13/08/26 15:16:28.75 UkTav4Tx
どんなに苦しくても「生きていられること」に思い至った時の喜び。
それが「生命の声」である。そして、苦があるから、楽もありうるということ。
古人も、「苦あれば、楽あり。楽あれば、苦あり」と言った。死ねば、苦楽も
感じられないのである。
人は、どんなに苦しくても、実は、「生きていること」自体に、無意識にでも
大きな喜びを感じているのである。自殺者は、「本当は生きたいが、苦しくて
生きられない」から自殺するのである。
純粋に精神的な苦は、自己中心主義から生じている。己を離れて、家族などの
身近な他者に心を移すことにより、苦は、軽減され去る。このようにして、社会は
形成・維持されている。
物質的・肉体的な苦は、その苦と真正面に対峙し、軽減・克服しようと努める。
この生存へのあくなき闘いの中に、大きな喜びが存在する。