13/06/12 00:46:00.40
エレンちゃん様続き
これは、一体どういう状況なんだ。
○○はどこに…というかこのオッサン誰だ??
とにかく落ち着け。落ち着いて落ち着こう。落ち着けば落ち着ける筈だ。
俺は…そうだ、○○と初セックスとしけこもうと思ったんだ。
それで、わざわざ人払いをしてやれる部屋を作り上げた。
俺がにっこり笑って「おねがい」すれば、成績と顔でしか人の良し悪しを測れない無能共は
媚びへつらって何でもやってくれる。今回も最大限に活用した。
バカ共の相手は嫌になるけど、○○との時間を作るためならこの程度の煩わしさは何でもない。
脱線した。今はそこはどうでもいい…で、○○が俺に目をつぶってって言ってきて
俺はあいつからの初めてのキスをもらえると柄にもなく喜んで、正直に目をつぶった。
しかし待てども何故か唇にやわらかい感触は伝わらず、手首を強く掴まれた。
驚いて目を開いたら○○がすごい勢いで俺を組み敷いてきて…なんだお前、
キスじゃなくてそっちがしたかったのか?初心そうだったのに、実はスキモノだったり…?
などとエロ妄想に思考を飛ばしていたのはほんの一瞬だった筈だ。何分も固まっているほど俺はバカじゃない。
ふと気づけばどうやったのか、足を大きく開いたまま書架の左右の端にそれぞれ固定されてしまっていた。
がしりと掴まれただけだと思っていた手も縛られていることにここでやっと気づいた。
なんだこれ。
いくらなんでも理解の範疇を超えている。答えを求めるように○○をみると、
○○はやたら嬉しそうな顔で鼻の穴をふくらませてフゥフゥ言っていた。
ブサ可愛いけど俺の前以外ではやるなよお前。
とりあえずどういうことか聞こう。ひょっとしたら騎乗位がしたいのかもしれない。
俺のよく回る頭はひとつの可能性をはじき出したので、確認しようと口を開いた瞬間
突然謎の蒸気が目の前を覆い、視界を遮った。むわりとした熱気が伝わってくる。
いよいよ意味がわからない。まずまえが見えない。
反射的に目を閉じ、熱気の帯が緩まってきたように思えた頃にそっと目を開ける。
「フヒヒ、え、エレンちゃぁん」
気持ち悪い全裸のおっさんが俺の前で鼻息を荒くしていた。