11/12/23 02:54:46.98 cCLzaolP0
結構解釈はいろいろ取れるかも↓
友達を家まで送っていくことになった。
俺は原付しか持っていないから無理だと言ったのだが、
深夜のこの時間なら警察もいないだろうという友達の言葉にしぶしぶ了承した。
友達の家までは20分弱。田舎町だから車は一台も見あたらず、無事友達を送り届けた。
お礼に缶コーヒーを買ってもらい、しばらく話をしてから家に帰ることにした。
帰りの道中も一台も車は見かけず町を独占した気分を味わっていた時、後ろから声が聞こえた。
「そこの原付とまりなさい」
なんだ?と思ったら警察官が一人パトカーから降りてきた。
「二人乗りしちゃダメじゃないか」
さっきまで二人乗りをしてた後ろめたさから何も言い返せなかった。
「二人乗りしてた奴は誰?友達?家族?親戚?先輩?まさか恋人?誰なんだい?」
…なんでこんなこと聞くんだ?と思ったけど、軽く返事をしておいた。
「君、だいたいね、いつも対向車にあんなに寄せて走ってたら危ないよ。
スピードも出しすぎてるし、何かあってからじゃ遅いんだから。
それに余計なお世話かも知れないけど、君見たいな華奢な子が、こんな時間に危ないよ」