11/06/26 00:57:22.35
>>697
少し出掛けてくる、そう言った男の服の袖を一方通行は慌てて掴んだ。
「すぐ戻ってくるンだよなァ…?」
不安げな声と共に上目遣いで少し涙目な少年の指先は震えていた。
「ちょっと用事を済ませてくるだけだよ、すぐに帰ってくるから」
「……嘘じゃねェよな…?お、俺を置いてったり…」
「信じられないのか?」
「そッ、そうじゃねェよ!あっ……ご、ごめン…ごめンなさい…っ」
男の顔色を窺い、嫌われないように腕にすがりつく。
無理もない、と思う。
少し前まで名も知らぬ同性に強姦され続けていたのだ。
人を信じられないのも、唯一自分を救ってくれた男に執着するのも、ずっと傍に居たがるのも、捨てられると思ってしまうのも…一方通行に非はない。
「大丈夫だ、すぐ帰ってくる」
「ン……ッ」
安心させるために、男は優しく軽い口付けをする。
途端に頬を朱に染めコクンと頷いた一方通行は、心から安堵した表情で小さく微笑んだ。
…え?勿論この男は俺なんですけどね、なんかこんなの浮かんだわ一方たん幸せにしたいでもでろでろに犯したい