13/05/11 08:58:22.81 wY1M8dNY0
>>772
あるある。コールドスリープが死にネタとは目からうろこ。
友軍を救うために特攻かけて、脱出ポッドの中でコールドスリープ状態になった
主人公が、目覚めたときは自軍大ピンチというSF小説があるんだけど
最初は危機的状況打開のために必死に働くんだけど、
ひと段落ついた後、自分の友人がとっくの昔に戦死したのを知って、
ものすごい虚無感を抱えるんだけど、誰ともその哀しみを共有できない
というのがたまらなかった。
唯一の親族である自分の兄弟の孫(肉体年齢は主人公より年上)が、
かつての自分と同じように、友軍を救うために特攻かける
(そして主人公はそれに許可を与える立場)ことになるんだけど
英雄の子孫という重圧から、主人公を恨んだこともあったらしきその孫が
もう恨んでない、というのを、妹への遺言として残していくのがまた。