10/12/20 02:48:18 I98s1ZLA
>>527
自分が思う所では……
神子清光は、エロに至るまでの流れ形成が非常に巧みだと思う。
普通にいる男女が普通に出会い、そこに無理のない偶然が発生した事により
男が女を手籠めにしてゆく。
この流れが巧みなので、エロに至るまでの流れに無理が少ない。
そして次第にエスカレートしてゆく男の欲求にズルズルと女は巻き込まれてゆく事になるのだが、
各区切りごとに交互に男女の視点描写を入れ替える事により、互いの
心の流をうまく描写できる作家。
ゆえに、アナルやら浣腸、ハードなＳＭなどプレイ内容のえげつなさに依存せずとも
読み応えをもってんで行ける。
530で書いているように、ぬるめに転向したという気はしないが、
ある時期から凌辱の対象が姉であったり母親であったりという作品が主流となり、作風うが変わった。
その頃から、彼の作品はつまらなくなったと感じる。
（ただし、フランスで近親物をだした後で他社から出した「蜜色の檻」は秀作だったが）