13/06/11 05:31:12.28
「…は?」
案の定エレンちゃんは変な顔をして俺(仮)を凝視してきた。
それはそうだろう、自分の彼女だと思っている少女から変態じみた声で下着の色なんて聞かれたら。
誰だって自分の耳を疑うだろう。困惑に固まっているエレンちゃんに構わず、次の言葉を落とす。
「エレンちゃんって、わたしのこと、すき?」
さっきまで少女(俺)の変態発言に固まっていた彼は、今度は急に照れたように頬を染めてまた固まった。
しかしすぐいつものような余裕ある表情に戻ると
「当たり前だろ。…っていうか『ちゃん』って何だよ」と自信ありげに肯定し、そして最後は不満げにこぼした。
「エレンちゃんはエレンちゃんだから」と言うと、ますます嫌そうな顔をした。うっわ、その顔すごくイイ。
フスーとまた息が漏れる。おっと、あぶない。怪しまれる前にやってしまわなくちゃ。
「エレンちゃん、目を閉じて」唇に人差し指を当てつつ甘えたように俺(仮)がつぶやくと、
エレンちゃんは目を期待で輝かせた。うん、キスとか恥ずかしがって俺(仮)からしなかったからね。もちろん今日のために。
素直に目を閉じるエレンちゃんかわいいよエレンちゃん。
予め用意しておいた縄を取り出し、手早く拘束した。もちろんまず手を。
驚いて目を見開いたエレンちゃんを強引に転がす。足も縛り付ける。
ちゃんと開いておけるよう資料台に間隔をあけて2つフックをつけておいたのでばっちり開脚済みだ。
まさか実技がからきしな少女ひとりにこんな仕打ちを受けると思ってもみなかったのだろう、
エレンちゃんの瞳は驚愕に彩られている。
「え…おま、何、」手足を縛られて身動きをとれないエレンちゃん。
常に自由で自信にあふれたエレンちゃんとはかけ離れた姿に興奮する。
はやく、犯したい。
こみ上げる欲望のままに俺(仮)は自分を解放した。
ぶわわっ
「!?…な、なんだこれ…蒸気………!?」
突然の蒸気と熱気にとっさに目をつむったエレンちゃんが再び目を開けたとき、
小柄な少女がいた場所に、醜く腹が出て、だらしない身体をした奇行種が佇んでいた。