11/03/23 21:45:32.64 d1Ld/+2A0
シルバー事件25区で地調課の月と太陽コンビ。エロなしです。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「せんぱぁい、僕ね、先輩の事、本気で尊敬してるんですからねぇえ」
「あーハイハイ分かったよ…」
「ちゃんと、好きですからね」
「そういうのは彼女に言えよ…」
「あれ?言いませんでしたっけ?ちょっと前に、別れちゃいましたあ!」
狭いアパートの一室で、オレとオオサトはだらだらと酒を飲み交わしている。
オオサトのヤツが酒飲みましょう、と唐突な誘いを掛けてきて、それに対して給料日前だから家飲みなら付き合ってやると答えたら、
じゃあビール買って先輩の家ですね!なんて勝手に決めた挙げ句俺の腕を引っ張って買い物カゴに大量に酒缶を突っ込み始め、今に至る。
というかオオサトよ、こんなむさくるしいアパートよりお前の新築間もないお綺麗なマンションへ案内しやがれってんだ。
そんな風に頭の片隅で愚痴りつつも、酒でぐでんぐでんになって背中にしなだれ掛かってくるこいつの体温に人恋しさを刺激されるのが我ながら情けなくてたまらない。
そして彼女と別れたと聞いて嬉しく感じてしまったのはオレの独り身故の僻みからだ、と自分に言い聞かせながら呷るビールはすでに気が抜けて温く、思考の転換にまるで役立たない。
「ね、先輩」
「何だよ…!?」
振り向いた瞬間口のすぐ横にキスをされた。
いや、頬だ。頬に決まっている。当たってない、当たってない!オレの混乱をよそにオオサトはけらけら笑いながら
「びっくりしましたあ?」
なんて言ってやがる。振り向きざまにするイタズラってのは頬を指で突付く程度が普通だろうが!
「だってそれじゃあただ不機嫌にしちゃうだけでしょ?先輩の驚く顔、僕好きだな」
「このバカ!悪趣味!」