13/10/17 22:00:13.58 SJ7vS48B0
保守がてら
サロン板の児童文学スレとどちらにするか迷ったが、死にネタという性質上、こちらに投下
クレヨソ王国シリーズの『なみだ物語』というのが個人的に死にネタ萌えのきっかけになった
短編集になってるんだが、その中の「植木鉢の涙」という一編
主人公は植木鉢で、持ち主の家族にアジサイやらモミの木やら色々な草木を植えられていく
が、
その持ち主家族の管理不行き届きのせいで悉く枯れていってしまう
その植物たちと植木鉢との間の愛憎や友情や自己犠牲精神がすごすぎて、タイトル通り涙が止まらなかった
はじめのうちは仲良くできても、しょせんは永久に形の変わらない人工物と、日に日に成長する植物
固い友情が徐々に拘束物への憎悪に変わる過程や、相手を生かすための自己犠牲の決断など、
単なる児童文学と呼ぶには余りある物語だし、このスレ的な意味でもとてもよかった