モララーのビデオ棚in801板64at 801
モララーのビデオ棚in801板64 - 暇つぶし2ch500:風と木の名無しさん
11/06/16 15:39:00.40 /JKJVE2m0
誤爆です
失礼しました

501:風と木の名無しさん
11/06/16 15:41:55.61 /JKJVE2m0
というわけで次スレ

モララーのビデオ棚in801板65
スレリンク(801板)


502:風と木の名無しさん
11/06/16 18:13:53.74 gW+ar76UO
乙!

503:風と木の名無しさん
11/06/17 00:10:17.33 iDzPwOULO
スレ立てにくい状況の中>>501おつあり

長編も短編も、興味があれば読む、興味なければヌルー
いままでもそうしてきたし、自分はこれからもそうするし
そんな訳で字書きさんたちにはこれからも良質な萌えを期待
いつも萌えをありがとねえ、これからもよろしくねえ

504:風と木の名無しさん
11/06/17 00:47:25.72 9YPCEN1rO
君が好きだった
だから無防備に向けられた君の背にためらいなく刃を突き立てた
君は振り返ることもなくあの暗い井戸に落ちた
水道が引かれ使われなくなった裏山の井戸
板で蓋をし重り石を乗せてしまえばきっともう二度と開けられることはない
冷たい石の井戸の側面に頬ん寄せる
石の隙間から冷えた空気がわずかに漏れてくる
君の苦しげな声も
助けを求めているのか?私への呪詛の言葉が?耳を寄せた
“あい……し……てる……”
なんだって
“……愛して…る”
誰を
“愛している”
やめろやめろやめろやめろやめろやめろ
鮮明になる言葉近くなる声
刺され井戸に落とされ閉じ込められ
それをした男に愛を囁くこの男はなんだ!人ではないのか?
私の愛した人は井戸で変容したのか
それともあの人は井戸に落ちてはいないのか
どちらにせよ今ここに閉じ込められているモノは人ではない化け物だ
逃げなくては逃げろ逃げるんだ
そして逃げた脱兎の如くに
それっきりあの井戸には行かなかった

長い年月の後死を前にして私はひどく穏やかだ
妻と子供たちとその伴侶、たくさんの孫たち
ああなんて……
「愛している……」
その瞬間あの井戸が脳裏に浮かぶ
全てを理解し私は苦しみと後悔の中生涯を閉じた


505:風と木の名無しさん
11/06/17 00:52:38.64 u4lNLr110
なんぞ?

506:風と木の名無しさん
11/06/17 01:02:44.97 4dPfdfRGO
>>504
山に井戸…?
湧水を樋で引いてくるとかじゃなくて?

507:風と木の名無しさん
11/06/17 09:52:18.80 c6i0fPXq0
飲用なら井戸の方いいんじゃ?
放射能で閉鎖されちゃった某村も、ある意味山に井戸。

508:風と木の名無しさん
11/06/17 15:24:25.15 WFUoyQgn0
テンプレもないし、タイトルもない
どっかからのコピペなんじゃないのか

509:オリジナル 1/3
11/06/17 18:14:20.25 Uh3230jCO
>>501
埋めがてら、中途半端に書いたものを供養させて下さい。
オリジナルで高校生
演劇部女装中男子×サッカー部

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「長い髪に、…ほら、パンツも女物なんだよ」
恥ずかしげにはにかみながら、裾を摘んで持ち上げられたスカート。
その下にはスラリと伸びた白くて細い脚。
全体的に透けていて、レースの縁取りがされた三角の生地。
サラサラのプラチナブロンドが頬に当たる。
サランだかなんだかいう材質の、腰まであるカツラ。
化粧で目鼻立ちのくっきり強調された顔。
瞼まで突き刺しそうに伸びた睫。
赤い唇。
華奢な作りの体。
絢爛豪華な鹿鳴館スタイルのドレス。
レースのパンツ。
パンツからちょっとはみ出てる金玉。
舞台の最奥の控え室。
全員着替えが終わって、役者、音響、大道具、クラスのみんなは荷物をごっそり持って、緞帳付近でてんやわんや。
そんな中、テーブルに押し倒されたメイドのオレと、シンデレラの意地悪な姉2。
周りは現代の脱ぎ散らかされた制服と校舎。
劇の最初に延々シンデレラを罵倒する、そこそこ台詞があるコイツと、「おかえりなさいませ」の一言だけで笑いを取る為の出落ちのオレ。
硬質な美人の意地悪な姉2が誰かと、文化祭前から騒然となった数日前が懐かしい。
それが今、何故こうなった。
世界観が滅茶苦茶だ。
「おま…、遊んでる場合じゃないだろ、本番もう…」
「意地悪な姉なら一人居れば十分」
そういって笑ってみせる顔は、そこらの女子よりよっぽど綺麗で可愛い。
シンデレラは、クラスで一番可愛い当馬子よりも、こいつがした方が似合ってたろうに。

510:オリジナル 2/2
11/06/17 18:19:33.42 Uh3230jCO
その意地悪な姉2が、オレの質素な紺のメイド服の裾へと手を入れ腿を撫でる。
ついでにパンツまで引き下げにかかる。
ちょっと待て。
こんな冗談シャレにならない。
「ちょ、マジで」
「あー、やっぱり受井っていい筋肉してるよな。サッカー部だろ?毎日走ってるもんな」
明らかにパンツと部活は関係ないし、何故強引に脱がしにかかるのか。
「パンツと部活関係ねぇだろ」
「知ってる」
いつもは無臭の癖に、部活帰りには偶に化粧品の良い匂いもして、女子みたいに細いと思っていた攻山。
その肩を押し返して、案外ちゃんと育った男の骨格だと知った。
舞台に立つとき以外は猫背で俯き加減で小さいイメージだったのに、抱き合えばそう変わらない身長だとも今知った。
「みんな、お前の長台詞…待ってるの」
「知ってる」
演劇部万年色白貧弱で大人しい攻山を、からかうために作られた、それはクソ丁寧に長い長い長台詞。
全部間違えずに言えるか賭の対象になってる。
5分以上ある台詞を、一度も咬んだり間違えないくらい舞台好きなんだろう?
「好きだよ」
心の中を見透かされたような言葉。
舞台以外でそんな台詞をいう奴だったのか。
ヌルリと自分の舌へと攻山の舌が重なる。


今日の舞台、初めて攻山へ賭けたのに、本人居なきゃ掛け金どうなんだ?
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンガオオクリシマシタ!

511:風と木の名無しさん
11/06/17 20:36:10.26 cikai9vD0
梅がてら、サイトと逆カプになってしまったのをっと。仮面ライダー大図 腕パン

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

どうしてこんなことに-AGは呆然とベッドに押し倒されていた。
何も悪いことはしていないハズだ。アソクの気に障ることをいった覚えもやった覚えもない。
グリード相手だからと人間相手よりちょっとは、キツいあたりをしたことはあるかもしれないが
それがどうしてこのようなことになるのか、ちょっと意味がわからない。

仕事が終わって部屋に入ってきて、なんだか知らないが急に押し倒された。
ベッドに頭を打ち付けて、文句を言おうとした口をアソクにふさがれる。
舌先まで入ってきて抵抗する前に、ぐいぐい攻め立てられてよくわからなくなる。
舌先が触れる部分全部が熱い。どうにかなってしまいそうだ。
おとなしくやられる気はないのだが、アソクに睨まれるとそうもいっていられない。
何度か抵抗を試みたが、ギロッとあの目に睨まれて身動きがとれないのだ。

正直男相手にナニとか個人的にかなりどんびきなのだが、
あの瞳でじっと見つめられると、抵抗することがまるでいけないことのように思えてしまう。
それぐらい威圧する勢いでのしかかってくる。なにより下手に抵抗すると刑事さんの身体に
なにかあったらとついつい自制してしまうのだ。
「AG」
名を呼ばれて顔をあげる。にぃっと笑うアソクと目があった。
「俺以外のことを考えるな」
グリード、欲望そのものの名を持つだけあってアソクが欲望をむき出しにすればそれだけで気迫がある


圧倒的な王者の瞳だ。これは逆らえそうにない。
「・・・アソク、ちょっと」
「うるさい!」
俺、何されるの?とわかりきったことを聞こうとして止められる。アソクの手がばさばさとAGの服をたく

しあげる。

512:風と木の名無しさん
11/06/17 20:37:50.73 cikai9vD0
「面倒だ」
アソクが長いツメのついた手をAGのシャツにひっかけようとした瞬間だけAGは抵抗した。
「うわああ、ストップ!!ストップ!脱ぐから!脱ぐからッ!!やめて、やぶかないで!」
最後の方はほぼ悲鳴だった。金のないAGにとって服はかなりの生命線だ、安いとはいえ気に入った服を
破かれてはたまらない。
「チッ」
舌打ちしてアソクが手を止める。グリードの姿をしていた手が元にもどった。
「その気になったか」
「いや、そういう・・」
「なに!」
「いえ、ハイ。ソウデス」
もう脅しだよ、これ・・・。半分泣きそうになりながらAGが一枚一枚服を抜いて畳んでいく。
「ア、アソクは?」
まあ自分だけ脱がしてどうこうするわけでもないので聞いてみると仕方なさそうに脱ぎ始めた。
「うん・・・いやわかってた」
そういうことなんだろうなあと思う。他の女のところに行かれても面倒だし、自分が相手をして我慢すれば
誰かが救われるのだ。そうに違いない。前向きに考えろ!と自分を奮い立たせるが。割合絶望的な気分になってくる。
少なくとも男に抱かれる趣味はない。この状況をどう逆転すべきか、アソクの顔を見るがいいアイデアなど出てきそうにない。
その間もアソクはバサバサと服を脱ぎ捨てている。
「おい」
「あ、はい・・」
睨まれてシャツをぬぎ、ズボンを脱ぎ、パンツ一枚になる。そういえば初めて刑事さんにあったときもパンツ一枚だったなと
どうでもいい思い出に浸りたくなった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンガオオクリシマシタ!

ここまで書いて「おれはしょうきにもどった!」つづかない。

513:風と木の名無しさん
11/06/17 23:09:50.19 0Asxadt/0
>>510
GJ!大好物です。
続き待ってます。

514:風と木の名無しさん
11/06/18 02:44:51.15 gytRPGXc0
>>512
その欲望、これで解放しろ…GJ
つ○

515:風と木の名無しさん
11/06/18 04:36:53.50 h7PY7fu8O
日本語崩壊しすぎ
もっと読ませる文章を書け

516:赤ペン先生と僕
11/06/18 08:30:28.66 XtRvzlXBO
赤ペン先生!句読点をお忘れですよ!
つ。。

ついでに埋め。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマス!
「日本語が崩壊しています。それに、読者を引きつける工夫が足りませんね」
眼鏡の細いブリッジを右手中指で押し上げながら、冷ややかな眼差しをレンズ越しから頂戴する。
「どこら辺が悪いんでしょうか?」
狭い教卓を挟んで、たった一人の放課後の授業。
二人きりで向き合うには、教室はあまりに広すぎる。
赤ペン先生が文字通り赤ペンを取り出し、400字詰め原稿用紙にサラサラと淀みなく色を足す。
白い原稿用紙の上を縦横無尽に赤が走る。
繊細な文字を書き出す、赤ペン先生の指は綺麗だ。
「まずは、起承転結の起。恋愛短編には長すぎます。ファンタジーやら、時代物なら背景の説明は必要でしょうが、現代ですから一々日常の説明など不要でしょうね」
原稿用紙の最初の頁。半分近くが赤で消されていく。
まぁ納得。
一つ頷いて先を促す。
「次に承。ここで始まるのは、…主人公の恋愛対象者が…その、男性に見えるが、主人公は女性だろうか?短編ですから、読者に迷いを与えるのはよくありません」
「男です。どちらも。だってこれ、小説じゃなくて私小説ですから」
赤ペン先生がギョッとした目でこちらを見る。
目が合えば、視線を逸らして口ごもる。
そんな様子につい唇の端があがる。
「好きです。酷評しか貰えなくても、斜め読みされても、いつも見てくれるアナタが好きです。だってアナタだけが、僕の読者で、アナタが見てくれる事が僕の喜びですから」
先生、顔赤いよ?
先生の指が震えた文字を原稿用紙に書く。
20点。
ちょっと吹く。
「脱赤点まで付き合って下さい」

517:風と木の名無しさん
11/06/18 08:46:21.68 XtRvzlXBO
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンガオオクリシマシタ。

書き忘れてました。
赤ペン先生怖いよ、赤ペン先生。

518:風と木の名無しさん
11/06/18 19:51:19.68 yxHCeIKq0
棚といいめざしといい、こういうのパッと書ける人素敵だな

519:風と木の名無しさん
11/06/18 22:59:32.92 kqsg0d9I0
やべーちょっと萌えたw

520:風と木の名無しさん
11/06/18 23:46:06.01 38T62foFO
>>516
拍手

521:風と木の名無しさん
11/06/18 23:52:17.36 5Ey6AFBp0
ヤバイ赤ペン先生テラ萌えスw

522:風と木の名無しさん
11/06/19 00:43:03.41 l7CZPc1eO
>>516
句読点?句点じゃなくて?
荒らしを挑発してんなヴォケ

語彙力無さすぎる

523:夢幻 1/2
11/06/19 02:09:42.11 krLLdKGFO
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマス!
×麺 若磁界×若教授 エロ有りと言うかエロしかない。
なんとなく映画を見に行って、腐の屍になって帰ってきた勢いだけで書いたので
おかしい所があると言う自覚はあるが、どうかご容赦を。


ベッドのヘッドパイプがうねり、両の手首に絡みつく。
本来無機質なそれが自分の意を汲み、生き物のようにうねり、相手の抵抗を封じ込めるように
きつくきつく締め付ける。
途端咽喉をせり上がる苦鳴。
しかしそれと同時に無理矢理開かせた足の間に沈めた腰を穿つように突き上げてやれば、その声には
すぐさま違う色が混じった。
真面目だけれどけして初心な訳ではない。
それなりに快楽を知り、それゆえに拒絶するよう打ち振られる汗ばんだ眼下のダークブラウンの髪を、
自分は綺麗だと思う。
うっすらと上気する肌も、含みきれず口の端を伝った唾液に濡れた唇も。
そして何より交わるこの気持ち良さに、あぁこれは夢だと笑った。
夢だ。夢でしかない。でなければ自分は彼にはもう触れられない。
明るく、自分に揺るぎない自信を持ち、寛容でありながらそれでも残酷なまでに傲慢な彼は、
こんな仕打ちを受ければ自分の精神をズタズタにするくらいの激情はきっと持ち合わせている。
それとももしくは、最後に残ったプライドで彼は最後まで自分を憐れんで見せるだろうか。
膝裏に手を掛け、開かせた足を強くベッドのシーツに押し付けながらより深く身を進める。
欲望の赴くまま揺さぶりを激しくすれば、悲鳴とも喘ぎともつかない呼気と共に唯一自由になる
膝から下の足が躍った。
それにも自分はこれが夢だとの自覚を強くする。
伝え聞いた現実。彼の足はもう動かない。
それを彼はあの時「君のせいだ」と断罪した。
そして決別と言う名の解放をこの手に握らせた。
だから、自分は己の道を行くしかない。


524:夢幻 2/2
11/06/19 02:13:31.12 krLLdKGFO
幻を抱きながら思う。
憎しみと言うには甘すぎて、未練と言うには永遠すぎる。
こんなふうに頭も身体も彼でいっぱいになるのは今だけ、夢の中だけだ。
目が覚め無粋な鋼で覆わなければ、自分の意識はきっとすぐに彼に見つかり繋がれる。
もっともそうなった時、自分がこんな事を考えていると知ったら、あの男のあの清廉ぶった顔は
どんなふうに歪んで見せるだろうか。
穢らわしそうに眉をひそめるか、裏切られたとばかりにあの深いアクアブルーの瞳に傷ついた色を浮かべるか。
無性に知りたくなり、組み敷いた彼の顔を覗き込もうと身を深く折る。
途端、跳ね上がろうとする身体は力任せに抑えつけ、膝から離した片手で無慈悲に髪を引けば
強引に上向かされた唇が不意に何かの形を象った。
『……工リ…ック…』
微かに紡ぎ零された音はただの名だった。
しかしそれはこの地上で、もはや彼しか呼ぶ事の無いだろう自分の名でもあった。
その響きは苛立たしくも、愛おしい狂おしさを伴い、自分の胸に鈍く疼く痛みをもたらす。
あぁ、彼への想いはこんな夢の中ですらパラドックスに満ちていて…しかしその甘い泥に溺れる事は
もう自分には許されない。
だから口元に皮肉げな笑みを浮かべ、彼の真実も自分の真実もすべて捩じ伏せるように、
「…チャーノレズ…」
この時自分も彼の名を呼び返すと、その唇に深い口づけを落とした。
それがこの夢幻に終わりを告げる事になろうともうかまわない。
そうなる事はきっと自分だけの……罪に対する罰だった。


□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンガオオクリシマシタ。
とにかくグルグルする想いを吐き出したかった。梅に役立てれば幸い。


525:「力の代償」1/6 
11/06/19 04:03:26.87 9GGahMxg0
稲妻拾壱 必殺技の背景に出てくる魔人×10番

注意!人外との絡みでエロです。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

『強くなりたいか?』
豪炎寺が、己の心に直接呼びかける声を聞いたのは、沖縄でひとり、新必殺技の特訓をしていた時だった。
『お前に、力を貸してやろうか?』
その声は、いぶかしむ豪炎寺に、再度囁きかけた。
「・・・誰だ?どこにいる?」
『ココだよ』
その声と同時に、豪炎寺の足元から、陽炎のような炎が立ち上り、見る間に見上げるほどの火柱となった。
揺らめく炎は、やがて仁王像に似た形をとり始め、激しく燃え上がる炎の中に立つそれは、まさに「炎の魔人」であった。

『お前が望めば、いつでも儂の力を貸してやろう・・・ただし、条件がある』

「条件?」
突拍子も無い申し出に、豪炎寺は眉根を寄せて問い返した。
確かに、今、新しい力は欲しい。もうすぐチームに合流できるが、エイリア学園に勝つには、新しい必殺技が必要だった。

魔人が、その力と引き換えに豪炎寺に求めたものは、彼の生気。
『つまりは、精液、スペルマよ』
容易い事だろう?と、魔人は笑った。
その笑みに邪悪なものを感じながら、豪炎寺は承諾した。新しい、強い力を得るために。

それ以来、豪炎寺が爆熱ストームを放つたびに、魔人が現れるようになった。
試合中には、彼に力を貸すために。
そして、その日の夜には、その代償を受け取るために―。

526:「力の代償」2/6 
11/06/19 04:04:00.71 9GGahMxg0
+++++

蒼い月明かりが、宿舎のベッドで眠る豪炎寺を薄く照らしている。

すべてが寝静まった深夜。
豪炎寺の微かな寝息だけが、静かに響く室内に、ふと、小さな炎が灯った。
眠る豪炎寺の足元で、わずかに揺らめいたそれは、瞬く間に部屋の天井に届くほどの、巨大な魔人の姿になった。

「・・・来たか」
炎の気配で、深い眠りの底から呼び覚まされた豪炎寺は、目を閉じたまま、胸のうちで呟いた。

炎の魔人は、ゆっくりと豪炎寺に近づいていく。
『今日の報酬を、貰いに来たぞ』
低い声が、豪炎寺の頭の中に響く。
「・・・ああ」
未だ目を開かずに、豪炎寺は答えた。

魔人の放つ炎が、豪炎寺を覆っていた布団を弾き飛ばす。
きちんと着込まれたパジャマの裾から、魔人の燃える手が、その下の、日に焼けていない白い素肌へと伸びる。
実体を伴わない魔人の炎は、熱くはなく、火傷もしない。

しかし、豪炎寺は、全身が焼けるような感覚に包まれていた。
これから、魔人にされることを思うと、心の底から湧き上がる嫌悪感で、総毛立つ。
「く…っ」
だが、耐えねばならない。
これは、自分と魔人とが交わした契約なのだから。
豪炎寺は、ぎり、と奥歯を強く噛んで、乱れそうな呼吸を理性で押さえつけた。

527:「力の代償」3/6 
11/06/19 04:04:59.10 9GGahMxg0
「力の代償」3/6 
さわさわと豪炎寺の肌を這う魔人の手は、いつしか数条の赤い炎の筋となって、鍛えられた体躯の方々へと伸びていった。
すでに豪炎寺のパジャマの前は肌蹴られ、下着はズボンごと脱がされてしまっている。
ほぼ全裸に近い格好で、ベットの上に仰向きで横たえられた肢体を、口元に狡猾な笑みを湛えた炎の魔人が、ゆらゆらと赤く
ゆらめきながら、覆いかぶさるようにして、見下ろしている。

豪炎寺の全身に纏わりついた無数の小さな炎は、それぞれが的確に、この引き締まった体が感じやすいところを探し出しては
ちろちろと細かく蠢き、そこへ甘い刺激を与え続ける。
耳たぶを擽る炎は、時折生暖かい熱気を吹き込ませて、耳の穴の奥までを弄り、首筋では微かに燃える炎が、豪炎寺にまるで
羽毛で撫で擦られているような感触を呼び起こさせる。
「くぅ・・・っ・・・」
硬く両目を閉じたまま、快感を振り払うように、かぶりを振っても、炎による責めは止むことはなく、どころか、豪炎寺の
反応を楽しむかのように、徐々にその動きを強めていく。

小さく丸まって柔らかなスライム状の塊となった炎の一部が、豪炎寺の鎖骨に吸い付いて、所々に紅い痣を残していく。
燃えるように揺らぎながらも、なぜか粘性を持つそれは、数個に分裂して散らばり、肘や膝の裏、脇腹、手足の指の間など
皮膚の柔らかいところに吸い付いては、同じように薄紅い痕を残していく。
「んっ・・・んっ・・・」
吸い付かれる度に、ピリッとした弱い電流が走るような痛みが走り、その後、そこを舐めあげるようにぬるぬると蠢く刺激に
豪炎寺の理性が、少しずつ蕩かされていく。

息があがって大きく上下する両胸の、薄桃色の乳首で蠢動する炎は、時々その姿を細く伸ばし、その小さな突起に絡み付いては
強く引っ張りあげて、豪炎寺が甘い愛撫に慣れる事がないように仕向ける。
「くっ・・・ぅ、っ・・・は、あっ・・・」
こんな、人外のものにいい様に玩ばれて、それでも感じてしまう自分が嫌で、なんとか声を抑えようとするものの、こう全身の
性感帯を同時にいたぶられては、どうしようもなかった。


528:「力の代償」4/6 
11/06/19 04:05:31.07 9GGahMxg0
それに、この行為を受けるのは今夜が初めてではない。今までも、さんざん、魔人によって全身に快楽を与えられ、体の奥底から
湧き上がる愉悦を教え込まれた豪炎寺の体は、以前よりもずっと敏感になってしまっている。
その証拠に、心ではどんなに嫌悪しようと、炎の愛撫に豪炎寺の体は従順に反応し、その中心では、紅潮し張り詰めたペニスが
浅ましくも透明な先走りの汁を垂らしながら、更なる快楽が与えられるのを待っている。

ぴくぴくとひくつくソコへ、吸い寄せられるように、豪炎寺の左右の内腿に張り付いていた二つの青白い炎が、両足の付け根を
ぐるりと一回り撫で付けてから、焦らす様な緩慢な動きで、ねっとりと絡み付いていく。
「あぁっ!」
炎の触手が一番敏感な所に触れた途端、背筋を走った強烈な快感に、豪炎寺の閉じられていた目は大きく見開かれる。
涙に潤んだその両目には、己を犯す魔人の、満足そうな笑みが映っていた。

ペニスに絡んだ二つの炎は、それぞれに意思があるかのように、艶かしく蠢きだした。
竿の部分全体を包むように絡んだ炎は、適度に締め付けながら、リズミカルに上下に擦り上げ、亀頭へと這い登ったもう一つの炎は
ぐりぐりと押さえつけるような円運動を繰り返す。
「あぁぁっ!・・・あっ!ああっ!!」
最早、嬌声を抑えることができなくなった豪炎寺が、全身を震わせる。
すぐにでも、射精にまで導かれそうな刺激を与えられて、未だ達しないのは、豪炎寺の意思ではない。
ペニスの根元に張り付いたもうひとつの炎が、尿道を強く押さえつけて、精子を塞き止めているからで、出したくても出せない衝動に
豪炎寺の腰が、我知らず、誘うように揺れる。

「あぁ・・・んっ・・・・・・あぁぁ・・・っ」
豪炎寺の嬌声に、泣いている様な、媚びる様な色が混じる。
年齢にしては精悍な顔つきが、快感に歪む。
『まだまだ、だぞ・・・』
冷酷な魔人の声がすると同時に、豪炎寺の両足に絡んでいた炎が、ぐいと持ち上がり、大きく股を開かせた。
「ぁ、やっ!」
豪炎寺は反射的に足を閉じようとするが、かなう筈もなく、膝を曲げてM字に足を開いた恥ずかしい格好で固定される。

529:「力の代償」5/6 
11/06/19 04:06:19.26 9GGahMxg0
開かされた双丘の中心で固く窄まったアヌスへと、数条の炎の筋が伸びる。
細長く伸びたそれは、1本、また1本と、窄まりを解すかの様に入り込んでいっては、入り口の辺りで細かく蠢いている。
「ぅ・・・。くっ」
少しでもその快感から逃れられるように、豪炎寺は、また目を閉じて、顔を背けた。
閉じた瞼から、一筋の涙が滑り落ちて、シーツに小さな染みをつくった。

「・・・ん、・・・っん、ん・・・っ」
最後には6本にまで増やされた炎の触手は、暫く入り口を浅く出入りしていたが、豪炎寺の喉の奥からくぐもった嬌声が聞こえ始め
括約筋が少し緩んできたのを感じると、一斉にぐいと外側に動き、アヌスを無理矢理広げさせた。
「あっ!」
びくりと豪炎寺が体を震わせると、そこへ圧倒的な質量と固さを持った塊が押し付けられた。
「ひっ・・・や・・・っ・・・ぁ」
恐怖と羞恥で全身を固くする豪炎寺の頭の中に、魔人の嘲笑が響く。
『なにを怖がる。お前の体には傷ひとつ付かんぞ?』

そう、実体では無いので傷は付かない。しかし感触はある。
狭い所を無理やり押し広げられて、内側へと入ってこられる異物感と人外のものに犯される嫌悪感で、豪炎寺は心で悲鳴を上げる。
ただ、その先にある快感を教え込まされた豪炎寺の体は、心ではどんなに拒絶していても、なんなくそれを受け入れていく。
『ほほぅ、いい具合になってきたではないか』
どこか嬉しそうな魔人の声が、豪炎寺の羞恥心を煽る。
『ココが、好いんだろう?』
豪炎寺の直腸に入り込んだ塊が、ぐりっと前立腺を押し擦る。
「ああぁっ!!」
ペニスで感じるのとはまた違った快感が、豪炎寺の全身を走った。
熱く硬い炎の塊が、直腸の内部で強弱をつけた蠕動を繰り返し、豪炎寺を射精とは別の絶頂へと誘う。

前立腺での快感を十分に味あわせるためか、ペニスに纏わりつく炎はその動きを止めている。
ただ、豪炎寺の全身を嘗め回す炎は、絶頂への後押しとなるように、容赦なく彼を責め立てていく。


530:「力の代償」6/6 
11/06/19 04:07:14.89 9GGahMxg0
「あっ!あっ!・・・ああっっ!」
興奮で大きくなった前立腺を、何度目かに強く擦られた瞬間、絶頂の波が豪炎寺を襲った。
脳髄を焼くような快感に、意識を飛ばしてしまいそうになった豪炎寺を、魔人の声が呼び戻す。
『さぁ。これからだ』
次の瞬間、先ほどまで止まっていた、ペニスに纏わり付いた炎が、淫らに動き始めた。

「うっ!…はっ・・・っ・・・ぁ・・・は・・・っっ」
まだ絶頂の渦から戻りきれない豪炎寺は、畳み掛ける快感に翻弄されて、息もできない。
竿を扱かれ、亀頭を擦られ、睾丸までも揉むように刺激されて一度は引いていた射精感が、またせり上がって来る。
全身を震わせて反応する豪炎寺の頭の中で、また魔人の声がした。
『ずいぶんと、気持ち良さそうではないか』
その声は嘲笑うようでもあり、また心底嬉しそうでもあった。

(・・・違う!)
声にならない声で、豪炎寺は叫んだ。
(気持ち・・・良く、など・・・!)
こんな、セックスとも呼べないような行為で、全身を弄られて、気持ち良いなどとは思いたくなかった。
たとえ、体が、その快感に反応してしまっても。
クックックと魔人の笑い声が響く。
『強情な事よ。まぁ、それも良い。・・・では、頂こうか』
豪炎寺のペニスを扱く炎がその動きを増し、と同時に、アヌスに入ったままだった塊も、ぐりぐりと前立腺を押し付ける。
「はぁっ!ああぁっ!ああああっっ!」
大きく体を仰け反らせた豪炎寺のペニスから、白い精液が爆ぜた。
「あっ!・・・あっ!」
一度の射精では満足できないのか、炎の責めはすぐに止むことは無かった。
達っしても達っしても果てが無いほどの快感の中で、最後の一滴まで搾り取られる。
赤い炎の中に、何度か放たれた精液は、蒸発するように全て消えていった。

531:「力の代償」7/6 
11/06/19 04:09:59.06 9GGahMxg0
頭の中が真っ白になる程の快楽の渦中で、豪炎寺は、ふわりと全身が浮いているのを感じた。
空中に浮いた体は、燃え盛る魔人の手中にあった。
(この浮遊感は・・・)
同じだ、と豪炎寺は思った。
試合中、魔人の力を借りて爆熱ストームを撃つ時の、あの高揚感と浮遊感。
(俺は、もう、この手の中から逃れられないのだろうか・・・)
豪炎寺の頬を、また涙が伝い落ちる。しかしその雫さえも、彼を包む業火の中に消えていくのだった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

代行者より連絡と謝罪;
テキストの分量を見誤り、途中からナンバリングが一つ多くなってしまいました。
失礼いたしました。


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