12/10/15 04:29:56.44 LglPU8Zy
様子見乙w
しかしあっちの削除依頼もすげぇよなw
もう必死じゃんw
スレリンク(housekeeping板:450番)-451
うわべでは「荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ~ん」とか余裕かましてるフリしながら
陰では必死の削除依頼かよw
抜けないエロなんかより、やっぱサクラフブキのキャラの方が全然おもろいわw
184:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 04:31:54.20 HXRMva3G
予定通り連載を続けます(笑)
ポインターはゾンビの胸を射抜く。
急所が光り、ガーとかゴーとかいう効果音が流れる。
しかしゾンビは中々しぶとかった。
それで俺はちょっと焦りを覚える。
打たれて倒れてもゾンビは蘇り、迫って来る。
だが俺は割りと冷静に、三発目の銃弾の照準をゾンビの胸に合わせる。
両手でしっかりと構えれば、数を打たなくても当たるのだ。
三発目で漸くゾンビが死んだ。床に倒れて動かなくなる所はゲームと同じだ。
奴はもう一匹のゾンビに苦戦しているところだった。
俺はもう一匹の方の急所に狙いを定める。程なくゾンビは倒れた。
奴は片手で構えていた。
それでは当たらないから、俺はこうやるんだぜ、と構えを見せた。
ああそう、じゃあお前が撃ってくれ、と少し素っ気無い印象の返事が返って来た。
俺は口元に笑みを浮かべてしまう。
そういえばこいつと二人で、ゲーセンなんて行った事無かったな。
隊員の誘導に従って通路を進む。
その後ゾンビ共は場所変え手段変え俺たちに襲い掛かって来た。
ロッカーから出てくる者も居れば柵の向こうから腕を伸ばす者、
進路を塞ぐ者に上から何かが振って来るドッキリもあった。
俺は楽しかった。というか存分に楽しめた。
何故なら銃撃が得意だからだ。
面白いように弾丸はゾンビの胸を貫いた。
当然お化け屋敷だから、気味の悪い仕掛けや装飾に心臓が跳ね上がった。
突然生首が飛んで来た事もあったが、気持ちの良い緊張感で満たされる。
最後は鍵の掛かった扉の鍵を打ち抜いて俺たちは大部屋に案内される。
奴はというと、ひたすら銃撃が下手糞だった。
中々ゾンビが倒れないので、俺が焦って撃った。
ゾンビが迫って来る焦りがあってそれはそれで楽しかった。
185:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 04:32:31.09 HXRMva3G
誘導員にここが最後の部屋だという主旨の説明を受ける。
メインルームだから、ここを抜ければ出口らしかった。
そしてゾンビが沢山居るから、隊員の合図と共に撃ちまくれという事だった。
銃の射程距離はそれ程長くないから、引き寄せてから撃つ為である。
俺たちは中に入る。中は薄暗い。
けたたましい警報音が鳴り、俺たちは銃を構える。照明がほぼ同時に赤に変わった。
仕切りだった筈のガラスが割れている。その向こうにスペースがあって、
始めは何も無いように見えたが、倒れていたゾンビ共が唸り声と共に身体を起こす。
俺は隊員の合図があると、こちらに向かってくるゾンビを只管撃った。
このゾンビ共は数が沸いてくる割に、容易に倒せる。
奴も撃つ。今度は両手でしっかりと構えている。
楽しめている様子が雰囲気で伝わる。
横移動しながら、俺達に撃たれたゾンビは次々倒れていく。
蘇る残党を掃除したら後は出口へ向かうだけだ。
俺はこの暗闇と緊張感から逃れられる安心で、胸を撫で下ろす。
ここを出たら次は奴と、何処へ行こうかと考える。
ゾンビが完全に倒れてから、ここからは通路があるだけで、
走るのに邪魔になるから、と説明する隊員に自分の銃を預ける。
俺達は次の通路へ通じているはずの扉を開く。
しかしそこに光は無かった。暗闇があるだけだ。
俺はガックリしながらも通路を進もうとした。
しかし俺はある事に気が付いた。
誘導員が居ない。
そして良く見ると、奴も居ない。
どういう事だ。
俺は暗闇の中に一人、取り残されてしまったのか。
妙な不安が俺の中を襲う。
生々しい、誰もが一度は経験した事のある厭な焦りだ。
186:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 04:33:08.05 HXRMva3G
俺は右を見る。
左を見る。
右も左も暗闇と壁があるばかりだ。
一番初めの通路よりは横幅が広い。
前にも後ろにも何も無い。暗闇が続いている。
俺は立ち往生するしか無かった。
下手に動いて道に迷ったりしたら戻れなくなるからだ。
それにこの施設は、外観からしてかなり大規模なものだ。
暗闇の中歩き回って出て来られなくなったりしたら―
俺はぞっとする考えを捨てて、その場で待つ事にした。
周りが全部暗闇なものだから、上下感覚が奪われていく感じがする。
宇宙空間に一人で取り残されたらこんな感じなんだろうか。
足場が揺れているような気もするし、揺れていない気もする。
俺は小学生の時に科学館で、似た様な体験をしたのを思い出す。
渡り廊下のような短い橋があって、そこを渡る。
四角い部屋に囲まれていて、周囲は全部白っぽい。
橋を渡ると、しっかりと固定されているはずなのに、揺れている様な感覚に襲われる。
とても奇妙な感覚だ。
揺れていないのに揺れているのである。
俺は気持ち悪くなって早々にその橋を渡った。
その橋は、目の錯覚で揺れている様に感じてしまう橋らしかった。
その時の経験に似ているような気もする。
187:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 04:33:47.86 HXRMva3G
じっとりと気持ちの悪い汗が俺の額から滲み出る。気分が悪い。
もう何十時間もここでこうしている気がする。
さっきこの通路に入ったばかりの筈なのに、だ。
俺は壁に手を付いた。
ふと、壁伝いに手を付いて進んで行けば外に出られるんじゃないだろうか。
と俺の脳内に解決方法が思い浮かんだ。
ゆっくりと尺取虫の様に、壁伝いに手を付きながら歩を前に進めて行く。
俺は小学生の頃よりもっと前の、幼少時の時分を思い出していた。
どこか見知らぬ遠い町で、時刻は夜だ。
車が通る大通りの横の歩道を俺は歩いている。
泣きながら歩いている。
何故そんな幼子がそんな所を一人で歩いているのか自分でも分からなかったが、
俺の記憶として残っている映像の断片が目の前に思い浮かぶ。
俺はゆっくりと、だが確実に前に進んだ。
誰かが急に出て来たとしたら悪い冗談だが、むしろそっちの方がありがたい。
何故なら、お化け屋敷というのは何も無いのが一番怖いからだ。
ふいに後ろからあーとうーの中間の様な呻きが聞こえて来た。
さっきの部屋で倒したはずのゾンビが蘇ったのだろうか。
俺は銃を持っていないから銃撃は無理だ。
というか武器を何も持っていないという状況に益々不安を煽られる。
俺は不安を打ち消そうとしたが無理だった。
あーとうーは数を増して聞こえて来る。
不気味な気配と何かが背後で蠢く音。
思い切って後ろを振り向く。
ゾンビが大勢居た。
大勢のゾンビが俺に襲い掛かろうとする。
俺は逃げようとして思わずけっつまずいてしまう。
通路のひやりとした床に両手を付いた。
どうする事も出来ない。
何かが俺の中から溢れ出て来そうだった。
188:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 04:34:43.09 HXRMva3G
俺の手に生暖かい何かが触れた。
自分の手を見る。
人の手だ。
見覚えのある細くて白い手。
その手は俺の手を包む。
俺は立ち上がって、その手の導くままに駆け出した。
目の前には見覚えのある背中。
手はぐいぐいと俺を引っ張って行く。
背後の呻き声が遠ざかる。
俺は咄嗟に叫んだ、奴の名前を。
目の前が真っ白になった。
俺は目を細める。
目の前に手を翳す。
何が起こったんだ。
俺の右手を誰かがしっかりと握り締めているのは分かる。
とりあえずその手を握り返しながら、翳した手を外してみた。
そこにはあの隊員と、案内の係員が笑顔で立っている。
お疲れ様でした、などと労いの言葉も掛けて来る。
俺は奴に促されながらも身に付けた防護服を外して係員に手渡す。
どうやらここがゴールらしい。
出口を案内する看板が立っている。
目の辺りがチカチカする。
横を見ると奴が居る。
189:よーし、今日もよくね~なぁ~そういうのよくねーよ(爆)
12/10/15 04:41:15.28 QcDoMrFK
荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ~ん
といいつつ、年内の母子モノに期待っぺよ~
最近、集めたけど、黒田出版の告白近親相姦のシリーズがなかなかいい
母子モノは10編中、2~3編だけど、母の告白がエロくていい。
なにそれkwsk!
そういうネタの前に、↓みたいに向こうで荒らしを煽るのやめとけって…
178 名前:ホモERO豚[sage] 投稿日:2012/10/14(日) 22:53:51.66 ID:w1Qxz5Cz
荒らしきゅーん こっち、こっち、こっちも荒らしてぇ~ん
ここと同じ荒らしなんだし、煽ってもIDが同じですぐわかるんだから
よくね~なぁ~そういうのよくねーよ。なんでスレ荒らすかねぇ。
/ (サクラフブキ__) ヽ
./ ノ 人 ヽ ヽ
__ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\
./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \
/ \,,,--――''''''''''''''''''''―-/ ヽ
..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー――-、,,__,,,,-――:|| _,,;-‐''"⌒~~~
.ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ
く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ
ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
190:もう必死の住人のフリ乙(爆)
12/10/15 04:42:23.13 QcDoMrFK
_.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、
〈 _ )
/´\ _,. - ― - 、.〃/
, '/ `ー-’‐'´ ` ' 、
/ ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
{ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ
{ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l }
ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿
\ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は~い!
/.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く
V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね~!
{. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________
\ f ,. '´/ o\ \
`! {/⌒ヽ \_ ヽ
| .| / | ', '、 ヾ ,〉、
| .| l ヽ ヾ__,人
| |ミヽ j/_ } }、 ヽ
! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ }
.| | /\ / / j ' / |l. / ./
t ノノ ヽ. ' o|l,' , '
` ‐´' } / |l /
191:もう必死の住人のフリ乙(爆)
12/10/15 04:43:03.94 QcDoMrFK
/ _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l,
,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア
/,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ
// ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./
/::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、,
/::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ,
/::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l
/::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j
/;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、,
./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/~-,イ
/:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「
l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/
\::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l
ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
192:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ
12/10/15 04:43:45.03 QcDoMrFK
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// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// ///
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// //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // ////
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// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// //
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シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
193:名無しさん@ピンキー
12/10/15 12:37:05.94 mcg+b1UI
クソ荒らしの方がよっぽど必死だよなw
194:よーし、今日もよっぽど必死だぞー(爆)
12/10/15 15:05:15.30 QcDoMrFK
クソは本スレに集中してるみたいだからこっちを使うか
クソ荒らしの方がよっぽど必死だよなw
/ (サクラフブキ__) ヽ
./ ノ 人 ヽ ヽ
__ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\
./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \
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.ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ
く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ
ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
195:もう顔真赤の爆笑ブチキレ乙(爆)
12/10/15 15:06:37.97 QcDoMrFK
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, '´ † ヽ、
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/ ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
{ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ
{ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l }
ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿
\ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は~い!
/.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く
V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね~!
{. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________
\ f ,. '´/ o\ \
`! {/⌒ヽ \_ ヽ
| .| / | ', '、 ヾ ,〉、
| .| l ヽ ヾ__,人
| |ミヽ j/_ } }、 ヽ
! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ }
.| | /\ / / j ' / |l. / ./
t ノノ ヽ. ' o|l,' , '
` ‐´' } / |l /
196:もう顔真赤の爆笑ブチキレ乙(爆)
12/10/15 15:07:21.11 QcDoMrFK
ヘ-+------+--+-----+ヽ_
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ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ
ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ
ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_
):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ
/::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ
/::::::::::::::::::| ノ::ii:ヽ:: l::::::::::|
|::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::|
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ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/
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ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/
\::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
197:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ
12/10/15 15:08:05.46 QcDoMrFK
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シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
198:もう顔真赤の爆笑ブチキレ乙(爆)
12/10/15 15:13:14.33 QcDoMrFK
>>193
>クソ荒らしの方がよっぽど必死だよなw
ワロス
★もう必死の住人のフリ乙(爆)★言われてブチキレてやんのこのバカ>ホモERO豚(爆)
嵐にブルってねーでさっさと書き溜め分投下しれって(爆)
だから真性低脳単純バカ言われんだよおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
199:名無しさん@ピンキー
12/10/15 17:50:33.95 D0ZZ6vAF
もっともっと かもーん!!!
200:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:08:08.02 LglPU8Zy
予定通り連載を続けます(笑)
「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分
ありです」
「たとえば主人公を導いたり」
「あるいは助けたり」
「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」
「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」
「起承転結なしのときには」
「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」
「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」
「なんですか」
「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」
「先々週の芋焼酎があります」
先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために
書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。
「君は焼酎でいいのかい?」
幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい
て話をするときに焼酎でもなかろう。
「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに
買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」
「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。
エスコートしてくださる?」
いきなり上品な口調に変わる。
「よろこんで」
「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」
「それは道すがらお話しましょう」
201:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:08:44.32 LglPU8Zy
「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」
「図書館的な分類番号はあるかい?」
「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」
「だろうね」
「ところで精神と好意ってかぶってない?」
「好意じゃなく行為です。行う、為す」
「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」
「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」
「スルーしたね」
「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは
いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが
エロ本ではきわめて重要です」
「ねえ、行為って体位?」
さすがに声を潜めて久子が聞く。
「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの
上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」
「確かに。これはドキドキするね」
「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ
です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」
「確かに」
「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」
「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」
「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」
「プロ目指してるの?」
「いえ、表現を追求したいんです」
「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」
「やった人は居るそうですが」
「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」
「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
202:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:09:22.20 LglPU8Zy
コンビニで籠にワインボトルを3,4本放り込みながらも話は続く。
「実際には、精神的シチュエーションと行為的シチュエーションは切り離して考えにくいです」
「…相乗効果か」
「そうです。単体ではなんでもなくても、組み合わせると興奮が高まる。たとえば、コンビニの休憩室なんか
格好の場所です」
「見つかるかもしれない、という緊張感だね」
「そうです」
「『田中君、だめ、見つかっちゃうわ』ってやつだ」
「そうです。精神的なだけなら純文学です。好意的なだけなら教科書です。両方のシチュエーションがかみ合って
はじめてエロ本のシチュエーション足りうるのです」
レジで一郎が勘定を払っている間、横で久子は今にも笑い出しそうなのを必死でこらえていた。レジ裏の休憩室で
行われる密やかな愛戯でも創造しているのだろう。
「先に出てればいいじゃないですか。変な目で見られてましたよ。」
自動ドアを出て、一郎がなじる。
「いや、『田中君、だめ、笑っちゃうわ』って、妙に興奮して」
「まぁ、それです。ヒロインが羞恥に染まるというのがエロ本では重要な要素になります。精神的シチュエーションと
行為的シチュエーションの組み合わせは膨大ですら、結果としてエロ本のシチュエーションは膨大になります」
「羞恥に染まらないと、田中君の好みに合わないのはわかったよ。でも、さっきのサブヒロインみたいに王道
じゃないシチュってもあるんでしょ」
ありますよ。たとえば凌辱のジャンルがそれです。
203:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:10:50.49 LglPU8Zy
>>199
>もっともっと かもーん!!!
応援ありがとうございます。まったりいきます。
204:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/15 20:11:30.81 LglPU8Zy
「凌辱って、エロ本の王道かと思ってたよ」
「そう言う見方もあるでしょうね。凌辱がわき道だってのは僕の趣味でしかありません。フランス書院では堂々たる
主流派です。ちなみにフランス書院のWEBサイトは www.france.co.jp なんですが、フランス政府は何も言わないん
ですかね」
「エロも文化だと思ってるのかも」
「眼中にないのが真実だと思いますが、フランスのアパルトメントでは窓を開けたままやってるそうですから、
当たらずとも遠からずかもしれません」
「田中君は羞恥心がないエロは嫌いなんだよね」
久子がニヤニヤしながら聞いてくる。
「不可欠じゃないですよ。陶酔感のあるセックスは羞恥心をまとう女性と同じくらいすばらしいものです。が、
その場合も羞恥心があるといっそうよいものになります」
「ふふん、その辺は知識なのかい、経験なのかい?」
図星だったのか、言いよどむ。
「僕の女性経験を聞き出したいのなら、もう少し親密になってからにしてほしいですね」
「ほほう、腕の中で聞けよって言うの?ちょっと考えさせてもらいたいね」
「そうしてください。話を変えますか?」
どうも話の腰を折られて熱が冷めたらしい。
「ええ?頼むよ続き聞かせて」
「はい。何の話でしたっけ」
「凌辱は王道かって話」
「そうでした。凌辱は出版数では堂々たる主流派ですよ。それには理由があります」
「男性側の願望でしょ?」
「そうです。ほとんどの男は、望む女性すべてを抱けるわけでは有りません。というか、ほとんどの男は、
望む女性のほとんどを抱けません。まったく抱けない人も居ます」
「その衝動の代替としてエロ本を読む」
「そうです。手の届かない女性、手を出してはいけない女性、拒む女性を力ずくで自分のものにする。そういう
願望を形にしたのが凌辱ジャンルです。」
エントランスに入ってからさすがに一郎は口をつぐんだ。夜に自分が住むワンルームマンションの前で強姦の
話をするなど、無神経にも程がある。
205:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:14:38.54 8nw6GwMN
予定通り連載を続けます(笑)
周囲は明るい。
今は正午ぐらいだろうか、遊園地はまだ客で賑わっている。
俺は徐々に正常な感覚を取り戻していった。
何時の間にか俺の手を守るようにしていた手は離れていた。
俺と奴はでかでかと『出口はこちらです』と書いてある看板に従って
巨大な施設から離れていく。
もう一度奴の方を見た。
俺の視線に気が付いた奴は、事のあらましを説明し始めた。
最後の所で、ゾンビが蘇って群れを成し襲って来る演出らしいが、
どうやら俺と奴と誘導員が何かの調子で逸れてしまったらしい。
奴は誘導員が導くままに一緒にゾンビから走って逃げた。
しかし俺は取り残されてしまった。
それに気が付いた奴は俺を迎えに行った。
やはり、さっき俺の手を握り締めていたのは奴の手らしかった。
奴は俺の方を見て、大丈夫か、と聞いて来た。
妙に晴れやかな笑顔だ。
俺は状況を把握して、体中の血液が顔面に立ち昇ってくるのが分かった。
奴は俺の頬をぺしぺしと叩く。
少し冷たい指先が俺の頬に当たる。
本当に大丈夫か、と今度は少し真面目な表情で俺の瞳を覗き込んで来る。
俺は奴の目を直視する事が出来ずに、目を反らして頷いた。
穴があったら入りたいような気持ちになった。
奴と歩きながら俺は頭を抱える。
気分でも悪いのか、と奴が聞いてくる。
別に、と俺は簡潔に答えた。
そうか、と奴は答えて前を向く。
遊園地客のざわめきが耳に伝わってくる。
俺は嬉しいような、嬉しくないような気持ちになった。
さっきの手の感触が、まだ掌に残っている。
それを思うと、俺はむず痒い気持ちになる。
206:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:15:24.50 8nw6GwMN
眠い…ので続きは俺の脳内で書いておきます…orz
皆さんおやすみなさい…
俺はふらつきながら、奴が飯でも食うか、
と聞いて来たので適当に頷いておいた。
ジャケットのポケットから携帯を取り出して確認すると、
時間は丁度昼飯時だ。
奴は地図で確認しながら歩いて行く。
遊園地の客は午前中よりも増えたようだ。
人ごみを避けつつ奴の後を付いて行く。
奴の左手が空いているのが目に付いた。
俺は複雑な気持ちになった。
つい先程まで、俺の右手を握り締めていた手だ。
歩くのが速い奴の隣りに駆け寄るようにして並び、右手でキャップを被り直した。
目的地に付くまで特に会話は無かった。
ゲーセンとかあんま行かないのな、と俺は話し掛けた。
まあな、と奴は地図を見ながら答えた。
でも俺はそれ以上会話を続ける事をしなかった。
気温は真昼時で、陽が差しているから若干暖かい。
遊園地内を迷い無く歩いていった奴の先には、
お土産屋とレストランが一体になったような施設がある。
207:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:16:05.79 8nw6GwMN
中に入ると広々とした空間がそこにあった。
お土産屋が右にあり、レストランが左。
仕切りの壁に窓があって、隣りの施設の様子が視界に映る。
広めのログハウスで作りは木造、見ると二階席に繋がる階段がある。
上は吹き抜けになっていてお洒落な内装だ。暖色の照明が店内を明るくしている。
中は込み合っていたが並んでは居なかった。
俺と奴が出入口付近のボードでメニューを確認していると、
アメリカのレストランに居そうなコスプレの店員が声を掛けて来た。
窓際の二名の席に案内されて、俺はジャケットを脱いだ。
テーブルは四角く、こちらも木で出来ている。椅子も悪くない。
奴は脱いだ上着を自分の椅子に掛けているところだ。
こういうところが几帳面だと思う。俺も椅子の背凭れに掛けてから椅子に腰掛ける。
中は暖かく、四角い窓から外を行き来する人々の姿が見えた。
俺はそこで、本来の目的を思い出していた。
奴と遊ぶのが楽しくて、すっかり忘却の彼方へ追いやってしまっていた。
女友達同士で来ているのを捕まえて遊びに誘う事だ。
世間一般ではこれをナンパと呼ぶ。
どうしてナンパと呼ぶのかは知らないが、水とお絞りを出してきた店員に、
カルボナーラ、と言った。俺は奴の方を見て、お前は、と聞く。
俺はミートソースで、と奴は店員に直接答えた。
俺達を接客した店員は女でショートヘアの、中々可愛い部類だ。
頭にヘッドドレッサーを付けている。この店の制服なのだろう。
取り出した注文表に何か―俺達の注文の他に無いのだが―を書き付けて、
メニューを確認する。
俺はそれに頷くと、彼女は人込みの中へと消えて行った。
208:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:16:41.90 8nw6GwMN
どういうのが好みなんだ、と奴に聞いてみた。
奴はお絞りで手を拭きながらのんびりと、そうだな、と答えた。
黒のVネックから白い首が伸びている。
首元には鎖骨が見える。
俺は奴の手元を眺めると、さっきの出来事を脳内に思い浮かべた。
触れた感触が拭われてしまうのが何だか勿体無いような気がする。
俺は少し黙って、冷たい水を一口呷った。
さっきの店員、結構可愛くなかったか、と俺は言ってみた。
奴は店の奥の方に目をやって、彼女、と聞いてきた。
それから店内を見渡して、俺はああいうのが好きだな、と答える。
奴の視線の先を辿ると、少し遠くの席に、黒髪ロングの女性が居た。
顔立ちがきりっとしていて芯が強く、和服が似合いそうな美人だ。
丁度もう一人の女の友達と、食事を愉しんでいる最中である。
俺は、ふうん。と答えた。
自分で聞いておきながら何だか複雑な気分だ。
何がどう複雑なんだろう。
心の中で問い掛けてみたが、俺の引き出しの中に答えは見付からなかった。
俺は布巾を広げつつも手は拭かなかった。
そうこうしているうちに、料理が運ばれて来た。
さっきと同じ彼女が、失礼します、と俺と奴の目の前に、
それぞれのスパゲッティーをお盆から静かに置いていく。
彼女は中々のスタイルの良さで、胸が大きい。
もう一度確認を終えると店員は次のお客の案内に掛かる。
ああいうのはどう、と俺は自分の胸の前で、
自分には無い架空の女の胸を持ち上げるような動作をして見せた。
奴は他の客の対応に当たっている彼女の背中に目をやってから、
大きいに越した事は無いな、と答える。
俺は形の良さ重視だな、と返すと奴は、
そう、とだけ言った。
209:こんばんは、サクラフブキです
12/10/15 20:18:01.74 8nw6GwMN
俺はカルボナーラをフォークで小さめに巻いてから、
口に一口運んだ。
遊園地レストランのカルボナーラは、子供向けの濃い味付けだ。
不味い。
俺はそう思った。
クリームのソースが少ししょっぱい様な気がする。
向かいの席に座っている奴の方を見た。
奴はフォークで巻いたスパゲッティーを落さないようにスプーンで
すくいながら巻いて、一口大よりも少なめにすると、口に運ぶ。
ミートソースは軽く絡める程度だ。
奴が俺の視線に気付くと、美味いか、と聞いて来た。
不味いよ、と俺は答える。
俺のは不味く無いぞ、と奴はミートソース・スパゲッティーの皿を
こちらへ差し出した。
奴のをフォークに巻いてから口に運ぶと、美味い。
服汚れるぞ、と奴が注意したので、俺は黙って左手にスプーンを装備する。
俺が差し出したカルボナーラを試食している最中の奴に、
美味いか、と聞いてみると、
微妙だな、と奴は答えた。
210:よーし、今日もわしがききたいくらいじゃ(爆)
12/10/16 04:34:32.72 iTnOP9nd
あ
>>588 詳しくと言っても、なかなかムズイ
思春期息子を勉学に集中させるために、抜いてやるうちにフェラ、
そして合体といった話が多い。
一発目に引き続き、何発かちゃんとやってるとこまで書かれている。
その前に他のスレを荒らしと一緒に荒らすのやめろって
こいつはおじさんの隠れ家を「おじさま」ってスレでずっと呼んでる奴だよな。
毎日荒らしを煽って荒らしの片棒担いだり、「母乳モノさいこー」ってよそのスレを荒らして、
一方では>>546とか>>587みたいにここで平然とレス。
レビューするのもいい、しおじさまって呼ぶのもいいけど
他のスレをあらしと一緒に荒らすのはやめたほうがいい
根性入れて粘着しろよ 母乳モノさいこー
市販の小説でなんかいいの知ってる人おらんか
わしがききたいくらいじゃ
/ (サクラフブキ__) ヽ
./ ノ 人 ヽ ヽ
__ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\
./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \
/ \,,,--――''''''''''''''''''''―-/ ヽ
..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー――-、,,__,,,,-――:|| _,,;-‐''"⌒~~~
.ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ
く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ
ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
211:もう必死の住人のフリ乙(爆)
12/10/16 04:35:23.36 iTnOP9nd
_.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、
〈 _ )
/´\ _,. - ― - 、.〃/
, '/ `ー-’‐'´ ` ' 、
/ ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
{ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ
{ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l }
ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿
\ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は~い!
/.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く
V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね~!
{. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________
\ f ,. '´/ o\ \
`! {/⌒ヽ \_ ヽ
| .| / | ', '、 ヾ ,〉、
| .| l ヽ ヾ__,人
| |ミヽ j/_ } }、 ヽ
! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ }
.| | /\ / / j ' / |l. / ./
t ノノ ヽ. ' o|l,' , '
` ‐´' } / |l /
212:もう必死の住人のフリ乙(爆)
12/10/16 04:36:13.62 iTnOP9nd
/ _,,. ---:┴―----;;;;-.、,,__ ,.ィ l l/ / ノ__l__
,.、:-‐''":::::::::;;、 -‐ ''"´ `ヽ、::゙ヽ、 l l | / /´ l,
,. :'";、- '"゙´ \::::\ l |.;'/ / _, ';ア
/,r '´ `ヽ;:::\ | l ! ./ X゙/ / .//`ヽ
// ヾ;、::ヽ l ,ヽ/;'r゙;ヽ,ハ, / // ./
/::/ ';ヽ;:::l, l,. /ハ:| |ヾ;:;入ィヘ / .,イ、,
/::/ .:. ';:::ヽヽ、-イ / ' .!| | ゙ '^.!| / / , ハ, `ヽ,
/::/ .:;;;:. l::::::::j l, lハ| l1;イ/j/ ゙'、 l
/::::,' : l::::/‐''"´`ヽ、 r:/ ゚ /;゙Y ノ'ノ./,., 、.| j
/;':::::l :::::;;:::; |::/ 二`ヽ、,..>'゙;;彡'ノ/j /j i, ト、,
./::l::::::l ...::::::l;|::::;. j/゙'-、..._ ヽr:‐、_ヾ> .,__,,.rジ'゙シ'ノ/~-,イ
/:::::l::::::| .:::::i; .:l;l;::::', ,' `'i / (「
l::::::::::l;::::l .:::';::.ヾ;...\ .l ヽ/
\::::::::ヽ;:l :ヾ''"゙´!:`' .l
ヽ;:::::::::゙、 ヽ;:::| l
213:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ
12/10/16 04:37:06.88 iTnOP9nd
//////////_---―――---_\ ////VVVVVVVVVVVVVVV
// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// ///
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// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// //
// // ゝ:::::::: : | `ー-----' |__;;;;;;;/////// ///////////
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
214:名無しさん@ピンキー
12/10/16 08:30:08.78 3sNH9p/5
もっともっと~
215:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:40:18.07 otzOlKGJ
予定通り連載を続けます(笑)
「チーズ切るから台所かしてね」
「いいですよ。ワインは赤白どちらから行きますか?」
「赤にしよう。酔いが回りきってから飲むのは白がいいよ。」
「わかりました。」
「あ、コップとって。洗うから」
コンビニにしてはなかなか気が利いていて、二次会のつまみには再びカマンベールチーズが登場することとなった。
「で、願望を満たすために凌辱を読むんだ」
「そうです。が、凌辱というジャンルは書くほうからすると精神的なシチュエーションが著しく狭まります。」
「女の意志は無視だもんね」
「尊重していたら凌辱ではないですからね。その結果、ヒロインの設定のうち主人公との精神的な関係はほぼ
意味がなくなってしまいます。」
「たとえば」
「幼馴染とか、ほのかな恋心とか、一目ぼれとか、母性愛とか、ツンデレとか」
「ツンデレもエロ本になるかい?いや、エロゲーになりうるのは知っているけどさ」
「知ってるんですね。エロ本にもなりますよ。むしろヒロインの機微を描けるという意味では恥ずかしいほど
エロが引き立ちます」
「なるほどね。ともかく、セックス前のヒロインが主人公をどう思っているかは無意味になるんだ」
「忌避している、見下しているという感情はスパイスになりえますが、それが効くのは行為に入ってからです。
文学的に考えれば、凌辱される前の女性がいろいろと考えること、募る不安は十分以上に描く対象足りえるので
すが、エロ本としてはほとんど無価値です『感じてはいけない』といった決意が表されれば十分です。もっとも
例外はいつも有ります。身代わりに抱かれるといった場合には、ヒロインの迷いを存分に楽しむこともできます」
「私が抱かれるからその子に手を出さないでっ」
久子がすっかりなりきってセリフを言う。
「抱かれる?抱いてくださいの間違いだろ」
「ネズミをいたぶるネコってわけね」
「言葉なぶりは凌辱劇の重要な要素です。ここが実は難しいところなんですよ」
「そうなの?」
「凌辱劇にはいくつか重要な要素があります。まず、本来手を出せない女性を自由にできるということ、つぎに
抵抗する女性がいつか感じてしまうということ、そしてそう言う女性をなぶることです」
216:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:41:08.62 otzOlKGJ
「凌辱自体がなぶり物なんだけどね」
「なんですが、言葉でなぶることで、ヒロインに今の立場のみじめさを嫌というほど思い知らせる効果があります」
「でもさー、女の立場で言うと泣き叫ぶよ。多分。」
「実際そうだと思いますよ。凌辱劇といっても、エロ本になりうるのはほぼ完全な虚構です。凌辱される女性が泣き
叫ばない、暴れない、じっと男のやることを耐えている」
「いやー、これもご都合主義だね」
「そのご都合主義を成立させるための下ごしらえが、凌辱劇の重要なポイントです。」
「さっきの身代わりとか」
「はい。身代わりを女性が自分から言い出さざるを得ないような状況を作ることで、抵抗できなくしてしまうのです」
「なるほど」
「そのほかにも、事前に親切にしてやって信頼を勝ち取り、抱いてから凌辱であることをあかす手もあります。」
「手がこんでいるね。」
「綺羅光の『凌辱女学園』がそれです。ヒロインの母親をだまして抱いた後、彼女に媚薬を打ってへろへろにし、
目隠しのまま彼女が忌み嫌う教師に抱かせるんです」
「いや、ディープだ」
「目隠しの間はクスリの効果もあって、男が交代しても愉悦の言葉を吐きながら恥らうんです。それが目隠しを
とられた途端に地獄絵図です。それまでの自分の言動すべてが一気に自分自身をなぶりつくします。それから、
あえてばれやすい場所で凌辱することもあります。」
「かえって声をあげられない」
「そうです。社会的立場のある人ほど、恥ずかしい場面を見られることを拒みます。トイレってのは定番ですね。
デパートの更衣室ってのもあります。」
「痴漢もそうだね」
「シチュエーション的にはそうです。ところが痴漢は凌辱物の下ごしらえとして成立しにくいんです。」
「なんで?」
「痴漢に会った女性は駅を降りて逃げればいい」
「あ」
「凌辱劇で痴漢が効果をあげるのは、導入の静かにさせる場面ではなく、いったん落として逃げられなくなって
からのなぶりのフェーズです」
「奥が深い」
217:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:41:50.26 otzOlKGJ
「なぶりの話をする前に、凌辱劇のもうひとつのパターンを挙げましょう。バイオレンスです。」
「定番な気がするけど」
「ところが、エロ本に関してはいまいちなんですよ。男が大きな声を張り上げる、女が泣き叫ぶ。男が挿入する、
女が泣き叫ぶ。男がピストン運動を行う、女が泣き叫ぶ、男が射精する。女が泣き崩れる」
「いやだなぁ。シチュエーションがというか、読書家の末席を汚す者としても、そんなのは読みたくないよ。」
「バイオレンスな凌辱が成立するのは、バイオレンス小説の中だけです。エロ小説の場合純粋なバイオレンスじゃ
だめだ」
心なしか、一郎の背筋が伸び、ぐっと力の入った調子でしゃべっている。やくざ映画を見た後の男のようだ。
「どんな風に不純にすればいいの?」
「まず泣き叫ばないようにすること。仕込みですね。バイオレンスの場合人質が有効です。」
「まぁ、バイオレンスだからね」
「で、エロの主軸はやはり最初は耐えていたヒロインが声をあげ始めるというスジです」
「ほかとおんなじじゃない」
「バイオレンス・エロの場合、男の柄が悪いですね。『おらぁ、お高くとまってんじゃねーよ』『ひゃはは、
こいつ濡れてるぜ。さっきまでの威勢はどうした』ってところでしょうか」
「口だけバイオレンス!」
久子が笑う。
「本当にがんがん暴力をふるうと、読者が引きますんで。そう言うわけで、バイオレンスの凌辱劇は、あまり
バイオレンスなものにしてはいけません。ただし、ストーリーは楽です。」
「暴力は不条理だからね」
「そうです。銀行強盗に失敗した凶悪犯が、銃を持ったまま女子高に逃げ込む。鉄板です。」
「酒池肉林だ」
「肉林です。あとは時間をたっぷりとる方法と場所を押える方法だけ考えればいい。」
「場所?」
「たとえば教室で生徒を前に女教師を犯すというのは、そそりそうに感じます。でもそうでもない。」
「そうでもないかな?」
「そうでもないですね。じっくりといたぶるにしちゃ、集中できないんです。生徒が泣いたり、『先生』と
声をあげるとリズムが悪いでしょ。だから、どこかに移動して一人一人なぶるほうがいい。」
「生徒をなかせなきゃいいじゃん」
218:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:43:59.98 otzOlKGJ
「生徒を泣かせない。そういう選択肢もあります。でも、その場合、いっそ生徒を共犯にしてしまったほうがいいです。」
「え゛、生徒が強盗の共犯になるかね」
「なりえます。犯人が誘導すればいい。ただし、犯人が知的になってきますから、バイオレンスっぽくない。」
「うーむ。そんなものかね」
「そんなものです。とにかく徹頭徹尾暴力的ってのはエロ本としては似合わないのです。エロ本に出てくるやくざは
たいてい女扱いになれていて、脅す、なだめるの使い分けがうまく、ヒロインをちぢみあがらせた後にゆっくり身体
から性感を引き出していきますね。」
「落花狼藉にあいながら、身体が悦びの声をあげてしまう悲しさ」
「『身体は正直だね』という言葉が一番合うのもこのパターンです。この一言に対する女性の反応は、凌辱小説の
もっとも重要な部分のひとつです。」
「女としては悔しいよ」
「悔しさに身体を震わせても、悲しみに涙を流しても読者は喜びますよ。だけど、其処に至るまで抵抗してほしい。」
「その抵抗が長いほど、落ちたときのカタルシスが大きいね」
「おおきいです。で、長くするために段階的に落としていくのです」
「段階的に」
「段階的にです。たとえば、泣き叫んでいた女の子が挿入され、ピストン運動をされると、イヤーっやめてー
アーッ感じるーと激変するような作品もある」
「うそだ」
久子が笑う。
「さすがに商業作品でこんなのは少ないですが、ありますよ。しかも処女喪失で。」
「わかったよ、ご都合主義だったね」
今度は一郎が苦笑する。
「そんなところです。残念ながらそんな本でも売れちゃうんですけどね。ともかく、凌辱劇の花形がゆっくりと落ちていく
ヒロインであることに変わりはありません。ですから、この場合男はヒロインをゆっくり脱がしながら、言葉と身体でなぶり
尽くさないといけないのです。見せ場です」
219:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 10:45:07.83 otzOlKGJ
「なぶるってのは、いっひっひって感じで?」
「それもありですね。ただ、あまりヒヒ爺っぽいと、今度は狡猾な責めとのギャップが大きくなります。そういうのが好きだ
という人も居るとは思いますが。」
「田中君が好きじゃないのはわかったよ」
「ヒロインは段階的に落としていくわけですが、これは、彼女の反応を読者と楽しみながら一つ一つ手順を踏んで
行くことになります」
「うん」
「たとえば、まずうなじに触れる、ヒロインがピクリと身体を震わせるのをみて、にやっと笑う。絶望と恐怖で息が
荒くなるヒロインの服のボタンを一つ一つ取っていく。ブラウスを脱がすと現れる透き通るような肌。ここで肌の様子
をどれだけねっちりと表現できるかがひとつのポイントです。そっと触れるともう一度身体を震わせます。『感じや
すいんだね』と揶揄する男。お嬢さん育ちの素直な女性なら『違います』くらい言うでしょうし、気の強い女性なら
唇をかむでしょう。で、いよいよブラをとるわけです。」
「いよいよだね」
居心地が悪いのか、久子は小さな声になっている。
「現れた胸の大きさですが、これはヒロインによってやはり変えた方がいいです。」
「男はみんな巨乳好きでしょ」
ちょっと拗ねたような声で久子がいう。彼女はどちらかというと貧乳だ。
「そうなんですが、ここはいたぶるのが目的です。さっきのお嬢さん育ちなら見事な形と大きさがいいですね。で、
ねっちりと誉めたててヒロインをいたぶる。ところが気の強いヒロインなら小さいほうがいい。」
「コンプレックスをいたぶるんだ」
久子がかなり卑屈な声色で言う。
「そうです『へぇ、気は強いのにここは控えめじゃないか』とかいって。で、ヒロインが屈辱に顔をそむけると、
また笑う」
「…」
「胸が出てきたところでいよいよ落としが始まります。ゆっくりと胸の肌触りや柔らかさを楽しみながら、肌に舌を
這わせて味わいます。」
久子が、胸をガードするように肩をすぼめる。
「このときねっとりとしつこく愛撫するのですが、乳首は避けます」
「じらすんでしょ」
220:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:47:40.71 v9/7rYKJ
予定通り連載を続けます(笑)
取り替えても良いぞ、と奴は言ったが、俺はその申し出を断った。
その後俺達は黙々を飯を食った。
特に話し合うようなことも無い。
俺は次の予定だけ相談してみた。
奴も特にこれといった計画は無いようだ。
遊園地のパンフレットを見ながら、例のお化け屋敷と一二を争う
人気のジェットコースターがあるのを見つけて、俺はそれを指差した。
待ち時間もあるだろうから時間も潰せる。
奴はそれ乗ったら観覧車乗って帰るか、と答えた。
何でお前と、と言うと、奴は俺と視線を合わせてから、
夕日が綺麗に見えるから、と答えた。
俺は、いいよ、じゃあそうしよう、と返す。
飯を食い終えると俺たちは店を出た。
何故だか奴が全額奢ってくれた。
俺は断ったが、奴は、俺が遊園地に誘ったから、と言った。
そうだっけ、と思った。
確か奴と遊園地のチケットが余って困っているというような話をしていて、それで…。
考えているうちに奴はレジで会計を済ませ、気が付くと出口に向かうところだった。
俺は後を追いながら、サンキュー。とだけ言っておいた。
忘れもんとか無いよな、と奴が聞いて、
俺は自分の装備を確認してから、無いよ、と答えた。
外は寒い。暖かい店内から外に出た途端、冷たい風が頬を刺す。
俺は肩を竦めて、ジャンパーの前を上まで閉めた。
221:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:48:17.68 v9/7rYKJ
奴と俺は、ジェットコースターを目指して歩いた。
取り留めの無い話をした。
行列待ちの時間も。
奴との話題は尽きる事が無く、楽しい。
順番が来ると、奴は奥のシートに座った。
俺は手前のシートに座る。
恐怖系は大丈夫なのか、と俺はからかい半分に聞いた。
シートベルト締めろよ、と奴は言った。
奴に指摘されて俺はシートベルトを締め、止め具をしっかりと降ろした。
ジェットコースターは信号音と共に、徐々に上昇を始めた。
かなり上まで引っ張り上げるから、下りに入るまでかなり時間がある。
今か今かという緊張感が、不安と恐怖と期待を煽ってくる。
ようやく頂点に上り詰めてからも妙に時間が掛かる。
そこからは一気に下りだ。
きゃーとかわーとか他の客が叫んでいる。
俺はぐっと力を入れて耐える。奴の様子を見やる暇も無く、
右に曲がれば左に曲がり、上がったり下がったり、とにかく怖い。
俺はひたすら耐える。
ようやくゴール地点が見えて、最後はスッと止まった。
俺と奴は降りて、出口に向かった。
俺は笑っていた。
奴も笑っていた。
お互い笑いながら、お互いを笑い合って、俺達はジェットコースターを後にした。
もう、このままで良いと思った。
俺は奴と二人で居るのが楽しい。
奴も楽しそうだ。
他には何も要らないと思った。
そう思いながら、いつのまにか時間は過ぎて行った。
222:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:48:56.42 v9/7rYKJ
俺達は観覧車に向かった。
冬だから陽が短いのだろう、暮れが迫って来ている。
人は少し並んでいるくらいで、他に比べれば少ない方だ。
すぐに俺達の番になって、係員に誘われるようにして乗り込んだ。
ガチャンと外から鍵が掛けられた。
俺は右に、奴は左に腰掛けた。
楽しかったな、と俺は興奮気味に言った。
奴も、そうだな、と頷いた。
俺達を乗せたゴンドラが、ゆっくりと高度を上げて行く。
僅かに時間が流れた。
俺と奴は、外の景色を眺めていた。
奴が、今日は付き合ってくれてありがとう、と口にした。
俺の方こそ、と答えた。
楽しかった。と奴は言った。
俺も、と返した。
奴が俺の方を見ていたので、俺も奴を見た。
微笑を浮かべているような、そんな目元だ。
目を合わせると、黒い瞳の中に吸い込まれそうな気がする。
少し黙ってから、ゾンビ屋敷で俺に抱き付いて来ただろ、と聞いた。
奴は案外すんなり、ああ、まあな、と言った。
怖かったのか、と俺は聞いた。
少し、と奴は答えた。
お前は、迷子になっただろ、と奴は言った。
俺は沈黙した。
しかも涙目だった、と更に付け加えられた。
だから、おあいこだろ。
俺は顔が紅潮するのを感じてから、泣いてない、と言った。
いや、泣いてた、と奴は言った。
俺は外の景色に視線を移した。
223:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:49:36.03 v9/7rYKJ
俺は奴が握った右手の感触を思い出していた。
遠くの方に、例のお化け屋敷が見えている。
人が蟻のように小さくなっていく。
奴が、女見付けられなくて、残念だったな。と言った。
俺は黙っていた。
何だか、口にしなくても、今なら分かるような気がする。
何が分かるんだろう、と俺は考えてみる。
今日の出来事を色々と思い出してみた。
俺は奴と一緒に居てみて、嬉しいような悲しいような、
このままで居たいような居たくないような、両極端の気持ちを感じる。
まるでシーソーだ。
不安定で、どちらかに定まる事が無いのだ。
俺はある事に気が付いて、あ、と口にする。
観覧車は四分の一くらいの高さに来ている。
奴の向こうに、オレンジ色の夕日が見える。
雲の間から、太陽が顔を覗かせている。
奴の黒の髪の毛が、夕日と同じ、黄金色に染まる。
俺の視線に気が付いて、奴は背後を見やった。
どれ、と奴は俺の隣りに席を移す。
少し俺の方に、ゴンドラが傾く。
俺は奴を見る。
奴も俺を見る。
奴の顔の半分が、黄昏色の影を落として輝いている。
224:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 10:50:16.97 v9/7rYKJ
奴の左手が俺の右手に重なって、
流れるようにして奴は俺にキスをする。
キャップが床に落ちる。
俺はとりあえず目を閉じる。
触れるような、唇を食むようなキス。
その流れが自然なものかどうか、俺にはよく分からない。
そのままで居たいような居たくないような。
またシーソーだ。
強い日差しを、瞼を通して感じる。
奴の手は冷たくて暖かだ。
唇からも体温が伝わる。
呼吸音が間近で聞こえる。
奴もそんな風に感じているのだろうか。
暗闇と黄昏色との間で、俺は考える。
観覧車というのは案外他の客の様子が見えたりするものだが、
今は上からも下からも、完全に死角になっている。
長い時間そうしていた気がする。
たったの数秒のような気もする。
奴は唇を静かに離してから、前を向く。
夕日の当たる横顔が綺麗だ。
俺も夕日を見る。
観覧車が頂上付近に来て、下りに入り始める頃には、
奴は自分の席に戻っていた。
225:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:28:17.34 otzOlKGJ
スレリンク(erocomic板:18番)
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スレリンク(erocomic板:13番)
>>>1
>重複
>
>母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
>スレリンク(erocomic板)
誘導の通り連載を続けます(笑)
「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」
226:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:29:31.85 otzOlKGJ
「ありきたりじゃない?」
「いいんです。そんなありきたりな責めには負けないつもりのヒロインが、落ちていくのがいいんです。で、
ヒロインが『そんな』と否定の言葉をつぶやくと同時に乳首を吸ってやる。たまらず声を出すヒロイン」
「思う壺ね」
「そうです。声をもらす屈辱を強くするために、あえてあらかじめ性感を否定させるんです。あとは同じパターンの
繰り返しですが、一度声を漏らしてしまうと、ヒロインも我慢が難しい。乳首からわき腹まで縦横に身体を探られて
性感帯を見つけられてはいちいち男に性感帯を見つけたと宣言される。ヒロインが否定できないほど声を漏らし始めたら、
今度はいよいよ最後の布切れです。」
「パンティって言わないの?」
「婉曲な表現のほうが好まれますね。『もう、たっぷり濡れてんじゃないのか』と声をかけます。当然濡れているのは
わかっていますが、これもヒロインに否定させるためです。『じゃぁ、確かめてやるよ』と余裕で耳元にささやいて
彼女の女の部分に手を伸ばす。じっとりと下着が濡れているのを指摘して笑う男。悔しさに声をあげるヒロイン」
「…」
「下着を脱がすときにも現れた茂みをねっとりと描写してやります。お嬢様育ちのヒロインなら褒め称え、気の強い
ヒロインならからかうのも同じです。で、いよいよヒロインの大事な部分に触れるわけです。」
「一直線ねもうすぐゴール」
「ここで触れ方はいくつか有ります。下半身を広げてじっくりとその部分を見ることもできれば、添い寝して女性の
部分に手を伸ばし、耳元で甘い言葉をささやきながらもてあそぶ。あるいはいきなり吸い付いてもいいでしょう。
なんにしてもヒロインはやはり声を漏らさないように耐えて身をくねらせるだけです」
「ちょっとくどすぎない?」
227:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:30:07.00 otzOlKGJ
「ちょっとくどすぎない?」
「そんなことないです。ここがあっさりしていたんじゃエロ本じゃなくて単なるセクシー小説ですよ。とにかく、
必死で我慢しているのに男の舌に追い立てられて、ヒロインはエクスタシーに向かって昇り詰めていきます。
でも、男は許さない。寸止めでじらす。ヒロインが危うく気をやってしまいそうな自分だったことを認識したところで
再びなぶる。これの繰り返しです。その間、ヒロインをからかってやるのを忘れてはいけません」
久子は黙ってワインを舐めている。
「で、ヒロインが性感の高原を苦しみさまよい始めたところで、ようやく挿入ですが、大事なことがあります」
「今度は何?」
「ヒロインは、性的な経験を積んだおとなの女性のほうがいいんです」
「あら、制服の生徒会長なんかでもいいんじゃない?」
「確かにこれまで純潔を守ってきた清楚な生徒会長が、男にいたぶられて性感を味あわせられる、というシチュエー
ションもありです。が、その場合長編が前提になります」
「ん。イケないから?」
「そうです。処女の場合愛撫で行くことができても、セックスそのものではいけませんから。いったと書いても
かまいませんが、少々突拍子もないストーリーになります。ですから。ヒロインの経験が浅いなら、そのヒロインを
凌辱によってゆっくり女として花開かせる長編のほうがいい。」
「そりゃかわいそうだわ」
「短編なら、成熟したヒロインに限ります。で、いよいよ挿入ですが、ここまでで十分高まっていますから、
挿入されただけでヒロインは身をよじらせて苦しむ。男のほうはヒロインの耳元で、彼女のモノの具合がどうか
ささやいてやるわけです。ヒロインが恥辱に顔を赤らめたところでピストン運動がはじまる」
「…」
「どうでもいい話ですが、この場合よく使われる『抽送』は間違いで『抽迭』が正しいそうです。が、誤用で
あっても広まってしまっていますので、大御所のポルノ小説家も抽送を使っています。フランス書院の編集者は
全員辞書登録しているそうです」
「へーへーへー」
228:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:30:44.28 otzOlKGJ
「とうとう、夫や恋人にしか許したことのない秘所を蹂躙されて、ヒロインは悔し涙を流すのですが、一方で男が
送り込んでくる快感は、悔し涙どころでは有りません。やがて泣き声とよがり声が入り混じった声をあげなら、ヒロ
インはとうとう絶頂を迎えてしまいます」
「ふー、長かったね。わがヒロインには同情するよ」
久子の口調はわざとらしいよそよそしさを感じさせた。二人っきりで聞かされる色話に当てられているのだろう。
「まだ、終わりませんよ」
「え」
「射精していません」
「…」
「膣内で射精するか否かという問題は、エロ小説ではきわどい問題なんですが、凌辱小説では問答無用に射精します。
とうぜん、これから射精するぞと言われてヒロインは声を上げてあがきますが、男に押さえつけられて絶頂を迎えながら
にくい男の精液で子宮を汚されてしまいます。凌辱小説は短編でもここまでやらないと竜頭蛇尾です」
「ちょっとお手洗い借りるね」
話が切れたところで、雰囲気を断ち切るように久子が立ち上がった。水を流す音を聞きながら、さすがにやりすぎたかと
反省する一郎。
229:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/16 20:31:51.73 otzOlKGJ
「おまたせ」
「って、久子先輩!」
「何テレてんのよう」
一郎の隣に腰をおろした久子は一郎の腕に腕を絡めて身体をあずけてきた。どうやら、一方的に押されていたのが
よほど腹に据えかねたらしい。
「ちょっと、何してんですか」
「えー?だってぇ、エッチな話聞かされて変な気持ちになってきたんだもん。久子だって甘えたくなることあるも~ん」
明らかに作っている。
「そんなことして、僕だって若い男ですよ。」
「久子も若い女よぉ?」
「何をしても文句はなしですよ」
「だーめ、えっちなことしないで」
「しないでって…」
「久子はエッチなお話を聞きたいだけなの」
くすくす笑いながら一郎の二の腕に人差し指を這わせている。
「ね、続けて」
「いや、ちょっと…」
間を置いて急に一郎が真顔になると、久子に体重をあずけてくる。とっさに久子の左手のひらが一郎の顔の前に差し出された。
まったのサイン。
「いけませんわ。田中様。大きな声をだします!」
妙に作った姫様調の声に、一郎が憮然とした顔で力を抜く。
「わかりました。何でしたっけ」
久子が耳元でささやく。
「ヒロインは悪漢田中に貞操を奪われた上、あろうことか悦楽の極みの声をあげさせられた後、膣奥を田中の
精液で汚されるの」
にらみつけると、悪戯っぽい上目遣いで笑っている。
230:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:35:15.99 QIPIbKXd
スレリンク(erocomic板:18番)
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>>>1
>重複
>
>母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
>スレリンク(erocomic板)
誘導の通り連載を続けます(笑)
「そんなところです。ヒロインは必死で耐えますが、吐く息に少し甘い音が混じり始めるで、ここで一言『感じて
きたようだな』」
そこから遊園地を出るまで、俺達は黙っていた。
しかし、息苦しい沈黙では無かった。
何かが俺達の間にはあった。
それでいい。
遊園地を出て、俺は奴の家に遊びに行く約束をして別れた。
奴との何か、は、また今夜の出来事となる。
231:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:35:55.96 QIPIbKXd
大晦日の夜、俺は奴の家で過ごしていた。
例のクリスマスの時の出来事以来、俺は奴の家に居る事が増えていた。
年越し蕎麦を食べながら、俺も奴も酒を飲んでテレビを見ていた。
奴手作りの蕎麦のダシは美味い。
美味い料理を食べていると酒が進む。
某歌合戦の最後の合唱が歌い終わると、画面が大晦日を過ごす
人々の映像に切り替る。
ゴーン、という鐘の音に合わせるように、画面左端の隅に、
午前零時を示す時刻表示が現れた。
明けたな。と奴が言った。
俺は、うん、とだけ答えた。
行くか。
どこに?と、俺は聞いた。
初詣、と奴が言った。
徒歩で行ける距離に神社なんかねーだろ、と俺は言った。
奴はにやりと微笑んだだけで、何も教えてくれなかった。
その夜、俺たちはセックスをしなかった。
腹が一杯だったのと、酒が回り過ぎていたのが原因だった。
そもそも、奴とヤるのが目的でも無かったし。
新年を奴と一緒に迎えたかった。ただ、それだけだ。
俺はこたつの中に入りながら横になり、眠りについた。
隣りに奴が居るというだけで、幸福な睡眠だった。
232:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:37:06.65 QIPIbKXd
目が覚めた。
というか、奴が俺を揺り起こしていた。
俺はいつのまにか、奴の手を握り締めていた。
いや、奴が握っているのか。
良く分からなかったが、俺はうっすら目を開けた。
奴の顔が、後ろを電灯に、俺の顔を覗き込んでいる。
微かに微笑んでいるようだ。
行くぞ。
…どこに、と俺は少々不機嫌そうに問い返す。
聞いてなかったのか、と奴が俺の頬を数回、軽く叩いた。
初詣、と少し間を空けてから俺は答える。
こんな夜中に初詣。奴は一体何がしたいんだ。
ともかくそうして、俺は心地の良い眠りから強制送還され、
外に出る事になった。
233:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:37:55.78 QIPIbKXd
どこに行くんだよ、と俺は奴の背中に問いを投げた。
奴は俺の質問に答える事無く、淡々と歩みを前に進めている。
俺と奴は、空が白み始めた朝の河川敷を歩いていた。
奴の住処は河の近くで、徒歩でここまで来る事が出来るのである。
しかし、徒歩でお参り出来る神社など、俺には皆目見当も付かない。
土手の上の小道を歩きながら、奴はどこかを目指して歩き続けている。
奴の秘密の場所でもあるのだろうか。
俺は上下黒のジャージ。白いライン入りだ。
奴は白いシャツに、黒のロングコートを着ている。
それから、黒いマフラーだ。
もう少しちゃんとした格好の方が良かったかもしれない。
朝の空気は凍っている。
そう表現して良いくらいに凍て付いている。
白い息を吐きながら、俺は身震いして自分の両腕を摩った。
奴の背中を見る。
こんなクソ寒い中、奴と抱き合ったりしたらどんなに暖かいんだろう。
そんな妄想が俺の脳裏に浮かび上がる程、朝は寒い。
234:こんばんは、サクラフブキです
12/10/16 20:38:56.61 QIPIbKXd
俺は奴の隣りに駆け寄る。
どうして奴はいつも俺の目の前を歩いているのだろう。
不思議な男だ。
人間が出来ていて生活力があり、かつ容姿端麗で、
女の好みを語りつつ、男の俺を抱く。
そして恋人が居ない。
今は俺が奴の恋人という事になるのだろうか。
良く分からなかった。
俺は確かにこの謎が謎を呼ぶ、俺より僅か身長が上の男に抱かれはしたが、
それと付き合うという事とは別な気もする。
今から考えれば、酒にも酔っていた訳だし。
奴の様子を伺うように、奴の方を見てみた。
奴は俺の視線に気が付いて、俺を見る。
髪の毛は黒くて、襟足は短い。
黒が奴の白い肌を引き立てるようだが、朝の冷たい空気が、
奴の像をよりくっきりと鮮明にしているみたいだ。
顎に指を添え逡巡し、寒いのか、と聞いて来た。
それから奴自身のマフラーを首から逆に巻いて外し、
俺の首に巻く。
俺はどうするでも無く、されるがままになる。
黒いマフラーは奴自身の体温で暖められて暖かい。
そしてまた歩き出す。
目を点にして奴の背中を見た。
俺はその場に呆然と立ち、己の首に巻かれたマフラーを見る。
暖かい。
確かに暖かいんだが、そうじゃ無いんだ。
235:もう必死のモロバレ爆笑自演乙(爆)
12/10/16 20:48:06.78 iTnOP9nd
スレリンク(erocomic板:18番)
スレリンク(erocomic板:22番)
スレリンク(erocomic板:36番)
スレリンク(erocomic板:13番)
>>>1
>重複
>
>母親が他人に犯される 漫画・小説 #13
>スレリンク(erocomic板)
ワロス
自分でスレ立てしといて重複やて(爆)
これでもバレてないつもりのバカキャラがたまらん(爆)
だから真性低脳単純バカ言われんだよおまいは>ホモERO豚サクラフブキ(爆)
236:名無しさん@ピンキー
12/10/16 20:49:43.66 zKN821kg
ここしか荒らせないことが良く分かったw
237:名無しさん@ピンキー
12/10/16 22:12:18.97 3sNH9p/5
母乳モノ さいこー
238:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 04:36:04.10 m2Igwr+/
予定通り連載を続けます(笑)
「毎度ー、田中君、ワイン買ってきたわよ」
そう声をかけながら、吉田久子はワンルームマンションの扉を開けて入ってきた。
「こんちわー、お待ちしてました」
「お待ちしてた割に顔ひとつあげないのね」
「すんませーん」
口先だけ謝ってタイプを止めると田中一郎はカチカチとマウスをクリックしている。
「なにー、エロサイトサーフィン?えっちだなぁおい。お姉さんにも見せて」
「ちがいます。年頃の男ですから。どうぞ」
どっかりと横に腰を下ろした久子と入れ替わりに一郎が立ち上がる。
「つまみ持ってきます。ワインですか?」
「うん、赤」
「あうかな、チーズ有りますよ。」
「いいねぇ。でもブルーチーズはパスね?これ何書いてんの?…エロ本!?」
「いいでしょう。カマンベールです。エロ本です。驚くことはないでしょう」
「イヤー、一人暮らしの部屋に嫁入り前の女性がやってくるというのに、言うにことかいてエロ本書いてるとは。
それも隠しもしないで。社会に出てずうずうしくなったね。お姉さん悲しいよ」
そういうと、久子は肩を震わせて泣き始めた。
「チーズどうぞ。今ワインをあけますね。あと、嘘泣きやめてください。」
「君は味気ないね」
「付き合いが長いですから」
吉田久子は田中一郎の大学の先輩である。二人の出会いは、田中一郎が文芸部の扉を叩いたところまでさかのぼる。
当時久子は2年生。4年生の先輩が卒業すると、文芸部は二人っきりになった。
「付き合いが長いなら、私のフリに付き合ってくれてもいいんじゃない?」
「いやです」
「女にそんな風に冷たくするものじゃないね」
「先輩は女だと思ってませんので」
へらりと笑いながら一郎がワインをコップに注ぐ。
239:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 04:37:22.10 m2Igwr+/
4年の先輩が卒業したあと、まだ理性より圧倒的に強かった男性ホルモンに押され、一郎はひとつ上の女性である
久子に猛チャージをかけた。しかしながら、久子が卒業するまでの2年間、彼女は一度としてとりあわなかった。
ストレート極まりない初めての告白に頬ひとつ赤らめず、久子はハタキを渡すとこういった。
「本棚お願いね」
告白を蹴られ、2人きりの部室で一度として異性として扱われなかった一郎は、そういう毅然とした態度への敬意
として、最後は久子を女としてみないことにしたのだ。結果、彼女が卒業して4年、一郎が卒業して3年になるが、
未だに酒を飲みながら文学から映画、漫画まで文芸論を肴にアーダコーダとおしゃべりをする間柄が続いている。
「こりゃ参ったね。お姉さん降参だよ。」
ぜんぜん参ってない表情で笑いながらコップを持ち上げる。
「乾杯」
「乾杯」
「お、このカマンベールおいしい」
「パンにハムといっしょにはさむと結構いけます」
「ちょ、もったいなくない?あと、家のかぎ閉めたほうがいいですよ。」
「先輩が来るから開けといたんですよ」
「ひゃう」
二人の会話はたいていこんな感じだ。久子の地でもあるのだろうが、さばさばしすぎていて色っぽい話にはなり
にくい。今となってはどうしてあれほど久子に恋焦がれたのか思い出すのも難しい。
「そんで、どういうエロ本書いてるの?」
久子が水を向けてきた。
「そう、それなんですがね。ぜんぜん決めてません」
「決めてませんって、書いているじゃない」
スクリーンに出ているシーンは、まさにそのものだ。ぱっと見たところ、将ニ少女ノ貞操ヲ奪ワントス、といった
場面だ。
「ええ、ためしにいろいろ書いているんです」
「いろいろ?そんなにエロ本書いてるの?」
カマンベールから持参のつまみに移った久子が、ゲソを咥えたまま呆れ顔をする。
「いえ、いろいろ書いているのはシチュエーションです」
「シチュエーション」
240:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 04:38:17.17 m2Igwr+/
「で、シチュエーションて、どんな?メイドさんとか?」
久子が先を促す。
「先輩、すっとぼけすぎです。文芸部の元部長が言うに事欠いてメイド萌えですか」
まじめな顔で一郎が突っ込むと、久子がテレ笑いを浮かべる。
「いやまぁ、そうなんだけどさ。一応嫁入り前の娘だよ?ここでエロ本にあるべきシチュエーションについて
君と対等に論を戦わせよってのはひどくない?」
そう切りかえされた一郎が苦笑する番だった。
「すみません、この話はやめましょう」
「やめないでよ」
「やめないんですか?!」
「語りたくはないけど、聞きたいのよ。顔を覆って指の間からしっかり見てしまう乙女心を察してよ」
いい感じにワインが回ってきた久子に言いくるめられて、苦笑しながら一郎が続ける。
「わかりました。じゃ、続けましょう。えー、シチュエーションにはいろいろあるのですが、その前にエロ本では
視点が大事だということが最近わかってきました」
「視点、語り手の視点だね」
「そうです。主人公である男の視点か、あるいは神の視点か、こえれを決めるが大事です。」
「ヒロインの視点は?」
「僕には無理です」
「戦う前に負けを認めるのかよ!」
「いや、正直興味があるのですが、エロ本ってのは感覚の表現が大事じゃないですか。しかし、僕は胸をまさぐ
られても股間に手を入れられても、女性がどう受け止めるのかわからないんです。」
「なるほど。ちょっと照れる話だね。」
「そもそも、女性が『感じる』ということがよくわからりません」
「そうなの?」
「たぶん射精感とは違うでしょう」
「うーん。射精感か。私も知らんからな」
珍しく久子が赤くなっている。
「想像で書く手もあるんです。ようは『こんな風に感じてほしい』っていう願望です。しかし、女性読者からみ
たら噴飯物でしょうね」
241:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 04:39:27.65 m2Igwr+/
「神の視点か、男視点かって話ですが、これはそれほど難しくないと思っています。私なら神の視点です」
「なぜ?」
「男視点は、読者と視点を共有できる強みがあります。つまり、素晴らしい女性を前にして高ぶる心などを理解
してもらいやすい。しかし、設定した主人公の性格が描写に枠をはめるのです」
「ああ、そうか」
「処女と童貞のラブストーリーで、主人公がヒロインの身体を事細かに描写するのは変でしょう」
「変だね」
「そう言うわけで、読者が入り込みにくいことを承知で神の視点で書きます」
「ちなみに、そういうデメリットを承知の上で男視点で書くとしたら、どんな場合だろう」
「そうですね。たとえばフェティッシュな嗜好を持った男が主人公だと、男視点がいいかもしれません。ですが、
やはり、モノローグだと内面描写に限界があります。極端に観察的な男のセックスって変じゃないですか?」
「楽しく無さそうだね」
「ええ、だから神視点のほうがいいと思うんです。」
「なるほど。で、視点が決まるとシチュエーションを決めるんだね」
「はい。ところが、このシチュエーションってのがバカみたいに多いんです」
「そうなの?」
「そうです。というのは、エロ本の中のジャンルが意外に多い。」
「ほう、エロ本というジャンルじゃ不足かい?」
「不足です。たとえば、さっと思いつくもので、学園物、伝奇物、パロディ、痴漢物、強姦物、サラリーマン
官能小説といったジャンルがあります」
「なるほど。言われてみると多いね。パロディってのは、エロパロだとして、サラリーマン官能小説ってのは
なんだい」
「この分野の作品が意外に多いんです。主人公は普通のサラリーマンなんですが、オフィスの美女と次々に身体を
重ねる。」
「こりゃまた痛快なご都合主義ですね」
「エロ本はご都合主義ですよ」
「そりゃそうだ」
242:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 04:40:54.19 m2Igwr+/
「もうひとつ、サラリーマン官能小説は、ヒロインの種類を多くできるのも特徴です。」
「種類?」
「今風に言えば属性ですね。たとえば、年上、年下、同年代。上司、部下、得意先。セールスウーマン、
アシスタント、受付嬢、秘書、出張先で知り合った女性、通勤電車で密着した女子校生。独身、人妻、
未亡人」
「ほほう、こりゃバラエティに富んでるね。」
「そうです。他のジャンルでも幾分幅を持たすことはできますが、サラリーマン官能小説の場合、圧倒的に
女性の種類が多くなります。王妃様なんてのを除くと、ほぼ制限は有りません。これが社長官能小説だったり
すると、通勤電車で女子校生と密着ってのはつらいです」
「確かにね。社長なら車で通勤しろと。」
「そのとおり!貧乏な社長なんか引っ込め」
一郎にもかなりワインがまわってきた。
「でもさ、無理なヒロインもあるんじゃない?スチュワーデスとか」
「無理目なだけです。神田の古本屋で見つけたエロ本は、行きずりのスチュワーデスとのアバンチュールでしたよ」
「行きずりって便利だな」
「便利です。しかし、行きずりは行きずりで仕込みが大変なんです。」
「どんなふうに?」
「それは後で説明しますが、まずはヒロインの種類…属性について続けましょう」
「うん、うん」
久子もすっかり話しに引き込まれてニコニコしている。
「先ほど、ヒロインの年、職務、職種、婚姻状態などを挙げましたが、これらすべてが組み合わせ可能ではあり
ません。」
「たとえば?」
「サラリーマン官能小説に年上処女未亡人女子校生は出てきませんね。」
「んなめちゃめちゃなヒロイン、どんな話にも出てこないよ!」
久子が爆笑する。
「そうでもありません、ジャンルを変えると幾分可能性が出てきます。」
「またぁ」
243:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 04:43:43.00 vSiUqaQu
予定通り連載を続けます(笑)
俺が聞きたいのは、口にしたかったのは、
俺が奴の恋人なのか否かという事だ。
なのにどうしてこうも奴は、
何も言わせなくする何か、に満ち溢れているのだろう。
それのせいで俺は、何も言う事が出来なくなる。
陳腐に表現すれば、胸の奥が苦しくなるのだ。
だから、ただ黙って奴の後ろを付いて行く事に決めた。
例え奴がこれからどこに行こうとも、俺は付いて行くのだ。
奴が前で、俺が後だ。
数歩分の何かなのだ。
首に巻かれたマフラーに、首を竦めるようにして顔を埋める。
アロマみたいな奴の香りが染み付いている。
どうする事も出来ない香りが、俺を満たしている。
着いたぞ、と奴が言った。
そこはこっちとあっちを繋いでいる橋だ。
河川の幅はそんなに広い訳では無く、
向こう岸とこっちでは大声を出せば会話出来る程度なのだが、
奴が目指していたのはここらしい。
初詣と橋は何の関係も無い。
俺は益々分からなくなった。
この橋に何か特別な意味でもあるのだろうか。
それとも奴にとってはそうなのだろうか。
橋の真ん中辺りに向かって行く奴の後ろを歩いて行きながら考える。
そろそろだな、と奴が言った。
244:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 04:44:22.17 vSiUqaQu
何が、と聞く前に、橋の中腹に辿り付いた俺の横から照らし出すように、
眩しい光が輝いた。
見ると、空が地平線の辺りから赤、紫、黄色、青の順にグラデーションになっている。
そしてオレンジ色の、真っ赤に焼けた太陽が、
地平線の向こうからもったいぶる様に、
ゆらゆらと這い上がってくる。
夜明けのまさにその瞬間。
明けましておめでとう。
右隣に立って夕日を眺めるように、橋の手摺に凭れ掛かっていた奴が、
微笑を浮かべて俺にキスをする。
咄嗟の事で、俺は目を閉じる事が出来なかった。
だが、奴を目の前に感じながら俺はゆっくりと目を閉じる。
唇と唇が重なり合って数秒、静かに離れる。
俺も手摺に凭れながら、
初詣じゃねーじゃん、と唇を尖らせて見せた。
初日の出も初詣も大して変わらないだろ。
奴の言葉には何故か説得力がある。
隣りで太陽に向かって、頭を下げたり手を叩いたり。
俺はみかんを押し潰したみたいな朝日に向かって、
適当にパンパン、と両手を二度合わせた。
そうじゃないだろ、と奴が俺の後ろに回り、
二度頭を下げるんだよ、ほら。と指示を出した。
仕方なく俺は太陽に向かって二度頭を下げる。
それから奴は、後ろから囲うように俺の手を取り、
二回手を叩かせた。
ニ礼二拍一礼って言うだろ。お前、恥掻くぞ。
真後ろで奴が笑ったのが分かった。
耳に生暖かい息が掛かったので。
245:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 04:44:58.03 vSiUqaQu
それからこう、と、奴は俺の腹を抱えるようにしながら
身体を前に倒す。
俺は手摺に両手を付いて、体が前に倒れそうになるのを支えつつ、
奴の上半身に押されて自然と頭を下げる格好になる。
わざとやってんのか、この馬鹿。
奴の生暖かな息が俺の耳朶に掛かり、上半身が後ろから抱き寄せられて、
下半身はと言えば、ぴったりと押し付けられている。
俺は自分の中から熱いものが湧き出るような感覚に襲われて、
動けなくなった。
いや、動けない、の間違いだ。
じっとりと、こめかみに脂汗が浮かぶのが分かる。
やめろ、と俺はようやく口を開いた。
何が、と奴はしれっとして答える。
言葉を発した際の息が俺の耳に掛かる。
離れろ、と漸く言いたい言葉が喉の奥から絞り出される。
二礼二拍一礼、ちゃんと理解したか。
奴の一言一言が、近くにあるせいで、やたら大きく聞こえる。
低い声が耳元で、大音量で響くのはどうにも落ち着かない。
俺は寒さから来る生理現象以外で、体が震えそうになるのを押えながら、
ごく冷静に、分かったから、と伝える。
それで漸く奴は俺から離れた。
246:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 04:45:39.97 vSiUqaQu
奴が俺から離れると、身体を翻し、奴を睨む。
軽く驚いているような奴に対して、
自分の首に巻かれているマフラーを素早く外し、
奴の首に引っ掛けるようにすると自分の方へ引き寄せる。
ほぼ強制的に唇を重ねる。
してやったりだ。
奴が思わず手摺に両手を付くのが分かる。
いや、やられたのは俺の方か。
囲まれてしまっている。奴の両腕に。
俺は唇を離した。
それから、お互いどちらからとも無く身体を抱き締め合って、キスする。
こんな朝早い時間だから、誰にも見られてないはずだ。
いやむしろ、外だからこんなに体が熱いのかもしれない。
刺す様な空気の中で、寒空の下、俺は奴の体温だけを感じている。
唇から、吐息から、身体から、腕から、足から、全身で。
さっきの軽い口付けとは違う、濃厚なキス。
熱い。
寒い。
熱くて寒い。
寒さのせいで研ぎ澄まされた感覚が、全神経が奴との行為に集中する。
247:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 04:46:20.91 vSiUqaQu
奴の右腕が俺を抱き寄せる。
左手は手摺に付いて身体を支えてるらしかった。
中で舌を絡ませる。
時々、卑猥な音が聞こえる。
俺は奴の脇の下から両腕を入れ、抱き締めてキスに夢中になっている。
奴を強く求めている。
奴も俺を求めている。
互いの体温が体の狭間に篭って暖かい。
ずっとこのままでいたい。
このままでいたくない。
気持ちが容赦無く、左右に揺れている。
俺は自分の求めるままに、盛り上がった股間を奴に押し付ける。
身体を強く抱き締める。
奴も俺の尻を撫でさするようにして股間を押し付けてくる。
俺の腰が壁に当たったせいで、強く押し付けられている。
ヤバイ。
こんなところで逝きたくない。
直ぐにでも逝ってしまいたい。
重なりあった上半身から、どくどくと心臓の鼓動が伝わって来る。
奴にも伝わっているのだろうか。
いや、隠しようが無い。
俺の吐息も、瞳も、唇も、心臓の鼓動も体温も股間も何もかも、
奴から逃れられない。
全部奴に捕らえられてしまっている。
248:よーし、今日も爆笑モロバレ自演だぞー(爆)
12/10/17 04:53:58.36 tPcyJiS2
スレリンク(erocomic板:602番)-610
/ (サクラフブキ__) ヽ
./ ノ 人 ヽ ヽ
__ ./ // ヽ ヽ .ヽ / ̄\
./ ○ ヽ、 / (__) (_) ヽ/ ○ \
/ \,,,--――''''''''''''''''''''―-/ ヽ
..⌒‐-,,,,_ /:/ヽー――-、,,__,,,,-――:|| _,,;-‐''"⌒~~~
.ヽ/::||:::::::::: (●) (●) ||/ヽ
く ::||::::::::::::::::: \___/ ||:::::::::ヽ けけけっ
ヽヽ:::::::::::::::::::. \/ ノ_/
249:バカの一つ覚えの爆笑モロバレ自演乙(爆)
12/10/17 04:54:56.95 tPcyJiS2
_.. - ― - 、_
, '´ † ヽ、
〈 _ )
/´\ _,. - ― - 、.〃/
, '/ `ー-’‐'´ ` ' 、
/ ,' -‐ // ,.' , i , l } ! `, ヽ ヽ \
{ソ{. ニ二|,' / / _! Ll⊥l| .Ll_! } 、.ヽ
{ソl ニ二.!!イ /´/|ノ_l_,|.ノレ'レ_l`ノ|! | .l }
ハソt.ー-;ュ;Vl /,ィエ下 「ハ レ| j| j|丿
\ !((.ヽニ{fj ! l ` ハ|li_] |iリ {、|,ノ!' / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<\n )’( (‘ーl | ´ __,' ,' ) | は~い!
/.)\_, ` ) ノノ\ tノ /(( < 童貞ホモ中年によく効く
V二ス.Y´| (( (r个 . ___. イヽ) )) | 薬を注射しますね~!
{. r_〉`! }>' ) / ゝ 、,,_o]lム` ー- 、 \_________
\ f ,. '´/ o\ \
`! {/⌒ヽ \_ ヽ
| .| / | ', '、 ヾ ,〉、
| .| l ヽ ヾ__,人
| |ミヽ j/_ } }、 ヽ
! .! ヾ_,ノ ヽ ミ , i ノ ハ イ y'⌒ }
.| | /\ / / j ' / |l. / ./
t ノノ ヽ. ' o|l,' , '
` ‐´' } / |l /
250:バカの一つ覚えの爆笑モロバレ自演乙(爆)
12/10/17 04:55:49.91 tPcyJiS2
ヘ-+------+--+-----+ヽ_
/:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_
/ ̄\::::::|:::::/:::......-――--..........__/:::::::::::::::\
┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄ ^ ヽ、:::::::::\
ヽ::::::::::::::::::::::::::::/ \::::::::ヽ
ヽ:::::::::::::::::::::::/ :::: \:::::ヽ
ヽ::::::::::::::::::/ :::::::: \::::|_
):::::::::::::::| ::::*::::: ヽ:|::::ヽ
/::::::::::::::::| ::;;;;: l::::::::ヽ
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|::::::::::::::::::::| /::::;リ:::l:::: |::::::::::::|
|:::::::::::::::::::::l ...l::::;リ:::/:: /:::::::::::::|
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ヽ::::::::::::::::::::::::l /:::::::::: /:::::::::::::::::::/
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/::::::::::::::::::::::::i __-ー--=;;;:::::::::::::: ....::::/:::::::::::::::::::::::/
./:::::::::::::::::::::::::::i"::::::::::::::: ヾ─ 、/"ヽ:/::::::::::::::::::::::::::::l
ヽ::::::::::::::::::::::丶:::::::::: / il .ヽ:::::::::::::::::::::::::::/
\::::::::::::::::::::ヽ::::::: / l ! ヽ:::::::::::::::::::/
251:童貞中年自演バカ@ホモERO豚サクラフブキ
12/10/17 04:56:35.38 tPcyJiS2
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// // ///:: < _,ノ , 、ヽ、_ ノ ;;;ヽ /////// //// ///
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// //,|::: ⌒ / ヽ⌒ ;| ///// // ////
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// / ヽ::::: | ! || | ||!!| ;;;;;;//////// ///// /// //
// // ゝ:::::::: : | `ー-----' |__;;;;;;;/////// ///////////
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ
252:名無しさん@ピンキー
12/10/17 07:18:46.22 2IvdNTbu
おらっ
カキコのまとめが抜けてるぞ、パシリ! 書け!w
253:名無しさん@ピンキー
12/10/17 08:24:43.46 IeRR6j6d
\ / ____ , -‐……‐--. . . 、 \ | | /
\ / /. : : : : : : : :ヽ-‐.: :_;. --- .._: : : : : : : :\ \ /
_ 争 も _ /, -‐==ミ: : : : _,ィニ-‐……ー-: 、`ヽ、: : : : ヽ、 _ 争 _
_ え っ _ . .:´: : : : : : : ≠:7: : : : : : : : : : : : :ヽ、 ヽ| : i : : :, _ え _
_ : . と _ /.: : : : -‐: :7´: : /:,ハ : : : :ヽ : : : ゝ-- :\ | : :! : : : , _ : _
_ : _ /, -‐/.: : : : :i : : /ィ:爪: : :\ :\ : : :\: : :`ト : !: : : :′ _ : _
〃 /. : : : : : : |.:イ :ハ:| \: .、\: : xィ¬ト、: :| : : ! : : : : :,
/ \ /.: :/.: : : : /l : |/Гト、 / |_,ノ0:::ヽ : : :i : : : : :′ / \
/ | | \ | .:/.:/. : : :i: i : | |ノ0:::ト ::::::::::::: |: :∩::::::ト: : : !: : : : : : :, / | | \
∨i: |: : : : |: :ヽ| |::∩::| :::::::::::::::: !.::∪::::::| |: : :i : : : : : : ′ ,ィ /〉
|: |: : i : :', : | |::∪::| :::::::::::::::: !: : : : : :||: : i : : : : : : : :, / レ厶イ
ヽハ: : :、: :ヽ| l : : : |::::: , ::::└―┘ ! : : i : : : : : : : ′ / ⊂ニ、
い、: :\/  ̄ ̄ ', : : i : : : : : : : : , _, -‐' ⊂ニ,´
r 、 _ ヽ: :〈 <  ̄ フ |: : : ! : : : : : : : :′,.-‐T _,. -‐'´ ̄
くヾ; U| | : \ /| : : :i : : : : :_, -‐' | /
254:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 16:34:20.17 m2Igwr+/
予定通り連載を続けます(笑)
久子は半信半疑だ。
「嘘じゃないです。『処女未亡人』という作品があります。『人妻女子高生』もあります。」
「幼な妻だね」
「違います。ヒロインは20代後半です。分け合って女子高に通っているんです」
「セーラー服で?」
「そう。で、教師に迫られて『やめてください。夫が居るんです』って」
「ひゃひゃひゃ」
久子がひっくり返って笑う。慌てて一郎がコップを取り上げた。
「こぼさないでくださいよ」
「ごめんごめん」
「いやぁ、改めて文学ってすごいって思ったよ。文学少女でよかった。人間の発想は自由だね。」
「限度がないですね。」
「ほかにどんなのが考えられるかな」
「『金髪上司』なんてのはありでしょうね」
「外資かな?」
「外資ですね。取引先の秘書でもいいんですが、いきなり金髪美人と仲良くなるのは難しい」
「そうか。上司ならゆっくり落とせると」
「そうです」
「じゃぁさ、女子高チャイナ服ってのはどう?」
「うーん、難しそうですね」
「なんで?金髪もチャイナ服も似たようなもんじゃん」
「確かに、絵にすると同じなんですが、文章にするとだめなんですよ。」
「ちょっとまった。あ、そうか。金髪は外国人だっていうことだが、チャイナ服じゃコスプレか」
「そうです。まぁ、そういうシチュエーションでかけないこともないと思いますが、文字で書くからチャイナ服
萌えってのは難しいですね」
「特に神の視点では難しいね」
「そうです。」
255:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 16:35:43.44 m2Igwr+/
「だんだんわかってきたぞ。で、ヒロインの種類というか、属性には定型性があるの?」
「ありますよ。ヒロインは、堅いこと。これは鉄板です。」
「お堅い女性を落とすのが楽しいんだ」
「そうです。これは無理だろうという女性。あるいは、これは穢れない誰もが思う少女。そういう女性が男の腕に
落ちていくカタルシスがいいんです」
「それは田中君の性的嗜好じゃないのかい」
「そうですよ」
「自分の好みで作品を書くのかい」
「ジャーナリストじゃないですから。トルストイが無理してラノベ書かなかったからって、誰も批判してないでしょ」
「君はトルストイじゃないけどね。まぁいいや」
「嗜好の話はおいておくとして、実際に描かれる女性は堅くないこともあります。」
「そうなの?鉄板はどこいった?」
「鉄板は王道の話です。特にサラリーマン官能小説の場合、複数ヒロインが普通です。」
「一穴主義じゃないんだね」
「どこでそんな言葉を覚えたんですか!」
「てへへ」
「ヒロインが一人というサラリーマン官能小説もありますが、それは短編です。長編は必ず複数ヒロインが次々
主人公の手の中に落ちます」
「ふんふん」
「で、くどいてる時間がないから女性は割と簡単に体を開くのですが、それでも、堅い女性だというイメージは
重要なんです。」
「カタルシスのため?」
「そうです。」
「ふーん」
「どうしました?」
「反例を考えているの」
「ありますよ?」
「どんな?」
「70年代のように性がそれほどオープンじゃなかった頃には、オープンな女性がヒロインの話もたくさんあったようです。」
「なるほど。現実が堅すぎるから、ヒロインの存在自体がカタルシスになりうるんだ」
256:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 16:37:59.63 m2Igwr+/
様子見乙w
しかしあっちの削除依頼もすげぇよなw
もう必死じゃんw
スレリンク(housekeeping板:452番)-453
うわべでは「おらっ カキコのまとめが抜けてるぞ、パシリ! 書け!w 」とか余裕かましてるフリしながら
陰では必死の削除依頼かよw
抜けないエロなんかより、やっぱサクラフブキのキャラの方が全然おもろいわw
257:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 16:39:36.75 m2Igwr+/
「じゃぁ、いかにもすぐに抱かれる女はヒロインの資格なしってわけだね。」
「何事にも例外がありますので断言はできませんが、正ヒロインとしては無しです。サブヒロインとしては十分
ありです」
「たとえば主人公を導いたり」
「あるいは助けたり」
「なるほど。ストーリーの面から言えば、確かに聖女オールキャストじゃ話にならないな」
「なりません。起承転結を複数ヒロインでやるならば、トリックスターが必要になります」
「起承転結なしのときには」
「聖女オールスターのほうが喜ばれるでしょう」
「なるほど。ヒロインの種類についてはわかったよ。ところで田中君、ふたつばかし苦情があるんだけど」
「なんですか」
「まずワインがない。次にシチュエーションの話はどうなった」
「先々週の芋焼酎があります」
先々週、「日本の戦記について語ろう」と久子がやってきたときの手土産が芋焼酎だった。久子の名誉のために
書いておくと、話の内容は至極まじめかつ重いものだった。
「君は焼酎でいいのかい?」
幾分とがめるような視線で久子が問う。いくら久子がさばさばしているとは言え、女性と二人で官能小説につい
て話をするときに焼酎でもなかろう。
「いえ、艶っぽい話の話をするときには、幾分でもロマンチックなアルコールがほしいところです。コンビニに
買いに行きますが、ごいっしょしませんか?」
「ここに残って君のPCを漁るのも楽しそうなんだけど、そう言うことをするには少し回りすぎてる気がするよ。
エスコートしてくださる?」
いきなり上品な口調に変わる。
「よろこんで」
「ところで、二つ目の苦情ですが、いつになったらシチュエーションの話が出てくるのでしょう?」
「それは道すがらお話しましょう」
258:ここで一言『感じて きたようだな』
12/10/17 16:40:56.93 m2Igwr+/
「シチュエーションに関してですが、これは大まかにいって精神的シチュエーションと行為的シチュエーション
に分けられます」
「図書館的な分類番号はあるかい?」
「もちろんありません。それから言うまでもないことですが、私が勝手に分類しています」
「だろうね」
「ところで精神と好意ってかぶってない?」
「好意じゃなく行為です。行う、為す」
「行うナスだって、ふふふ、田中君のエッチ」
「精神的シチュエーションというのは、主人公とヒロインの精神的な立場です。これがとても重要です」
「スルーしたね」
「ですが、文学である以上重要であることは自明です。たとえば主人公、あるいはヒロインの告白シーンは
いやがうえにも場を盛り上げます。一方で、行為的シチュエーションは純文学では大した重要性を持ちませんが
エロ本ではきわめて重要です」
「ねえ、行為って体位?」
さすがに声を潜めて久子が聞く。
「それも含めての行為です。たとえば、体位という言葉が出ましたので例にあげると、同じバックでもベッドの
上か、シャワールームか、鏡の前か、窓際かでまったく異なります」
「確かに。これはドキドキするね」
「ヒロインは堅い女、あるいは堅いイメージの女という話をしたときに、カタルシスだといいました。行為も同じ
です。『あ、こんな』とヒロインが思う行為で初めてヒロインが生きます。」
「確かに」
「チェックシート的に体位を変えていくだけではエロ本としては持ちません」
「AVじゃないからね。挿絵でも有ると違うかな」
「挿絵がつくのは月刊誌に掲載されているときくらいでしょうね。なんにせよ、それは僕が目指すものじゃないです」
「プロ目指してるの?」
「いえ、表現を追求したいんです」
「えらいね。あと、芸の肥やしとか言ってお姉さんを押し倒さなかったところもえらいわ。」
「やった人は居るそうですが」
「そうなの?と、驚くもんかい。趣味と実益ってやつだろ」
「川上宗薫先生は、取り付かれたように女性を口説いたといわれています」
259:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 16:43:50.07 FgqTwWeY
予定通り連載を続けます(笑)
そのうち、ぽつ、と俺の髪の毛に何かが空から落ちて来たのを感じた。
でも俺は気にしない。
気にする余裕も無いのだ。
それからまたぽつ、と俺の手にひやっとしたものが触れる。
今度は頬に。
流石に奴も気が付いたか、俺の頬を生暖かな舌でねっとりと舐め上げる。
エロい。
どうして奴はこんなにもエロなのか。
普段落ち着いていてセックスは激しいなんて、
益々反則じみた男だ。
まもなくして空から水を並々張った金手洗を引っ繰り返したみたいに、
そろそろと雨が降って来た。
始め細やかだった雨粒は、やがて強さを増し量を増し、
抱き締め合ってキスに夢中になっている俺たちの頭上に降り掛かる。
激しい雨では無く、静かな雨。
寒い日の午後に長く降るような雨だ。
髪の毛に降り掛かった水滴を始めは弾き返していたのだが、
やがて湿り顔を伝ってくる程になる。
奴の首に掛かったままのマフラーも、霧吹きを掛けられたみたいになっていたのが
沁みた水のせいで、徐々に重さを増していくようだ。
コートが、頬が、服が、ズボンが、凍える寒さの中で
冷たさを増していく。
260:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 16:44:30.71 FgqTwWeY
俺たちの重ねられた唇の間にも水滴が滴り落ちてくる。
そのせいで俺は気を取られ、唇を離す。
吐いた息が今朝以上に白い。
どうやら神様は俺たちの関係が憎いらしい。
いや、それとも禁断を犯して快楽を貪ることにお怒りなのか。
顔に付いた邪魔な水滴を上から手の平で拭うと、
ぼやけていた目の前がハッキリして、奴の首元が視界に入る。
あの綺麗な首筋に水滴が滴り、下に着ていたカッターシャツの
襟が今はもう、濃い色に変色してしまっている。
それから胸、腹と雨は沁み、べったり奴の身体に張り付いている。
俺は奴の胸元に手を添えながら、自分の二の腕を摩り、
生理的に身体を震わせた。
奴は俺の様子を見ながら、傘、持ってくれば良かったな、と呟いた。
しかしそれでも俺の震えは治まらない。
見兼ねたのか、奴はコートを脱いで俺の肩に包む様にして掛け、
抱き締めながら、俺のせいだな、ごめん、と謝った。
謝る事なんか、何も無いのに。
奴と一緒に日の出を見られたこと。日の出を見せてくれたこと。
それは何ものにも変え難い、幸福な出来事なのに。
俺はジャージの上着を脱いでそれを奴の頭に掛ける様にする。
多少は水滴を弾いてくれるはずだ。
それから奴を抱き寄せるようにして、
体と体をしっかりと重ね合わせる。
こうしてれば暖かいから、と俺は囁き返す。
暖かい息が言葉と共に外に漏れ出す。
奴も俺の身体を、両腕で包み込むようにして抱き締め返す。
俺は自ら唇を重ね合わせる。
人肌の温もりがそこにある。
いつも以上に奴の体が熱い。
261:こんばんは、サクラフブキです
12/10/17 16:45:08.05 FgqTwWeY
奴のシャツも、俺の白いTシャツもじっとり濡れているのが分かる。
体の外側、末端の方から熱が奪われていく。
凍えるような寒さの中、俺たちの身体が冷えていく。
しかしだからこそ、今目の前にある熱が欲しい。
奴の熱と身体を求めるようにして、きつく身体を抱き締める。
それは奴も同様だ。
やがて奴は腰を動かし出した。
半分ほど勃起した性器が、濡れた布越しに擦り合わされる。
熱い。
外はこんなに寒いのに、身体はこんなに冷たいのに、
どうして熱いのだろう。
俺は思わず、奴の名前を囁きながらも喘いでしまう。
しっかりと上半身を合わせながら、蠢く身体と下半身だけが、
寒さの中に取り残されてしまった、たった二つの熱と熱。
そしてそれらは、今、一つになろうとしているのだ。
俺も自ら腰を動かしながら、暖かな奴自身に、
自分を擦り付ける。
暖めあう身体が熱い。
脳内が熱に浮かされているみたいだ。
身体に張り付いた布越しに、奴の身体が分かる。
ハァ、と白い息を吐き出す。
すると奴の生暖かな息も、俺の耳に掛かる。
どうしてこんな事になってしまったのだろう。