('A`) in 801板 7at 801
('A`) in 801板 7 - 暇つぶし2ch2:風と木の名無しさん
11/12/24 02:43:13.52 HfnGbUsC0
>>1
超乙!

3: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:31:58.76 HfnGbUsC0
    |│|:.:.:........:.:.:.:.:.:.:.:..........r'
    |│|________________,.-‐'´
    |│|
    |│|                r'⌒ヽ,...:::⌒ヾ
    |│|       ミ,ハ      `ヽ;.:.:.:.;,:.ノ  ,..,.::::)
    |│| くヽハノ;/)三{j::ハ        ノ`...:.:::::ヽ  ... ..:: ::
    |│|く三{:i:;ハ:;!フ〃ハリjハ/ノ     ).::.:.   .:.:.:::::::::)
    |│| フ);ヾッ'ニ>/  〃_:}三_ r'⌒    .:.:.:::::::)::. ;:;:::,,:, :::
    |│| `ラ^ハ_)´/⌒ヽ、⌒ハ)´⌒Y´    .:.::r'⌒:::::
    L二二二二二二二二二二二二二二二二二 ┼─-- -
             ___                 │
             _|l::: :::: :l||_____ _ _ _   l     D K - O           i
           / |l::: :: :::l||.                !     奇跡のロボット    l
         /   |l: ::: ::::l||ゝ                                 |
        /..    ̄ ̄ ̄                               - --─┼
      /

4: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:33:06.08 HfnGbUsC0
                       r―――、
                       | 暑い……な |
                       `ー―v―‐'


    r――――、
    | 暑い……ですね |
    `ー―v――‐'





                                        |ロロi]i]i].:l  |
____ ______                           |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                           |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||              ┃;;;つ`∀)つ |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||(l_-;;;)ヽ┃          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |



            夏に入ってから俺達は


                      完全に溶けていた…





5: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:35:39.75 HfnGbUsC0

   ヨーコのボディーは問題なく進んでいる
   先輩がドクオを調べた結果、必要とされていたデータが揃っていたからだ


     川,,仮,リ カオハマダキメテナイノ
     (/ y )o
     (;,_l
      (/J

   だが信じられないことに
   ドクオには、それ以外のデータが複数存在していた


   ドクオには、TWO社製の全てのロボットのボディーと
   接続可能なデータが全て揃っていたんだ
   こんな事、普通では考えられない話だ

     ∧∧    ∧_∧    ∧ ∧
     (:゚Д゚)  ( :´∀`)   (*:゚ー゚)
     (|_:o:|)   O_:o:_|O   U_:o:| ∋(:‘v‘)∈
    ~| : : l .  (| : : |   ~(  |  ノ(i∞)ヽ
       ∪∪ .  ∪~∪    (,,/U   OO
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



   無論それらは、容易には解析できないようにされていた
   先輩が見つけられたのも、極一部に過ぎないようだ

             ('A`:)     ドクオには未だに多くの謎が
            o'(!-!)ヽc   隠されているらしい
            ロロ

   ドクオの小さな体に秘められていた
   巨大すぎる壁を前に打ちのめされていたわけだ



6: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:38:38.51 HfnGbUsC0

                     r――――──―─、
                     | なあモクオ             |
                     | 俺はやっぱり             |
                     | D博士とコンタクト取るべきだと |
                     | 思うんだけどな…          |
                     `ー――v――───‐'
       r――‐、
       | 嫌です |
       `ー―v―'                          |ロロi]i]i].:l  |
____ ______                           |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                           |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||              ┃;;;つ`∀)つ |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||(l_-;;;)ヽ┃          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

7: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:40:51.15 HfnGbUsC0
                    r―――──―、
                    | 何でだよ            |
                    | 事情を話せば理解してくれる|
                    | かもしれないだろ        |
                    `ー―─―v―──‐'
          r―――──―、
          | 理解してくれなかったら  |
          | 全て終わりじゃないですか.|
          `ー――v――──‐'
                        r―─―――、
                        | そうかも知れないが… |
                        `ー――v―─―‐'
                                        |ロロi]i]i].:l  |
____ ______                           |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                           |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||              ┃;;;つ`∀)つ |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||(l_-;;;)ヽ┃          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

8: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:42:26.88 HfnGbUsC0

                    r――───――、
                    | 博士だって自分のロボットが  .|
                    | 残される方を喜ぶと思うんだよ |
                    `ー―─―v――──‐'
          r―――──―、
          | 先輩は夢を見すぎです     .|
          | D博士の噂は冷血漢ですよ |
          `ー――v―──―‐'
                        r――――‐、
                        | 僻みやっかみだろ |
                        | 俺はD博士を信じる |
                        `ー――v――‐‐'_.ロi]i]i].:l  |
____ ______                           |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                           |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||              ┃;;;つ`∀)つ |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||(l_-;;;)ヽ┃          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

9: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:45:06.42 HfnGbUsC0

       r――――──―、
       | 先輩は博士を知らないから |
       | そう言えるんだ          |
       `ー――v―──―‐'
                          r―───――――、
                          | はあ?                |
                          | お前だって会ったことないだろ |
                          `ー――v――───‐'
          r――――、
          | ありません      |
          | しかし知ってます .|                |ロロi]i]i].:l  |
____ ___`ー――v――'                   |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                 (∀´ )    |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||(-_r)              ∪!ll!∪ヽ |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       || ノ )┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

10: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:48:40.20 HfnGbUsC0

                           r―――‐、
                           | どういう意味だ |
                           `ー――v―'
         r―――、
         | 父なんです |                        |ロロi]i]i].:l  |
____ __`ー―v―‐'                       |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                  (∀´ )   |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||(-_r)             ┃Oと ヽ   .|EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       || ノ )┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

11: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:50:05.77 HfnGbUsC0

                           r―――──――、
                           | え?                 |
                           | お前お父さんいるじゃん  |
                           `ー――v―(  ̄_ ̄)コンナカオノ
        r―――───――‐、
        | 今の父とは血は繋がってません |
        | 身籠もった母を捨てた      .|
        | ロボット工学者ダマル博士が  .|
        | 俺の父親で、たぶんD博士     .|
        `ー――v――───‐‐'           |ロロi]i]i].:l  |
____ ______                           |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                  (゚∀゚ )   .|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||(-_r)             ┃Oと ヽ   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       || ノ )┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

12: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:51:36.26 HfnGbUsC0

      ダマル博士は当時、小さな研究所に勤める駆け出しの無名工学者でした
               「いつか私がロボット界に革命を起こす」というのが
               彼の口癖だったと母は言ってました
            (:::::::)
         (   )   そのダマル博士が、突然失踪した
            |__ハ_ゝ   彼の親も行方を知らず、捜索願も出されましたが
          |__l__|   手がかりを得られないまま、母は待つのを止めました



 それから二年後です                             (:::::::)
 それまで鳴かず飛ばずのメーカーチャンネルTWO社が .      /,<V>)
 一躍最高峰に踊り出すGKが販売され                  ヽ/:l |
 D博士という誰も聞いたことのないロボット博士の名が       / l~'l | |
 世界に出てきたのは                           `'l__|/`



13: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:53:43.71 HfnGbUsC0

                           r――――─―‐、
                           | D博士の顔は極秘だろ.|
                           | 証拠はあるのか    |
                           `ー――v――─‐‐'
         r―――、
         | ありません |                        |ロロi]i]i].:l  |
____ __`ー―v―‐'           イイキルナ      .|=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                   (∀´; )   .|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||(-_r)             ┃Oと ヽ  |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       || ノ )┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |



         r――、
         | しかし… |                      |ロロi]i]i].:l  |
____ __`ー―v‐'                       |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                 (∀´; )    |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  || ゴソゴソ          ┃Oと ヽ   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||_- )┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

14: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 03:55:36.92 HfnGbUsC0

                 r――――、        .|ロロi]i]i].:l  |
____ _____     | これを見てください |         .|=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||    `ー――v――‐' (∀´ )   |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||             □ と_と  ヽ   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃        ( -_)ノ   [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」      ( )     |               |
|            |   |       八      |               |



                           r――――─―、
                           | 古い雑誌持ってるな~ |
                           `ー――v――─‐'
_________________
______                  |  「D博士に直撃」か…
 i::ヽ、_,/;;;;;;; | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| |
./ヽ、  |、;;;;;;;;| |||||||||||||||||||||||||||||||||| r-' "´ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ、,/(::)l〉ヽ;;;;| |||||||||||||||||||||||||||||| /       ..:.::..:::::
〈 ヽ:::i/ ゚〉 〉| ||||||||||||||||||||||||||||r´       ..:.::..:::::::::
 ヽ、ヽ' / i| | |||||||||||||||||||||||||/       ..:.::..:::::::::
    |o  | | |||||||||||||||||||||||/       ..:.::..:::::::::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ||||||||||||||||||||| ′       ..:.::..:::::::::
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||         ..:.::..:::::::::

15: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:01:25.19 HfnGbUsC0

                 r――――、          |ロロi]i]i].:l  |
____ _____     | 左下の写真です |            |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||    `ー――v―‐'    (`∀´)  ..|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||                 (つ□と)   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃        ( -_)    [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」      ( )     |               |
|            |   |       八      |               |


            _
            l´ ゙ヽ、
         l´ \   ヽ           手だけを撮した写真がありますよね
         ヽ   ヽ、  \
         /⌒ヽ `ヽ  ii
        /  丿 ゙ヽl  ,!l       右手親指の所に三角の黒子と
      /  ,/   /   |l        手の甲に火傷の痕がある
    ,/   /    ,/    ) 
    / ・  〈   /     ,/        母と撮したダマル博士の手にも
   .| ・ ・人,,,`-'´      ,/         全く同じ黒子と怪我をしたばかりの傷がありました
    |  メ;,;;;;;;;;〈,,;;,, ,,    /
   ,i   );;;;,,;,;;;,;;;;ヽ   /
  ,/   〉;;;;,,;,;;,,,,;,;;,ヾ /           俺にはとても偶然とは思えない

16: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:03:04.80 HfnGbUsC0

               r―――─―、
               | 実家には俺のためにと |
                | 母が“父”の写真を    |        |ロロi]i]i].:l  |
____ _____   | 残してくれています    |        |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||  `ー――v―─―‐'(`∀´;)   |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||                 (つ□と)  |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃        ( -_)    [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」      ( )     |               |
|            |   |       | |        |               |




         r――――────―、
         | ただ俺は、母を捨てた男が憎いから|
         | 会いたくないわけじゃない       |
         | ロボットに携わる人間として       |
         | あの人にだけは負けたくないんです |       |ロロi]i]i].:l  |
____ __`ー――v―────―‐'       .|=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                    (∀´ )  ..|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||                  ┃Oと ヽ   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃ (l_- )          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」 ( )          |               |
|            |   |  | |              |               |

17: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:04:40.38 HfnGbUsC0


          その雑誌のインタビューでも言っているでしょ

          あの博士は

          あんなにも素晴らしいドクオ達を生み出しておきながら




             自らロボット達の可能性を否定したんだ




:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::.::.::.:::.::.::.::.::.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:いずれロボットが心を持つようになるですか:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::.::.::.::.::      ::.::.::.::.::.:.::.::.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::.::.::.::.::    (;;;ー;;;)    ::.::.::.::.::.::.::.::.::.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::          /,<V> ̄]つ       ::.::.::.::.::.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::..           ヽ/:l 「           ::.::.::.::.::.;:;:;::;:;:;:;
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::.         / l~'l|_ゝ        .::.::.::.::.::.;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;:;:;.;:;:;:;:;:;:;::.::.::.::.::.          `'l__|__|__   .:.::.::.::.::.:::.::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.;:;:;:;:;:::.::.::.::.::.::.::.::    ̄ ̄ ̄ ̄::.::.::.::.::.::.::.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:::.::.::.::.::.::.::.:: そのようなことを:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:
:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;.::.::.::.::.::.::私が望んでいると思うんですか?

18: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:06:43.74 HfnGbUsC0

         r――――─―、
         | 俺はそれが許せない! |
         | D博士だけは絶対に! |                 |ロロi]i]i].:l  |
____ __`ー――v―─―‐'     アツイナァ…     |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                     (∀´; )  ..|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||                  ┃Oと ヽ  |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃ (l_-#)          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」 ( )           |               |
|            |   |  | |            .|               |



         r――――、
         | すみませんが先輩 |
         | 今日はもう帰ります|                    |ロロi]i]i].:l  |
____ __`ー――v――‐'                 |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                    (∀´; )   |EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||                  ┃Oと ヽ  |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃ (#-_r)          [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」 ( )            |               |
|            |   |  | |       r――^――、        |
                             | そうだな、お疲れ |
                            `ー―――‐'


19: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:08:24.84 HfnGbUsC0

                                            バタン >
                                      |ロロi]i]i].:l  |
____ ______                         |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                 ( `ー´)   .|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||               ┃(_つ□O   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |



                         r――――、
                         | さて…          |
                         | どうしたもんか…  |
                         `ー――v――‐'
                                      |ロロi]i]i].:l  |
____ ______                         |=====◎:l  |┐
|◎=.|   ||       ||                 ( `ー´)   .|EEEEEEEl:::::l|│
|  ̄|   ||[:l  ]  ||               ┃(_つ□O   |EEEEEEEl:::::l|┘
| =|   ||       ||  ┃           [二二二二二二二二二二二l二
二二二二二二二二|二二二」            |               |
|            |   |             |               |

20: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:10:35.52 HfnGbUsC0




       ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

        モクオは無駄に頑固な所あるからなぁ~

       ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::






21: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:12:34.86 HfnGbUsC0

                          +------+
                           l ―という訳だ l
                          +------+

             __
          /   \
         X ダカラ?  X
          \   /
              ̄


                  \\                       +------------+
            _ ___ \\          (`∀´。ノ)   l それはもう、お前が       l
      .( :'A)  //:::/l   .\\          /'') ⊂_)|  l あいつを説得してくれれば  .l
      (o!-=‐| ̄ ̄ ̄ ̄   .\\        ( ( _i ̄ ̄| .l 万事上手くいくと思うわけだ l
        ロロ  |           .\\       しし|| ̄"|| +------------+
      _____          \\
    /        \          \\
  X モレハロボットダゾ  X             \\
    \        /                \\
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


                             +-----------+
                              l その前にモクオの友達だろ l
                             +-----------+

        _____
      /        \
    X ソレハマチガッテイル  X
      \        /             +---+
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                   l どこが l
                               +---+


22: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:14:03.93 HfnGbUsC0

        _________
      /            \
    X トウケイデータジョウ      X
    X モクオヲモレノカイワハ オヤコダ X
      \             /
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       +-----------+
                          l ダハハハハハ           l
                          l 親子? おーやーこ~~? l
                         +-----------+
    _______
  /           \
X ナゼワラウノカ リカイデキナイ X
  \           /
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                            +------------+
                             l ドクオはモクオ親子の会話を l
                             l 聞いたことがないんだな    .l
                            +------------+
            _
          /  \
        X  ナイ   X
          \  /
             ̄
                          +-----------------+
                           l 今度モクオの実家に連れてってもらえ   .l
                           l そしたら分かる                  l
                           l これ以上なく他人行儀で堅苦しいからw   l
                          +-----------------+


23: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:16:31.76 HfnGbUsC0

                             +--------------+
                             l ああ、別に仲悪くはないんだ     l
                             l ただ家族全員が生真面目だからさ.l
                             +--------------+



                  \\                       +-------------+
            _ ___ \\          (`∀´。ノ)   l だからな、モクオ比でいうとだ  l
      .( :'A)  //:::/l   .\\          /'') ⊂_)|  l モクオとドクオの会話は       l
      (o!-=‐| ̄ ̄ ̄ ̄   .\\        ( ( _i ̄ ̄| .l 甘々な恋人同士に近い!     l
        ロロ  |           .\\       しし|| ̄"|| +-------------+
      _____          \\
    /クリカエス     \           \\
  X モレハロボットダゾ  X             \\
    \        /                \\
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



                                  +--------------+
                                   l あいつにはそんなの関係ないって .l
                                   l 俺もそうだが                l
                                   l 惚れてしまえば同じだ          l
                                   +--------(*`∀´)ヨーコハァハァ

          ___
        /     \
      X リカイフノウ… X
        \     /
           ̄ ̄ ̄


24: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:18:47.44 HfnGbUsC0

                                          +----+
                                          l 本当に? .l
                                          +----+

           _____
         /        \
       X  ……………  X
         \        /
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              +------------+
                              l ヨーコに理解できる感情が   .l
                              l ドクオに理解できないなんて  l
                              l 俺は考えられないんだけどな .l
                              +------------+

           _____
         /        \
       X  ……………  X
         \        /
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                +----------+
                               l 今は分からなくても    .l
                               l いつかは好きってのが ..l
                               l 分かると思う       ..l
                               +----------+

           _____
         /        \
       X  ……………  X
         \        /
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


25: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:20:43.91 HfnGbUsC0

                             +-----------+
                             l まあとにかく           l
                             l D博士の事を説得してくれよl
                             +-----------+


                             +-----------+
                              l じゃあ俺が調べたD博士の..l
                              l 連絡先を送るから      .l
                              l あとは頼んだぞドクオ    .l
                             +-----------ブツッ





            _ ___
      .( :'A)  //:::/l       理解不能…
      (o!-=‐| ̄ ̄ ̄ ̄
        ロロ  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

26: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:22:38.19 HfnGbUsC0


       r――――‐、
       | ん? どうしたんだ?|
         `ー――v――‐‐' │
          ,___ |二二二.| │
          |l ̄ ̄l| |二二二.| │
          |l..( -)| |≡≡[:]|..│      (`: )
        | ̄ ⊂⊃ l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|     っ┘)
        |二 ‐┼‐ |      .|  |      ロ ロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




       r――‐、
       | ドクオ? | _____
         `ー―v―‐' . |二二二.| │
          ,___ |二二二.| │          理解不能__
          |l ̄ ̄l| |二二二.| │
          |l..( -)| |≡≡[:]|..│          ( :'A)
        | ̄ ⊂⊃ l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|        (o !)c
        |二 ‐┼‐ |      .|  |        ロ ロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

27: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:25:23.21 HfnGbUsC0


┌────────┐
│差出人:(`∀´,,) <saki@xxx.jp>       │
│  件名:D博士                │
│  宛先:dokuo                   │
│                          │
│  住所:○○県△△市☆☆~~  ....│
│                          │
│  電話番号:****-**-****      │
│                          │
│  よろしく!                 │
└────────┘



            _ ___
      .( :'A)  //:::/l
      (o!-)c| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
        ロロ  |        |  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

28: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:26:41.34 HfnGbUsC0


          モレニハ分カラナイ





                シカシ 博士ナラ教エテクレルダロウカ





            _ ___
      .( :'A)  //:::/l
      (o!-=-| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
        ロロ  |        |  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

29: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:28:35.56 HfnGbUsC0


            RRRRRR.....

                  RRRRRR.....

                          RRRR




┌─|─l┐
│はい .|
└l!─!‐!┘                     _____
                         /        \
                       X  モレデス ハカセ  X
                         \        /
                            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





30: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:29:52.38 HfnGbUsC0


     ____  くヽハノ;/)
   ∠´  ヽく三{:i:;ハ:;!フ
     `ーァ'´_`フ);ヾッ'ニ>               モレガワカリマスカ
-‐-、  //  `ラ^ハ_)´
-‐‐ゝ//l ̄`ト、 `´レ'
-‐'//  ヽ、 l l
//    zヾレヘl
/    /く三;:l::j      _r‐、     (⌒⌒ヽ
 く二/!ヽ `フハハ ヽ、_r'⌒  (__)ヽ、  `ー-‐'`
  ,/  レ'  ´ ^´         .:.:.:::ヽ_ノ⌒ヽ、      モレノコエヲ オボエテイマスカ
 /  jハ/ノ     ミ,ハ  .:.:.::.:.:::::::::::r、___.:.:.:.::::::ヽ、
〃  〃_:}三    三{jハ .:.:.:.:::::::.:.:.:r‐、) `ヽ、___ノ
  / ⌒ハ)´    〃ハリ .:.:.:.ノ`ー‐'   (ン
 ̄\  ´     /
   \     /⌒ヽ、lヾハ
     ヽ   /` ̄ ∨ ミ;.ヾ!
____________!ヽ〃   ,.-、ハァ、;;リ i
      //`ヽ、∠__/ ヘハj .:.)__,,.-‐‐‐-、r'⌒ヽ、_r‐‐'フ
     //   ヽ /⌒ヽ   :::::::::.:.:.:........:.:.:.:.:.:.:.:..........r'´
    //      /´  ̄` `゛ー-、 ________________,.-‐'´
   //      /         \__________,...--‐-、___
  //     /                      `ヽ‐-、

31: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:32:02.24 HfnGbUsC0
::..:..:.. ..      〈           ┌─|─il─|l─i─!|─!─┐
::..:..:.. ..      ヽ            .│その声はDK-Oだね         |
;::..:..:.. ..  、--‐-/               | ちゃんと覚えているよ        .|
::..:..:.. ..  ヽ、_,/            | 子供の声を忘れる親はいない  |
:::.:.. ..\,,___,/              .└l!──|─i!─|─|i─i─┘
;::::..:.:.. .. .(
;;;::;:;::::::.:...:.:ヽ



    ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
    │本当に久しぶりだ                |
    │もう一度その声を聞ける日が来るとは..|
    |今日は何と良い日なんだ           |
    └l!──|─i!─|─|i─i ─i!┘


                                   _______
                                 /          \
                               X モレモ ハカセノコエガキケテ X
                               X ウレシイデス       X
                                 \           /
                                    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
│ありがとうDK-O…いや         .|
|今はちゃんと名前があろうんだろ? .|
│それを教えてくれないか       ..|
└l!──|─i!─|─|i─i─i! ┘

                                   __
                                 /    \
                               X ドクオデス X
                                 \    /
                                    ̄ ̄



32: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:33:19.38 HfnGbUsC0

┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
│おや、それじゃ私の所にいた時と同じだね .|
└l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘

                                 _____
                               /      \
                             X ソウナンデスカ? X
                               \      /
                                  ̄ ̄ ̄

┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─‐┐
│そうだよ                         |
|名付け親が少々融通の利かない性格だからね..|
|所で、今日は何かあったのかい?           |
└l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ‐┘


                                      _____
                                    /        \
                                  X ハカセ モクオニ…   X
                                  X アッテクレナイカ   .X
                                    \        /
                                       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




   ┌─|─il─|l─i─!|.┐
   │モクオ? それは誰?|
   └l!─|─i!─‐|─i!‐┘

                                    _____
                                  /        \
                                X  モレノマスターデ… X
                                  \        /
                                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


33: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:34:40.96 HfnGbUsC0

                                 _____
                               /        \
                             X ハカセノ コドモデス  X
                               \        /
                                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



     ┌─!─l| ──|─┐
     │私の子供?         .|
     │それはどういうことだい?|
     └‐─|i─i──|─i! ┘


                                     __
                                   /    \
                                 X …ジツハ  X
                                   \    /
                                      ̄ ̄



34: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:36:30.95 HfnGbUsC0
    |│|:.:.:........:.:.:.:.:.:.:.:..........r'    ┌─|─il─|l─┐
    |│|________________,.-‐'´      │ そういうことか |
    |│|                   └l!──|─‐li! ┘
    |│|                r'⌒ヽ,...:::⌒ヾ
    |│|       ミ,ハ      `ヽ;.:.:.:.;,:.ノ  ,..,.::::)
    |│| くヽハノ;/)三{j::ハ        ノ`...:.:::::ヽ  ... ..:: ::
    |│|く三{:i:;ハ:;!フ〃ハリjハ/ノ     ).::.:.   .:.:.:::::::::)
    |│| フ);ヾッ'ニ>/  〃_:}三_ r'⌒    .:.:.:::::::)::. ;:;:::,,:, :::
    |│| `ラ^ハ_)´/⌒ヽ、⌒ハ)´⌒Y´    .:.::r'⌒:::::
    L二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
             ___
             _|l::: :::: :l||_________ _ _ _
           / |l::: :: :::l||.
         /   |l: ::: ::::l||ゝ
        /..    ̄ ̄ ̄



   ┌─|─il─|l─i─!|─|─┐
   │しかしドクオ          |
   │それはモクオ君の間違いだ|
   └l!──|─i!─|─|i ┘


                                    ___
                                  /   \
                                X デモ…  X
                                  \   /
                                     ̄ ̄


35: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:38:42.89 HfnGbUsC0

  ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
  │信じて欲しい、私には確かに息子がいた    .|
  │しかしその子は、妻と共に…亡くなっている   |
  └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘

          ┌────────┐
          │┌───────┐│
          ││                    ││
          ││     ( ,,゚ー゚)  .  ('ー`,,∬  ││
          ││    /<ヽY/>ヽ   /゙゙゙゙゙゙゙゙ヽ   .││
          ││   |   ヽ/  i \/ ( ( i |   ││
          ││   | i   |:  |(彡 ,) |  ゚| |  .││
          ││   | |   |:  |ヽ/ =O=i~i  ││
          ││   |_|___|:_,|゙ ('∀`,,) ヽ | |   ││
          ││   ヽ|   y  |  イ`=´ヽ   ')))  ││
          ││    |   |   |  |l_〈,〉_i )   ヽ.││
          ││    |   |   | (,|__、__,|~~~'´││
          ││    |   |   |  | .i .| || ,|   .││
          ││    |__|__|  |=|= | || /)   .││
───││    (__,,i,,__) (__(_)<_/ll   .││──────
          ││                    ││
          │└───────┘│
          └────────┘


36: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:40:08.15 HfnGbUsC0

┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
│事故でね…                    |
│私は妻以外の女性を知らないから   |
│絶対にモクオ君は私の子供ではない  .|
└l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘


                                  _____
                                /        \
                              X ソウナンデスカ…   X
                                \        /
                                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

┌─|─il─|l─i─!|─!─|─┐
│しかし思い当たる人は知っている . |
└l!──|─i!─|─|i─i|─i!‐┘

                              ____
                            /      \
                          X ホントウデスカ?  X
                            \      /
                               ̄ ̄ ̄ ̄

    ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
    │あとで聞いてみよう               |
    │そして事実であるなら彼に連絡させる .|
    │約束しよう                       |
    └l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘


                                 _____
                               /        \
                             X アリガトウゴザイマス X
                               \        /
                                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


37: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:41:29.55 HfnGbUsC0
::..:..:.. ..      〈           ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
::..:..:.. ..      ヽ          │ちゃんとその言葉が言えるんだね    .|
;::..:..:.. ..      /          │そのモクオ君て人は             |
::..:..:.. ..  ー─/           │しっかり君と向き合ってくれているんだ..|
:::.:.. ..\,,___,/            └l!──|─i!─|─|i─i─i! ┘
;::::..:.:.. .. .(
;;;::;:;::::::.:...:.:ヽ




                              _______
                            /           \
                          X ハカセ…ロボットニココロハ  X
            _ ___              \           /
      .( :'A)  //:::/l                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      (o!-=-| ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|
        ロロ  |        |  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





               アルンデスカ……





38: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:43:02.07 HfnGbUsC0
   i      .:.:.::;:;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;┌─|─il─|l─i─!|─l| ─|─┐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
   ヽ      .:.:::;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│そんな事、簡単じゃないか   |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    |\       .:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;└l!─|─i!─|─|i─i─|─i ┘;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    | .:\ ー-=ニニニ=-';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    |   \  .:.:.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    |  . : ヽ、___;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    /       .  :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
_,/       ,,:,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;






           ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
           │それは最初から決まっている事だよ.|
           └l!──|─i!─|─|i─i─ li┘













39: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:45:04.30 HfnGbUsC0
          _
        f'/ K7-、
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:::”:::":.:::::.:..”:_":.:::::.:..”:::":.:::::.:..”:::":.::::/_ _ |_| ._ _ !_! _ _ | |.f::"::'::::'"
``\:..”:::":.:::::.:..”:::":.::..”:::":.:::::.:: ::::::.<´‐‐゙i f ‐‐゙i f --゙i !l::"::::::::::::
   l";゙;ヽ:..”:::":.W`'''-'^^_`ー-‐''`^`ィ'゙'""::;;r、I_I_I」 .|_I_I_I.! .!:::":::":::":
   |:lii;;;; i;|;レ'_;ィ |  f´::ヽ‐、_-、⌒、 r==========r''´`~;7 >、:::"::
  ,|;ii;l;|;;:ll!:;;!  l|  | 「,,___ r';;::::ミヽ::ィ⌒、/ ̄ ̄\ i::;;;;:::_::_::,⊥_
  |:;:il!;;;ii;;ll!;|_l|,,-'  <ニニニニ゙、r::⌒ヽ  ゙、       r'´::;;::;;::;:::::;;::;;;;
  !:il!;";;ii゙;;ll;|       〉― 〉_r-''´`'''‐-‐ 、    l;;;;;;;;::;;::;;::;;;;;;;;;;;;
  ,|:;:il!;;;ii;;ll;;l;;|      /―‐「;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>    l::::::::::::::::::::::::;;;;;;
  |:;:il!;;;ii;;ll;;l;;l|    /__ 〉;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ    ヽ:::;;;;;;;;;;;;;:::::::;;;;;

40: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:48:41.41 HfnGbUsC0
      │|             〈;;;;;;;;;;;;;|
      │|          ..ヽ;;;;;;〈|    r――───、
      │|              /⌒ヽ|    | 博士         |
      │|          /;;;;;;;;;;;;|    | 準備が出来ました |
      │|─── `ヽ;;;;;;;;;;;|    `ー―───'
   .(_)ニ)│|           ,)|:::::::::|
      │|~~~~~~~´.|:::::::::|
      │| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄..|:::::::::|
      │|               |:::::::::|
      │|               |:::::::::|




     ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
     │そうか、分かった               |
     │しかしその前に一つ頼まれてくれないか .|
     └l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘




41: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:52:01.04 HfnGbUsC0




          モレガ博士ト電話ヲシタ翌日__


        D博士死亡ノニュースガ 一斉ニ流レタ




|             (l_- )
|      (A`: )     ( )
|       ロ_ロ_ )c    | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



   _______________
   |l                    l| .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |l| ̄ ̄ ̄|  ロボット界の巨星   l| .| これからお見せする映像はマスコミに送られてきた
   |l|___|         .昨夜死去  l| .| D博士の遺書として作成されたビデオです
   |l                    l| .| 非常にショッキングな内容が含まれていますが
   |l    ミ,,゚∞゚彡             l| .| 我々は協議を十分に行った結果
   |l    ( <Y> O             .l| .| 博士のご意志のままにノーカットで
   |l     |_|__|              .l|_ノ 皆様にご覧いただきます
   |l     | i |               .l| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




               .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               .| 是非とも目を背けずにご覧ください
              _ノ
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




42: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:55:10.42 HfnGbUsC0






             ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ┐
             │初めまして、私がディーです |
             └l!─|─i!─|─|i─i─|─i!┘









43: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:57:14.56 HfnGbUsC0



                 ,,-─---,,,,,、
              /    ,.,,;;,;;;;;;#キ;;       ┌─|─il─|l─i─!|─!──|─┐
             /     ,,.,,;,;;;;;;;メ;:;;;;;;ヘ        │この姿に驚かれる方が多いでしょう    |
              |     ,,;;.:;;;;:;:,.:;;;;;;;;ヽ      .│しかし最後まで私の話を聞いてください .|
             i  -‐-   ;;,;_0ニ;;;,キ;;i      .└l!──|─i!─|─|i─i─l─ i! ┘
             ヽ      ,,;,;#;;;;,;,;;{
        / ̄ ̄ ̄ \.:.ゞニ二フ  ,,;,;;イ__ ̄ ̄ ̄
        |       ゙` ー、@>  ,,,:,;,;;;;;゙;゙;゙;ヽ
        |      /   "   ,,;;,:;:;;;;;;;;;;;@;;
        |     /        ,, ,,;,;,;;;;;;;キ;;;;;{
        |     |             ;,;;,;;;;.@};;;;;{
        |     | i          ;,..,,;;;@;;;;;;}
        |     | |       ,, , ..;:;;@;ミ

44: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 04:58:17.64 HfnGbUsC0

   ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─l!‐i─i─┐
   │お聞きの通り、私は自力で声を出すことは出来ません  |
   │動くことも出来ず、殆どの内蔵も機械で動かしている   |
   │そんな普通ならば誰にも見向きもされないような人間です|
   └l!──|─i!─|─|i─i─i!──l|─i!─|─i! ┘


                            ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
                            │しかし幸運なことに、           |
                            │ある分野だけには役立つ頭があった .|
                            └l!──|─i!─|─|i─i─i! ┘


   ┌─|──il──|l──i─!|──!─l─| ──|─┐
   │私の代わりとなって働いてくれる人達もいてくれた        .|
   │そうです、みなさんが知っているD博士は彼、ダマル博士です |
   └l!──|─i!─|─|─i─i─|i─l!─‐i─|─i!─‐ ┘


                                  ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
                                  │もちろん彼も才能あるロボット工学者ですが   |
       (-,_r)     (´ー;;;;;)             │それを捨て表のD博士として活動してくれた  |
       「iYi〉   | ̄( .;;;) ̄| ____._ └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘
       Lll_l  /⌒⌒⌒⌒ヽ.l=|oo:::::::.|;;;|
        |_|| /         )`.|[-v-]oo:::|;;;|
         |       ヽ/|| |::::::::::::::::::::|;;;|
          ||⌒⌒⌒⌒||´     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




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|       ロ_ロ_ )c     | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

45: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:00:33.17 HfnGbUsC0

    ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
    │さてあまり無駄な話ばかりしていられませんね..|
    └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘


        ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
        │大切な話をしましょう                   |
        │私の大切な子供達、みなさんはロボットと呼ぶ |
        │彼等の話です                       |
        └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘




    私はこの体になってから、常に考え続けてきました


    私は人間なのか、それとも機械なのか、と

    機械が無ければ生きていけない私と、機械そのもののロボット
    この二つの何が違うのかという疑問です


  エネルギーを得ること
                    思考すること
        休息が必要なこと

     怪我をすること
                  治療が必要なこと

      何も変わらない




46: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:02:46.15 HfnGbUsC0

                 ,,-─---,,,,,、
              /    ,.,,;;,;;;;;;#キ;;         ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
             /     ,,.,,;,;;;;;;;メ;:;;;;;;ヘ       .│それでもみなさんの多くはこう言います..|
              |     ,,;;.:;;;;:;:,.:;;;;;;;;ヽ        .│ロボットには心がないと             |
             i  -‐-   ;;,;_0ニ;;;,キ;;i        .└l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘
             ヽ      ,,;,;#;;;;,;,;;{
        / ̄ ̄ ̄ \.:.ゞニ二フ  ,,;,;;イ__ ̄ ̄ ̄
        |       ゙` ー、@>  ,,,:,;,;;;;;゙;゙;゙;ヽ
        |      /   "   ,,;;,:;:;;;;;;;;;;;@;;     ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|┐
        |     /        ,, ,,;,;,;;;;;;;キ;;;;;{     │だから精巧なロボットが登場する度に . |
        |     |             ;,;;,;;;;.@};;;;;{     |“いつか”や“もしも”と聞いてくる       .|
        |     | i          ;,..,,;;;@;;;;;;}      └l!──|─i!─|─|i─i─l!‐┘
        |     | |       ,, , ..;:;;@;ミ

47: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:05:28.59 HfnGbUsC0

   ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
   │本当にみなさんの身近にいるロボット達には  |
   │心が無いのでしょうか?                  |
   │無いと思っているだけではありませんか?  ...|
   └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘


     いえ、それよりも前に、心とはいったい何なのでしょうか?



     心さえあれば良いのでしょうか?



   もしも私がD博士でなければ、私の話に耳を傾ける人は半分以下となり
   こうしてみなさんに話を届けることさえ、協力してくれる人はいなかったでしょう

   心というものも、その程度のものではないでしょうか



     ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
     │ほんの少しだけ考えて欲しいのです |
     └l!──|─i!─|─|i─!─i─l!┘


48: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:07:15.92 HfnGbUsC0

                ┌────┐
  ____...   │|          |│  ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|┐
  |::::::::::::::::::::|    │|┌─(´ー,;;;)─┐|│  │ロボット達が人間に尽くしている理由を..|
  |::::::::::::::::::::|    │|│ ( ,,;;;;)  │|│  └l!─|─i!─|─|i─i─|─i! ┘
  |::::::::::: ¬::|    │|,⌒⌒⌒⌒⌒⌒ |│
  |::::::::::::::::::::|    └────┘
  |::::::::::::::::::::|      | ̄ ̄ ̄l ̄ ̄ ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|___l___| ̄ ̄ ̄

                      i
                   (二(::)   r―――──―、
                   (   )゙)    < ヨーコ、ちゃんと見えてるか?|
                (   〈     `ー――──――‐‐'
       イ ̄ ̄`´ ̄ ̄`´ ̄ ̄`´ ̄ ̄`´ ̄ ̄ヽ      _
       |                      |    /  \
       l_______________,l  X  ウン… X
                                 \  /
                                       ̄


49: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:09:15.22 HfnGbUsC0

┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─┐
│そういうプログラムをされているから? |
└l!──|─i!─|─|i─i─i! ┘


                      ┌─|─il─|l─l| ‐─|─┐
                      │ロボット原則があるから?.|
                      └l!─|─‐|─i─|─i! ┘



          ┌─|─il─|l─i─!|─┐
          │ 心がないから?  .|
          └l!─|─i!─|─|i─ii! ┘



        __________
   ___  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄||   __
    ||:::::|  ||  ┌─(´ー,;;;)─┐  ||   !:::::|!   ┌─|─il─i─┐
    ||:::::|  ||  │ ( ,,;;;;)  │  ||   !:::::|!   │いいえ違います |
    ||:::::| _|l__,⌒⌒⌒⌒⌒⌒___,||   !:::::|!   └l!──|─i!‐ ┘
    |: ̄| |\ ̄ ̄┴──┴ ̄ ̄\   | ̄:|
 __|:  |_|  | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|__|  :|_
  __|;_l__\|___|二二二|___| __|_;|__
                    ∧∧ ハカセ…
             ( ^o)    (T:  )      (^  )
            、( ),    と   ヽノ     ( )
                    (_( )( )      | |
       r――^―─―、
       | ギーコ泣いてるの?|
       `ー―――─‐'


      ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
      │ 私はそのようなプログラムをしていない  |
      └l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘

50: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:10:39.42 HfnGbUsC0

           ┌─|─il─|l─i─!|─!─|─┐
           │彼等は彼等の意思で、       |
           │私達に尽くしてくれているのです .|
           └l!──|─i!─|─|i─i.┘




   ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─!┐
   │私の子供達は、みんな仲良くなりたいのです  .|
   │普通に誰かを好きになり、守りたいと思い     |
   │一生懸命に生きていくことだけを考えています .|
   └l!──|─i!─l!─|─!i─|─|i─!─┘




      ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
      │私たち人間がそうであるように        |
      │彼等もまた、心ある存在の一つなのです .|
      └l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘


::..:.:.. .. .    ヽ、
::..:..:.. ..     ヽ
::..:..:.. ..      ,l            ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
::..:..:.. ..  -─- 〈             │実は、本来なら私はこうした言葉を残さずに   |
::..:..:.. ..      ヽ            │黙って旅立つはずでした               |
;::..:..:.. ..      /             . └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘
::..:..:.. ..  ー─/
:::.:.. ..\,,___,/          ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
;::::..:.:.. .. .(            │しかし今日、まさに死を決めたこの日に ..|
;;;::;:;::::::.:...:.:ヽ            .|子供の一人から電話があったのです   |
                     └l!──|─i!─|─|i─i─|i─| ┘


51: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:12:49.16 HfnGbUsC0

    ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
    │彼もまたロボットと呼ばれる存在でしたが..|
    │彼は私にこう聞いたのです         |
    └l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘




       :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

          ロボットにも心はありますか?

       :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::




   ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
   │心を持たない、命令だけを実行する機械が   .|
   │この様な疑問を抱くでしょうか?         |
   │あって欲しいと生みの親に願うでしょうか?  .|
   └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘



               ┌─|─il─|l─i──!|─!─l─| ──|─┐
               │私が今日まで悩み続けた答えを                  |
               │彼はこの大切な日に届けてくれたのです         .|
               │この様な奇跡が私に訪れるなど、考えてもいなかった |
               └l!──|─i─‐!─|─|i─‐i──|─i! ┘


52: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:14:33.37 HfnGbUsC0

            ,,-─---,,,,,、
         /    ,.,,;;,;;;;;;#キ;;
        /     ,,.,,;,;;;;;;;メ;:;;;;;;ヘ
         |     ,,;;.:;;;;:;:,.:;;;;;;;;ヽ       ┌─|─il─|l─i─‐!|─!─l‐| ──|─┐
        i  -‐-   ;;,;_0ニ;;;,キ;;i       │だから私はこの言葉を子供達全てに送りたくなった |
        ヽ      ,,;,;#;;;;,;,;;{         └l!──‐─|─i‐!─|─|i─i──|─i! ┘
   / ̄ ̄ ̄ \.:.ゞニ二フ  ,,;,;;イ__ ̄ ̄ ̄
   |       ゙` ー、@>  ,,,:,;,;;;;;゙;゙;゙;ヽ
   |      /   "   ,,;;,:;:;;;;;;;;;;;@;;
   |     /        ,, ,,;,;,;;;;;;;キ;;;;;{     ┌─|─il─|l─i─!|─!─┐
   |     |             ;,;;,;;;;.@};;;;;{     │子供達よ、君達が私の心だ .|
   |     | i          ;,..,,;;;@;;;;;;}      └l!──|─i!─|─|i─.┘
   |     | |       ,, , ..;:;;@;ミ


    ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|──┐
    │GKには前進する勇気、MNには調和を導く力   .|
    │CIには支え合う優しさ、DK-Yには成長への挑戦 .|
    └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ─┘


             ┌─|─il─|l─|┐
             │そしてDK-O   |
             │君は可能性だ |
             └l!──|─i!.┘




53: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:16:07.48 HfnGbUsC0

             ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
             │お前達には心がある            .|
             │愛する心がお前達には備わっている  .|
             └l!─|─i!─|─|i─i─|─i! ┘


  ┌─|─il─|l─i─!|─!─┐
  │ 恐れずに、生きていきなさい |
  └l!──|─i!─|─|i─i┘


           ┌─|─il─|l─i‐─!|─!─l| ──|─┐
           │そしてみなさん                      |
           │私の子供達を、どうかよろしくお願いします     .|
           │差し出した彼等の手に、応える心を持ってください |
           └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ─‐┘





    ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
    │これで私の役目は終わりました      |
    │愛する家族の元へ行きたいと思います |
    └l!──|─i!─|─|i─i─ i! ┘




54: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:18:09.73 HfnGbUsC0
::..:..:.. ..      〈           ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
::..:..:.. ..      ヽ         │ これは私の生命維持装置のコンセントです   |
;::..:..:.. ..   ___/             └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘
::..:..:.. ..  (.+,',lllコロ
:::.:.. ..\,,_//,/ ``、、
;::::..:.:.. .. .( | |     ))
;;;::;:;::::::.:...:://    //

55: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:20:10.75 HfnGbUsC0

         ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
         │この死は、私自身の決断であることを表明します.|
         └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ─┘


                ___
                  /;;;;;;;;;;;;ヽヽ;;;;ヽ
               l;;┃;;;;┃;;l l;;;;;;;,)lll)二ヽ
                   ヽ;;;;;;;;;;;/;;;''''' ""゙  ヽヽ
      /。) /。)         ̄ ̄         ヽヽ
       / / / /
    / ̄ ̄/ヽ、
    / ≡ / /            ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
   /_,/ /            │私のために誰も処罰されないことを望みます .|
   l/ )l '                  └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘
   }≡{
    \\

56: ◆q74p/5y4Eg
11/12/24 05:21:22.98 HfnGbUsC0









            ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
            │さようなら、愛する子供達よ            |
            │君達が幸せになることだけを祈っている .|
            └l!──|─i!─|─|i─i─|─i! ┘








                                  To be continued...

57:風と木の名無しさん
11/12/24 17:42:07.35 JycaP40+0
めちゃめちゃ泣いてしまった・゜・(/Д`)・゜・。
職人スゲェ
生でこんなの見たの初めてだ!クリスマス暇でよかった!
続きテカテカしながら待ってます

58: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/12/24 20:55:38.35 1K0B9pZZ0
テス

59:! ninja
11/12/24 21:34:34.00 apj34HMr0

てす

60: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/12/24 21:48:38.09 cf2Y7V650
てす

61:風と木の名無しさん
11/12/24 21:49:40.39 HXQFBbkz0
てつ

62:風と木の名無しさん
11/12/24 22:04:24.15 FMAn9aV20
>>58-61
こっちでやれ
スレリンク(801板)

63:風と木の名無しさん
11/12/24 22:07:21.87 a0uOEKh00
本日のクソスレ



ヽ-ュ‐`ハ`ー-く、_,r'     ノ`ー-、     し ば ら く 美 し い 映 像 を
 j⌒´ ノo。゚o}   ヽ   〈 ̄`ヽ  /⌒ヽ           
ノ  /  ∞ {  ヽ丿 ノ-ヽ   }ノ_ノ        ご 堪 能 下 さ い
`ー} ____ノ i `ー<ノ  )`ー  >  /ハ -‐ァ´ 
    `ー、__ト、ノ| |  ト、_r'`ー-< o゚8, o'        __, - 、
    _______  | |  ヽソ   / ヽ゚。、 ヽ   .  /, ── 、)
  / ----- ヽ //   \ー- ' ___/  }_/'    //  /    ヽi 
 ´ ̄ ̄ ̄ ̄`//   //`ヽ/, ハノ      |_|    ┃ ┃ |
/ゝ、  _,.--‐ 、ニヽ / /   ゝ_/ レ'      (     ⊂⊃ ヽ
`}   ̄r´ ̄//| \ヽl    _c―、_ _ __ >、   \__ノ ノ _ _._ _,.―っ_
 フ>'    / /  ! !    三  ツ      ´ \::::.  ニ ,,ノ⌒ヽ        ゞ  三
o( {   __,ノ ノ   | |    ̄  ̄`―、__ィ    ,  ヽ  ,  )__,-―' ̄  ̄
。゚く( _ノハ /__,,.  | |             `i^   ー   '` ー ' ヽ
 ゚o´ //`ー-‐'´ | |             l              ヽ
    ヾ      | |             |       ⌒      |
                  ,-―、_  l         ,,,@,,,      ノ _,―-、
                 (       ⌒     ヾ、.::;;;;;;::.ノ    ⌒      )
                  \           ヽ         ノ         /
                   \   ヽ、      ヽ ..■■ ノ     ,ノ  /
                     \   l`ー‐--―'`.■■ー'`ー‐--―'、  |
                      〉  イ       .■■       〉  |
                      /  ::|       .■■      (_ヽ \、
                     (。mnノ                `ヽ、_nmn



64:風と木の名無しさん
11/12/24 23:17:53.70 tZQyrINl0
         /⌒ヽ
  ⊂二二二( ^ω^)二⊃
        |    /   加速www
         ( ヽノ
         ノ>ノ 
     三  レレ

65:風と木の名無しさん
11/12/25 09:50:37.80 Wz0iEnC7O
ウルサイウサ
コッチミンナウサ イイハナシネー
∩∩  ウサオモカンドーシタカー
(x\)ヽ(゚L゚*)
<< )。 <</) 


なんつーか言葉が無い
GJマジGODJOB!


66: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:07:50.60 G5wpjfRV0
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|            │
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::☆'::::::::::::::::|                l     D K - O           i
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,-、::::::::::::::::::::::::: |                !     奇跡のロボット    l
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i゙`i ,l:::::::::::::r'`l:::::::::|                                 |
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i゙`i 、ヽ:::::,/ /:::::::::::|                            - --─┼
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( ヽ、`` `~   ノ:::::::::::::|
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 丶        / ):::::::::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  ゙‐- __ / / \::::::::\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::◎ '    \::::::::`-、
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\     .\::::::::::::)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\     \/

67: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:08:27.58 G5wpjfRV0

            ,,-─---,,,,,、
         /    ,.,,;;,;;;;;;#キ;;
        /     ,,.,,;,;;;;;;;メ;:;;;;;;ヘ        ディー博士の別れの言葉は、
         |     ,,;;.:;;;;:;:,.:;;;;;;;;ヽ
        i  -‐-   ;;,;_0ニ;;;,キ;;i               大きな反響を生んだ
        ヽ      ,,;,;#;;;;,;,;;{
   / ̄ ̄ ̄ \.:.ゞニ二フ  ,,;,;;イ__ ̄ ̄ ̄
   |       ゙` ー、@>  ,,,:,;,;;;;;゙;゙;゙;ヽ
   |      /   "   ,,;;,:;:;;;;;;;;;;;@;;     最も大きく揺り動かされた人達の中に
   |     /        ,, ,,;,;,;;;;;;;キ;;;;;{
   |     |             ;,;;,;;;;.@};;;;;{     俺とドクオが含まれているのは間違いないだろう
   |     | i          ;,..,,;;;@;;;;;;}
   |     | |       ,, , ..;:;;@;ミ

68: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:09:25.59 G5wpjfRV0
                           彼の話を聞いていた時
        _________
        || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||        父であるダマル博士が影武者だったことより
        || ┌─(´ー,;;;)─┐ . ||
        || │ ( ,,;;;;)  │ . ||        俺は自分のあまりの小ささを思い知らされ
        |l_,⌒⌒⌒⌒⌒⌒_..,||
         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      何度も頭を殴られたような衝撃を受けた
              ( 。 )
            っ(ii‐i)o  (  )        俺はロボットに心があることを証明したかったんだ
                 ( )
                      | |           独善的な押しつけによって、形を付けようとしただけだ

                                心が何かという答えを持たずに



  『いつか心を持つロボットが』など、愚問だったはずだ

  最初から心を持つ子供達を送り出していたのだから

  いや、心を持っているかどうかなど、本当の問題じゃなかった

  それを問題や疑問とする事が、人間の傲慢だったのだ

  ロボットに携わる者として、一人の人間として、             (::..-)
                                            (:::.)
  俺は完膚無きまでに叩きのめされ                     | |
                                             ';';''
  同時に偉大なロボット工学者を失った事実から                 '

  何も言えずに立ち尽くすだけだった


69: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:10:43.52 G5wpjfRV0
:::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::
:::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::
:::::::::: :::::::::: :::::::::: |l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄l|:::::::: :::::::::: :::::::::
:::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l            l|:: :::::::::: :::::::::: ::: ドクオは博士の死去から一週間ほど
:::::::::: :::::::::: :::::::::: |l            l|:::::::: :::::::::: :::::::::
:::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l            l|:: :::::::::: :::::::::: ::: ずっと窓の外を眺めていた
:::::::::: :::::::::: :::::::::: |l            l|:::::::: :::::::::: :::::::::
:::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l            l|:: :::::::::: :::::::::: ::: 何を考えているのか知りたかったが
:::::::::: :::::::::: :::::::::: |l            l|:::::::: :::::::::: :::::::::
:::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l  ('A`:)       l|:: :::::::::: :::::::::: ::: 俺にはそれを聞く資格がないように思えた
:::::::::: :::::::::: :::::::::: |l_oロ_ロ_c_____,l|:::::::: :::::::::: :::::::::
:::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::
:::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::
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70: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:12:47.58 G5wpjfRV0
                             :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: ::::::::
                             :::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: ::
 悲しみに耐えるドクオに出来たのは      :::::::::: :::::::::: :::::::::: |l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄l|:::::::: :::::::::: ::::::::
                             :::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l            l|:: :::::::::: :::::::::: ::
                             :::::::::: :::::::::: :::::::::: |l            l|:::::::: :::::::::: ::::::::
 黙ってドクオの隣にいることだけ       :::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l            l|:: :::::::::: :::::::::: ::
                             :::::::::: :::::::::: :::::::::: |l            l|:::::::: :::::::::: ::::::::
                             :::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l            l|:: :::::::::: :::::::::: ::
 無力で浅はかな俺には               :::::::::: :::::::::: :::::::::: |l            l|:::::::: :::::::::: ::::::::
                             :::: :::::::::: :::::::::: ::::::|l  ('A`:) ( -)     l|:: :::::::::: :::::::::: ::
                             :::::::::: :::::::::: :::::::::: |l_oロ_ロ_c_(_ヽ____l|:::::::: :::::::::: ::::::::
 こんな稚拙な方法しか思いつかなかった  ::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::
                             :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: :::::::::: ::::::::

71: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:14:09.01 G5wpjfRV0
            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l   (l_- )  .( 。 )  l|
            |l   ノノ ) っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄〈〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l   (l_- )   (`: 。)   l|
            |l   ノノ ) っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄〈〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

72: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:16:21.79 G5wpjfRV0

            _________
            |l            l|
            |l            l| モクオハ モレガ悲シンデイルト思考シテイルヨウダガ
            |l            l|
            |l            l| モレガ思考シ続ケテイタノハ 博士ノ言葉
            |l            l|
            |l            l| 電話ヲ通ジテ語ラレタ モウ一ツノ
            |l            l|
            |l   (l_- )  .( 。 )  l| 博士ノ最後ノ言葉
            |l   ノノ ) っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄〈〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



     ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
     │お前は何にでもなれるし、何にもなれない    .|
     │お前がそれを望めば道は開き、望まなければ..|
     │そのままでいられる                   |
     │ドクオや他のDK-Oには、そんな可能性がある |
     └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘


                   ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ──|─┐
                   │使われるだけの機械ではなく               |
                   │お前はお前として生き方を選べるんだよ    |
                   │モクオ君ならきっと手を貸してくれる         |
                   │彼に話してみなさい                  |
                   └l!──|─i!─|─|i─i──|─i! ┘

73: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:17:36.36 G5wpjfRV0
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,.-'"´ ̄ ̄ ̄ ̄`゙ヽ、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::::::::::.:.:..:.... .   \
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::`ヽ:::::::::.:.::.:....       |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|\::::::::::::::i::::::::::::.:.:..:...    |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|_\:::::::::|:::::::::::.:.::.....     |      博士ノ言ウ通リ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、::::::::::\::::::|:::::::.:.:.:..:...    /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::::::::|:::::.:.:..:....:.   /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ:::::::<::::::::::.:...   <
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:]]:::::::::::::::::::.:.:..:.  ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,':::::::o..:::::::::::::::/ ̄ヽ  i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::i].:::::::::::::/::::.:.. /.  |



;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,.-'"´ ̄ ̄ ̄ ̄`゙ヽ、
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::::::::::::.:.:..:.... .   \
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::`ヽ:::::::::.:.::.:....     |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |/\::::::::::::::i::::::::::::.:.:..:..    |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|___\:::::::::|:::::::::::.:.:.....    |      モクオナラ叶エテクレルダロウ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、:::::::::::::\::::::|:::::::.:.:.:..:..   /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ::::::::::::::::::::::|:::::.:.:..:....:. /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ:::::::::::::::<::::::::::.:... <
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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,':::::::o..:::::::::::::::/ ̄ヽ  i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::i].:::::::::::::/::::.:.. /.  |

74: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:18:31.47 G5wpjfRV0
     /     . . .:.:..:..::::::::::::::::::::::::::::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
     |     . . .:.:..:..:::::::::::::::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
     |   ,     . . .:.:..:..::::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,シカシソレハ,;;;
     ヽ  ´─-- . . .:.:..:..:::::::::::::::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
      〉       . . .:.:..:..::::::::::::::::::::::::l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.     /        . . .:.:..:..::::::::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
    /         . . .:.:..:..:::::::::::::::::/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
     ` 、 __    . . .:.:..:..:::::::::::〈;;;;;;;;;;;;;;;;;,;,;,,モクオノ道ヲ変エル確率ガ高イ
          \     . . .:.:..:..::::::::::::::::::ヽ、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
            ヽ.___,, へ  . . .:.:..:..::::::::::::::\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                 ヽ.  . . .:.:..:..::::::::::::`ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                     〉  . . .:.:..:..::::::::::::::::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
                   /   . . .:.:..:..:::::::::::::::::::::::i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

75: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:20:09.60 G5wpjfRV0
            |l            l|
            |l            l|  最悪ノ場合ハ
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|  モクオノロボット工学者トシテノ
            |l            l|
            |l            l|
            |l   (l_- )   (`: 。)   l|  道マデ 完全ニ閉ザシテシマウ
            |l   ノノ ) っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄〈〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



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;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:::::::::::::::::::.:.:..:.... .   \
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::`ヽ:::::::::.:.::.:....       |  ダカラモレハ ヒタスラ思考ヲ続ケタ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|\::::::::::::::i::::::::::::.:.:..:...    |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.|_\:::::::::|:::::::::::.:.::.....     |
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、::::::::::\::::::|:::::::.:.:.:..:...    /  繰リ返シ繰リ返シシミュレーションシタ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::::::::|:::::.:.:..:....:.   /
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ:::::::<::::::::::.:...   <
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/:]]:::::::::::::::::::.:.:..:.  ヽ   ソシテ漸ク 一ツノ解答ガ出タ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,':::::::o..:::::::::::::::/ ̄ヽ  i
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|:::::::i].:::::::::::::/::::.:.. /.  |

76: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:22:53.12 G5wpjfRV0
            _________
            |l            l|
            |l            l|  モレハ モクオダカラ 最悪ノ道ノ確率ヲ
            |l            l|
            |l            l|  ソノ確率ノ%ガドレダケ低クテモ
            |l            l|
            |l            l|  ソレヲ問題ト捉エテシマウノダト
            |l            l|
            |l   (l_- )   (`: 。)   l|
            |l   ノノ ) っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄〈〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ヨウハ(`∀´,,)ナラ イクラデモハメツサセテヤル

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



      ┌─|─il─|l─i─!|─!─l| ─|─┐
      │お前達には心がある            .|
      │愛する心がお前達には備わっている  .|
      └l!─|─i!─|─|i─i─|─i! ┘



                     ソウカ



                     ┌─|─il─|l─i─!|─!─┐
                     │ 恐れずに、生きていきなさい |
                     └l!──|─i!─|─|i─i┘



              博士ノ言ッテイタノハ コレダッタノカ

77: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:25:17.30 G5wpjfRV0
            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l          モクオ l|
            |l  三-_r)   ( 。 )  l|
            |l   ノノ ) っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄〈〈 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                r―^―、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  | なに? |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
             `ー―‐'



            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l          (`∀´,,)ガモクオトモレガ
            |l           コイビトドウシノヨウダトイッテイタ
            |l  (,,-_r)   ( 。 ) モレトモクオハ ロボットトマスターノ
            |l  (ヽヽ .っ(ii‐i)oカンケイデハナイノカ
             ̄ ̄ 〉〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
              r――^――──―、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | こ…恋人同士というのは… |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               | マダハヤイトイウカナントイウカ…  .|
               | ホラオレタチ マダオタガイノコトヲ  .|
               | ソンナニカタリアッテイナイカラ     .|
               | ソウイウカンカイニナルノハ     ..|
               | モウチョットサキデモイイカナッテ… . .|
            `ー―――──‐'

78: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:27:05.68 G5wpjfRV0
            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l           _____
            |l         /        \
            |l        X モレハ ロボットダゾ X
            |l         \        /
            |l  ( ,,-_)  (`: 。)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            |l  (ヽヽ .っ(ii‐i)o
             ̄ ̄ 〉〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
              r――^――───―‐、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ロボットと恋愛しては駄目だって . |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               | 法律で禁止されてないし      .|
               | それに恋愛はお互いの意思が   |
               | 大事じゃないか!           .|
               | 俺はドクオの事が好きだから    |
               | ドクオさえ良ければ付き合いたい |
            `ー―――───‐‐'



            _________
            |l            l|  ソウダ
            |l            l|
          r――――─―‐、  モクオハ分類上変人ダッタ
          | 面と向かって言うのは |
          | 恥ずかしいなぁ~   |
          `ー――v―─―‐‐'
            |l            l|
            |l  (*-_r)ゞ  (`: 。) .l| モレノシリアスカエセ
            |l  (ヽ)  っ(ii‐i)o l|
             ̄ ̄ 〉〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

79: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:28:46.15 G5wpjfRV0
            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l| ドウヤラ モレノ思考時間ハ
            |l            l|
            |l            l| 必要ナカッタヨウダ
            |l            l|
            |l   (-_r)   ('A`:) 彡
            |l   (ヽヽ oロ_ロ_)ヽc彡
             ̄ ̄ 〉〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



            _________
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l            l|
            |l   (-_r)      ハナシガアル
            |l   (ヽヽ      PCルームニイク
             ̄ ̄ 〉〉 ̄ ̄ (A`: )
                         o(!-!)ヽc
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ロ ロ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


80: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:30:42.31 G5wpjfRV0

       r――――‐、
       | 何か調べるのか? |
         `ー――v――‐‐' │
          ,___ |二二二.| │
          |l ̄ ̄l| |二二二.| │      コードクレ
          |l..( -)| |≡≡[:]|..│   (`: )
        | ̄ ⊂⊃ l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|  っ┘)
        |二 ‐┼‐ |      .|  |   ロ ロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



         r――─、
         | 接続したよ |
         `ー―v―‐‐'__二二.| │           ________
          ,___ |二二二.| │         /           \
          |l ̄ ̄l| |二二二.| │        X コレカラ ハカセトノカイワヲ X
          |l..( -)| |≡≡[:]|..│ヽ  (A`: )    \ サイセイスル    /
        | ̄ ⊂⊃ l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| `‐=-!)ヽc      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |二 ‐┼‐ |      .|  |  ロ ロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




       r―──―─、
       | 博士との会話って… |
       `ー―v―──‐'.            ________
          ,___ |二二二.| │         /            \
          |l ̄ ̄l| |二二二.| │        X ハンダンハ モクオにユダネル X
          |l..( -)| |≡≡[:]|..│ヽ  (A`: )   \             /
        | ̄ ⊂⊃ l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| `‐=-!)ヽc     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        |二 ‐┼‐ |      .|  |  ロ ロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

81: ◆q74p/5y4Eg
11/12/25 23:32:19.73 G5wpjfRV0


─はい
─モレデス ハカセ
    モレガワカリマスカ
    モレノコエヲオボエテイマスカ
─その声はDK-Oだね
    ちゃんと覚えているよ
    子供の声を忘れる親はいない



         r―─‐、
         | ……… |
         `ーv―‐‐'二二二.| │
          ,___ |二二二.| │
          |l ̄ ̄l| |二二二.| │
          |l.(  )..| |≡≡[:]|..│ヽ  (A`: )
        | ̄ ⊂⊃ l ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| `‐=-!)ヽc
        |二 ‐┼‐ |      .|  |  ロ ロ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





      :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

       ドクオとディー博士との会話は二時間続き
       俺は再び、いや、もう一つの
       博士の遺言を聞いた

      :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::





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