12/11/17 23:04:35.80 EGpOe0cG
>>619
「別に狐も犬も元は同じ種族だろ？大して変わらん」
（買主は大してワーウルフのことを気にしている様子はなく、とにかく子供さえ産めれば良いだろうと考えているようで）
（もしも娘が生まれようものなら、すぐに売り飛ばされてしまいそうでもあった）
…長旅、疲れたか…？
（無口なワーウルフはしばらく黙っていたが、ミミリを椅子に座らせ）
（簡単な飲み物、コーヒーにしては随分と質の悪いものでは在るが…を淹れて目の前に置く）
…俺は、狐だろうと構わない…
（首を横に振ると、あまり人と喋る機会がなかったのもあって言葉は少なく）
（けれどもその汗の臭いは部屋全体に染み付いたかのようにミミリの鼻にもそれは届く）
…同じ奴隷だ、あまり気を使う必要はない
それに、こんなに部屋が良い匂いなのははじめてだ
（メスの匂いを嗅いだ事がなかったのか、のそのそと近づくとスンスンと鼻を鳴らし）
（ミミリの耳から髪の毛へと鼻を移動させ）
幸せな気持ちになる、匂いだ
（まるで襲ってくるような様子もなく随分と理性的な態度を見せる）
（頭の中ではミミリをこれから好きに出来る、そう考えるだけで涎でも垂らしてしまいそうだったが）
（そんな姿を見せたくは無いとまだ理性が勝っているようだった）