11/07/20 23:20:21.89
>>377
(はたから見たらバレバレな誤魔化し方だが、幸い環は信じてくれたようで、ホッと一息)
(かと思うと、窓際で今度は胸元に風を入れはじめる環)
(しかも、外から吹き込む風がまたもやスカートを持ち上げていて)
(暑さに参っているからなのか、元々無頓着なのか、きょとんと無防備な姿を晒していて)
あ、や、何でもない……ちょっと暑さで、ぼーっとしててさ
(暑さとはまた違う理由で汗を吹き出しながらそう言って誤魔化し、傍らの座席に座ると窓の方に向き直る)
(ややだらしなく腰掛け、視線の高さは徐々に低い位置に)
(その視線は、先ほどからヒラヒラ動く環のスカートに)
『……もっと強く、もっと強く、もっと強く……もっと、もっと吹けよ風、舞い上がれスカート……!
(内心で念じていた声が、いつのまにか小さく口から漏れているのには気付かなかった)