11/07/24 01:25:01.07 xbx0hbVo0
>397の「異形化していく」で思い出した話があるんだが、作者や雑誌名が思い出せない。かなり以前に読んだ短編。
色んな生物を掛け合わせた化け物同士を戦わせるのが娯楽という世界。
攻めは血や暴力が大嫌いで、この娯楽も大嫌い。でもある日、友人にその闘技場に無理矢理連れていかれる。
すると戦っていたのは、片方は見るからに化け物だったが、もう片方は人間の美少年(後の受け)。
でも人間に見えたのは外見だけで、実は彼も怪鳥との掛け合わせによる化け物。
なんだかんだで親しくなっていって、攻めは終いには好んで闘技場に行くようになり、血も平気になる。
お互いのラブラブ度が上がってきた頃、受けの体に異変が出始める。身体が勝手に怪鳥化していく受け。
醜い異形の鳥になっていくということは、次第に人間だった事を忘れていくことなので、
攻めのことも判らなって殺すことになる…という訳で、攻めから離れようとする受け。
それを聴いた攻めは、完全な異形になったら自分が殺してあげるから、と約束して受けを拉致り、
二人だけの短くも幸せな余生を送る…。(ここで今でも印象的な、二人の本当に幸せそうな笑顔)