12/02/12 00:27:31.87 Y96tVOqR
―ここが否定の最果てだ!
人類は『英雄』を必要としなくなった。
誰かと共有することのできない才能という現象に、人々が否定的になり始めた時代。
極少数の優れた人間が人類全体を牽引していく社会形態は終りを告げ、
完成されきった魔導技術は誰でも手軽に奇跡を起こせるレベルに社会へ浸透した。
今日より明日は強く輝き、強すぎる光は明日を覆い隠す!激動する時代の中に、取り残される者たちがいた!
『魔』を色濃くその血に残した、いわゆる『天才』たちである!
高すぎるポテンシャルとプライドに組織の中で爪弾きにされ失職寸前の天才たち。
否定され続けた彼らに残された道は、官民問わずあらゆる機関からの出向という形での、左遷。
受け入れ先は帝都王立従士隊、新設されたる窓際部門。『遊撃課』という名の境界なき雑用部隊。
掃き溜めの如く集められた有象無象(レギオン)達は、天才同士身を寄せ合って自分の異質を平均化した。
ここなら誰もが最底辺。天才という名の社会不適合者達は、果たせるかな国防の最前線へ。
そう、ここは最底辺の最前線。
変わりゆく時代に否定され、変わることに抗う者たちの最果て。
【遊撃左遷小隊レギオン! 起章 ―掃き溜めの英雄達― 】