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「インテリのイメージですね。数学も同様ですが、若干ベクトルが違う。学園の先輩も同じです。生徒会長、生徒会の書記、
図書委員、バレー部の部長、それぞれに好ましい意味での勝手なイメージが付いてきます。それをてこにしたキャラクター
付けを行いやすい。あとは、それぞれのキャラクターに基づいて、セックスへの抵抗感を書いてやれば十分です」
「ふーん、同級生とか下級生も同じなの?」
「同級生の場合は、ヒロインと主人公双方の立場が近いので、高揚感や背徳感を二人の共通のものとして描けますね。
下級生だと、ヒロインがやや引きずられる感じになりますが」
「ちょっと痛々しいかな、学園で年下ものだと。あとはどんなジャンルがあるの?」
「エロ本のジャンルはうんざりするほど有りますが、大きなジャンルとして不倫と近親相姦は無視できません」
「不倫と近親相姦かぁ。もろに背徳だね。」
「はい。不倫のすばらしいところは、性的に完全に成熟したヒロインに少女のようなためらいを演じさせることができる点です。」
「なるほど。そうだ。慎み深い独身女性より、慎み深い人妻のほうが熟れた体ってイメージがあるね。」
「読者がそうイメージしてくれるのは心強いですよ。不倫エロ本にはもうひとつ面白い特徴があります。主人公のライバルが
はっきりしてることです」
「旦那だ」
「もちろん、ヒロインの夫は二人の関係を気づいていないのですが、主人公は彼を強烈に意識します。たとえば、ヒロインの
夫も知らない性感帯をみつけてやろうとか、見つからないようにこっそりキスマークをつけてやりたいとか」
「おいおい」
「ヒロインは困りますけどね。で、最後に射精をどうするかってところも押さえたいところです」
「確かに、それは夫以外にやすやすと許しちゃねぇ。そもそも肌だって許しちゃいけないんだけど。」
「そういう、ヒロインが何とか守っている一線のところで、二人の葛藤を描いてもおもしろいです」
「射精と言えばさ、近親相姦はやばいんじゃない?」
「最近のエロ本はめちゃめちゃですよ。好みの問題で僕は近親相姦は書きませんけど。書くとしたら血のつながりの無い
話になるでしょうね。」
「それなら安心だ。でも血のつながりがないなら背徳感はどうなるのよ」