13/01/24 18:18:13.03 y2PqdG+uO
「ちょっといきなり恐縮なんだけどさー、俺が昔から憧れてたポジションってお前ご存知？」
「存じねえよ！おい、何々？教えて？」
「ラブラブカップルの前に突如現れた、クールな年上受けの大人な元カレなんだよね」
「うん、随分とピンポイントなポジショニングだね」
「まあ、いわゆる当て馬ってやつだよ」
「いわゆったな！お前な！」
「俺、いわゆったよ！」
「じゃあ俺が今からラブラブカップルのクールな年上受けやるから、お前元カレやれよ」
「しのびねえな…」
「かまわんよ…」
『やあ、久しぶりだね』
『ﾊｯ…貴方は！』
『失礼、人違いだったようだ』
「待て待て待て！」
「何、どうした？」
「人違いじゃないだろうよ！なにゆえ間違いだと思った？」
「だってクールな年上受けは髪の毛爆発しないし」
「仕様だよ！仕方ないだろコレは！爆発してるわけじゃないし…」
「そうなの？」
「そうだよ！見た目はご容赦して！？」
「わかった！」
『…今更、僕に何か？』
『随分可愛いコを連れているね。弟くんかな？』
『僕が一人っ子だって知っているじゃないですか。それに貴方には関係ない！』
『ああ二人して睨まないでくれたまえ…君、受けの過去の話を聞いたことはあるかい？』
『攻め！この人の話は聞くな！』
『まるでそう…全力少年さ』
「見た目はご容赦！！！」
「うわあ、どうしたの」
「ハンパねえ！ハンパなく引きずってるよね、この見た目！
間違いなくアフロからスキマスイッチ連想しちゃったよね！
もはやあの人、アフロ卒業しちゃったからね！」
「そうだっけ」
「そうだよ、全然できてねーじゃねえか！」
「じゃあ次は年下攻めの根暗で知的な幼なじみを…」
「もういいわ！」