13/07/13 NY:AN:NY.AN RW0FIf1EP
今読んでいるSSの主従が食い付いていいのか迷うレベル……
全ての言動から主大好きがダダ漏れの従。
そんな従の忠誠を疑わず時々引いたりおちょくったりする主。
従は主に対しては常に様付け。
他の物言いがボロカス過ぎててイヤミにしか聞こえないんだけど、
主の目が届かない場所でも外さないのはもちろん、
他の部下が主を呼び捨てているのを咎めたりする。
主にそこまで言って許されるのは従一人、
献言の内訳は主のためを思うものばかり。
実は従には主の父親を討ちに来て失敗した過去がある。
人となりを知って殺意が失せて、帰る場所もなくなって、
「使えそうだからここに居ろ」と言われ気付けば右腕同然の部下に。
主はそれを知らず、生まれた時から親の次に身近な存在として
従に全幅の信頼を寄せて来た。
過去を知っても、積み重ねた時間と関係は変わらない。
主は国政レベルの重要事項から暇潰しの相手まで命じるし、
従はなんやかんや言いつつ絶対服従。
「地獄の底までお伴します(意訳)」との従の言葉に
主は「すまん」と応えた……が、土壇場で従を蹴り出す。
私が居なくなった後のことを任せる、というのが最後の命令。
ファンタジーならではの仕掛けも色々と。
書き出してみて改めて、釣り針を通り越して捕鯨銛だと思った。