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そしてレビュー。「相姦舌戯」鬼頭龍一。フランス書院1993年初版。
朝早く息子の部屋を訪れる母。サッカー部の早期練習への起床を促すため。
15歳の男くさい部屋、ぐっすりと寝入る息子の体にかかるタオルケット。その、盛り上がり。
タオルケットをゆっくりと上げ、そしてトランクスのゴムをつまみ上げる母。
夫と離婚して3年、生の男性器を見るのは久しぶり。それはひどく愛おしく思えた。
思わず握り締めた手に力がこもる。素直に「口づけしたい」と沸き上がる感情。
しかし、幼いそれは母のやさしい手の中で弾け、精液を噴射させる。
再びタオルケットをかけ、部屋を出、再び何食わぬ顔で再訪する母。
寝坊しかけたことにあせり、そして股間の違和感を必死に隠す息子の姿を見、さらに愛しく思う母。
翌朝も、練習に疲れぐっすり眠る息子の部屋を息を潜め訪れる母。
不安を抱きながらも、今度は欲望どおり息子をねっとりと口に含む。間歇に合わせ吸引する。
「毎晩とってもいい夢を見るんだ・・・すごくきれいな女の人が・・・僕を抱きしめてくれる夢」
息子の言葉。その言葉を反芻する母。起きていた?なら・・・確かめるしか。
朝。母は息子の部屋で裸になる。裸になって息子のモノを眺め悦ぶ。
愛液を塗り、淫らに光るそれを舐めしゃぶるため、夫にもしたことがない69の体勢に・・・。
短編なのでクライマックスはあっさりですが、描写は生々しくてよかったです。
「夢なのよ」「夢なんだね」を繰り返しながら乱れていく母子。
同じ文庫本には他に3作の母子物が収録されています。機会があれば読んでレビューしたいと思います。