11/07/29 23:19:58.08 YGr1XZ690
青の祓魔師1~6巻
エクソシストって事から、どうせ王道に片寄ってるんだろーなと思ってましたが、
なんの捻りもなくその通りでした。
漫画として新しい要素はないので新鮮味はありません。
個人的に気になったのが、王道に頼りきっている所。
エクソシストという題材上、ある程度の話が固定化されるのは仕方ありませんが(お約束的な)、
やってる事・物語の土台はディーグレイマンとさして変わりません。
つまりオリジナリティーがあまりない。
そしてこの話のエクソシストにはパラディンなどイロイロ階級?がありますが(FFでいうジョブ的な)、
なんか自分には王道のイイトコ取りました、みたいにうつります。(コレ入れときゃ売れるだろ的な)
この漫画に対して自分が一番ネックに感じているのが
"物語の空っぽ感"。
これは作者が女性のバトル漫画に有りがちな事なんですが、
物語の演出や会話ひとつひとつを取っても、キャラに重みが無い。キャラを安くしすぎです。
シリアスなシーンでもキャラがボケを放ち、それをツッコんでいようが敵は漫才が終わるまで傍観しくさる。
普通のシーンでもコメディ要素がかなり多い。
別にこれは調味料としてあってもいいんだけど、あまりにあり過ぎ。作者のノリが話より前に出てしまっています。
あと主人公がサタンの子で元から強く、物語を通して徐々に覚醒していきますが、
こういう話は昔からやりつくした設定です。
どうせやるなら、それに肩を並べる程の設定・工夫が必要なのでは。いつも都合のいい所でレベルアップし、結果オーライ。
こんな調子では読む気なくします。
キャラに萌えたい女性向け漫画に感じました。