11/03/13 00:22:01.06
>>661
…風呂のほうがぬくいだろうが、出た後冷えるようなら、こうして暖めてやるよ。
そうだ。俺がいる、だろ…?
(愛らしい無邪気なしぐさは、正反対の女性としての美貌をさらに際立たせているようで)
(猫のような市の髪をさらりと撫で、顔を上げた市の目を見ないようにしつつ、その顔を見つめていき)
(背中に背負った闇は…いくらか落ち着いたように見えて、少々ふっ、と息を吐いて)
何だってできる、市が望めば…な。俺も手伝うから、アンタの望みをきかせてくれねぇか?
海だけじゃねぇ、もっといろいろなものを見て回ろうぜ。もちろん…一緒にな?
………ごほんっ
(あわてているのは自分ひとりであり、彼女自体は落ち着いているのを見ると少し恥ずかしげに大げさな咳払いをして見せて)
(上目遣いの愛らしい瞳に浮かぶ涙を先ほどのように指先でぬぐい)
そうだなぁ、アンタが生きていてよかった…と、そう思えるようには…してやりてぇと思ってるぜ?
(彼女の過去に失ったものの大きさ、それは、自分には計り知れない。それはわかっているが…)
(そのふたりの穴を埋めてやれるように精一杯彼女とともにあろう、と心に誓い)
さ……市。ここは寒い。湯の準備はさせてあるから浴びてくるか?
【ひっこめたりとかは…できるんじゃないのかねぇ。じゃなきゃ残党軍も危ないだろうしな】
【それじゃ…背中の闇が見えていないときはある程度は平気、ということでどうだ?】
【逆に市の意思でこっちの自由を奪ったりとかもかまわねぇからな?】
【それでは、この先で場面を変えるとしようか?】