08/07/21 13:11:28 5OjRCcud
>>141 カズキ×千歳
「この上の階が大戦士長の部屋よ」と階段を先導する千歳さん。
千歳さんの武装錬金なら直接いけるのにと言おうとしたが、体重制限があるのを思い出して
言葉にはしなかった。自分の体重を逆算したら千歳さんの体重が大体分かってしまうし、
言ったら殴られるかもしれない。昔のカズキなら何も考えずに言っていただろう。
スカートから伸びる大人の脚が一段上るたびに交差するのをカズキが見逃すはずもなく。
階段を上りきるころ、千歳さんが階段を踏み外しカズキに覆い被さってきた。
「だ、大丈夫ですか千歳さん!」
言動ではあせりながらも、ブラボーとの特訓で鍛えた体が、大人の女性の体を余裕で支えていた。
「ありがとう。武藤クン。すこしめまいがしただけ…」
戦いの後処理の激務で千歳さんはあまり寝てないようだ。
通って来た道に医務室があることを思い出したカズキが
「医務室へ行きましょう千歳さ…」
と、言葉を発し終える前に、少し乱れた千歳さんの上着からヘソが覗いていたのをカズキは見てしまった。
思わず赤面するカズキ。本当に好きなところは視線をそらしてしまう。
それに気づいた千歳さんが何も言わずそっと上着を直す。
医務室へ着いたが誰もいない。皆出っ張らっているようだ。
千歳さんを空いているベットへ促しカズキはそそくさと
「大戦士長の部屋までの行き方はわかったので一人で行きますよ。千歳さんはそこで休んでて下さい。」
と、ベットから離れようと、振り返り一歩踏み出そうとした時、制服の裾をぐいと引っ張られた。
「そんな格好で大戦士長の所へ行くの?」
千歳さんが半分起き上がってカズキは制止させられた。
何の事かわからずカズキが???となっていたが、千歳さんの視線の先を追って下を向いた。
そんなヘソを見ただけで…しかし思春期の体は正直者だ。カズキはさっきより赤面してしまう。
「このまま大戦士長の所へ行ったらいろいろツっこまれるわよ」
と、シャレのような、シャレになってないようなことを真顔で言われたカズキの顔が青色になった。