12/07/08 01:37:29.33 9H4r1aSLO
二次で今でも忘れられない死にネタ
AとBは本来なら国も時代も違うんだけど異世界で共闘することになった者同士
AはBよりも千年以上昔の人物、かつ歴史に名が残るような有名人なので
BはAが本来の世界でどのような人生を歩んだかを知っている
権力の座についたAは善政を敷いたが猜疑心が強く身内を遠ざけ
異世界では相思相愛に見えた妻を死に追いやり、最期は風邪を拗らせ
若くしてあっけなく死んでしまうのだ
それを知っているBはAに「たかが風邪と侮るな」「奥方を大切にしろ」等
口煩く説教するが、Aはお節介な奴程度にしか思わない
やがて二人はそれぞれの時代に戻り本来の人生を生きることになるが
Aは臨終の床でようやくBの真意に気づき「お前はこの終焉を知っていたのだな」
「結局私はお前の忠告を何一つ守れなかった」と涙を零す
お前は元の世界でどうしているだろう、今も仲間達に囲まれて
幸せに暮らしているだろうかというAの独白でその作品は終わるんだけど、
原作(の元ネタ)だとBは戦い破れてAと同じ歳で処刑されるという
Aが若死する歴史を変えようとしたBが自身を待ち受ける運命を知らないとか、
権力の頂点で孤独に死んでいくAと罪人として処刑されながら
最期まで自らの信念を貫いたBの対比とか色々来るものがあって忘れられない