11/04/15 18:50:32.25 osk1iaKi0
>>96
それは仕方がないよ。
差別と不寛容は未熟な人間における成長の一過程で、
残念ながらそこで成長が止まってしまっている人間が
今の世の中の中心世代になってしまっているからね。
だが、生まれた時からすでに大量情報時代に突入しており、
コンピューターネットワークが登場しそれを存分に享受して、
否応なしにグローバル社会に生きざるを得ない新世代たちは、
前時代的未熟な差別と不寛容という成長段階にとどまっているわけにはいかなくなっている。
これからの個人の社会適応に差別と不寛容が使えない方法論になっていくのは自然の流れで、
積極的な他者理解と相互協力が個人形成と社会形成メインになっていくのは当然の話だ。
完全な交代を目の当たりにするまでにはまだ十年はかかるだろうが、確実に流れは変わってきている。
旧人類のあがきは、彼らが社会的発言力を失っていくにつれて次第に減っていくのだろうが、
八十にもなるカリスマ我欲政小説家が東京都知事に選ばれてしまう現状を鑑みれば、
その抵抗と圧力はいまだ強く、死の間際のけいれん発作的群集心理の高揚はまだ少しの間は続くとみられる。