08/05/09 00:34:45 3X8BDiFi0
「なあ、マティ。」
「あぁ?」
「現実が一つの鍵作品だったとして……」
「な、なんだぁ?」
「いや、もしそう考えた場合に」
「ああ。」
「もしかしたら、自分は主人公なんかじゃなくて、春原や北川、
あるいは久瀬やサッカー部なんじゃないかって考えた事ないか?」
「おお、さぁな・・・さぁ、ただ、周りのやつら、親とかみんな含めて、
そいつらがオレをほんのちょっとでも必要としているからこそ
オレはいられるんじゃないかと思ってる。
勝平だってそうだろ、柊なんて今じゃ他で使われて微妙な苗字だが、
藤林妹が時たま必要としているからこそ、鍵キャラでいられるんだろ。
この世に全く不必要なものなんてないと思っている。
そんなものは居られるはずがない。そこに居ること自体、誰かが必要と
認めている。必要でなくなったとたん消されちまうんだ。
こう思うが、どうだ?」