11/12/29 12:12:17.54 e6OrVl6z
>>796
階段降りて、ありゃ?財布忘れた事に気がついて戻った。玄関
開けて部屋に入ろうとしたんだが、2人は話しが盛り上がってて
俺の気配に気がつかなかったみたいだ。何話してるんだろうなぁ?
って思って聞き耳たてたんだ。
「ねぇMちゃん、何故アイツが良かったのさ?」「え?何故って?」
「俺、Mちゃん好みだったんだよね」「え?そうなんだー?」なんて
会話していた。そうしたらSが「でもあいつHしないでしょ?」
「え?そうだけど…・」「偶にはしたいでしょ?セックス?」
オイオイなんて事聞いてんだよと思い、驚かせようと襖に手を
掛けたその時にSが「俺で良かったらどぉ?」って聞こえた。
当然、彼女は断ると思ってた。彼女の返事はなかった。代わりに
長い沈黙があっただけ。俺は想像するしかなかった。あそこで
襖を開けていたら、チョットは俺の人生も変ってたかな。
沈黙の後、「ダメ・・もうすぐK(俺ね)が帰って来るし…」と
彼女の声が聞こえた。俺はキッチンに置いてあった封筒(家賃を
払おうと準備していた)を取って、そっと玄関から出ていった。