11/12/17 01:54:50.66 QGWry6KL0
静かな部屋の中で、彼は私にまたがると同時に、深いため息をついた。
そして震える手でボタンを外す。それはすぐに引き裂くような性急な動きに変わった。
白く平たい胸に指が這いまわり、赤黒い舌が舐めまわすのが見えた。
左手の指同士をきつく絡めあわせ、首筋をすする。
静寂にぢゅっぢゅっ、と言う音だけが聞こえるほどに強くすすり、赤い跡を7つも付けると彼は唇を貪った。
力の入らない口をこじ開けられて舌を入れているようだった。
彼がこれから酷い無体を働こうというのに、私は何もできずに彼をただ茫然と見下ろしていた。
やがて彼の口が腹の下へと降りていく。
楽しんでいるのか。ズボンだけを脱がせてしばらくそのままいじる。
固くなることもないそれをようやく解放すると、おもむろに下着に手をかけた。
彼の息遣いの声だけが聞こえる。
(なんてこと…するんだ…やめて、やめてくれ!そんなこと!!)
私はと言えばもちろん嫌だった。
彼が情欲を抱いて襲いかかってきたときから何度も何度も、獣のように叫んで制そうとした。
だが顔を覆い身を抱きしめ、いくら懇願してもそれは無駄だった。
私の声はもう彼には届かなくなっていた。