06/07/06 19:56:58 /1+QN516
エロマンガ版下作成業は、同人誌を作らないと
憲法に定められた健康で文化的な生活が送れないのである。
そんなわけで本日は資料的価値を高めるため、成田香車の原稿単価を公表し世に範を示したい。
商業誌のページ単価、25886.4円。
雑誌掲載時の原稿料総計に単行本の印税分の収入を足して、単行本の総ページ数で割った単価。
「経費は引いていない」(←重要)
同人誌のページ単価、21917.89円。
売り上げから印刷費など「全ての経費を引いて」、残った金額を発行した同人誌の総ページ数で割った単価。
彼ごとき「小手サークル」ですら、
商業誌:同人誌のページ単価比は1.18106259・・:1
と大してかわらないのであるが、
おまけに同人誌のページ単価、21917.89円というのを考えてみよう。
「ある雑誌の作家陣がコミケ等で抜ける為、その穴埋め原稿の依頼」が来たとする。
原稿料1ページ21917.89円などという金額はまずありえないうえ、
あーしろこーしろと言われそのうえ〆切をタイトに設定される等が大いにありうるため、
引き受ける位ならその期間にふたなりメイド同人誌でも
作って売ったほうが健康で文化的な生活が送れるのである。
幾多の同業者のみなさんが、何故商業誌を休んでまで同人誌を作るのか、もうおわかりであろう。
これが現在の商業エロマンガの重大な問題なのだが、
まあ、未来永劫改善されないと思うので深く考えないようにしたい。
そんなことより、
もし「オリジナルのエロマンガ同人誌」の収入だけで生活できるようになったとしたら、
描き手にとって商業エロマンガの存在意義はどうなるのか?
という点については、真面目に考えないといけないのではないかと思う。