10/11/13 16:21:49 30PWtIxv0
●こういう場合はどうするの?
Q1 リロミス・誤爆で*0をとりました。
A1 *9より12時間以内に*9のリクで投下して下さい。踏み逃げ禁止。頑張れ!
Q2 荒らしらしき人が*0をとりました。
A2 *9より12時間経過以降に*0以外の人の投下の可能性があります。
それまで書き込みはせずに投下を待ちましょう。
*1以降に書き込みがあっても書き込みはしないで下さい。
*9より24時間経過後にまわしてください。
Q3 別館に投下された作品にGJしたい。
A3 別館のグッジョブスレにお願いします。
本スレへのグッジョブとあわせて行う場合は、本スレへの投下OKです。
Q4 続編書きたいです。二次創作してもいいですか?
A4 本人による続編投下は、別館の*0以外の人が投下するスレへ。
本人以外の続編・二次創作は原則禁止です。
Q5 判断の難しい投下や書き込みがありましたが、どうしたらよいでしょうか。
A5 数字板の絡みスレや、別館のチラシの裏もしくはテンプレ審議委員会で。
他の人の意見を聞いてみましょう。
チラシURL URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
テンプレURL URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
3:風と木の名無しさん
10/11/14 16:21:30 Acl9jV2/O
>>1乙
4:風と木の名無しさん
10/11/14 16:51:34 +VrRYAft0
>>1乙
mws
5:風と木の名無しさん
10/11/14 19:14:29 ZhYXfPfzO
いちもつまわし
6:風と木の名無しさん
10/11/14 19:21:17 pK3XWi5Q0
まわします
7:風と木の名無しさん
10/11/14 20:11:51 vqiVvF+c0
まわし
8:風と木の名無しさん
10/11/14 20:12:51 B9BGB74c0
はじめてだから、やさしく踏んでね
9:風と木の名無しさん
10/11/14 20:19:30 PdvlAca70
七五三
10:風と木の名無しさん
10/11/14 20:19:59 Uymkewrk0
手をつなぐ
11:風と木の名無しさん
10/11/15 20:38:21 /ToRc1jKO
初踏み逃げでしたね
12:風と木の名無しさん
10/11/15 21:02:35 jOJlBiJlO
9取る人は自分も書く可能性を考えて取ればいいよまわし
13:風と木の名無しさん
10/11/15 21:42:01 qp9ZV0LqO
踏み逃げいくないまわし
14:風と木の名無しさん
10/11/15 22:05:37 EAJqPFJZO
次に期待mws
15:風と木の名無しさん
10/11/15 22:28:52 Mq8npe2A0
よくまわっております~
16:風と木の名無しさん
10/11/15 23:30:01 PW6YwzU8O
踏み逃げ反対mws
17:風と木の名無しさん
10/11/15 23:31:40 qz648sQvO
残念。まわし~
18:風と木の名無しさん
10/11/15 23:51:42 xuo7O4plO
次どうぞー
19:風と木の名無しさん
10/11/15 23:52:27 RPg2YR3lO
可愛かったあの子がオカマに!
20:1/3
10/11/16 04:10:02 FWfVsXAk0
小学生の時、同じクラスにサトという男子がいた。
背が低くて痩せていて、
「あの子は女子よりも女子らしい」
と、からかわれたり羨ましがられたりしていた奴だった。
卒業式の後、親の都合で他県の中学に通っていた三年間はサトの姿を見ていなかった。
だから、彼の身に起こった「事件」の噂を聞いても、どうにも信じられなかったのだ。
しかし、
「もー、遊びに来るなら先に言っといてよね! もうメイク落としちゃったんですけどぉ!」
「いや俺ケバいの嫌いだし―って、何が楽しくて男が男に会う時に化粧の心配してるんだよ」
スカートを履いた180センチ超の骨太野郎が女言葉で喋っているのを目の当たりにしてしまっている以上、
認めざるをえない。
『サトが驚異的な成長期の反動でオカマに目覚めた』
この荒唐無稽な現実を。
「けどさー、お前も毎日よくやるよなー。化粧とかムダ毛処理とかめんどくさくないの」
「折角校則ユルユルの学校入ったんだもん。気合入れてオシャレしなきゃ」
「いくら『自由な校風がわが校の伝統です』っていっても自由すぎるだろお前は。めちゃくちゃ有名人だぞ」
「それくらいのほうがいいわよ。キャラとして認知されちゃったっていうかー」
屈託なく笑うサト。化粧をしていなければ、幾分大人びたとはいえ昔とそう変わらない顔だ。
その時ふと、再会してからずっと聞きたかったことを聞いてみる気になった。
「なあ」
「なに?」
「や、なんでそんな、オカマって言うか、女みたいにしてるのかな、と……女になりたいから?」
21:2/3
10/11/16 04:14:44 FWfVsXAk0
割と思い切って尋ねたのだが、
「ううんー、別に性転換とかはしたくないのよ?」
サトの返事は思いの外あっさりしたものだった。
「ただね、女子の格好とか喋り方って可愛いじゃない。可愛いのが、好きなだけよ」
好きな物を真似たくなる。嗜好の対象はともかく、理屈が通っているといえば通っているのかもしれない。
一瞬納得しかけるが、
「……え、ちょっと待てよお前」
記憶の中の彼と、今の彼の間に、噛み合わないところを見つけた。
「お前いつから可愛いのが好きになったんだよ」
「え」
隣りに座るサトの肩が、ピクリと動いた。それに構わず言い募る。
「だってお前、小学校の頃『おれは可愛くなくなるんだ!』ってうるさかったじゃん。
『かっこいいとこ見せてやるぜー!』とか言って教室の窓から飛び降りて大事になったのだって覚えてるぞ俺は。
そうだ、修学旅行の出し物で女装するのだって本気で嫌がって―」
「あの頃は!」
突然サトが怒鳴った。思わず言葉を止めて彼の方を見ると、何かをこらえるように膝を抱えていた。
「あの頃は……ずっと、今のままだって、思ってたから」
先ほどとは打って変わって、しぼりだすような声だった。
お互い無言のまましばらく時間がたって、サトはぽつりぽつりと話し始めた。
「好きな奴がいたの。他の子達とおなじように『お前可愛いな』なんて言ってきてたけど、
なんでかな、そいつに言われた時だけは嬉しかったんだ。
だけど、中学入って、背ぇ伸びて、肉もついて、『可愛い』って言われることもなくなってきた。
最初は喜んだよ、けど急に怖くなった。―『可愛く』なくなってたら、あいつおれのことどうでもよくなるんじゃないかって。
それが、ホント、すげー嫌で、だから」
「だから可愛い女子みたいに振る舞いだしたのか」
気づいたら俺は俯いていたサトの両肩を掴んでいた。半泣きの奴と目が合う。
ああ、こいつ相変わらず馬鹿だ。呆れるほどに、いじらしい。
22:3/3
10/11/16 04:18:26 FWfVsXAk0
「あのなーサト」
「な、んだよ」
「お前が好きだった奴のことは知らん。けどな、俺に限って言えば、あの頃のお前の見た目で
可愛いとか可愛くないとか言ったつもりはなかったんだぞ?」
「へ……?」
「そういうアホな所とか、変な方向に一生懸命な所とか、今も昔も変わらない所が、お前の……」
今さら何かすごく恥ずかしいことを言っている気がしてきたが、もう後には退けない。
「―お前の可愛いところで、俺はお前のそういうところが好きなんだよバカヤロウ」
半ば逆切れ状態で言い切ると、サトはしばらくぽかんとしていた。が、次の瞬間
「そっかー……了解っ」
ポロポロ涙を零しながら、満面の笑みを浮かべたのだった。
「で、相変わらずオカマキャラは続行、と」
「結構好評だしねぇ。それに、可愛いのが好きになったのはホントなのよ?」
「あっそう……あ、けど」
「え、なになに?」
「化粧薄くなってるな。そっちのほうが、いいんじゃないの?」
「……っ!」
―可愛かったあの子は、オカマになっても可愛い。
23:風と木の名無しさん
10/11/16 15:51:34 T+EixXen0
サトちゃんマジ乙女w 切ない恋心の斜め上っぷりがハンパ無いw
マッチョなオカマちゃん可愛いな GJでした!
24:風と木の名無しさん
10/11/16 19:14:11 f07NgXACO
やだ…かわいい…www
これはいい乙女。GJ!
25:風と木の名無しさん
10/11/16 21:08:23 U2phqtnX0
やだ、凄く萌えちゃった
26:風と木の名無しさん
10/11/16 22:05:39 +Qswxvo0O
サトちゃんマジ可愛いw
ゴツかろうと心は乙女なオカマさん大好きです
GJ!
27:風と木の名無しさん
10/11/16 22:06:50 FYqu5LWsO
やだ、禿げ萌えちゃった
GJさせてちょうだい!
28:風と木の名無しさん
10/11/16 22:08:36 vdSidUic0
もうさっさと踏んじゃってちょうだい!
29:風と木の名無しさん
10/11/16 22:11:19 8mvXMEIG0
好きだけど言えない
30:風と木の名無しさん
10/11/17 22:37:36 kKDEB4N9O
流れた?
31:風と木の名無しさん
10/11/18 01:10:52 Dggstq7HO
流れちゃったね
32:風と木の名無しさん
10/11/18 03:35:01 ex29Uhy3O
残念。まわします~
33:風と木の名無しさん
10/11/18 06:11:28 y/9chHrCO
まわし
34:風と木の名無しさん
10/11/18 07:22:17 C1iW6/vHO
残念。まわします
35:風と木の名無しさん
10/11/18 16:43:44 Oe8MYrFEO
まわしますね
36:風と木の名無しさん
10/11/18 17:24:24 XqIll5ifO
まわし
37:風と木の名無しさん
10/11/18 19:27:45 U1+7uA8XO
王道パターンのような気もしたんだけどね
まわし~
38:風と木の名無しさん
10/11/18 20:08:56 Jyp5U6Dp0
踏んじゃやだあ
39:風と木の名無しさん
10/11/18 20:10:58 iTSVzMekO
リア充DQN×ネガぼっちねらー
40:1/3
10/11/19 02:36:21 Lfzu2c520
誰かと関わるのは面倒臭い。
面白くも無い話に笑ったり、好きでも無い映画の話で盛り上がる。
そんな連中と関わるくらいなら自分の世界を充実させたらいい。
友人なんていなくても、それに代わるツールはいくらでもある。
「なあ、心理学のノート貸してくれない?」
必死で勉強した入ったはずの大学にもこの手の人間がいた。
中身の無い流行を追ってチャラチャラと遊び、
授業のノートもまともに取らず、他人の努力を掠め取ろうとするDQN。
「あっ、あの……ノ、ノート、いま家だから無いしっ……」
緊張して思わず声が大きくなる。
自分の喋り方のキモさにイライラする。
『このDQNめ!今すぐ立ち去れ!そして俺に二度と話しかけるな!』と心の中で毒づく。
「あ、じゃあ取りに行くわ。家近いんでしょ?」
絶句した。
リア充とはDQNとはどこまで図々しい人種なのだ。
空気が読めるのがリア充では無いのか、あえて空気を読まないからリア充でいられるのか。
「あの、俺、今日はちょっと……その用事が……」
「悪いねーじゃ行こうか?」
さっきとは対照的にボソボソと呟いた俺の断りの台詞は届かなかったようだ。
もうなす術は無い、そうだこれは夢だ悪い夢だ、さっさとノートを貸してしまえばこのDQNは消える。
そして俺はまた一人になって自分を取り戻せる。
大学からアパートまで15分、長い人生の中じゃ大した時間では無い。耐えられる俺はきっと耐えられる。
時々話しかけてくるDQNに気の無い返事を返しながら並んであるく帰り道……。
41:2/3
10/11/19 02:37:04 Lfzu2c520
「あ、ちょっとコンビニ」
思考回路はショート寸前、いや既にショートして魂が抜けかかっている。
ジュースやお菓子を買い込んだDQNが「お前コーラでいいよな?」と話しかけてきた。
なに?なに?家に上がるつもり?そんな訳無いっすよねー?
ほぼ初対面の人の家にあがるなんていくらDQNでも……。
もう泣きたかった。
現実が怖い。おウチ(実家)に帰りたい。お母さんの作ったお味噌汁が飲みたい。
このまま走って逃げようか。
俺の身長が175cm、DQNはせいぜい165cmくらいか……。
いくら運動大好き、脳みそ筋肉のリア充DQNでもこの体格差ならいざ殴り合っても勝てるかもしれない。
頭の中でありとあらゆる妄想を繰り広げている内に、俺達はアパートの中にいて
DQNは既にくつろいだ様子でジュースを飲みお菓子を広げている。
「ちょっと待ってて」
このままじゃノートを渡しても帰ってくれそうも無い。
観念した俺は寝室のPCから「DQNが俺の部屋に居座っているんだが」というスレを立てた。
安価は「全裸になる」「俺、実はホモなんだ、ヤラナイカ?と告白する」
コイツら完全に面白がってやがる……。
しかしコレを実行すればもう二度とDQNが俺に話しかけてくる事は無いだろう。
大学生活が終わるリスクもあるが俺の大学生活なんて最初から終わってる。
決心をした俺は安価を実行した。
DQNは真っ青な顔をして逃げていく……はずなのに。
「そっか、俺もずっと好きだった嬉しいよ」と全裸の俺を抱きしめた。
え……?
42:3/3
10/11/19 02:38:36 Lfzu2c520
完全に思考が停止してしまった。
DQNにキスされ愛撫され抵抗すらできない。
暖かい、くすぐったい、DQNの息が荒い、焦っているような乱暴な手つき。
アソコは俺より小さいな。
もしかしてコイツは案外慣れてないのかな。
硬くなったモノを擦り合わせて扱く。
俺ってホモだっけ?何これ?
随分長い時間に感じたが時計を見たら5分も経っていなかった。
果てる瞬間のDQNの顔は今まで見たどのAVよりもリアルだった。
裸で抱き合いながら何度も「好き」と言われ、何度もキスをされた。
誰かと関わるのは面倒臭い。
自分の世界に閉じ篭っているのは心地良い。
だけど俺は気付いてしまった。
俺は誰かと関わりたかった。
誰かに求められたかった。
だけど怖かった。
高い高い壁を乗り越えてきたのは俺とは正反対のもっとも苦手なタイプの男。
性別の壁すら超えてしまったこの男の温もりは、他の誰かじゃ感じられそうにも無い。
俺は気付いてしまった。
いつもチャラチャラして人に囲まれてるこの男に、
苦手なタイプと見下していたこの男に、
実はずっと恋をしていた事を。
43:風と木の名無しさん
10/11/19 06:20:06 ISwAkdCL0
VIPwwww
Gj!
44:風と木の名無しさん
10/11/19 09:08:23 xknVj5+oO
VIPPERだったらスレ立て&安価実行は絶対だもんなwww
ノート借りに行ったリア充のことを考えると…棚ぼた万歳!
GJ!久々にツボどストライクが来てうれしかったです。
45:風と木の名無しさん
10/11/19 10:08:55 9GiTAC1t0
吹いたwwwGJwwwww
事後報告にきたあとのスレ住民の反応が気になるwww
46:風と木の名無しさん
10/11/19 10:54:01 uDt3YfqXO
鬼畜安価が二人を繋げたんだな…GJ
高い高い壁を~のくだりで不覚にも萌えてしまったw
幸せになってくれ
47:風と木の名無しさん
10/11/19 15:39:56 5Yab/5AkO
安価実行したらDQNの彼氏できたwww
みたいな報告だろうか激しく見てみたいw
心のおしゃべりさんな受けが可愛くて萌えましたこれからお互いのことを知って
異文化交流みたいになってくのを想像すると楽しそうだw
GJでした
48:風と木の名無しさん
10/11/19 16:26:11 Bc8hd37v0
踏んでいくかい?
49:風と木の名無しさん
10/11/19 16:29:49 EMYp0rTfO
眠い寒いはらへった
50:風と木の名無しさん
10/11/20 18:07:39 TiR2qjIF0
※電波気味注意
「眠い」
「そうか。ではこのソファで横になると良い。私は君の寝顔を眺めていることにしよう
安心したまえ、眠る君の頬に口づけをしようなどという邪な考えは抱いていないから」
「寒い」
「それは君の体感温度の話か?それとも今の私の発言に対する君の感想か?
いずれにせよ、私としては君のその冷え切った眼差しをまずどうにかしたいと考えるのだが」
「腹が減った」
「それはいけない。空腹というものは人を苛立たせる。君の苛立ちは即ち私の痛みだ。可及的速やかに改善するべきだ。
よし。私は愛しい君の為に、今からコンビニエンスストアへ走り、肉まんを購入して来よう!活目して待っていたまえ!」
「すまない…持ち合わせがなく、一個しか購入できなかった…」
「なんと不甲斐ないことか。あのとき調子に乗ってブラックサンダーを大人買いさえしなければ今頃は、
肉まんもカレーまんも、デザートのあんまんさえも、君に振舞ってやれていたというのに……!」
「満腹」
「そうなのか?…否、君は優しい男だから私に気を遣ってくれているのだな」
「暖かい」
「肉まんは熱々だったが、しかしその効果も一個分だ。直にまた君の身体は冷えてしまう。
君の空腹も満たせず、体感温度を改善することも出来ず。私は君に冷たい目で見られるのがお似合いの男だ」
「眠い」
「私に残されていることは、せめて君の安眠を妨げないよう部屋の隅で正しく体育座りを……」
「眠い。眠くて仕方ない。来い、そこのソファで一緒に寝るぞ」
51:風と木の名無しさん
10/11/20 18:10:58 TiR2qjIF0
9から24時間経過してたことに気がついてなかった…
スレ汚しすいません。流してください
52:風と木の名無しさん
10/11/20 20:40:53 na7hUM5yO
本当だ。もう二十四時間たっていたんだね。
注意書きまでしてくれたのに残念でした。
53:風と木の名無しさん
10/11/20 21:01:38 mgl/tmEzO
よくわかんなかった
まわし
54:風と木の名無しさん
10/11/20 21:11:22 g0ZomPkCO
ドンマイmws
55:風と木の名無しさん
10/11/21 02:28:13 CASXmzr0O
まわすよ!
56:風と木の名無しさん
10/11/21 03:19:46 QCpwgl9+0
まわせまわせー
57:風と木の名無しさん
10/11/21 09:29:07 VuqwkT1sO
まーわせよまわせーよー
58:風と木の名無しさん
10/11/21 10:09:35 Z+G0c1SWO
僕の好意を踏み躙って
59:風と木の名無しさん
10/11/21 10:36:35 +SCY8WI00
待ち望んでいた瞬間にたどりついた
60:1/2
10/11/21 11:53:21 KxnwuDAK0
カズヒコはにっこりと笑って僕の右手を取った。
「ずっと想っていたよ。夢に見るほどに。ずっと、ずーっとね」
カズヒコは僕の右手に頬ずりしてから軽く接吻する。
「貴方は気付いてくれていた?俺が貴方を想っていたことに」
僕は首を振る。驚きが首の隙間からこぼれて行く。
「俺は貴方を心の底から想っていた。だから貴方を全て肯定する」
僕は首を振る。首の隙間からは空虚な音しかしなかった。
「貴方が誰を想おうと、俺をどう思おうと、そのままで良かった」
カズヒコは僕の左手も取って両手をぎゅうっと握り締めた。
「貴方が幸せに笑っているのなら、俺は良かったんだ。でも」
カズヒコは一瞬だけ泣きそうな顔になる。
「でも、最近の貴方は泣いてばかり、あいつの所為で貴方は泣いてばかりだから」
僕は思い返す。
「泣かされているのに、貴方はあいつの傍を離れなくて、俺にはそれだけが理解できなかった」
僕は彼のことを思い返す。僕は泣いていただろうか?
61:2/2
10/11/21 11:54:14 KxnwuDAK0
「ずっと想ってたんだよ。貴方が幸せに笑う夢に見るほどに、貴方のことだけを」
カズヒコは僕の腕をひき、僕を抱き締める。
「けど、最近は貴方の笑顔を思い出せなくなっていた。夢の貴方も泣いていて」
カズヒコは僕の頬を撫でてそのまま僕の髪を梳いた。
「だから、今夜は貴方をつけてた。貴方があいつの家に入るのも見た」
僕を抱き締めている所為で、カズヒコのシャツは赤く染まっていく。
「大丈夫だよ。貴方が飛び出して行った後、あいつの部屋に入った。証拠になりそうな物は全部持ち出した」
僕はそこでようやく、このナイフの出所について合点がいく。
「急いで追いかけてきたら、貴方は笑っていた。嬉しそうに楽しそうに幸せそうに」
カズヒコは笑っている。
「その瞬間を逃したくなかった。今しかないって思ったよ。ずっと待っていたんだ」
カズヒコの腕は暖かいが、僕の身体は冷たくなっていくばかりだ。
「俺は貴方を責めない。貴方の全てを肯定するんだ。ただ貴方が笑ってさえいてくれればそれで」
僕はもう眼を閉じる。カズヒコの言葉はもう聞きたくなかった。
暗闇の中で僕は彼のことを思い返す。結局のところ、僕はこの瞬間を待っていたのかもしれない。
(待っていて。すぐに君の傍に行くから)
(君にはもう、僕だけしか居ない。誰にも邪魔されない、邪魔させない)
(ずっと二人きりだ。ずっと、ずっと――)
62:風と木の名無しさん
10/11/21 22:10:43 k02zFCff0
病んデレナイスファイト
①「あいつ」 ←ナイフで殺害- 「僕」
②カズヒコが①の証拠を隠滅。ナイフを回収
③「僕」 ←ナイフで殺害- カズヒコ
ってことだろうか?
後は誰かが③の証拠を隠滅してカズヒコを殺害すれば
無限ループって怖くね?の完成だな
63:風と木の名無しさん
10/11/21 23:43:45 D2gAKCwVO
ヤンデレかーと思って読んでったらヤンデレ×2だった件
矢印片方向のヤンデレ二人て怖いね
単調な語りとセリフ交互の淡々とした構成が余計に怖かった。gj
64:風と木の名無しさん
10/11/22 00:46:04 yuIMgP1kO
カズヒコだけかと思いきや「僕」までヤンデレだったとは
「彼」を刺した後でカズヒコに刺された「僕」はある意味一番救われてるのかもな
残されたカズヒコは自滅するばかりだろうし
冷たい構成にヤンデレ怖いよーってなるけどなんかやり切れないもんも残るな
GJです!
65:風と木の名無しさん
10/11/22 03:43:03 pOhInTRv0
ヤンデレ好きの自分にはとんでもないご褒美でした
GJです
66:風と木の名無しさん
10/11/23 05:51:51 UWLOSTf10
まわすよー
67:風と木の名無しさん
10/11/23 11:24:06 V/vfIvoeO
まわしー
68:風と木の名無しさん
10/11/23 11:25:07 ARh0uoK7O
踏んでくかい
69:風と木の名無しさん
10/11/23 11:44:11 pXkCvHxz0
どうしてお前あんなのと友達なの?
70:1/2
10/11/23 13:58:47 JyTlk0z50
昼休憩から戻ると、前の席に座る先輩が何か言いたげに俺を見ている。
「どうかしました?」
「・・・や、なんもねぇ」
「はぁ、そっすか」
俺がそう答えると、しばらく俺を凝視してから視線をモニターに戻した。
仕事の進め方のせいなのか、いつも昼を過ぎた頃に機嫌が悪くなるこの先輩は、実は俺の想い人だったりする。
モニター越しに盗み見てみると、また眉間に皺を寄せている。
今日も機嫌悪いなあ。と思いながらも、その表情まで可愛く見えてくるから仕方がない。
同僚に「あれが可愛く見えるなんて、おまえは末期だ」と言われたことを思い出した。
「ああ、確かに」
苦笑しながら呟いた声が聞こえたのかそうでないのか、
男にしちゃ長いまつ毛を伏せたまま、モニターから目を離さずに先輩が口を開く。
「前から聞きたかったんだけどさー」
「はい?」
「まぁ、良いやつだとは思うよ」
「はぁ」
「でも・・・どうしてお前あんなのと友達なの?」
先輩の指は、いつも昼食を共にする同僚を指している。
生真面目でむっつりな俺とは違い、フットワークが軽く明るい奴だ。
昔から正反対のタイプと言われ続けているが、高校からずっと一緒だった親友だ。
仲が良くて当然だろう。
「うーん、どうしてと言われましても・・・」
俺がごちゃごちゃと考えている間も、先輩の眉間の皺はどんどん深くなっている。
ああ、やっぱり可愛い。
71:2/3(1/2じゃ入らなかったゴメン)
10/11/23 14:01:27 JyTlk0z50
「つーか、何でそんなこと聞いてくるんですか?」
「・・・っ」
質問に答えずに聞き返すと、先輩の目が微かに揺れた気がした。
「・・・別になんでもねーけど」
モニターから顔を上げて俺と目を合わせた後、目を伏せながらそう答る。
人の目をじっと見るのは先輩の癖だろうか。
こういった態度をとられると、無理だとわかっているのに期待してしまう。
「そういう表情は先輩の癖なんですかね」
「悪かったな、無愛想で」
「違いますよ、可愛いなあと思いまして」
「・・・あ?」
「・・・あ」
しまった。と思った時には遅かった。
するりと無意識に口から出た言葉は、しっかり先輩に届いてしまったようだ。
やばい、引かれたらどうしよう。
ちらりと先輩を見ると、どういうことか首まで真っ赤になっている。
消え去りかけた期待が、また膨らんできた。もしかして。
「ねえ、先輩」
「・・・なんだよ」
「何で赤くなってるんですか」
「はぁ!?」
あ、また眉間に皺が。
これはもしかしてもしかするのか。
72:風と木の名無しさん
10/11/23 14:03:08 JyTlk0z50
「ねぇ先輩って・・」
「あーもう、おまえマジウザい」
俺が言い終わる前に席を立った先輩は、そのままどこかへ行ってしまった。
もしかして、一緒に昼食を食べに出る同僚に嫉妬してくれたのか。
もしかして、いつも昼過ぎに機嫌が悪いのはそのせいなのか。
都合のいい期待がぐるぐる頭を支配しはじめた。
席を立ちながら携帯を取り出してメール作成画面を立ち上げる。
『悪い。明日の昼メシ、一緒に行けなくなった』
気のいい同僚の事だ、理由を話せば笑って許してくれるだろう。
『了解』
同僚からのメールを確認したと同時に、廊下の先に探していた背中を見つけた。
ゆっくり歩いていき、先輩に肩を並べる。
「先輩、明日の昼メシ、何食べましょうか?」
73:風と木の名無しさん
10/11/23 16:19:41 GH9a4OpKO
日常にありそうなほのぼのでGJ
74:風と木の名無しさん
10/11/23 22:18:14 NZNntpSIO
この先輩は可愛いと言わざるを得ない
75:風と木の名無しさん
10/11/24 21:51:59 Oosjl5ca0
ツンデレで陰険で俺様などうしようもない先輩が可愛いよ
後輩の包容力でマジ泣きさせたれw GJでした
76:風と木の名無しさん
10/11/24 22:27:17 EDTSda/OO
GJ
最近オイシイSS続きでたまらん
77:風と木の名無しさん
10/11/24 23:08:41 tVVyvABy0
ぐるん
78:風と木の名無しさん
10/11/24 23:19:16 kYTKJw2fO
しかたないな
踏んでいいよ
79:風と木の名無しさん
10/11/24 23:32:34 N7TYgBRF0
想いを口にしたら終わりの関係
80:1/4
10/11/25 09:08:15 3Q15MFre0
買い物を済ませて店を出ると、聞き慣れたカラコロという音が耳に飛び込んできた。思わず辺りを見回す
と、案の定こちらに向かってくる見慣れた姿があった。整えればそれなりに男前だろうに、相変わらず野
暮ったいやつだ。
呼びかけると、向こうも気付いて手を上げて応える。いい加減買い替えろというのに一向に聞かない、古
臭い便所草履をカラカラ鳴らしながら近付いてきた男に、俺は声をかけた。
「今日休みだろ? 何してんだ」
「洗剤切れたから、買いに行こうと思って」
「ああ、やっぱり。そろそろかと思って、今買っといた」
ほれ、と手に提げたビニール袋をちょっと持ち上げると、わりィな、と目尻を少し下げた。そこにわずか
にできる笑い皺が、俺は好きだった。
どちらから言い出すわけでもなく、二人肩を並べて家路に着く。
「今日の夕飯、何?」
俺の持ってる袋を覗き込みながら訊いてくる。
「寒いから鍋。水炊きだからって残さず、」
食えよ、という続きは袋と一緒に持っていかれた。隣の男は「俺柏好きじゃねえっつってんのに何で水炊
きなんだよ」と文句を言っている。
「……お前は嫌でも、俺は好きなんだよ。だいたい、好きじゃねえってだけでちゃんと食えるだろ。わが
まま言うな」
「そりゃ柚子胡椒があればの話で……あっ! そういや柚子胡椒切れ、」
「買っといた」
横から送られてくる、恨みがましく粘っこい視線を柳に風とばかりに受け流す俺に何を言っても無駄と悟
ったのか、「……皮はお前が食えよ」と肩を落として呟く。俺は苦笑した。
「お前は俺を太らせたいのか」
「そーだよ。お前はもうちっと太れ」
腹肉を揉もうと伸ばされた不埒な手を、俺はすかさず鞄で素早くガードする。夕刻の住宅街だ、大の男が
二人でじゃれあっても、とりあえず迷惑にはならない。
俺が仕事帰りに買い物してきた荷物を、何も言わずにさっと取り上げるような男とは、中学からの付き合
いだ。同じ高校へ進学し、大学は学部が別れたが疎遠にならない程度に顔を合わせて遊び、そして互いの
就職先が近いと知ったときはもう、笑うしかなかった。ここまで続いた腐れ縁だ、もう、どうせだったら
一緒に住むか? ―言い出したのは向こうだった。俺は頷いた。勢いだった。
81:2/4
10/11/25 09:09:14 3Q15MFre0
こいつと『そういう』関係になったのも、勢いだった。
同居生活に特に問題はなかった。俺もこいつも細かいことは気にしない性質だから、部屋が汚れても相手
の習慣に目を剥いてもやり過ごすことができた。長い付き合いで、互いの超えてならないボーダーもよく
わきまえていた。気心知れた相手との同居は楽しいものだった。
ただ、暗黙の了解であるはずの一線が曖昧になることもあった。酒が入ると、つい調子に乗ってしまうの
だ、二人とも。自覚はあったので、浴びるように飲みたいときは自然、宅飲みになった。しこたま飲んで
「もう動けん」と倒れたそいつは、片づけをする俺をぼんやりと見上げていた。
「何だよ」
訊くと、「お前相手ならちゅーできるかなと思って…」などとほざく。飲みながら彼女ができないと嘆い
ていたのを思い出し、俺は笑った。拗ねて身体ごと横を向いたこいつに、侘びだと言ってキスした俺も、
大概酔っていた。動けはしても、しこたま飲んだのは同じだった。
そいつもさすがに驚いたらしく、目を見張っていた。俺はわけのわからない優越感ににやついていたのだ
が、こいつが驚いたのはそんなところじゃなかったらしい。
「……意外と違和感ないな」
呟くなり、腕を引かれて俺は畳に転がった。逆にキスを受けると、酒臭いのは否めないが、なるほど言わ
れた通り違和感はない。
目を瞑ってみると、より一層感触だけに耽溺できることを発見した俺は、つい調子に乗って舌を出した。
一瞬びびったようだが向こうも乗ってきた。ジーンズに手を伸ばされても、飲んだから勃たねえよと思っ
たが、なんと勃ってしまった。勃たされたのが悔しくて手を伸ばすと、俺が触るまでもなくしっかりと反
応していた。そのまま互いのものを擦りあって達した。荒い息を吐く俺に何を言うでもなく、動けないは
ずのそいつは風呂場へ向かった。
82:3/4
10/11/25 09:10:29 3Q15MFre0
それ以来、毎回ではないが、飲むと互いに触れるようになった。正直キスは気持ちよかったし、吐精の快
感は言うまでもない。「入れたい」と言い出したときはさすがにぎょっとして、上か下かでかなり揉めた
が、公平を期して交代制ということで決着をつけた。…が、いざ入れる方になってみると俺の息子が役に
立たず、結局いつも受ける側に回っている。
しかしおかしなもので、『腐れ縁』という枠から大いに外れた行為に及ぶようになっても、普段は以前と
変わりない、気楽な日々なのだ。
あの部屋のどこかに、見えないスイッチでもあるんじゃないか、と考えたことがある。オフなら長い付き
合いの親友だが、オンになった途端、まったく違う空気に入れ替わっている。そしてスイッチを入れるの
は、大抵俺じゃなくて、こいつだった。
酒の勢いなんかじゃなくて、こいつは本気なんじゃないかと疑うことはある。だが、決め手がない。肝心
なことは言葉にしないやつだ、そのぶん目を見ればわかると俺は自負してる。けれど、確かめようという
ときに限って、いつも目を逸らされる。
それでも俺は、気の置けない相手と過ごす時間が心地よく、こいつから与えられる優しさが手放せなくて
、ズルズル、ズルズルと、ここまで来てしまった。けれど……
「どうした、ぼっとして?」
腕を掴まれて、ハッとする。
「あ、悪い……話聞いてなかった」
「いいさ。疲れてんだろ? 早く帰ろうぜ」
そういって、カラコロと先に行ってしまう。追おうとすると、足先が何かに突っかかる。普通に歩いてい
ればなんということはない段差だった。しかしさっきのようにぼんやり歩いていれば、蹴躓くだろう。
83:4/4
10/11/25 09:11:30 3Q15MFre0
「なあ……」
早足で隣に戻った俺の問い掛けに、相手はなんだという顔を向ける。
―お前がはっきりしないから、俺、告白してくれた会社の子にいまだに返事できねえんだよ。その子は
はっきり言って若くないし、これが最後だと思ってるんだろう。つまり、真剣なんだよ。だから俺もきち
んと応えたいんだ。だけどお前は俺のことどう思ってるかなんて、言わねえし。俺も、お前にほんとうの
こと吐かすような根性ねえから、訊けねえし。だからもう……俺、引っ越そうかと思ってんだ。
よっぽど言ってやろうと思った。しかしこいつはいとも簡単に俺の言葉を封じた。―たった一瞬のキス
で。
掠めるような口付けとはいえ、往来だし、誰が見ているかもわからない。呆然とする俺を放って、またも
一人で先に行ってしまう。慌てて抗議しようとしても、上向いて「あ」と声をあげ、唐突に空を指差す。
「ほら、見てみ」
「は?」
「一番星」
別にそんなもの珍しくも―と言おうとして、言葉を失った。一番星の輝きの強さを見たのは久々な気が
する。西の空に残る赤は見事だが、どこか未練がましく、ふと悲しさが胸をついた。
「空あっかいなー。こんな日はやっぱりキムチだな!」
なにが「やっぱり」だ。往生際悪く苦手なものを回避しようとする男の足掻きに苦笑が洩れる。そんな俺
をあいつが見ているのが、暗がりの中でもわかった。
気がつけば、家はもうすぐそこだった。
84:風と木の名無しさん
10/11/25 16:33:54 KoGent9G0
禿萌えたー。自分の好きCPで再生されてしまった。GJ
85:風と木の名無しさん
10/11/26 00:53:51 fxaG+jmgO
すっごい好みだわー!
腐れ縁の延長で「こいつとはちゅー出来る気がする」みたいな関係大好きなんだ!
86:風と木の名無しさん
10/11/26 14:32:58 hffoWJPgO
禿げた。上下争いとか対等な感じがツボ過ぎる。GJ!
87:風と木の名無しさん
10/11/27 16:54:37 xUynTOSg0
おおー萌えー細かいーGJ!
88:風と木の名無しさん
10/11/27 17:05:02 DCNesQVeO
本日の踏み台
89:風と木の名無しさん
10/11/27 17:08:31 dey8/F2j0
イライラする
90:風と木の名無しさん
10/11/28 02:07:05 ylzOuZar0
帰り道、AKBで誰が一番可愛いかについて議論をしていたら、
幼馴染が「あ、」と突然声を上げた。
「どーした」
「俺、更年期障害かも」
「……なんで」
「最近なんかイライラすんだよ」
どうやら教室で、「窪塚(現国教師♀)って超ヒステリー」
「こーねんきしょーがいってやつじゃね」「ギャハハハ」という会話を耳にしたらしい。
「更年期障害は若いうちはならなくね?」
「窪塚センセは若いじゃん」
「女子は時として自分より年上ってだけで他の女を『ババア』呼ばわりするんだよ……」
幼馴染は、テストの点はいい癖にアホである。
しかし原因不明のイライラは心配だ。更年期障害はないにしても、
病の可能性は捨てきれない。
「イライラする時にちゃんとした理由はないわけ?」
「ムカつくこと言われたとか、邪魔な奴がいたとか、そういうのはなかったんだよな。
他になんかある?」
「ほら、ナントカちゃんが他の野郎と仲よさそう! とかさ」
「なにそれ」
「恋」
あ、俺更年期かも。今イラっときた。
91:風と木の名無しさん
10/11/28 16:10:56 /j5cux1N0
ワラタwww可愛いwwwGJ!
92:風と木の名無しさん
10/11/29 22:57:12 DRgKRfKyO
回すよ。みんないきなりいなくなるとビビるよ
93:風と木の名無しさん
10/11/30 00:54:55 Lp2/7mghO
規制でそ。
94:風と木の名無しさん
10/11/30 01:25:21 Iu/Oteql0
91はPCの書き込みだから、92も93もいたけど感想書いてないんでしょ?
他の人もだいたいそれと同じだと思うけど
それを規制とかいきなりいなくなるとか言われても・・・
というかこのスレ入ってからはほぼこれくらいの進行ペースだったのに
なぜ突然そんなことを言う???
95:風と木の名無しさん
10/11/30 07:22:35 g74eNVCn0
Mawashi
96:風と木の名無しさん
10/11/30 18:25:38 fOlbLk/zO
まわすね~
97:風と木の名無しさん
10/11/30 19:05:42 ZxF+X/1c0
まわすよ!
98:風と木の名無しさん
10/11/30 20:47:07 dTCccm5JO
踏んでくれないか?
99:風と木の名無しさん
10/11/30 20:52:48 e/h1MaAD0
ヤンデレ
100:風と木の名無しさん
10/12/01 05:34:27 HsH5wXhQO
「お前が死んだら俺も死ぬよ。だって俺お前のこと愛してるもん」
かつてそう言って笑った男は、今、目の前で呆然とした顔をして立ち尽くしている。
……ねぇ、おい、俺が死んだらお前も死ぬんじゃなかったのかよ?
俺は今すぐにも死にそうなんですけど。後追ってくれるって言ったじゃんか。
死ぬのなんか簡単だろう? 手首を逆さまにして、ほんのちょっと腕を動かせばいいんだ。
うわあ目の前真っ赤っ赤。
これ血の色か。お前の両手も真っ赤に見えるよ、俺の好きな指先が、真っ赤、ああでも
これは錯覚じゃない、そうだ、俺の血だ。
ちょっとした、よくある喧嘩だった。手にした包丁はものの弾みだった。
夢なんてものは持ったことは無かった俺にも思い描く未来はあった。ただしマイホームで子どもが
二人に白い犬、なんて柔らかくてぽやぽやしたもんじゃない。
俺がぼんやりと求めた未来はその死に様だった。
どうせ死ぬなら、恋人に殺されたい。殺されたい。そして俺を殺して、死んでもらいたい。
理想的な悲劇。
だからお前がああ言ってくれたとき、俺がどんなに嬉しかったか、ねえ、分かるだろうか。
こいつなら俺にそれをくれるかもしれないと思ったときの、俺の気持ちを。分かるだろうか。
(だからさあ死んでくれ、今ここで、俺と一緒に)
(早く行って、ここから逃げて、生きて。生きて生きて)
自分が今死んでいくことに、悔いや恨みは全く無い。本当にこいつの手で死ねることが、ただ嬉しい。
ああでも目の前のこの男には。死んでほしい。生きてほしい。
何が何だかもうよく分からなくなって、俺はいよいよ重たくなってきたまぶたをそっと閉じた。
さいごのさいごに俺は、多分、少しだけ笑っていたんじゃないかと思う。
101:風と木の名無しさん
10/12/01 11:16:29 zz6KmqoK0
「生きて生きて」でうっかり目頭が熱くなった。GJ!
102:風と木の名無しさん
10/12/02 14:44:42 IXAQ1yuz0
語り手が包丁を持ち出し、相手に奪われて逆に刺されて……であってるよね?
病んだ愛情がいいな。GJでした。
103:風と木の名無しさん
10/12/02 14:49:03 dMMeiSzu0
屈折してる愛情だなあ…
ヤンデレ好きにはたまらんです
104:風と木の名無しさん
10/12/02 16:11:36 iSus4zLQ0
携帯両手持ち可愛い
105:風と木の名無しさん
10/12/02 16:19:12 iSus4zLQ0
すまん104は誤爆
>>100
刺しちゃった方も病みそうなシチュエーションで好みだー
相手サイドからの話も見たい!
106:風と木の名無しさん
10/12/02 21:55:19 1E22p5EW0
死んでほしい。生きてほしい。
この葛藤がたまらんたまらん
GJ!!
107:風と木の名無しさん
10/12/03 02:07:45 1oKtyMUw0
まわしていい?
108:風と木の名無しさん
10/12/03 02:33:13 IxOA3k2XO
寝る前に踏まれる
109:風と木の名無しさん
10/12/03 02:36:19 NO5tdOUhO
強く噛んで
110:1/2
10/12/04 02:04:37 wi6MSNayO
腕まくりをした、清潔そうなシャツから伸びる、すらりとした腕。
別段細くはない、しっかりとした男の腕だ。
でも、力を込めたときに色白の肌から浮かびあがる血管は、たまらなくセクシー。
そんな腕が、猫のしっぽのようにくるくると動いて、目の前のキャンバスにモデルの輪郭をかたどっていく。
本日のモデルさんはこちら。
真っ赤に熟れた、セクシーな・・・リンゴ。
まあ、ヌードモデルとかだったら俺ももうちょっと燃えるんだけど。
相手は旬のリンゴちゃんだから、俺のキャンバスはなんだかまだ真っ白。課題は全然進まない。
まあでも、裸婦デッサンとかだと彼は間違いなく逃げるだろうから、こうやって二人で居残りできるのは、ひとえにこのリンゴのおかげなんだけど。
真っ白なうなじをじっと見つめていたら、形のいい頭がくるっと振り返った。
「進んでる?」
「んー?うん」
「本当に?なんか全然描いてる音聞こえないんだけど」
「そう?」
やる気のない俺の返事にじれたのか、ひとつ盛大に溜め息を吐かれた。
「お前はいいよな。天才肌で。俺なんてただの静物模写でも必死でやらないとダメだし」
「別に天才じゃねえよ」
「その余裕がうらやましいんだよ」
そう言うと、またくるりと俺に背を向け、鉛筆を走らせはじめてしまった。
かわいいお顔が見えなくなって、ちょっと、いやかなり残念。
111:2/3
10/12/04 02:12:18 wi6MSNayO
清廉な雰囲気。端正な顔。育ちの良さが伺える話し方。彼のすべては、およそ性的なものには結びつかない。でも、そのすべてが、俺を掻き乱すんだ。
俺が余裕だって?
余裕なんてあるはずない。
本当は今すぐその、お綺麗な首筋に噛みつきたいんだ。
手を伸ばせば届くところにある、糊の効いた襟から覗く白いうなじが、夏の熱気に当てられて、うっすら汗をかいている。その汗をやらしく舐めとりたいって思ったら、もう止まらなかった。
鉛筆を滑らせる音が響く中、ゆっくりと、ことさらゆっくりと、目の前の首に顔を近づける。
口を開けて吸血鬼よろしく、歯がうなじに食い込んだ瞬間。
俺の視界はぐるんと動いた。あ、これ、天井。
ガシャン!と、机と椅子が転がる音が響く。
・・・え?
途端に自覚する、ぶつけた後頭部と、喉元の鋭い痛み。
ギョッとして視線をずらすと、艶やかな黒髪がめちゃくちゃ至近距離にあった。
え?何?痛ぇ!とにかく痛ぇ!!
「ちょ!ちょちょ、何やってんの?」
ギリリと喉に食い込む感覚。これって・・・
目の前の黒髪がゆっくりと動いて、俺の大好きな顔がお目見えした。相変わらずの至近距離で。
「噛むなら、このくらいやってくんなきゃ」
清潔で真っ白な俺の天使ちゃんは、堂々と俺の腹の上で馬乗りになり、今までに見たことない表情で、唇をゆがめた。
その唇が再び近づいてきたかと思うと、恐らく彼の歯形が残ってるであろう俺の喉を、ぞろりと舐める。やらしー舌使いで。
なんで?
さっきまで超健全に鉛筆を握ってた手は、俺の頬をいたずらにするすると撫でた。
「俺、何かと痛い方がいいんだ。だから、やるなら」
しっかりやって。
耳元に囁かれた言葉は、普段俺をしかる言葉とまったく同じなのに、全然違う意味を持って腹の中に入り込む。
112:3/3
10/12/04 02:13:50 wi6MSNayO
そのまま、激情のままに目の前の唇に口づける。下唇を噛んで、引っ張って、離して、また噛む。どこまでも甘い甘い唇に夢中になっていると、キスの合間に、彼が言った。
「もっと、強く、噛んで」
唇がくっつくくらいの距離で、やらしー声で。
清潔で、清廉な君のそんな表情、俺は知らない。知らないんだ。
ゾクゾクと背中を駆け上がる、快感みたいな、旋律みたいなものに突き動かされるまま、俺は彼の唇に、強く、強く、強く噛みついた。
113:風と木の名無しさん
10/12/04 09:55:45 SA7kX5cYO
噛み返した上でねだるとか色気がいい!
GJ!
しかし『彼』もリンゴで居残りとは、『俺』を狙ってたに違いないww
114:風と木の名無しさん
10/12/04 19:26:36 EF6vNyIdO
すごく…エロチックです……
GJ
115:風と木の名無しさん
10/12/05 16:03:29 zb6iT3KN0
おお、予想の5倍はやらしかった
GJでした!
116:風と木の名無しさん
10/12/05 19:03:03 uxoajQsfO
こういう妖しげなエロスが好きです。
清楚系青年のスイッチが急に入っちゃうとか美味しい。
よくある柔らかい桃じゃなくて、固そうな林檎ってのも良いね。
117:風と木の名無しさん
10/12/05 20:46:43 qoeElfuO0
最近は美味しい話続きで嬉しい。
まわせまわせー
118:風と木の名無しさん
10/12/05 23:25:47 cYBjsko4O
私は踏み台
119:風と木の名無しさん
10/12/05 23:28:18 8Rlxv5870
皮肉の言い合い
120:風と木の名無しさん
10/12/07 01:26:29 3vlVDlmD0
残念でした
いいお題だったのに惜しいな
121:風と木の名無しさん
10/12/07 14:44:10 Ydbmz7UFO
残念まわし
かなり萌えるシチュなんだけどな
本当は寂しいけど素直になれない男Aが同僚のBに優しくされてつい皮肉を言ってしまう
→せっかく勇気を出して話しかけたのに皮肉を言われたBは恥ずかしいやら悔しいやらで涙目になりながら皮肉を返してしまう
→Aも内心傷つきながらさらに皮肉返し
って感じで皮肉言いあってお互いボロボロに傷ついてたら萌える
両想いなんだけどAもBも臆病だから近付きたいけど余計に相手を遠ざけてしまう
たまに衝動的に寂しくなって相手に電話やメールや誘いをかけても、素直になれるタイミングがお互い合わず皮肉で傷つけ合うだけの不毛な痛い関係
そんな皮肉家カプに凄まじくたぎる
ああ私に文才があれば…
122:風と木の名無しさん
10/12/08 09:26:56 bHcjHiELO
ちょ、涙目なりつつ皮肉とか萌えるんですけど!
萌え語り*0も楽しいと思うまわし
123:風と木の名無しさん
10/12/08 16:33:55 tZ7YADWjO
まわし
124:風と木の名無しさん
10/12/08 18:39:30 F0X5P2i3O
皮肉ってセンスがいるよなーと思って
つい身を引いてしまったスマソ
まわし
125:風と木の名無しさん
10/12/08 21:38:53 bgPPXB6f0
そうなんだよ
皮肉といやみって何が違うのかなー、って長考に入ってしまった
>>121はGJだと思う 萌えるよ!
126:風と木の名無しさん
10/12/08 23:49:24 hnELm1KRO
うむ、>>121萌えたよ!
皮肉いいね皮肉
127:風と木の名無しさん
10/12/09 01:16:07 sEwrfI2lO
なんだかんだ仲悪そうに見えて
ここぞってときに協力するような以心伝心カプも大好物です
でもショートでこの雰囲気は難しいよね
128:風と木の名無しさん
10/12/09 01:33:42 UQGelaPp0
こんな時間だが、踏み台になります
129:風と木の名無しさん
10/12/09 01:39:40 /DUEHg+ZO
寝込みを襲われたい
130:1/2
10/12/09 23:10:52 mb4eP8wIO
おかしい。
狸寝入りのベッドから、薄目を開けて横を見る。
俺に恋愛感情を抱いているという男が、小難しげな本を読みつつスルメを噛んでいる。
ここは俺の家で、2人とも程良く酔っていて、奴が惚れた相手は
スヤスヤ眠っている(ように見える)。
正にゴールガラ空き据え膳状態と言えるだろう。
それを完全スルーとか、明らかに不自然だろどうなってんだ。
そんなに本が大事か、スルメが好きか。
心の中で毒づいていると、奴が立ち上がった。
慌ててしっかり目を閉じる。
こいつは、俺を好きだと言っていながら、全く手を出す気配がない。
それどころか、俺に何度
「お前になんか興味ない」
と言われようが顔色一つ変えない。
本当に好きな相手なら多少なりとも反応するだろうに、こいつは何なんだ。
実は真顔で冗談を言ってるのか。だとしたら振り回されるのも馬鹿らしい。
というわけで、今夜は奴の真意を確かめてやろうと、余裕のある内に奴の寝床を占拠して、
寝込みを襲うのにうってつけの環境を整えたのだ。
131:2/2
10/12/09 23:15:19 mb4eP8wIO
なのに、である。
やたら研ぎ澄まされた聴覚が拾ったのは、甘い言葉ではなくガチャガチャと空き缶を片付ける音。
そして奴が横になる気配と、独り言のような「おやすみー」の一言。
―お前も寝るのかよ!!
全力で飛び起きてツッコミを入れたくなったが何とかこらえる。
しばらくすると、規則正しい寝息が聞こえてきた。
そろそろと目を開けると、奴はコートをかぶって床に丸まっていた。
何やってんだこいつ。俺を起こしたくなかったのか。
言われたら片付けだって手伝うし、布団くらい貸すし、
今ならベッドを半分使わせてやっても構わないと思っているのに。
仕方なく起き上がると、俺が使っていた布団をそっとかけてやる。
おかしい。
こいつが俺に惚れているのであって、俺はこいつには何の興味もない。決してない断じてない。
さっきから身体が熱いのは今更酔いが回ってきたからだろうし、
奴の寝顔から目が離せないのは単に動くのがだるいからに違いない。
募る違和感に、無性にむしゃくしゃしてきた。
お前俺に惚れてるんじゃなかったのか。
よっぽど枯れてるのかよっぽどヘタレなのか知らないが、
「……そっちから来ないならこっちから行くぞ?」
無意識に転げ落ちた言葉に、自分で驚く。
目の前の男は相変わらず穏やかな寝顔のまま。
「……このバカやろーが」
キスする瞬間、奴が満足げに笑った気がした。
132:風と木の名無しさん
10/12/09 23:57:39 +OYRVADU0
禿げ萌えた…!!
やばいぐらいニヤニヤする何これたまらんGJ!!!
133:風と木の名無しさん
10/12/10 02:19:33 h/zVqL6M0
萌えたー!悶々グルグルしてる語り手が可愛くてたまらない
GJGJ!
134:風と木の名無しさん
10/12/10 10:59:07 5Ry0oreD0
GJとしか言いようがない。続きが是非読みたい!
135:風と木の名無しさん
10/12/11 13:41:47 wlZyGWux0
まわします
136:風と木の名無しさん
10/12/11 17:47:08 fUz2ndhl0
まわすよ!
137:風と木の名無しさん
10/12/11 20:55:12 eCo34w8qO
初まわしですよ
138:風と木の名無しさん
10/12/11 21:08:24 VykpAaRzO
踏んで
139:風と木の名無しさん
10/12/11 21:15:36 enzgk9V20
いたらいたでうざいけど、いなきゃいないで寂しい
140:1/2
10/12/12 18:40:56 1yu66FIm0
明日の時間、あいつまた忘れてるだろう。
電話してやろうかな。どうせ直前になって「何時からでしたっけ……」なんて情けない声でかけてくるんだろう。
そういう甘やかしがあいつを作った、という自覚はある。
近所で幼なじみの腐れ縁、小学校の便所の世話から面倒見続けて中高、会社も同じになって、
彼女ができたら愚痴もデートも親への挨拶まで相談に乗って、どうにか式まで持ち込んだと安心したら
当日寝坊しやがった。
なんで俺がお前を礼服着て迎えに行かにゃならん。なんで一緒に新婦親に頭を下げんとならん。
お前の周りは俺のことをお前の世話係だと思ってる。
おかしい、と思う隙あらばこそ、もうそれが当たり前となっていた自分が恨めしい。
天才、というか紙一重なお前だから当然美智子さんはしょっちゅう怒って実家に帰る。
それを連れ戻しに行かせる、つまりお前に過ちを説いて美智子さんの剣幕を鎮めて親御さんを取りなして……
はたしてこれは俺が世話を焼くことなのか。
それをおかしいと思わないらしい周りの人間もおかしい。
141:2/2
10/12/12 18:43:05 1yu66FIm0
気づけば俺は自分の嫁さんももらわずじまい、俺の人生お前に捧げたっていうことなのか?
お前がいなければ俺も人並みの幸せつかめたのか?
なのに「浩二郎さーん、どうです、今夜」って何事もなかったかのように晩飯誘いに来る神経がわからん。
美智子さんもニコニコ機嫌良く酌いでくれるし、まったく夫婦の仲というものもわからんね。
可愛い嬢ちゃんと三人家族、これが幸せかと思えばなにをか呪わん。
美智子さんにも陽子ちゃんにも恨みはない。お前が元凶である。
うっとうしいことこの上ない、と腹は満ちて心は寒々と帰途につくのである。
小さかった陽子ちゃんも、近頃はいい娘さんになった。
先だって会ったときは実に綺麗になっていた。美智子さんも相変わらず綺麗だった。
喪服は女性を綺麗に見せるというね。お前にも見せたかった。
……そうだ。お前の葬式だった。
今ではかくも立派な、業界の重鎮となったお前の葬儀を俺が取り仕切ったんだった。
最後までお前に面倒かけられっぱなしだった。
俺は積年の思いを込めて、お前の悪事、お前の恥、ありとあらゆるみっともない話を
満場の列席者に暴露してやったんだ。みんな笑ってたなぁ。涙が出るほど笑ってたなぁ。
明日は四十九日、どうせお前のことだから時間も覚えてやしないんだろうけど、もう電話はよかったんだな。
世話もかけさせないなんて、お前らしくないことだ。
甲斐がなければ、俺もどんどん呆けるばっかりだよ、なあお前。
142:風と木の名無しさん
10/12/12 19:03:55 nFE8DSogO
わああ…テンポ良いなあwと思ってスラスラ読んでたら泣かされた…
こういう、完全な恋愛関係まではいかない二人ってすごく好きだ
GJでした!
143:風と木の名無しさん
10/12/12 20:20:27 vukuPz/90
こう言う時のためにこの言葉があるのだな。
全 俺 が 泣 い た
144:風と木の名無しさん
10/12/12 20:40:58 8y16jv2R0
設定から関係から何から何まで好み過ぎてたぎった!
全体に漂う懐かしい雰囲気にほっこりしていたのが一転して
語り手の静かな悲しみが伝わってきて切なかった
これは長編で読みたいですGJ!
145:風と木の名無しさん
10/12/12 21:02:54 XU2SKIHB0
涙がせり上がってきて鼻が痛い
GJでした
146:風と木の名無しさん
10/12/12 22:55:54 0TfQaOlX0
久しぶりにこのスレで萌えさせてもらった
ありがとうGJ
147:風と木の名無しさん
10/12/12 23:03:11 yqERRiIL0
すばらしいよ
GJ
148:風と木の名無しさん
10/12/12 23:25:59 bqHc3agO0
踏み台になりたい(わけではないがどうぞ)
149:風と木の名無しさん
10/12/12 23:26:29 hUDmJWIYO
もうどーでもいい
150:風と木の名無しさん
10/12/14 19:47:07 09e953g40
残念、まわし
151:1/2
10/12/14 20:38:34 ldutCQS20
もうどーでもいい、と大の字に寝っころがった。
竹下は困った顔をして、「お、おい……俺は、そんなつもり、じゃ」とモゴモゴ言った。
「そんなつもりなんでしょ? もうわかったからさー、1回だけいいって言ってんの」
俺は意地悪くせせら笑った。
竹下のことは嫌いじゃないが、ウジウジとまわりくどいのにたまにイライラさせられる。
もともと竹下が言い出したんじゃないか、俺のことが好きだって。
でも見てるだけでいいから、このまま友達でいさせてって。
わかった、と俺は答えた。正直すごく驚いていたし思いも寄らなかったし、
なにより恋愛感情とか隠しそうなキャラだと思っていたから、男らしいじゃんとちょっと見直しさえした。
ところがだ、その日からジットリ熱視線攻撃がすごい。
講義もそうでない時間もまとわりつくって感じで、そんで話すことが
「藤井は女の子とつきあったことある?」「初恋ってさ、どんなだった?」
「歌手の○○ってさー、ゲイらしいよ」「友情と愛情って何が違うんだろうね?」
……わかりやすい。わかりやすすぎ。
152:2/2
10/12/14 20:41:02 ldutCQS20
ほんで他の友達交えて飲みに行こうものなら、隣ずっとキープ。
尻寄せられーの、肩当たりーの。
「なんか俺酔っちゃったぁ、ははははは、藤井大好きー!」なんてしなだれかかりーの。
うそだ、お前そんなに弱くないだろうがっ。ときおり鋭く俺と他の奴を窺う視線が痛いっつーの!
好かれて悪い気はしない、が、いい加減嫌になってきた。
俺が竹下のこと好きだって言うの、待ってるんだよな、これって。
正直言うと、俺は竹下のことかなり好きだった、ただし友人として。
話もノリも合う、気のおけない一番の親友。それじゃ駄目だったのかな。
「俺達……友達じゃん」
何度そうつぶやいたかわからない。どうしてこんなことになったんだろう。
何か打開策はないか、と思っているうちに今日も竹下はうちに来て、晩飯食って飲んで、
風呂まで入っていそいそと布団を敷いて、何かを期待している。
期待に応えることはできない。お前と同じ気持ちにはなれそうもない。
でも友達がしたいって言うなら……親友が望むことなんだから、いいのかな、もう。
だってもう疲れたんだ。前みたいに竹下と馬鹿話ばっかりしたい。
ガンダムとか実家の猫とか、そんなどうでもいい普通の話。
「藤井……本当に……?」
馬鹿が、前言をひるがえしてにじり寄ってくる。
目をつぶった頬に、暖かい体温が感じられる。
はー、はー、と聞いたことのない荒い息が、すぐ側に聞こえる。
……馬鹿は俺だ。もう戻れない。
153:風と木の名無しさん
10/12/14 21:35:22 etJjLGQDO
おおGJ
萌えた、というか悲しくなった…
うまく恋愛に発展できればいいが、友情もかけがえないよね
154:風と木の名無しさん
10/12/14 21:50:17 ihJKIR1H0
GJ!なんだけど
>ルール
>■*9から24時間経過でお流れです。
>■テンプレ違反の投下はまとめwikiに収録されません。
>■*0以外の萌えた方、*9より24時間経過後に萌えた方、投下者による続編は
> 別館の「0さん以外の人が萌えを投下するスレ」に投下して下さい。
155:151
10/12/14 23:41:13 ldutCQS20
うわ、今日火曜日だ……なんで月曜だなんて思ったんだろう。
スレ汚し失礼しました。0以外さんが萌えるスレに投下しなおします。
どんどんまわしたってください。すみませんでした。教えてくださってありがとうございます。
156:151
10/12/14 23:43:37 ldutCQS20
>>153 感想ありがとうございました!テンプレ違反なのにすみませんでした。
157:風と木の名無しさん
10/12/15 00:25:21 ccwetclr0
まわします
158:風と木の名無しさん
10/12/15 01:03:21 +eLEvlTLO
踏んでって
159:風と木の名無しさん
10/12/15 01:10:48 vFlhDsmS0
好きと嫌いの境界線
160:1/3
10/12/15 17:31:19 59khsKs80
女の子は好きだ。
白くてかわいいし、触るとやわらかいし。
きゃいきゃいとよく動く口はちょっとうるさいと感じることもあるけど、かわいらしい声でかっこいいとかイケメンだとか言われるとなかなかいい気分にもなれる。
だけど。
藤沢は遠目に見える連れの姿を、すうっと細めた目で見つめた。
藤沢から二十メートルほど離れたところで話す男女。
女の子の方は、なめらかな肩を露出させたオフショルダーのニットと、白いミニスカートに身を包んでいる。
キャメルのブーツを履いた足は見るからに華奢で、いわゆる「モテ系」だとか「愛され系」だとかに分類される感じだ。遠巻きに見ているだけだから、顔かたちはまだよく見えないけど、服装だけならそれはまさに藤沢のストライクゾーンど真ん中。
藤沢はこういうわかりやすい、女の子らしい女の子が好きなのだ。
しかし、今日の藤沢の連れはこの子ではない。
そのモテ系女子の隣で、女の子の方に体を向けるでもなくただただ佇む男。裕哉である。
裕哉は藤沢と同じく今年二十一になろうというのに、体つきはまるで少年めいていて、いまだに高校生や、下手したら中学生に間違われる。
それはおそらく、小学校に上がる前から今もずっと続けている野球のせいで、年中通して日に焼けていることも原因だ。
裕哉の野球バカはそれはもう筋金入りで、寝ても覚めても野球、ご飯を食べているときも野球、授業中もトイレタイムもとにかく野球、野球、野球。
哀れに思った友人が、とっておきの秘蔵本を貸してあげても、「このおっぱい、
公式ボールよりちっせぇな」といった具合だ。
なので、裕哉が女の子と話しているのなんて、小学一年生からの付き合いの藤沢ですら、数えるほどしか見たことがない。というかその気になれば数えられる自信すらある。
161:2/3
10/12/15 17:32:21 59khsKs80
そんな裕哉が、藤沢好みのモテ系女子にぐいぐいと言い寄られている、ように見える。
藤沢は裕哉に頼まれたコーラの缶をぐっと握りしめた。
開封前なのでヘコみはしないが、手の中でベコンと間抜けな音をたてる。
それをポンポンと両手でキャッチボールしながら、ゆっくりと二人へと近づいていった。
あの子は可愛くありませんように。あの子は可愛くありませんように。
藤沢は、好みの女の子なら手当たり次第においしくいただく。
知り合う女の子なら可愛いに越したことはない。
でも裕哉に言い寄ってるあの女の子は、できるだけ可愛くありませんように。なぜかそう願った。
二人まであと数メートルといったところ。
間近で見えた女の子の顔は、十人中六人はかわいいと言いそうなレベルだった。
打率で言うと二割そこそこくらい。一軍に上がれるか微妙ってとこだな。いや、
上がれないな。上がれないよ。一軍の世界なめんな。
野球バカの誰かさんみたいなことをイライラつらつら考えていると、裕哉が藤沢に気づき、ホッと安堵の表情を浮かべる。
「なになに?何かおもしろい話?」
藤沢は人好きのする、しかし裕哉には常々うさんくさいと言われる笑顔で、二人に話しかけた。
「んや、駅の場所聞かれてただけ。なんか一人だから一緒に行って欲しいんだと」
言外に露骨にめんどくさそうなニュアンスを含めながら、藤沢連れて行ってあげてくんない?と、十センチ低いところから上目遣いでお願いしてきた。
「駅ならこの通路まっすぐ行った突き当たりだよ。直結の改札があるから、そこから入れる。一人でも迷わないと思うよ。すぐそこだから」
ここは郊外のショッピングモール。しかし郊外と言えど駅直結型なので、構内の案内板さえ見れば駅がどこかなんてわからないはずがないのだ。
わかりやすい逆ナンにも気づいてもらえない女子が哀れだ。でも仕方ない。相手は天下の『ヤラずのハタチ』様だぞ。
モテ系女子は、ありがとうございましたと丁寧に頭を下げると、駅とは反対側に走り出した。
ちょっと離れたところで待ち構えていたらしい友人ら数人と、きゃいきゃい言って盛り上がっている。ほら、やっぱり連れがいるんじゃないか。
162:3/3
10/12/15 17:35:08 59khsKs80
「どしたの?あの子はナンパしねーの?」
「うん」
「藤沢らしくねーじゃん。あの子けっこう好きなタイプだろ」
「俺の好み、わかるんだ?」
「だいたいわかる。今の彼女・・・由美ちゃんだっけ?あの子もそんな感じじゃん」
「ああ、由美ちゃんは彼女じゃない」
同じゼミの由美ちゃんは言い寄られたのでおいしくいただいただけだ。その後そのお友達の香奈ちゃんまでもをおいしくいただき、手痛い修羅場を迎えたのはつい最近の話だ。
「裕哉だって久々に女の子と話せて嬉しかったんじゃないの?」
「んや、女の子ってやっぱうるせえ。あっちだって言ってんのになかなか行かねえし」
新しいグローブ早く見てぇのに、と一人ごちる裕哉を見て、こりゃこの先も当分童貞だろうなと藤沢は心中一人でつぶやいた。
しかし、女の子や、まして女の子の服装になんて耳掻きひとさじほどの興味もない裕哉が、意外と藤沢の好みを理解してる。なんだか悪くない。むしろ、けっこう嬉しい。
「じゃ、裕哉ご希望のグローブ見に行きますか」
「おー。ナンパすんなら俺がグローブ見てるときにして」
「ナンパなんてしないよ。なんかそういう気分じゃないし。てか、もう一生しないかも」
「は!?性欲魔神藤沢が何言ってんだよ!」
「なんか俺、女の子嫌いになっちゃった」
「はぁぁ!?」
「んー、なんかボーダーライン越えちゃった感じ?」
女の子は白いし、やわらかいし、かわいい。
でも、俺の裕哉は誘惑しないで。
163:4/3(入らなかったスマソ)
10/12/15 17:35:52 59khsKs80
「ボーダーライン越えたって、お前枯れるにはまだ早いだろーがよ!まだ二十一だぞ!?」
「枯れたとは違うよ。むしろギンギン。でも女の子はもう嫌い」
「わっけわかんねぇ・・・。てか俺のコーラは?」
「あぁこれ?開ける?俺の愛がブシューッと弾け出すよ」
「お前振ったの!?まじ最悪!!」
白くてやわらかい女の子は、もう嫌い。
黒くて硬くて骨っぽいお前がいい。
だからさ、弾け出す愛を受け止めてくれないかな?
164:風と木の名無しさん
10/12/15 23:57:53 ccwetclr0
GJです!青春の1ページだな!
大好きな女の子も嫌いになっちゃうなんて藤沢本気すぎて可愛いw
165:風と木の名無しさん
10/12/17 08:38:59 QnoOLJqDO
まわわ
166:風と木の名無しさん
10/12/17 09:33:24 CjSY8rypO
藤沢可愛かったよmws
167:風と木の名無しさん
10/12/17 14:47:46 4QkHfeGSO
可愛い!どっちが攻めでもいいなと思った!
まわします
168:風と木の名無しさん
10/12/17 16:35:28 ibjW7VPMO
踏まれるよー
169:風と木の名無しさん
10/12/17 17:02:12 hQ85v2L+0
バンド内恋愛禁止
170:風と木の名無しさん
10/12/17 21:20:18 TsAsRpQ40
「ヘイケイヴ、なんだよこのPVの内容は!だからあんなプロデューサーに任せるのは嫌だったんだ」
「しょうがないさジョー、過激なのが俺達のキャラクターなんだから」
「だからってこの内容はあるか!?これじゃ話題性だけ、僕らの言いたいことがひとつも入らない、それに…」
「そのベッドシーン?」
「そう、この大胆すぎる、ね!なんで僕がこんな…これじゃまるでポルノ映画だ!」
「よく言うよ、舞台の上でいつも暴れて俺を殴ったりキスしてくるのはどこのどいつだ?」
「それはただのパフォーマンスだよ、そうすると皆過激だって喜ぶだろ?意味はないよ、分かってるだろケイヴ」
「だからいいじゃないか。これだって意味なんてない、ただ君の暴力的で淫乱なキャラクターがよく表現されるってこと」
「だからってこんなやり方は反対だ」
「往生際が悪いな、周りは皆もうこの方向で動いてるんだぜ?それに、俺とのホモ疑惑だって一掃されるかも」
「女とPVで絡めばホモじゃないってか?馬鹿みたいだ、アレがおったってるかどうかも映しやしないのに」
「ハァー…」
「なんだよ」
「溜め息も出るさ。
へいジョー、真面目な話だ。ライブでハイな気分に任せて俺に絡んでくるのはいい加減やめてくれ」
「いきなりなんだよケイヴ、別に意味はないって言ってるじゃないか」
「嘘をつくなよ。お前が俺のことずっと好きなのは分かってるんだ」
「……。僕だって、お前がそうされて嫌がってないのを知ってる」
「けど、そういうのはバンドにはいらない、だろ?慣れ合いの関係なんか糞くらえだ。
お互い何年も前からそう思ってやってきたはずだ」
「……だからプライベートでは一切何もしちゃいないだろ?ライブのはキャラクターだって」
「未練は断ち切れよ、ジョー。俺は断ち切ったぜ?
未練を断ち切ればそうやってイラつきもしなくなる。俺達はバンドマンなんだ」
「…分かったよ。そうだな。俺がガキだったよ」
「分かったらPVもきっちりやれよ。あのプロデューサーはお前のウリを良く分かってる。
いいPVになるよ、お前の色気で世間を騒がせてやれ」
「ああ。よく見ておけよケイヴ、男も女もみんな僕の虜にしてやるよ」
「俺たちはプロだからな」
「ああ、そうだな」
171:風と木の名無しさん
10/12/17 23:39:13 KMfziUPv0
自ジャンルに当てはめて萌えたー!GJです
172:風と木の名無しさん
10/12/18 00:56:21 TX8fYKCHO
こんな二人がステージで絡んでたら、自分は間違いなくナマ同人で活動したなww
173:風と木の名無しさん
10/12/18 13:42:32 ZzMSGEBKO
ホロ苦いけどカッコいい2人だ。
萌え燃えした。GJ!
174:風と木の名無しさん
10/12/18 17:05:15 OvF120Ow0
ケイヴ→洞窟→穴→女役と思うのはさすがに深読みのしすぎ?
なんにせよGJ!
175:風と木の名無しさん
10/12/19 11:39:18 EZ3GLyIF0
まわします
176:風と木の名無しさん
10/12/19 12:20:05 ITwfIGgC0
まわせまわせー
177:風と木の名無しさん
10/12/19 13:32:32 zzwsOnWl0
おらおらーまわれまわれー
178:風と木の名無しさん
10/12/19 14:42:17 GI1JqOJAO
おらおら~踏め踏め~
179:風と木の名無しさん
10/12/19 14:44:26 VG6yQhnqO
好きなところが3つある
180:風と木の名無しさん
10/12/19 18:23:22 oAMpNxW+0
「タケってさー、俺のこと本当に好きなの?」
「あぁ…うん。」
「俺のどこが具体的に好きなの?」
このテのウザい質問が大嫌いな俺は、アイツからそう聞かれた時、嫌々ながら答えたのを今も覚えてる。
「…あー、体の相性いいからな俺ら。お前のフェラ、マジ最高だし。」
「ふーん。…それだけ?」
「えー、あとは…、…えー、メシだな!」
「料理うまいだけの奴なんて今時腐るほどいると思うけど。…てかさ、他にないわけ?その二つだけなの?」
あーうぜー。
こいつは何を言わせたいんだよ。この俺に。
好きだとか愛してるだとかそういう暑苦しい言葉が嫌いだって知ってんだろうが。
そこらへんの偏差値低そうなバカップルどもの同類になってたまるかよ。
イラついて虐めてやりたくなったのは至極自然な成り行きだったと思う。
「いいや、三つだ。あと一つだけあるけどな、絶対教えねー。お前が死んだ後で教えてやるよ。」
意地悪くそう言った過去の俺を、だけど、今は力の限り張り飛ばしてやりたい。
俺の回答に落胆しながらも薄く笑んだトモの顔が、今もこんなにはっきりと思い出せるというのに。
…どうして。
「…まさか、本当に逝っちまうなんてな」
181:風と木の名無しさん
10/12/19 18:23:52 oAMpNxW+0
こんなチンケなツボに収まるくらい小さくなってしまったトモ。
変わり果てた姿のトモを抱きしめても、返ってくるのは固くて冷たい感触ばかり。
本当は、セックスでもメシでもない。
いや、それもあるけど。
本当は…
「お前がお前だから好きだったんだ」
生きて、傍にいてくれるトモだから。
ただ、そこにいてくれるから。それだけで。
好きだったんだとつぶやいた三つめの回答は、もう届かなかった。
182:風と木の名無しさん
10/12/19 19:57:33 46SsOHuT0
お題から想像もできないほど切ないのきた…!
涙腺大爆発だよもう(´;ω;`)
GJです…!!
183:風と木の名無しさん
10/12/19 20:43:41 LlNqrqUaO
最近死にネタの頻度高いね
冬だからかなあ?GJ
184:風と木の名無しさん
10/12/20 23:20:25 caDSKjgS0
切ないな…取り返しがつかない感じの切ないネタは大好物です
素直じゃないカプも大好物です 大変ごちそうさまでした
GJGJ!
185:風と木の名無しさん
10/12/21 00:37:11 tnYgZONs0
。゚(゚´Д`゚)゚。うぇぇん萌え
186:風と木の名無しさん
10/12/21 00:48:48 P6gVlQua0
切なくなりながらまわし
187:風と木の名無しさん
10/12/21 17:11:47 vMVavZjbO
ほっぷ
188:風と木の名無しさん
10/12/21 17:15:51 LBp9q3Ks0
ステップジャンプ踏み台
189:風と木の名無しさん
10/12/21 17:17:06 L+hKtlJ0O
神を信じる人と無神論者
190:風と木の名無しさん
10/12/22 00:43:15 wB4x+hEL0
一心に祈りを捧げるその背中に剣を突き立てたらどんな顔をするだろう。
嘆くか、怒るか。その両方か。
神の家と呼ばれるこの場所で、血を流すことに対して。
あるいは穢れを。暴力を。
この世の人間のありとあらゆる欲に蓋をして生きているようなこの男は、自分の末期ですらもそうするのだろうか。
見てみたい、と思った。
人間が勝手に作り出した神という偶像を信じ続けて、そのまま死んでいくのか。それとも。
それとも。
「おや、どうしました、こんな時間に」
「あんたの顔が急に見たくなってさ」
「それは……喜んでいいのやら、悪いのやら」
困ったように浮かべられる、それでも穏やかな微笑みは同じ神とやらを信じる人間に向けるそれと何ら変わらない。
所詮は俺も大多数の、誰かが作り出した神とやらに救われるべき哀れな生き物だということか。
全く、反吐が出る。
「折角ここまで来たのですから、お祈りをされては?」
口を開けばいつも通りの文句。正面から斬りつければこいつは、裏切られたと思うのだろうか。
悲しみに歪む顔が見たい。苦しみでも怒りでもいい。
神とやらを介してではなく、俺という一人がその両眼に映るのなら。
191:風と木の名無しさん
10/12/22 01:20:39 gUVx8uuJO
>>190
うわっ美味しいのきた最後の一文やばい滾る…!
「俺」→「こいつ」→神の三角関係なのかなーとか考えると色々燃え萌える
報われないヤンデレスキーな自分にはたまらない御馳走でした
全力でGJ!!
192:風と木の名無しさん
10/12/22 23:03:14 Jm8cZ+xY0
萌えがしっかり詰まってるのに短くまとまってて
短い分想像を掻き立てられます
GJGJ!
193:風と木の名無しさん
10/12/23 11:08:52 yTTRDXio0
おおうなんか時期的にぴったりのSSきた
思わず続きが読みたくなってしまったお
GJ!
194:風と木の名無しさん
10/12/25 03:29:44 0g/dEJCh0
めりーくりすまわし
195:風と木の名無しさん
10/12/25 12:52:32 ZFvxDcyLO
まわすよー
196:風と木の名無しさん
10/12/25 19:41:53 62N8JTLiO
めりくりまわす
197:風と木の名無しさん
10/12/25 21:36:01 4Sp3fSpjO
メリーまわすよ
198:風と木の名無しさん
10/12/25 21:48:21 9ABDtPqtO
性夜にメリークリスマスまわし
199:風と木の名無しさん
10/12/25 22:02:14 YRgv5kaJ0
胡蝶蘭
200:風と木の名無しさん
10/12/26 00:08:19 84GRulTkO
ざんねん
回します
201:風と木の名無しさん
10/12/26 18:05:27 OtYeICmb0
まわすのね
202:風と木の名無しさん
10/12/26 21:36:36 Iv0jy7jSO
マワされるのね…? ゴクリ
203:風と木の名無しさん
10/12/26 22:25:00 QN+AhXRH0
>>200
2時間しか経ってないのに回しちゃダメだよ…
204:風と木の名無しさん
10/12/26 23:15:32 KNAYg8/YO
まわします
205:風と木の名無しさん
10/12/27 01:07:18 VtExiDWxO
まわせまわせ
206:風と木の名無しさん
10/12/27 13:29:53 4VYNhHTVO
>>203
よかった、自分の時間感覚がおかしくなったかと
まわし
207:風と木の名無しさん
10/12/27 14:01:53 orrV8HFwO
もう仕方ないよなぁまわし
208:風と木の名無しさん
10/12/27 14:08:09 6WpFz7MyO
踏んでくださいな
209:風と木の名無しさん
10/12/27 14:32:32 Spd6Rj060
今年最後の一大決心
210:風と木の名無しさん
10/12/28 14:58:41 3SKt2GJPO
残念まわし
年末だからなかなかタイミング合わないかな
211:風と木の名無しさん
10/12/28 15:29:55 I8GbkAdI0
というより内容なんじゃないの
最近萌えるCP・シチュというよりお題サイトみたいになってるし
mws
212:風と木の名無しさん
10/12/28 16:16:53 TDvC8Xaz0
そろそろ年が変わることだし
初心に帰りたいところですねまわし
213:風と木の名無しさん
10/12/28 17:42:26 lNBY6G0DO
お題も好きだけどねまわし
214:風と木の名無しさん
10/12/28 22:16:34 atQBlRkcO
具体的な方が萌えやすいけどお題もいいと思うよ
まわし
215:風と木の名無しさん
10/12/28 23:19:37 XRmi/IcQO
実際9の時って慌ててしまう
つい目の前にあるものを書いてしまう人もいるのではなかろうかまわし
216:風と木の名無しさん
10/12/28 23:27:32 MEQGEu8W0
自分の見たい萌えシチュを書けばいいじゃないmws
217:風と木の名無しさん
10/12/28 23:56:49 M29QETi8O
確かに9取れる時って慌てるmws
218:風と木の名無しさん
10/12/29 00:03:19 zEluWuVWO
俺の屍を越えてゆけ
219:風と木の名無しさん
10/12/29 00:03:58 9Xzir30r0
裏切り者
220:1/3
10/12/29 00:54:36 oSz9C1dJ0
裏切り者→裏切り者に裏切られた過去がある攻め×攻めの過去を知らない受けに萌えてみようじゃない
というか現在進行形で萌えている。たまらん
以下裏切り者の事を裏と呼ぶ事にする
攻めが裏切られた理由は何でも良いし、二人の関係がどんな形でも構わない
会社の同僚、先輩後輩、幼馴染み、元恋人でもいい
ただしいずれにしろ共通項目として欲しいのは
攻めの心に深く傷をつけるくらいの裏切り行為をしてもらいたい
それが原因でしばらくの間相手を信じる事が出来なくなって
その最中に受けに出会って、ようやく心を開けるようになって
受けとの幸せな日々を暮らしている最中に裏が再び攻めの前に現れる
裏は元々攻めの事が大好きで大好きで
言ってしまえば裏切り行為はハメをはずしたヤンデレ行為と言ってもいい
でも攻めはそんなこと知らないから過去のトラウマが蘇って震えると良いよ
普段攻めのそんな姿を見た事がないから受けも不安になるし
その不安の原因が裏だと気付いて
「攻めに近づくな!」なんて事を言って欲しいな
そこからが裏の本領発揮
徹底的に攻めから受けを離す為に犯罪行為ギリギリの事をする
受け、あるいは攻めを軟禁とか、受けを物理的に傷つけるとか
もしくは攻めにあることないこと吹き込んだりとか
とにかく色々な事をするんだけど
絶対に自分の手を汚さない用意周到さを持って動くんだよね
221:2/3
10/12/29 00:55:48 oSz9C1dJ0
ここからバッドエンドとハッピーエンドの両方を妄想
バッドエンド嫌いな人は注意
不安感で押しつぶされそうになりながらも受けを信じ続ける攻め
どんなに傷ついても攻めを守ろうとする受け
そんな二人に嫌気がさした裏はとうとう実力行使に出る
自分の手で受けを消す手段に出るんだ
バッド的には受けを殺そうとしたところを攻めが受けを庇ってしまうものいいし
ex.)
「攻め!なんでだ!何で庇った!?」
「俺は、お前を…信じて、愛して、るから」
「嫌だ!死ぬな!攻め!」
攻めと受けを軟禁、受けが衰弱死して
軟禁状態から抜け出せた攻めが受けに寄り添って精神崩壊するのもいいし
ex.)
「受け。ごめん……俺の、俺のせいで、ごめん……」
「攻め、そいつはもう死んでいる。お前には俺がいるだろ?」
「好き、好き、ああ大好きだよ。ずっとずっと一緒だ」
「攻め……?」
「受け、受け、ずっと、ずっといっしょ。なあ、もう離れないからな、愛している受け好きだよおぉ……」
222:3/3
10/12/29 00:56:32 oSz9C1dJ0
バッドばかりを考えてしまうけど
最終的にトラウマを克服した攻めが裏と戦って本当の意味で立ち直るのもいいし
ex.)
「いいのか?お前の恋人だって、お前を利用しているかもしれないんだぞ?」
「それでも俺は受けを愛している。今までも、これからもだ」
かっこいい受けが裏に対して攻めは俺のもの宣言を声高らかにするのもいいし
ex.)
「攻めはなぁ?ずうっと俺のものなんだよ!お前に何かやらん!絶対にやらん!」
「攻め!そいつの言っている事は嘘だ!俺だけが攻めを愛してやれる!」
「お前よりも俺の方がずうっと攻めの事愛してやれてるよ!このトラウマ野郎!」
ハッピーエンド後は幸せエチーをして愛を深めて欲しい
それまでが暗い雰囲気だった分甘い雰囲気になって欲しい
取り敢えず絶対に許せない裏切り者と絡む組み合わせがいい
許せる裏切り者だと今度は情が出てしまうから
情もへったくれもないくらい最悪な裏切り者と絡んだらもうたまらん
裏×攻のヤンデレカップル、攻×裏の報復下克上カップル、裏×受の代償カップルでも良し
ただし裏と絡んだ場合は絶対的にバッドエンド
裏としても、攻めとしても、受けとしても、誰も報われないエンドにして欲しい
そんなゲームや漫画に小説が、私は見たい
223:風と木の名無しさん
10/12/29 02:42:32 LwsffBwu0
いい語りすぎてマジで握手を交わしたい
GJすぎる…!
224:風と木の名無しさん
10/12/29 03:08:41 9p/MIETQ0
萌えとこだわりがびんびん伝わってくる素晴らしい語りだったw
その情熱にGJ!
225:風と木の名無しさん
10/12/29 22:20:54 kzow5JKFO
熱い・・・!
「裏切り者」の一言でどこまででも妄想してゆけるその情熱に全力でGJ!!
226:風と木の名無しさん
10/12/30 02:13:54 1cYELq180
鬱萌え属性があるんでたまりません・・・!!
裏切りって至上の萌えシチュだと思う
滾る萌え語りをありがとう
GJGJGJ!!
227:風と木の名無しさん
10/12/31 09:49:22 WUx2FVJPO
今年中にもうひと萌えまわし
228:風と木の名無しさん
10/12/31 10:03:30 /265E+h6O
大晦日に踏んでくれ
229:風と木の名無しさん
10/12/31 10:07:02 Qw50AmNyP
年越した瞬間に殴られた
230:風と木の名無しさん
10/12/31 22:01:12 dVd2Wzcr0
アメリカマフィアのギラギラした40代の男と妻の間に子ができた。
助産婦「ほら、元気な男の子ですよ」と赤子を渡されたとたん、
そんな男が中学生のようにオドオドした表情、危なっかしい手つきで赤子を抱いて、あやそうとする。
妻はそんな不器用な男を見て、聖母のように微笑む。
ってシチュがたまらなく好きなんですけど、スレの対象外ですか?
ちなみに男のイメージはバグジーことベンジャミン・シーゲルです
231:風と木の名無しさん
10/12/31 22:03:50 dVd2Wzcr0
>>230ですがすいませんルールわかってませんでした
232:1/3
11/01/01 03:50:46 OAv2YCqJ0
俺は結構な嘘つきだ。
どれぐらい嘘つきかといえば、まだまだ愛が残っているというのによりによってクリスマスにひどいやり方で別れ話を切り出すぐらいといえば分かるだろうか?
さて何故どうしてそんなことになったかという理由はまあ割愛するとして、結果俺はひとり寂しく年越しかといえばそうでもない。
こんな俺にも十年来の友人がいる。名前を山田。
そいつがお屠蘇なんかをご丁寧に作ったうえに年越し蕎麦もセットでネトゲなんかを決め込みながらだらだらしていた俺の家にやってきたのである。
そしてようヒマそうだなひとりもん同士飲もうぜときたものだ。普段なら拒んでいるがなにせ年末の寂しさよ、と家に上げたのが間違いだった。
時計の針が進むにつれ机に置かれたビンから日本酒の量は減ってゆく。それを苦とも思わずにテレビで紅白なんて見ながら酔うがまま色々話をして、
年越し30分前に殴られた。まあ軽いものではある、あるのだが、いやいや待て待てどうしてそうなる。
そしてどうして泣いているんだお前が。どっちかというと泣きたいのは俺だろうが。
「うるせえよ。うるせえ…」
俺のそんな声にもそう言ってさらに山田はすすり上げる。なんだどうしてこうなった。
確か俺はクリスマスのことを否応無しに思い出しつつも結構楽しく飲んだ筈だ。そしてこいつも飲んだ。
だいたい俺もこいつも酒に弱いわけではないので丁度良くほろ酔い気分で話していたはずなのだ。色々と。
酒の力で確かに少しいつもよりは口が滑ったかもしれないが、多分嘘が減ったってわけでもなかっただろう。
そもそもこいつがどうして俺の友人かというと俺の嘘つきをよく知っているからだ。知っている上で俺の隣にいるからなのだ。
そしてそうであるからには俺だってこいつの趣味だとか考えていることがそれなりに分かる。その筈だというのになんでこうなった。俺には全くわけがわからない。
233:2/3
11/01/01 03:51:22 OAv2YCqJ0
「だって嘘だろ。嘘じゃねえかぜんぶ」
「全部って何だ失礼な」
そう言いながら何を話していたのかを酔いが幾分か冷めた頭で遡る。しかしまだ酒の緩みは残っていてなかなか肝心の部分まで辿りつかない。
なんだったなんだった。正月の話大学の話バイトの話紅白のメンツが年々よく分からないことにしかし今年の冬は寒い、そういえばクリスマスはホワイトクリスマスだった…で、
そう。そうだ。彼女とホワイトクリスマス、樅の木の前で別れ話をしたときの話をしたんだ。そんで、そんで。
気がついた。
「お前俺のこと好きなの」
「そうだよ馬鹿。だっつうのになんだよもう、諦めたかったのに…嫌いになったから振ったとか嘘だろ。俺には分かるんだからな。
どうせ彼女に好きな奴でも出来て身をひいたんだろ。どこの漫画の当て馬だよ…」
…流石山田。気持ちいいぐらいにほぼ正解だ。ほぼ。
「ああもう。散々だ…折角お前と飲めたのに。飲めたのに…」
気持ち悪いだろ、笑えよ。彼がそう言う。折角なので笑ってみると、いやそうじゃなくてとか言われた。
その泣き顔があまりにあれで、声だって辛そうだったので口を口で塞いでみる。顔を離すとぽかんとした顔。
さて種明かしをしようか。じつに単純な構図だけれども、実を言うと彼女が好きだったのはお前だ。お前だよ山田裕司。
だから俺は別れた。お前じゃなかったらもう少し粘ったけども、身を引いたのだ。
そこまで言えば、目に涙を貯めたままの山田が、緩く唇を動かして、なんで、と小さく掠れた声を紡ぐので俺はにやりと笑ってやる。
「だってそうだろ。俺はお前が気持ち悪いし、大嫌いだ」
年越した瞬間に殴られた。
理由はひとつ。こんな時ぐらい嘘をつくな、だそうである。
一寸理不尽に思えないでもないがまあ俺も悪いし仕方ない、なので、
「今年もよろしくお願いします」
と、とにかく一言、添えておいた。
234:風と木の名無しさん
11/01/01 07:00:48 MHX7BMT0O
あけましておめでとう
もうひとつあるのかと思ったらこれで終わりとのことなので
読みやすかったGJ
235:風と木の名無しさん
11/01/01 15:48:18 rOtOOZv5O
嘘つきも大概にな
軽快で面白かったです GJ!
236:風と木の名無しさん
11/01/02 14:40:09 c9yewjNkO
まわしてもいいかな
237:風と木の名無しさん
11/01/02 17:40:21 tRmXefhP0
遅くなったけどあけおめ
今年もこのスレを生暖かく見守っていくぜまわし
238:風と木の名無しさん
11/01/02 18:50:40 quhA+pz9O
新年初踏み台
239:風と木の名無しさん
11/01/02 18:56:40 u2egC0ijO
ケダモノに恋をした
240:風と木の名無しさん
11/01/03 22:07:28 j8MYtI1MO
年始でみんな忙しいのかな
残念まわし
241:風と木の名無しさん
11/01/04 03:57:10 E3F7AQfvO
まわします
242:風と木の名無しさん
11/01/04 13:50:40 EtDaWyUVO
色々解釈出来て面白そうだったから残念だね
まわし~
243:風と木の名無しさん
11/01/04 14:13:26 ydBgxJu0O
まわしますね
244:風と木の名無しさん
11/01/04 15:39:52 dwEAmAOk0
まわしますよ
245:風と木の名無しさん
11/01/04 17:53:03 +tfN8pvI0
まわしまわされ
246:風と木の名無しさん
11/01/04 22:38:04 uFaQMYnbO
あんまり人いないねまわし
247:風と木の名無しさん
11/01/04 23:53:16 ujvpJ1oYO
まわす
248:風と木の名無しさん
11/01/05 00:22:59 IbyCbHFZO
踏み台
249:風と木の名無しさん
11/01/05 00:23:48 FfD1Psn+O
殊勝なことを言ってはいるが
250:風と木の名無しさん
11/01/05 23:53:25 uoxjxrx7O
「……何でお前が家にいるんだよ」
「マネージャーですから」
エプロン姿で菜箸を扱う仏頂面の男は、当たり前のようにそう答えた。
俺は絶望した。
年末年始は受験生の俺だけ残して父母姉貴で旅行に行く……そう聞いていた。
だから、予備校の仲間との年越しパーティーの後、俺は心なしかわくわくした気分で家に帰ったのだった。
それがどういうことだ。
がらんどうであるはずの家では、幼なじみがおせちを作り溜めながら俺を待っていた。
「答えになってねえよ。たかが陸部のマネージャーが、なんで人ん家まで来てお節作ってんだよ」
「OBの進学実績向上も、部の将来のためには必要不可欠だからな」
「進学実績向上?それがこれと何の関係があるんだよ」
「急激な外気温の変化から、ただでさえこの時期に体調を崩す受験生は多い。最悪の事態を避けることができるか否かは、この時期の生活管理にかかっている。マネージャーとして、できることがあるならやっておきたかった」
「…………つまり、お前は俺が慣れない一人暮らしで風邪とか引かないように家に来てくれたわけ?」
「簡単に言うと、そう」
「なんで俺だけ?幼なじみだから?家が近いから?」
「うちの部で一番成績が芳しくないから」
「……うるせえ、そんなはっきり言うなよ。とにかく飯ぐらい自分で何とかするからお前はもう帰れって」
「いいのか?おばさん、旅行の間の生活費俺に預けていったけど」
「ちっ」
「お前が心配なんだよ。それよりうまいぞ、黒豆」
ひょい、と口に入れられた黒豆は確かに美味かった。
美味かったというか、正直こいつが女なら今すぐにでも嫁に貰いたいような出来だったが、俺は努めてそれを顔に出さないようにした。
騙されてはだめだ。
何やら殊勝なことを言ってはいるが、俺にはもうこいつの目的は分かりきっているのだった。
「……姉貴のどこがそんなに良いわけ?」
藪から棒にそう聞くと、奴は目を丸くしてこちらを振り向いた。
251:風と木の名無しさん
11/01/05 23:55:21 uoxjxrx7O
「お前の……姉貴がどうしたって?」
「好きなんだろ。知らないとでも思ったのかよ。
昔っからお前、理由をつけてはよく俺ん家に来たがったよな。分かってたよ、姉貴に会うためだったんだろ?」
「え?……え?」
いつも変わらなかった仏頂面が、焦りからか見たこともないほど崩れていた。
やっぱり図星だったか。
「どんなアホでも流石に気づくわ。小学校の頃俺と同じ塾に入ってきたのも、中学で同じ書道部に入りたがったのも、
……高校になって、運動嫌いなお前がわざわざマネージャー枠使ってまで陸上部に入り込んできたのも……
……つまりは全部、姉貴との接点をなくしたくなかったからなんだろ」
「……それは、どういう」
「それから、こうやって俺の世話ばっかり焼くのもだ!
こないだ姉貴がお前を誉めてたの聞いて全部合点がいったよ。
お前、こうやって少しずつ姉貴と家族にアピールして……最後にはうちの子になるつもりなんだろ!」
「…………」
今や奴はすっかり言葉を失い、複雑な顔で鍋をかき混ぜていた。
それ見たことか。確かに、陸上部のマネージャーとしてのこいつは信じられないほどに献身的ではあったが、
それならば尚更、何の野心も下心もなくそこまでできるはずがなかったのだ。
252:終わりです
11/01/05 23:56:07 uoxjxrx7O
「……そりゃ、全く下心がないかって言うと嘘になるけどな」
しばらくして、奴がぽつりと呟いた。
俺は自分の読みが正しかったことですっかり気をよくして、奴の背中を豪快に叩いた。
「心配すんなって、もちろん姉貴には黙っといてやるからさ。あれだよ、男同士の秘密ってやつ?」
「ああ、絶対に言わないでくれ。口が裂けてもだ」
「でもまぁ、そういう下心抜きにしてもさ、お前はいいマネだったと思うわ。現役ん時は、ほんとにありがとな。」
「……え」
「今年も何だかんだで世話かけるような気がするけど、とりあえずよろしく。お前とつるむの、これでも結構好きだしな」
「……」
それから奴は俄かに忙しく動き始めたかと思うと、「料理の邪魔だから」と俺をキッチンから追い出した。
なんだよ、そんなに悔しかったのかよ。
俺は少し不服に思いながらも、やがてキッチンから漂ってきた煮物の旨そうな匂いに期待を膨らませたのだった。
253:風と木の名無しさん
11/01/06 13:59:57 v8qX/cSW0
天然な俺様はやっぱええですわw
マネージャーが報われる日が遠そうなあたりが萌える。GJでした!
254:風と木の名無しさん
11/01/06 14:43:40 5KqYhbDFO
GJと言わざるを得ない。もどかしさに生殺し感に切なさに、全自分が萌えた。
身の内が萌え焦れそうだ。
もう、こんなKY受けは有無を言わせず押し倒してしまってから事後に告ればいいと思うよ。
255:風と木の名無しさん
11/01/06 23:32:40 h3KJkwxb0
まわしちゃうよ~
256:風と木の名無しさん
11/01/07 03:19:51 avmoGxCcO
これはにやけざるをえない
GJまわし
257:風と木の名無しさん
11/01/07 09:56:59 HVHe/bzOO
今回9を狙うつもりだったがこれはGJせざるを得ない
マネージャーの報われなさ具合と無意識な俺様がツボですた
違う意味で家族になれる日を願ってGJまわし
258:風と木の名無しさん
11/01/07 10:41:48 AZk/KZyf0
踏み台になってやるよ
259:風と木の名無しさん
11/01/07 10:46:53 Whn4X0CO0
キレると手がつけられない優等生
260:風と木の名無しさん
11/01/08 03:57:55 vbMxQtUm0
「キレる」。
この単語を聞いて真っ先に思い浮かぶ状況といえば、叫びながら暴れるとか、
誰かを殴る蹴るなどするとか、そういったものだろう。ニュースにも出るし。
が、ことこいつにおいてだけは、そのイメージはこれっぽっちも当てはまらない。
「な、なあ……今の、やりすぎじゃねぇ?」
「そう? 僕としては手加減しすぎたと思ってるんだけど」
にこにこと笑っているが、目がちっとも笑ってない。怖ぇ……。
沸点の低さで言えば、評論家いわくの「キレやすい若者」よりも低いんじゃないだろうか。
俺もどっちかといえば短気な方だが、こいつに比べりゃ温厚だ。俺が先にキレたことなんて一度もない。
そして、何よりも怖いのがこいつのキレ方。それは見事な笑顔で近づいて、逃げたり暴れたりしないように
両手を押さえつけて壁とかに拘束したら、怒涛の言葉責めが待っている。
お前の頭の中には罵倒専用プログラムでも入っているのか? と聞きたくなるくらい流暢で、
しかも何時間続けても同じ言い回しが一度たりとも出ないという恐怖の奔流!
何故か腕力が強いため大抵の相手は逃げることも殴ることもできず、時間とともに気力をなくして謝るのだが
こいつの気がすむか俺が止めるかするまでは何時間たっても解放されることはない。
一度でもアレをやられると、本気でトラウマになって二度とこいつに近づけなくなるという。
……そばで見てる俺も正直怖いが、逃げると何されるか分からない。
俺の最大の幸運にして不幸な点は、こいつが幼馴染で、しかも非常に気に入られているというところだ。
「だって、あいつ何て言ったと思う?」
「『どうして君が、こんな頭の悪い不良と付き合っているんだ?』だろ? 別に事実じゃん」
俺がバカで見た目不良なのも、こいつが一流大学だって狙える秀才なのも、どっちもゆるぎない事実だ。
「だからだよ。あの程度の馬鹿に僕の交友関係について口出しできる資格なんてこれっぽっちもないのに」
……俺の記憶が正しければ、さっき泣きながら逃げていったあいつもけっこう頭よかったはずなんですが。
と言うと今度は俺に矛先が向きそうなので、黙っておく。
261:風と木の名無しさん
11/01/08 03:58:41 vbMxQtUm0
「それでね、あんな奴を『けっこう頭よかったはず』だなんて評価している君にも怒ってるんだよ、僕は」
げ。読まれてた。
気が付くと、さっきまであの哀れな秀才君と同じように、俺は壁際に追い詰められていた。
ただし、両手を拘束される代わりに体の両側に手をつかれている。
……まあ、こいつ殴ったり逃げたりしたらどうなるか知ってるからやらないけどさ。
「な、なあ、先に謝るから本気で勘弁してくれないか」
「駄目」
即答したくせに、その言葉にしばらく考え込む。……もしや、脈アリ?
「すいません。何でもするんで勘弁してクダサイ」
「……まあ、その条件ならいいけど。本当に何でもいいんだよね」
「ももももちろん」
うなずいた後で、しまったと思う。……俺、もう小遣いほとんどないや。
これで何かおごれといわれて、しかもムリだと言った日には……!
「じゃあ、それで。ちょっと、目つぶってて」
青ざめる俺に構わず、奴は両手で俺の顔をしっかりとホールドした。……頭突きでもするのか?
あわてて目をつぶると、俺の頭がぐいと下に引き寄せられ、暖かいものが顔に近づき―
「!!!?」
驚いて目を開けると、間近に奴の顔があった。
えっ、ちょ、何コレ。
しばらくすると、気がすんだのか俺の頭が解放された。唇をまともに動かせるようになって、俺はあわてて叫んだ。
「何すんだよお前、いや何でもするっていったけどさ、コレはないだろ!」
「いいじゃないか、キスの1つくらい。またとないチャンスなんだから」
「はぁ!? 何で俺とキスするんだよ!?」
「好きだからだよ。前にも言ったじゃないか」
「聞いたよ! 友達としてって思うだろ普通!」
「やれやれ、頭が固いね」
奴は身をひるがえして、さっさと駅に向かって歩き出した。
「帰ろうか。今日は気分がいいから、駅前のファミレスで何かおごるよ。千円以内でね」
「気分がいいって、それさっきまでブチギレてた奴のセリフじゃねぇだろ!」
精一杯に抗議しながらも、俺はあわててその背中を追いかける。
ここで逆らってキレられるよりも、素直におごられた方が絶対にいいに決まっている。
262:風と木の名無しさん
11/01/08 11:10:06 v3BVupcE0
これはギャップ萌えだった キレやすい優等生と本当はちょっと賢そうな不良受けがイイ!
GJでした!
263:風と木の名無しさん
11/01/08 13:39:09 dq/4/p3Q0
常識家でイイ奴の不良って萌える!
こんなキレやすい危険人物を一人で放っておいたら世間様に
迷惑がかかると溜息吐きながらも一生傍にくっついていればいいと思う。
GJでした!
264:風と木の名無しさん
11/01/09 00:11:30 +khuJ0t/0
うおおお萌えました!GJGJ!
幼馴染の扱いわかってる不良とかいいわーこういう関係すっごく好み
数年後とか考えるとニヤニヤがノンストップだ!
265:風と木の名無しさん
11/01/09 11:28:06 bW4YC3Ku0
まわすわね
266:風と木の名無しさん
11/01/09 14:37:25 wUfUCUyyO
愛のある貧乏くじひいちゃったみたいで、不良可愛いな。
GJ!!
267:風と木の名無しさん
11/01/09 22:49:04 pMSvv9mM0
回すよー
268:風と木の名無しさん
11/01/09 23:26:26 OHJypDKaO
踏んでもらおうかな
269:風と木の名無しさん
11/01/09 23:39:54 SyC3VHVqO
僕(受け)には君(攻め)が眩しすぎる
270:風と木の名無しさん
11/01/09 23:40:11 THDalHIn0
新ジャンル ○○デレ
271:風と木の名無しさん
11/01/10 22:35:59 7iqSPgbKO
「卒業したら海外に行く。世界中を回って、世界中をこの目で見てみたい」
小さい頃からの夢だから、と、いつもの仏頂面で、でも少しだけ照れくさそうに君は言った。
それは、夢も希望もなく、ただ安定だけを求めて教師になった僕には、眩しすぎる夢だった。
「何考え事してんの?」
「え?」
「こっちに集中しろよ」
「んんっ・・・」
そう言って、高校生とは思えない器用さで僕の体を責めたてる。
僕はその快感を余すところなく受け止めて、あっけなくイッてしまった。
目の前が真っ白になるほどの絶頂に体を震わせているうちに、後孔に脈打つ雄を押し当てられる。
校舎の真北。薄暗く、肌寒い科学準備室。埃くさいセックス。
きっと、これが最後。今日で、君との関係は終わる。
君は今日から、自分の夢に向かって走り出すんだから。
無造作に脱ぎ捨てられたブレザーの、胸に付けられた装花が、僕たちの最後の日を表していた。
「ん、大丈夫・・・来て」
固く張り詰めた彼のもので一気に貫かれる。
「はっ、先生っ・・・、泣いてん、の?」
君がいない校舎。君の匂いが染み付いた場所。
その中で僕は、明日も変わることなく白衣を着て、冴えない授業をするのだろう。
「先生、好きだっ・・・。だから、泣くな・・・」
ありがとう。
僕も好きだよ。
でも、そんな君を縛るような言葉は言いたくないんだ。
返事の代わりに腕をまわして、僕は大きな背中にギュッとしがみついた。
272:1/2
11/01/10 23:35:28 K49JRXUr0
光には、人間の可視できる種類として二つ挙げることができる。
太陽光のように全ての波長(色)の要素を均質的かつ強く反射し、白に見える光を白色光。
レーザー光のように一つの波長(色)のみからなる光を単色光。
周りの人間は彼のことを太陽のような人、と喩える事をよく好む。
温厚篤実かつ怜悧、そこに美形とくれば正に八面玲瓏、全てを照らし出す光だ。
しかしそれは私によって創りだされた幻影でしか無い。
私が、どれだけ彼の為に尽くしたか、周りの人間は知る由もないだろう。
いや知ってはならない。これは私と彼との秘め事でなければならない。
彼は豊かすぎるあまり世界に対して唖でつんぼの振りをしていた。
そして穏やかに気力は衰え、持った才能を使う事無くそろそろこの世界から去ろうとしていた。
だが私は、彼の生来の高尚さに酷く感動したので期限が来るまでずっと見ていたく思い、
門戸を私の人生で暫く閉ざすことによってなんとか引き止めた。
美しくて脆弱で、無垢な彼を存在させる機関を作るべく私は暫く人間であることをやめた。
金を集める為には権力が必要だ。権力を握る為には名誉が必要だ。名誉を得る為には頭脳が必要だ。
自分の命などただの電池に過ぎない。働け!働け!働け!
身体の感覚と精神がバラバラになり始めたあたりで漸く何とかなった。
まず場所を与えた。彼は聞くようになった。
次は仲間を与えた。彼は見るようになった。
その後女を与えた。彼は才能を使うようになった。
そして最後に、私を疎むようになった。
273:風と木の名無しさん
11/01/10 23:37:34 K49JRXUr0
うっわごめんなさいリロードしてませんでした!
271さん不愉快な思いをさせてしまいすみませんでした!
スレを汚してしまい申し訳ないです
274:僕には君が眩しすぎて
11/01/10 23:59:08 acKKof6rO
昔からそうだったな。
僕は石橋を叩かずには渡れず、むしろ叩きながら歩いて前が見えずに障害物にぶつかる質だ。
だけど君は石橋なんてそんなもの気にもかけなかったように渡るんだからな。
歌なんか歌いながらね。まったく参るよ。
もう一度言う。僕は君なんか大嫌いだ。
僕がどんなに頑張ってもできなかった事を、やすやすとこなして
なのに称讃も賛美の声もほっぽって、他人の愛を得てもそれにだって無頓着な君が。
君はいつだって何にもとらわれず何も恐れずつき進み、そこに誰か困ってる奴がいれば助ける。
見返りなんか求めずにな。おかしいだろ。スーパーヒーローかよ。
なんでそんな他人のために一生懸命になれる。誰だって自分が一番可愛いはずだろうに。
だが君は、いつだって自分自身の事は後回しで他人のために尽くしてきたな。
僕に言わせればそんなのは偽善だ。反吐がでる。
でも、君を見てると……、そんな事考える僕がおかしいみたいな気持ちになる。
こんな自分が、嫌になる……。
君なんか、大嫌いだ。
君がそこにいて、立ってるだけで僕は落ち着かない気持ちになるんだ。
だからもう言うなよ、僕の事が好きだとか。そんな馬鹿なこと。
僕がしてきた今までの君への非道--そうさ全部逆恨みさ。
それを全部お得意の人間愛とやらでチャラにしてくれる
心積もりだったんだろうがそんなのは無用だ。ますます自分が惨めに思えてくる。
さぁなじるなり、復讐するなり好きにすれば良い。
え、まっすぐ顔を見ろって?……いやだ。君の顔なんか見たくない。見られない。
おい!手を離せ。離せよ!君なんか大嫌いだ。
また好きとか言うな。やめてくれ。
僕には君は……眩しすぎる。君を見ていたくないのに、焼き付いて離れない。
もうこれ以上僕の中をめちゃくちゃにしないでくれ……っ!
275:風と木の名無しさん
11/01/11 00:02:25 acKKof6rO
274です、すみません。書き込みページを開いたままにしていたため
既に書き込みがあるのに気付かず申し訳なかったです。ホントすみません…
276:風と木の名無しさん
11/01/11 00:23:07 ChUgNDUP0
終わったことは仕方ないさ
気にしない、お疲れ
277:風と木の名無しさん
11/01/11 12:36:13 R0BTvi0W0
>>271
萌えたよ!先生セツナス!
想ってるけど言わない、みたいな切ない話が大好物です。GJGJ!
誤爆の人はまとめサイトに投下しなおして欲しいんだ。
特に>>272は途中なので是非。
278:風と木の名無しさん
11/01/11 14:23:26 mi+IXCfkO
>>271
先生は生徒とただならぬ関係になっててもやっぱり大人で、
自分の存在が生徒を潰すようなことになるのは許せないんだろうなって思った。
切なくて素敵でした。GJ!!
誤爆した>>272の続きが気になるぜ…
279:風と木の名無しさん
11/01/11 14:41:27 Ec8D70qd0
宇宙人×地球人
280:風と木の名無しさん
11/01/11 20:47:02 eCq3cCPK0
出会い
「*+`:@>#&%+`*?」
「Please speak in English at least. 」
「I came from the andromeda Milky Way for the investigation. 」
「できれば日本語で」
「お前初対面に対して注文多すぎだろ。宮沢賢治も引くわ。」
「しゃべれんじゃん」
君はともだち
「ねえねえ何でのぶ代ドラえもんやめたの?」
「やめたんじゃねーよ世代交代だよ」
「何でこの星の人類って70年くらいしか持たないの?」
「体細胞が決められた分裂可能回数しか持ってないから」
「なんで細胞って不死化したらがん化するの?」
「それ解ったらノーベル賞ものだっつーの」
「ノーベル賞ってどれぐらい凄いの?」
「株式会社やおきん顔パス」
「やべえ」
君はおほもだち
「男でも性交渉ってできるみたいだね!いってみようやってみよう!」
「はっ!?えっちょっあっ」
さようならまた会いましょう
「いい前立腺だった!君とうまい棒の事は忘れないよ!」
「母星が消滅してたらいいのに」
「あと俺これから月一でこっち視察することになったから☆
普段は単身赴任中って考えてれくれれば!」
「ちょっとまて」
281:風と木の名無しさん
11/01/11 20:54:42 26vQ8Dhv0
これは良いwww
さすが宇宙人、対応と適応が早すぎる…
>「母星が消滅してたらいいのに」
つまり地球でずっと暮らせばいいのに!って事かw
282:風と木の名無しさん
11/01/11 21:39:17 5vgUF6h20
出会い吹いたwいいノリだ
GJ!
283:風と木の名無しさん
11/01/11 21:50:36 qtCdeaCg0
ワロタw
GJ!
284:風と木の名無しさん
11/01/11 21:54:25 f6j2u4uf0
素敵過ぎて吹いたwww
ハラショー
285:風と木の名無しさん
11/01/11 22:31:33 +vNWfX1S0
宇www宙www人www
GJ!
286:風と木の名無しさん
11/01/12 00:29:35 TxIbtT/O0
憂鬱がふっとんだわー
GJGJ!
287:風と木の名無しさん
11/01/12 00:58:00 p61aUw6w0
GJせざるをえないwww
これ宇宙人のが長生きっぽいから後のこと考えるとちょっぴり切ないな
288:風と木の名無しさん
11/01/12 02:07:30 O8aCFB/60
どうか私を踏んでください
289:風と木の名無しさん
11/01/12 02:11:39 iq1UtVUcO
見違えるほどきれいになった
290:風と木の名無しさん
11/01/12 10:53:25 ANshj9O2O
「えっ、お前……クロード?」
「はい。見違えましたか?」
目の前の友人に俺はただ戸惑うばかり。
「なんか、全体的にこざっぱりとしたな」
「バッサリ切ったんです。トリートメントもしたんでフワフワになりました」
出会ったときの姿からは想像もつかない変身だった。
『クロード』というより、『田吾作』って感じだったのに…
見た目が変わると印象も激変だ。
「ビックリするくらい変わったでしょ?」
「かなり驚いてます」
「これからも来てくれますか?月一くらい」
「むしろ毎日来ます」
「私に会いに?」
「もちろん。ありがとうございます」
「では本日のお会計は4500円になります」
「ありがとうございました。クロード、行くぞ」
「ワンッ!」
291:風と木の名無しさん
11/01/12 12:03:09 PDour8yC0
ペット理容師さん、「私に会いに?」ってちょっとww
292:風と木の名無しさん
11/01/12 14:47:27 U+BMIaTt0
個人的に田吾作っぽい状態というのが気になるw
293:風と木の名無しさん
11/01/12 16:06:23 2KBVX7Xv0
よし、次はアナルあたりを責めて搾り取ってもらうんだ(肛門腺的な意味で)
294:風と木の名無しさん
11/01/12 17:47:41 QK4AOlNaO
ワンコはラブラドールぽいイメージだな。犬も飼い主も理容師もかわええ
GJ!!
295:風と木の名無しさん
11/01/12 23:06:53 fImqr8m60
飼い主とトリマーはどの程度の仲なのか気になるw
>>294
ラブラドールの毛をばっさり…?
296:風と木の名無しさん
11/01/13 14:16:49 bWDwKPjw0
レトリバーなのかしらw
そろそろまわすね
297:風と木の名無しさん
11/01/13 14:23:33 TBt9JPA90
ラブラドールもレトリバー
ゴールデンかな
まわし
298:風と木の名無しさん
11/01/13 14:38:48 ffTXlpnkO
踏むがいい
299:風と木の名無しさん
11/01/13 14:47:40 6xU4U8QU0
大嫌いだけど…仕方がない
300:1/2
11/01/14 01:42:51 H0xfYC6v0
「大事な話があるから早く帰ってきてね」普段わがままを言わない受けが
そう言ったから今日だけは急いで帰りたかったのに、そんな時に限って
ミスが発覚して、後始末に時間が掛かってしまった。
もうそろそろ日付も変わろうかという時間だし、夜に弱い受けはもう眠って
しまっただろう。明日は早起きして謝ってから改めて話を聞こう。
そう思ってもう寝ているだろう受けを起こさないようにそっと家に入る。
「ただいま」
小声で言いながら靴を脱ぐと、リビングからガタガタと音をさせながら
足取りの覚束ない受けが顔を出した。
「おかえり、攻め!」
明らかに眠そうな顔で抱きつかれて、そんなにまでして待っててくれたのかと
嬉しさと申し訳なさが入り交じった気持ちで、もう一度ただいまと言った。
「遅くなってごめんな」
「いいよ、今日中に帰って来たから許してあげる。それよりこっちに来てよ」
ぐいぐいと引っ張られるままにリビングに行くと、そこには思いがけない物が
置いてあった。
焦げたり崩れたりして明らかに見栄えが悪いが、俺の好物と思われる物体。
これを受けが作ったんだろうか?不器用で卵すらまともに焼けない受けが…
301:2/2
11/01/14 01:45:39 H0xfYC6v0
「下手でごめんね…でも攻めの為に頑張ったんだよ。ほら、ケーキもあるんだ」
そう言って取り出された微妙に白くないケーキには、歪んで何やらエロい形に
なってしまったピンクのハートが描かれていた。
「攻め、誕生日おめでとう!大好きだよ」
これは…食べなければなるまい。
甘いものは苦手だが、そんな事は言っていられない。受けの愛が死ぬほど
こもった手料理だ。残す訳にはいかない。
本当に死ぬほど大嫌いだが、今回は仕方ない。これで死ぬなら男として本望だ。
そう心を決めながら、受けをそっと抱きしめる。
「ありがとう受け。本当に嬉しいよ」
優しく頬にキスすると、幸せそうに笑った受けが小声で囁いた。
「あのね、攻めが甘いもの嫌いだから、ケーキには砂糖の代わりに塩を入れたんだ。
だから攻めも食べられるよ。甘くないから大丈夫」
……うん、大丈夫。これで死ぬなら本望だ。愛してるよ受け。
あれ?何だろう、目からしょっぱいものが…
302:風と木の名無しさん
11/01/15 00:42:56 E+Rpmp380
イタチだけどメシマズスレ思い出したwww料理が下手でも愛があれば生きていけるさ!
攻めは本気で死にそうだけど頑張れ。超頑張れ。
303:風と木の名無しさん
11/01/15 01:47:43 DXyhr7/40
>>300
これは、ヤンデレなんじゃないかと思えてきた。
304:風と木の名無しさん
11/01/15 10:37:01 ycaZsXnbO
メシマズスレwww確かにww
どこかズレてる受けのために、攻めは日々頑張っているんだな…と遠い目になったよ。
GJ!!
305:風と木の名無しさん
11/01/15 11:00:00 H/cAejvN0
ヤンデレでもおいしいねw
GJ
306:風と木の名無しさん
11/01/16 08:07:37 LP9fkeBM0
まわしまーす
307:風と木の名無しさん
11/01/16 11:44:39 OQPWrCFv0
まわれーまわれー
308:風と木の名無しさん
11/01/16 12:51:36 g6tZ6sry0
踏み台になるよ!
309:風と木の名無しさん
11/01/16 12:57:48 6uhJWEEf0
男前が恋に落ちる瞬間
310:風と木の名無しさん
11/01/17 01:30:26 OmadJVnY0
まさか、自分がこんなことになるとは思わなかった。
「先輩、大丈夫ですか? これ飲んでください」
心配そうな表情の後輩が、ストローのささったスポーツドリンクのペットボトルを持ってきてくれた。
「悪い……」
普段は一気飲みすることもあるそれを、ストローでちびちびと飲む。
正直辛いが、一刻も早く熱中症を改善するには水分とミネラルの補給が不可欠だ。
中学の頃からずっとやっているんだから、暑さには慣れているはずなのだが。
油断大敵、といったところだろうか。
今や防具のかわりに冷たいタオルにくるまれて道場の片隅に寝かされ、後輩に世話をやかれている。
ああ、何たる失態。
「おい、タクシー来たから、今からちょっと動かすぞ」
「タクシー、ですか?」
「ああ。もうすぐ大会だからな、体を大事にしてもらわないと。念のため病院で見てもらえ」
熱中症ごときで病院! ばかばかしい。
だが、今の俺には抗議するだけの体力も気力もなかった。