11/03/16 00:07:09.98
>>738
もちろんだ。それは、どんなやつにだって分け隔てなくやってくるもんだ。
(ざ、と湯が市の起伏に富んだ体を滑っていくのを視線で追い)
(少々気まずそうな表情をしていると、彼女のほうから声をかけられて)
ん?あ、ああ、これか…もうふさがってるぜ。大丈夫だ。
お前の肌は…きれいだな?
(濡れた指が傷跡に触れると少しくすぐったそうにその巨躯を揺らしてわらい)
(倣うように座る市、その肌をそうほめれば…ぴたり、と張り付き、その女らしいからだつきをあらわにさせた薄絹の下)
(その裸身を意識させるには十分すぎて)
ちゃんと温まっておかないと、海風は少しつめたいからな、
……
(過去の記憶をどう思っているかは、さすがに伺いきれないが)
(自分の感じている甘い感情を伝えるように頭をそっとなでて見せて)
ああ、そうだな、らしくねぇ…鬼の目にも何とやらか?
(こちらに警戒心もなく向けられた背中…その背中を隠すように覆う黒髪に手を差し込み)
(湯気と湯に濡れたそれをゆっくりと割り開き、市の肩にかけるように前に流して…)
市……っ。
(小さくその名を呼ぶと顔をうなじに寄せ、白いそこにかるく唇を当ててから)
(その身を隠す単をゆっくりとはだけさせて)
【そうか…それじゃ、このまま進めさせてもらうぜ?】
【このまま……俺の妻にしちまうくらいの気持ちでな】