11/06/30 20:25:39.64 4/po4nR+0
人間とアンドロイドの話でツボった死にネタがあった。
高性能アンドロイドが人間の手伝い等をするようになった世界。
AはアンドロイドのAIを違法改造して裏流しをする改造屋。
ある日Aは男性型名無しセクサロイドのBを拾ってくる。
以前の主人たちにいいように扱われて捨てられてきたBはAの仕事を知り
「僕を泣けるように改造して欲しい」と懇願する。
AはBを改造して人間に近い感情を与えるが、涙を流すという感情だけは与えなかった。
Aを通じてBはさまざまな人と出会ったり、同じ境遇のアンドロイドと行動を共にしたりする。
そんなある日、Aが違法改造の業者としてアンドロイドの制作会社に捕まってしまう。
Aを助けにBは会社へ乗り込むが、逆に捕らえられてしまった。
牢屋の中で再会するAとB。その時Aは「自分への見せしめの為にBを処分する」と言われる。
それを聞いたAは牢屋の換気ダクトからBを逃がすことにする。
何も知らないBはAのいうことを聞いて脱出。その際、名無しだったBは名前を与えられる。
AはBに成り代わり(Bが人間に近くなるよう改造を施したので、相手はAを精巧なアンドロイドだと思った)
処理用の巨大プレス機に押しつぶされて死んでしまう。
BがAの仲間たちの元へ戻ると、一件の家へBを案内した。
Aは自分の稼いだ金でBが人間として住める環境を揃えてくれていた。
Aの用意した家と、彼の「これからはお前の好きなように生きろ」という遺言を聞いたBの瞳に涙が溢れる。
「涙って嬉しい時にも出るんだ」と泣き笑いで答えるB。
ある意味異種属性の2人が友情を育んでいくが、その後にどちらかが亡くなってしまう話は大好きだ。
因みに作中でBは気がついてないが、彼に与えられた名前はAの本名である。
それ知った瞬間禿げた。(*゚д゚)ムホムホ