ヴァンパイア騎士でエロパロ at EROPARO
ヴァンパイア騎士でエロパロ - 暇つぶし2ch381:支葵×莉磨8(オマケ)
09/02/11 22:53:51 3ex3Bt2q
オ・マ・ケ~始祖とハンターのはかりごと~

「断る」
ジャキッと、錐生零は血薔薇の銃の銃口を向けた。
向けられているのは―玖蘭枢だ。
「どうしても、と言うのかい?錐生君」
「俺はそんなものに興味はない。それ以上ふざけたことを抜かすようなら……貴様をこいつで撃ち抜く」
もう許さない、と零の目がそう語っているのを枢は感じ取った。
これ以上零を刺激すれば危険が及ぶのは間違いなく枢だろう。
「君はそう言うことに興味はないんだね……僕は優姫の胸の大きさを知りたいだけなのに」
「黙れ!」
元はと言えば枢の一言で始まったのだ。
藍堂が優姫の胸について触れた際、実際はどうなのかと。
だから零に協力を頼んだのだが……
「残念だよ、錐生君。君とはいい関係が築けそうだと思ったのに……ただ、ひとつだけ言っておくよ」
と、枢は自身の人差し指で今自身に向けられている血薔薇の銃を指した。
「それ、上下左右反対になってるよ」
「そんな冗談が俺に……」
そう言いつつも銃を見ると持ち方も銃口も全てが逆になってしまっている。
自分がどう銃を持っているのかも謎だ。
今ここで引き金を引けば、死ぬのは枢ではなく零自身だろう。
吸血鬼にしか効果が及ばない銃と言えど、彼自身も一応「元人間の吸血鬼」なのだ。
と言っても撃ったことがないため効果があるとは言い切れないのだが。
「君も本当は興味があるんじゃないかい?」
もう逃げる術がない。
零はがっくりと項垂れた。枢が勝ち誇ったようにニヤリと笑みを浮かべたのは気のせいだ。
「……俺は何をすればいい」
こうして始祖とハンターの計画は進められていった。
夜も深まった、満月の日のことだった―


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