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時の流れと共に憎しみは風化
青年は心の平穏を取り戻していき、少女は青年に贖罪する日々が続いた中、本当の愛が生まれようとしていたその時
青年がかつて共に闘った仲間達が、青年の居場所を突き止め助けに現れた
青年が少女に誘拐されたことしか知らない仲間達は、青年と再会する前に少女と遭遇し、彼女を殺してしまう
憎いながらも最大限自分を愛してくれた少女が殺される瞬間を目撃してしまった青年は怒り狂い、
かつての仲間達に対し剣を振るった
仲間達は青年を説得しようと試みるが、もはや青年の耳にその言葉は入らない
仲間達にも、青年の言っている事は理解しがたかった
大切な仲間を助けに来たというのに、目の前にいる青年は自分達を憎んでいる
「何故殺す必要があった……!? あいつは、この世界で唯一俺のすべてを愛してくれる人だったというのに……!」
死闘の果てに、青年は仲間達に破れ、少女の亡骸の傍で息を引き取った