11/03/18 22:23:57.43 etzSJQNh0
闇金ウシジマくんで高田×社長。エロなし。取り立てくんをベースに社長の座敷犬状態のヘタレイケメン×ツンデレ女王様な話です。社長がらしくない程優しいですが、
甘く穏やかな話しが書きたいと思いまして・・・。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
高田は大手レコードーショップで買い物を終え、自分が借りているアパートに戻ってきた。外から自分の部屋を見ると、部屋には灯りがついている。一人暮らしの高田
だが、美麗な見かけの為に相手には苦労したためしがないので、誰かが部屋で高田を待っている状況は別に珍しくはない。
けれど、今日部屋に居るのはそんじょそこらの女ではない。早くあそこに帰りたいと急く反面、嬉しくてここで眺めていたいと思う。
「好いもんだな」
部屋の灯りを見ながら呟くと、冬の冷たい風が急に気紛れをおこして強く吹き始めた。
「寒いっ」
買ったばかりのインナーを見せつける為に恰好をつけてコートの前を開けていたが、堪らず両手で前を合わせながらアパートの中に飛び込んで行った。
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「ただいま」
部屋の出入り口のドアを開け、靴を脱ぐ。
「ん?美味しそうな匂い」
ふわりといい匂いがした。唾液が一気に湧き、胃が空腹で切なくなる。小さな玄関に靴を置き、部屋の一番奥にある台所の方に歩いて行く。近づけば近づくほど匂いも
近くなる。1DKの小さな我が家だが、何だかいつもより居心地がよく感じるのは匂いのお陰だろうか。