14/03/07 22:59:55.43 /EkEKJvz
男達は母をつつきながら笑い合う。なのに皆首を振る。そしてたまに少年のほうに何か言う。少年は恥ずかしそうに首を振る。
主人公は気づく。父が使っていた下働きの男達が「街で女を買った」と自慢げに笑い合ってた光景そっくりだと。母は、いやらしく見られているのだ。
やがて男達は飽きたのか少年に何か声をかけて帰っていく。静かになる。母は小さく「大丈夫、大丈夫…」と主人公に言う。
次の日。早朝一度姿を消していた少年がすぐに戻ってきて、母の皿にだけあの粗末な食い物を盛る。母は、悲しそうに「あの子もあげて」と言う。
言葉のは分からないだろうが意味は分かるのか、少年は主人公のほうを怒った顔して見ながら首を振る。母は続けて懇願するが、少年は聞かない。
「ああ神さま！」母が遂に泣き出したのを見て、主人公は自分が短絡的に怒ってしまった事が間違いだった、母を困らせてしまったと絶望する。同じように泣く。
母子は泣き続け、ずっと「息子にも」と懇願するが少年は前日と同じように檻と檻の間に腰を下ろし何もしなくなる。いつしか主人公は、泣きつかれて、寝てしまう。
腹が減って、ぼんやり目を開けようとすると、辺りは暗い。目が慣れないまま母を見ようとするが、何か違和感を感じる。言い知れぬ恐怖。予感。
体を起こさないで、薄目で母の檻の方を見る。主人公は驚愕する。母が、檻を挟んで、少年のあそこをしゃぶっていたのだ。
たまに「息子に」「息子に」と呟きながら、母は少年のあそこを必死にしゃぶり続けている。少年は檻をつかんで必死の表情。主人公には、意味の分からない光景。
自分にもある、小便をする汚い場所をすすんでしゃぶっている裸の母。少年の表情。恐ろしく感じるし、奇妙な感覚も感じる。
やがて少年は、奇妙な声を出して全身を震わせる。母はすぐに口を離したが、口から小便とは違う白い汁が垂れるのを主人公は見た。
少年は顔を真っ赤にして慌ててあそこを服に隠したが、母は口に白い液を残しながら、まだ小さく「息子に」と呟き続けている。
少年が戻って来るのを感じて主人公は慌てて目を閉じる。今見た光景が恐ろしすぎて、主人公はそのまま目を閉じ続けた。
更に次の日。気がつけば主人公の皿にはあの食べ物。母は優しく「よかったわね」と微笑むが、主人公は複雑。そしてそのまずい食べ物を黙って食べる。