁されていたことになる。
それも自分が通う学校の校内で。
「これ、これまで頑張ってくれた分のお小遣いね。少ないけど」
「ま、お陰でアタシ等は楽しい青春を遅らせてもらったけどー?」
「ごめんね~?」
中身が詰まって膨らんだ茶封筒を押しつけてくる上級生と、その周囲でこちらを小馬鹿にした笑みを
浮かべる同級生達が憎くて悔しくて精一杯の虚勢で睨み返してやる。
「なぁに、その目は?」
「あれれ、まだ元気じゃん。なら、もうちょっと続けてもらおっか、『奉仕活動』?」
「っ!?」
「アハハ、ソッコーで真っ青になるし。まじ受ける~!」
「つーかさ-? アンタのビロビロになったガバガバマンコなんか、もう誰も買ってくんないっつ
ーの。ちょっと男受けする顔だからって図に乗ってんじゃね?」
「言えてる言えてる~。あんたみたいな根暗女、使いすぎて緩くなったら何の価値も無いって」
「そう考えたら逆にラッキーだったじゃん? 色んな男に相手して貰った上にテク磨いて小遣い稼
ぎまで出来ちゃったんだからさぁ? 明日からでも働けるじゃん?」