13/04/28 15:58:00.56 F2iO+Lpm
「お前、下の名前なんていうの?」
俺がそいつに問いかけると、そいつは俺の顔を見て一瞬驚いたような表情をした。
そしてすぐに顔を逸らした。
「……そんなこと聞いて、どうするんだよ」
戸惑いを隠そうとしているかのような、震えた声だった。
「ごめーん、そいつちょっとひねくれちゃってるからさ。いつもぼうっとしてるから君の自己紹介も聞いてなかったと思う」
近くの席に座っていた女子がそう言って、そいつの名前を教えてくれた。
そいつの名前は、あの子と同じだった。
同姓同名で、顔もそっくりな男。
あの子と何らか関わりがあるとしか思えない。
「なあ、お前と同じ名前の女の子を知らないか?」
「……知らねえよ」
その声は、どこか強張っていた。
958:名無したん(;´Д`)ハァハァ
13/04/29 03:33:01.01 rAPyRT3o
おお、いい感じ
続きはあるのか?
959:名無したん(;´Д`)ハァハァ
13/04/29 09:45:55.57 X37KEy6Y
続きはあるけど書けるほど私生活に余裕がない