11/04/16 00:21:10.42 r5Fjmr1z
―神霊は自分を受け入れてくれる人を求めているようだった。
暗くて土くさい霊廟の中。霊達の幽かな灯りが辺りを照らすが、
すぐに闇に吸収され、全容を明るみにさらす事が出来ない。
そこで神霊は悟るのだった。
我々個々人の、稼ぎたいとか弾幕に当りたくないとか、ましてや
スペルカードを使いたいとか、そんな小さな欲を聞き入れる者など
幻想だと。その程度の欲は結局自らの努力無しには成就されないと。
それでも一縷の望みをかけて神霊は一心不乱に闇を進む。
そうして自分が生まれた原因も掴めぬまま、無に帰すのだ。
その様子を見てほくそ笑む者がいた事に気付かぬまま果てるのだ。
復活が近いことに笑みを浮かべ―
そして復讐を誓った。
フラグも立ったし魅魔様くれ。