12/10/27 08:03:59.84 GNZmCBP7
「あ、ああ。んんん、いさの、いさのほとを。ああ、んん。お武家さまの」
「俺の、なんだ」
「あう、あんん。お武家、さまの。あう、はう。ま、ま、ま、まら、を」
「くくく。まらをどうした」
「い、いさの、ほと。あああ、はああ。いさのほとを、お武家さまの、まらで、まらで」
「ほら言え、いさ。ほとをまらでどうした」
「まらで、ひいい。いさのほとの、奥に、奥に。奥に、まらを、下さいませ。ああひいい」
「ほとの奥にまらが欲しいと言うか。おいいさ、遂に言ったか。くくく」
嘲られながらも、母いさはずっと腰をくねらせている。
自分の中であるほとの奥に、物の怪のまらがもっと欲しいと尻を振っている。
女が腰を前に突き出す動きなど、やはり村芝居の時しか見ない。
それを母は悦んでしている。この世の者ではない相手に、している。
「淫らな女だ。俺のまらが欲しいと言ったな。ならばくれてやる」
「ああ、下さい。お武家さまのまらを、いさの淫らなほとの奥に。奥に下さいませ。はああ」
「知らぬぞいさ。お前はもう欲しいと言ったのだからな」
「はい。はい。まらを、ほとに。ひいいい、ひいいいいいん」
藤次は、母ののどが異様に反ったのを見た。ひどく高い声と一緒に反った。
その反りと声が、ずっとずっと続き始める。
物の怪が遂に、母の望み通りの動きを始めたのだ。責めを始めたのだ。