05/07/15 17:30:48 CMRW6qFI
その太った少年は、驚くほど敏速にその脂肪に覆われた腕を動かし、力任せに桜の顔を
上げ自分の唇を桜のそれに強引に押し付ける。
「―――!!」
桜の口から悲鳴にならない、悲鳴がする。桜は一瞬戸惑ったものの、自分の口の中を犯
そうとする少年の舌を力任せに噛む。その瞬間、少年は弾かれた様に後ろに飛び、咆哮
をあげた。
「ぐぉぉっぉおおぉぉーーーーーー!!」
少年の口から出る獣じみた咆哮・・・・。それは桜を脅かすだけの禍々しさがあり、これ
から始まる地獄の狂宴の始まりを予感させた。
舌を噛まれた少年は憤怒もすさまじく、桜を呪い殺すような目で睨む。そして、
「てめぇ!!」
少年はそう叫ぶなり、桜の腹に飛び蹴りをくらわす。そしてそのまま桜の上に伸しかかる。