11/12/20 00:54:21.50 T+kUI4wh0
途中で切れたorz
レス次いでに投下。コピペ改変です
「し……しようか?」
僕がボソッと呟くと、彼はすかさずこちらを振り返った。
「!?な……何云ってんだ……馬鹿じゃね……?」
彼の目には明らかに動揺の色があった。
「え?いや、その…」
この大きなショッピングセンターの中にある、たまたま通りかかった小さな花屋。
そこの前のベンチは外の蒸し暑さが嘘のように涼しかったが、僕は背中に汗を感じた。
せっかくひさしぶりに幼馴染と遊びに来ているのに、なにか変なこと言ったかな…。
少し離れたところで薔薇を見ていた僕の父親くらいのおじさんも、僕らの会話が聞こえてたらしく、チラリ横目で見ている。
「なに、こんなとこで、おま……恥ずかしい、馬鹿か…ホント、ばっか……」
彼は足早に歩き去ったので、僕も慌てて後を追った。
その時、僕は自分が読めなかったその花を―赤紫や青紫の葉っぱが丸くいっぱいについた花の名前を―ようやく思い出していた。