14/01/14 20:53:56.46 yMJjS8ZD
ある朝目覚めると、俺……いえ、私は異世界で13歳のお姫様になっていました。
どうやら御父様と御母様……あ!王と王妃の間に王子は生まれなかったようです。
御二方とも私が十の歳に何者かに毒を盛られ、神の御許に抱かれてしまったらしく、
私は末っ子にあたる六番目の王女なので、権力争いに巻き込まれている最中でした。
ですが、所詮は飾りだけの肩書き。何も知らない小娘は相手にもされず、王宮の別塔に監禁されています。
事実上の追放ということでしょう。
そんなある日、私のお部屋に宰相を名乗る男が訪れ、私に聞かせます。
宰相から伝えられた王国の現状は酷いものでした。
姉君達は醜く争いながら富に溺れ、自分達の欲しか考えない行いは民を疲弊させて凄惨たる有様の御様子。
私は日記帳に記された御父様と御母様の語っていた理想を実現しようと思い立ちます。
それを伝えると宰相に感銘を受けていただき、教育係を申し出てくれました。
最低限の礼儀作法しか教えられなかった私は一も二もなく飛びつきます。
宰相の教えは厳しく、枕を濡らした日もありました。
しかしこれが国の為だと信じ私はひたすらに学ぼうと励みます。
ですが、宰相の教育は次第に厳しいというよりも過激さを増して……私の発育してきたばかりの肢体を夜な夜な
ふぅ……疲れた。