11/03/10 21:53:15.52
>>10
これ、桂さんが作ったの?
すっげー……女の子の手料理だ…食べる食べる。
もちろん食べる……しかもこれ。
あの男なら一度は憧れる、彼女の「あーん」……
(いそいそといつもは二時間目の休み時間にはなくなっている弁当を取り出し)
(箱を開けながら、めずらしくまだぎゅうぎゅうに詰まっている弁当を見て、舌で唇を舐めていたが)
(言葉の声に振り向くと、いかにもこの為に作ってきたといわんばかりのサイズの箱にぎっしりの芋煮が…)
(箸に摘まれたそれが手を沿えられて運ばれる)
(夢に見たようなシチュエーションに舞い上がり、緩んだ顔を見せながら大口を開け)
(ぱくりとかぶりついて、もぐもぐ咀嚼する)
うんま~い……!
女の子の手作り、美味いよ!
桂さんの芋、美味しいや…
(もうほくほく顔である、幸せに緩みきった顔は見ているだけで大丈夫か?と思うほどで)
(毎日毎日おかしくなる程交わりまくっている割に、恋人としての期間はまだまだ短い二人)
(恋人らしい時間の過ごし方に、彼女が居るという実感が強くこみ上げて)
(自分の弁当も処理しつつ、言葉お手製の芋煮をも頂いて、ご満悦の顔を見せる)
【ありがとう、もちろんそっちの方も忘れずに…な!】