11/07/10 21:59:10.64
>>15
一度は誕生日が台無しになっちゃうとしても、問題解決してからお祝いをやりなおすと思えばいい
タイミングはずした誕生日祝いなんて、二人っきりじゃなきゃできないんだぜ
「ごめんな、バニー。ほんとごめん。ケーキもプレゼントも、肝心の日をはずしたら意味ねーよなあ……」
「あなたはタイミングにこだわりすぎなんですよ。今日食べるケーキも同じように美味しいし
プレゼントが嬉しいことにかわりはないのに」
「でもよー……」
「お祝いが好きな人はね、イベントの演出にこだわり過ぎて、ときどき肝心なことを見失うんですよ。
僕は知ってるんです。虎徹さん、台本まで書いちゃう人だから」
「すまねぇ」
「ごめんなさい、責めてるんじゃないんです。
今日あなたが僕の誕生日を祝ってくれてることは、僕とあなたと、二人しか知らないんだ。
それがもう一つの、プレゼントです。そうでしょう?」
「……そうか。そう思ってくれるなら、ぐだぐだ言ってないでちゃんと祝わないとな?」
「ぜんぶ僕の記憶に刻みつけますから。……ところで! 二人用のこの小さいケーキに
むりやり25本のろうそく立てるのはやめてくださいね!
虎徹さんは絶っっ対クリームの上に蝋たらしますから!」